セパレートデジタルプレーヤー「P-03」「D-03」の試聴会を開催いたします。
12月1日(木)、2日(金)、3日(土)、4日(日) フリータイム 終了いたしました。
「P-03」のデジタル出力を、PCM信号アップコンバート、DSD出力信号へコンバートするDSDコンバートとソースに合わせて好みの音質を選択することが可能ですのでお確かめください。
2chDAコンバーター 「D-03」
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03シリーズに新しくユニバーサル・トランスポートP-03Universal 完全受注生産 登場!
この試聴会も
過去のスーパーHi-End級試聴会(CD-12、dcs、HALCRO、DUO、P-01、D-01)
のときと同様に複雑な感情を抱かされました。
非常に盛況でありましたが、
来店されて聴いていただいた方が、
感心しながら一様に笑顔だったのが、かえって気になりました。
(・・価格だけみて白旗早すぎ!?)
初日からほとんどチューニングもしてないのに、すばらしい音で鳴り始めていました。
久々にエージングに時間の掛かりそうなパイオニア S-1EX も軽々と鳴らしてやはりモノが違うことを実感させられました。
この実感が、祭りの後の寂しさを強調してしまうものであります。
御多分に洩れず、今回もその様な結果となりました。
試聴会 2日目
気になっていた電源ラインを取替え、アップグレード・・・。
そして後半の土曜日、日曜日
試聴会後日記事に毎回 登場するので、だんだん連載のようになって参りました。
今回も前回P-01、D-01試聴会同様
ESOTERIC営業のTさん 「でたっ」 がまたぞろ活躍を始め・・
ルビジウムクロックジェネレーターのG-0s、新型MEXCELケーブルなどのアクセサリーを大量に持ち込んできて、本体以外にもすごいことになってきます。
「こんなに一度にアクセサリーをバージョンアップにすると、どこまでが本体の音の違いか判らなくなるのでは ・・?」
と言いながら、毎回のように音がよくなる快感に負けている私でもありました。
遅ればせながら、
最終日の4日(日)の午後にはP-01、D-01の時の音の状態に勝るとも劣らない完成度で鳴り始めていました。
毎度、スーパーHi-End CDプレーヤーだけが持っていて、醸し出す・・
まるでCDプレーヤー そのものが直接スピーカーを駆動しているかのような錯覚が起こり始めていました。
(最初に経験したのは確かLINN CD-12のときだったと・・)
こうなって来ると、ただただ宴が終わるのが心配。
全てのスーパーHi-End 製品や
Hi -End アクセサリーが片付けられた月曜日のリバウンド・落差が怖いということです。
P-03,D-03を聴いて決定的に思ったことは、
やはりSA-CDソフトはCDソフトと比べてやはり圧倒的に良いということでした。
このくらいのハイエンドのシステムにならないと、
ソースによって逆に逆転してしまうことも多々あるのですが、
このシステムで聴いたダブルレイヤーでの双方の違いは、
画でいうところのフルスペックハイビジョンとNTSCほどの違いが再現されました。
勿論CD再生も最上級なのですが、
SA-CDになると突然現れる実在感、現実感、途轍もない透明度、埋没することの無い音の数・・
言葉だけで音を語るには余りに無力ですが・・
理論上の数値の違いがそのまま音となって出てきました。
SA-CDに切り替えた途端、
ある人からは自然に声が洩れて、
同席している人とは黙って顔を見合わせました。
そして
どんな音がするのか聴いてやろうとお客様、
少しでも製品を引き出して、良い音で鳴らそうとする販売員、
微細なデザイン部分を試聴を繰り返しながら丹念に積み重ねていったであろうメーカーのエンジニアは製品を通じて・・、
人生も、耳の構造も、感受性も、愛聴盤も全く違うはずのこの見えない 3者の間に、
一切誤魔化しの効かない、まったく誤解の無い思いを 共有することができた瞬間でした。
絶対感というものがあるなら、こういう瞬間でしょう。
Tさんのあれも繋ごう、
これも使おうの大暴れ、(失礼・・)
徹底ぶりには引いてしまう事もありますが、
ルビジウムクロックにしても、
直接あまり音に関係無さそうな電源などのケーブルにしても、
電源をクリーンにするアクセサリーにしても、
やはりパーツ、アクセサリーはそれぞれ目的を持って使用しただけの成果は比例してトータルで現れてきます。
天井知らずではありますが、一つ一つ積み上げていく感覚でしょうか
当スタッフでパソコンに強いK氏がいみじくも呟いたことですが、
「人間は何度も繰り返しミスをするが、機械はミスをしない。」
確かに・・
そこにあるべきものは、文句も言わずに答えてくれます。
約30年前、アナログ時代に
レコードプレーヤーのターンテーブルは
単純なシンクロナスモーターの間接ドライヴの方が管理されたDDプレーヤーのクオーツロックよりも絶対音が良い 、もしクオーツロックの方が音が良いというスペックが在るとしたら、
直読式であってもスペックの採る方法がまずいか、間違っている ・・
などと言ってきかなくて、
最新技術へのアンチテーゼを提唱していた私が
デジタルの時代の今頃になって
「イケイケ的な」事を言うのも 自分でも驚いています。
アナログとデジタルは構造的にも違うのでしょうか。
デジタルは細部をコントロールをすればするほど、やればやるほど良くなっていく印象です。
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