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アキュフェーズ40周年記念モデル A-200 7月発売!

昨年から噂されていた
 アキュフェーズ 40周年記念モデル パワーアンプがいよいよベールを脱ぎます。

new 純A級・モノラル・パワーアンプ A-200   メーカー希望小売価格 ¥1,375,000 / 1台税込み

                  

電源トランスはA-65 の約2.5倍、  A-100の約1.9倍と
DF1,000以上という驚異的なダンピング・ファクター を達成、
SN比に到っては、ゲイン最大時に入力換算雑音-126dBという
アキュフェーズがアンプ製造を始めて以来最高スペックとなる高SN比を実現しています・・・  
 

40周年記念モデル「A-200」発売で全ラインナップ完成いたしますので、

以下 アキュフェーズ新製品資料をなるべく全文に近い形で、ご挨拶も含め掲載したいと思います。


音楽   
現代を旅する人間の心を潤すオアシス……。

私達は
音楽芸術を通して人間の魂の向上をはかりたいという理念のもとに、 enrich life through technology を旗印に集まった技術集団です。
私達は音楽から受ける深い感動を求める手段としてオーディオ技術をとらえ、ぜいたくとも思えるほどの高いグレードを目標に制作活動をいたします。楽器に名器として珍重されるものがあるように、
オーディオ機器でも手づくりの良さを十分生かした、一つ一つが オリジナルと呼べるようなものを作りたい。

アキュフェーズ製品は このような設計理念から生まれました。
Accuphaseのアキュは Accurate(正確な・的確な)、フェーズはオーディオ技術に重要な Phase(位相)の2語を結んでオーディオの奥をきわめる心を表し、 ブランド名といたしました。

私達は質の追求に徹するため、生産ラインにベルトコンベアーを使いません。したがって生産量が限定され、高加工度製品のため、 限られた販売店のみで取り扱っています。
アキュフェーズ製品は 世界の主要国で、日本国内と同一ポリシーで販売されています。
アキュフェーズは市場のファッション的傾向には迎合せず、オーディオの本質を追究いたします。このため、製品は可能な限りロングランをいたします。

アキュフェーズは 1972 年に創立、翌 1973 年に創業第一作となるセパレート・アンプ C-200/P-300 を発売、以来真の高級オーディオ製品を創るという高い理想を掲げて、徹底したクオリティ重視の設計と高品位伝送を目指しました。
高度な技術に裏打ちされた付加価値 の高い製品を製造し、その一つ一つが独創性と高い信頼性を保ち、歴史に残る数々の銘機を 生み出したアキュフェーズ製品は、国内はもとより海外のオーディオファイルからも高い評 価と絶大な信頼をいただき、今年 6 月にはお陰様で満 40 周年を迎えます。
今回の新製品『純 A 級モノフォニック・パワーアンプ A-200』は、今までアキュフェーズが培ったパワーアン プのノウハウを集大成、《プリアンプ C-3800、セパレート型 SA-CD プレーヤー DP-900/DC901》に続き《アキュフェーズ創業 40 周年記念モデルの第三弾》となる機種で、 次世代をリードする記念すべきモデルとしてご案内いたします。 
 

アキュフェーズのモノフォニック・パワーアンプの歴史は、M-60(1975 年)から始まり、 M-100、M-1000、A-100(純 A 級、1991 年)、M-2000、M-8000、そして現行モデル M-6000 と常に世界のハイエンド市場をリードして、その時代におけるブレークスルーの役目を担ってまいりました。
今回の A-200 は、実に A-100 以来となる《純 A 級駆動のモノフォニック・ パワーアンプ》で、新たな観点からパワーアンプを見詰め直してその理想形を追求、機構・回路面に先進テクノロジーを導入、部品類全ての徹底した吟味と試聴を繰り返し、最高峰 の性能と音質を目指し誕生しました。

A-200 は、理想的なスピーカー駆動を実現するため、卓越した M-6000 の構造技術を導入、 大型ヒートシンクを両サイド外装として筐体の左右に配置、2 台の完全同一回路のパワーアンプ・ユニットを並列動作させています。
この独立したパワーアンプ・ユニットの完全並列 動作により出力電流を大きくすることができ、極めて低出力インピーダンスのパワーアンプ を実現、これと最高グレードの素材や回路・パターン技術などを巧みに駆使することにより、 《DF(ダンピング・ファクター):1000》以上となる驚異的な値を達成しました。純 A 級ア ンプは、電源関連や発熱状況が大きく変化するため、どのような環境に対しても回路動作が 安定でなければなりません。
このパワーアンプ並列ドライブの実現を可能にしたのは、①パ ワーMOS FET の採用 ②『Double MCS+回路』の搭載が大きな要素を占めています。

パ ワーMOS FET は高周波特性に優れ、また単独で温度変化に対して負の特性を持つ素子で、
左右に配置したパワーアンプ・ユニットの温度上昇時の温度バランスを絶妙にコントロール、 環境の変化に対して左右のユニットを安定に動作させる事が可能になりました。

A-200 が目指したもの、もう一つは SN 比大幅改善への挑戦です。入力部に最新の『インスツルメンテーション・アンプ(Instrumentation Amplifier)』を導入、これをダブル構成 として完全ディスクリートで構成しました。
この方式は、入力端子からのアンプ内部の信号経路をフルバランス伝送化、機器内で発生する雑音を除去する能力や低ひずみ率などの諸性 能向上に大変優れています。
そして後段との絶妙なゲイン配分と相俟って、『GAIN MAX』 時:-126dB もの驚異的な高 SN 比の実現に成功しました。これはアキュフェーズのパワ ーアンプで歴代最高性能を誇ります。

