12/13(土)、12/14(日)、12/15(月)終了いたしました。
フリータイム試聴
前回2回の試聴会とはソースもアプローチも変わりました。
理由のひとつは、多分Accuphaseのプリアンプのグレードアップによるものなのかも知れません。
前回の当記事で 「異様な熱気」「興奮度」とか書いております。
確かにご試聴されたお客様の心の内はその様な形容詞も当てはまるかと思いますが、
avantgarde NANOが今回鳴らしてくれた音は、
ハードな音をリアルに鳴らすといったものより、残響音が異常に静かに「音が染み入る」 といった趣きでした。
また、このスピーカーの懐の深さを知らされることになりました。
500mmのドライバーは以前ご紹介したようにネットワークなしのアンプ・ダイレクトで鳴っており、
ウーハーのネットワーク・クロスは300Hzですが、ドライバーホーンのカットオフ周波数は230Hzとなっています。
本来カットオフ周波数あたりのホーンの形状はもっと長くして滑らかな角度にしないとホーン臭さが出てしまうものなのですが、
大口径ドライバーやコンピュータの精密解析に裏付けられたカーブと、最新の加工精度が高難度な技術を実現させています。
内側でも厚さ均一に塗装されたホーン(聞く所によると日本の技術とか・・)
最近の8Ωスピーカーには珍しい高能率104dB などこのクラスとしてはやはりすばらしいドライバーですね。
ブックシェルフご使用のお客様からは帰って聴けなくなるとか、
マルチアンプご使用のオーナーからはこの羨ましいカット・オフ・ホーン、
500mmのドライバーを自宅で使ってみたい・・などの感想がでています。
WEスピーカーやWEアンプ、シーメンス・オイロダイン、SPレコード1000枚を含む蓄音機をご自宅でご使用の方からも、長いため息と羨望も含みながら アンプを含めた本日の音質を褒めて頂きました。
「とにかく、自然だ、まいった」という
最上級のお褒め言葉を頂きました。
今回一番活躍してくれたソフトは「吾亦紅/すぎもとまさと」でした。
蓄音機もたしかに良いですが、
ラッパがよかったら、
32bit処理デジタル音、トランジスターアンプ (エレクトロニクス←ビンテージ・ファンの方々がこう形容される)も意外と悪く御座いませんでしょう・・。
エレクトロニクスだと腕も疲れませんし・・
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