激しく変動するスピーカーのインピーダンス(注1)、しかしこのインピーダンスに影響 されないで、スピーカーに秘められた表現力を 100%引き出すには、スピーカーを『定電圧駆動』(注2)しなければなりません。つまりアンプ出力の『低インピーダンス化』です。
低インピーダンス化は同時に、ヴォイスコイルから発生する逆起電力を吸収し、IM ひずみ の発生を防ぐことができます。
本機は、徹底的に吟味した最高グレードの素材を投入、強力 な電源部とパワーMOS FET 20 パラレル・プッシュプル構成により、アンプ出力の『低イ ンピーダンス化』(スピーカーの定電圧駆動)を実現しました。これらの動作を支えるのが、 放熱フィンを有するアルミ鋳物ケースに収納された高効率大型トロイダル・トランスと、大 容量フィルター・コンデンサーです。
電源トランスは A-65 の約 2.5 倍、A-100 の約 1.9 倍 もの大電力型を搭載、コンデンサーは 100,000μF×2 の超大容量型を搭載し、急激に変動す る供給パワーにも余裕を持って対応します。

また、本機 2 台をブリッジ接続して、さらに 大出力モノフォニック・アンプにアップ・グレードすることが可能です。

電気的・音質的に重要な要素を占めているパワーアンプ回路のプリント基板には、低誘電率・低損失の『ガラス布フッ素樹脂基材』を採用し、徹底した高音質再生を追求しました。
 
この銅箔面には金プレートを施し万全を期しています。
プリント基板の銅箔面や入出力端子、 音楽信号の通過する主要な部分に金プレートを施すなど、信頼性の向上とともに音の純度を 徹底的に磨き上げました。さらに、出力リレーの代わりに、機械的接点がない『半導体(MOS FET)スイッチ』を採用し、長期信頼性と一層の音質向上を目指しました。

左右に配置した大型アルミダイキャスト・ヒートシンクは、放熱を妨げず傷の付きにくい 塗装を施し、外気に直接触れることにより効率的な放熱処理を実現、同時にパネル、シャー シとともに一体化し、過剰とも思える強固な構造体を構成しています。

パネル面の中央には アナログ・パワーメーターに代わる先進的な 2 種類の大型パワーメーターを配置、伝統的 なシャンペン・ゴールドパネルと重厚で精密なサブパネルを装備し、リスニングルームの雰 囲気を一層引き立てます。

このように、モノフォニック・パワーアンプとしての堂々たる質 感と風格を備え、音質面では、迫力あるダイナミズムと圧倒的な情報量・微細な表現能力の 再現を徹底的に追求、音楽を生々しく表現してくれます。

(注1)アンプの出力とスピーカーのインピーダンス
スピーカーの負荷インピーダンス(交流抵抗)は、周波数によって大きく変化します。
こ の負荷インピーダンスの変動に左右されない定電圧でスピーカーをドライブすることが、理想パワーアンプの条件です。
スピーカーへの供給電圧が負荷インピーダンスに関係なく一定であれば、出力電力は負荷インピーダンスに反比例して増加することになります。
負荷イン ピーダンスが低くなるほどアンプにとっては負荷が重くなり、2Ω では 8Ω 時の 4 倍の電力 が必要であり、発熱のために出力素子が破損することにもなりかねません。
1Ω ともなると 8Ω 時の 8 倍もの電力を要求されるので、非常に強力な出力段と電源部が必要となり、電流、 電力、発熱など低インピーダンス対応する設計を行わなければなりません。

(注2)定電圧駆動
アンプの出力インピーダンスは、負帰還(NFB)に深く関わっています。
スピーカーを 駆動することによる出力レベルの低下や発生する逆起電力・・これを負帰還で入力に戻し、 出力レベルの低下や逆起電力を吸収するように出力を変化させる・・つまりスピーカーを駆
動することによって影響を受けた信号を入力に戻し、それを修正して理想の出力に近づける、
これが負帰還です。

しかし負帰還だけでは、静的な低インピーダンス化はできても、音楽のようなダイナミックに変動する信号に対して動的な低インピーダンス化が大変難しく、理想的なスピーカー・ ドライブができません。そこで、負帰還をかけない状態で低インピーダンス化すれば、動的 な低インピーダンス化が可能となります。
従って、パワーアンプの低インピーダンス化は、 出力素子および電源部を大電力化し、実際の動作状態でのインピーダンスの低減を図らねば なりません。

A-200の技術と特徴

アナログ・パワーアンプには A 級、AB 級、B 級の 3 種類の動作方式があります。B 級動作の出力段は図のように出力波形のプラス側を出力する回路とマイナス側の波形を出力する回路を組み合わせて動作させています。

プラス側の回路が働いている間はマイナス側の回路は休止し、マイナス側の回路が働いている間はプラス側の回路は休止しています。
また入力信号が無い時は全ての出力段が休止しますので、無信号時には非常に低い消費電力が実現できます。
しかし、図の拡大波形のようにプラス側の回路からマイナス側の回路に動作が移るとき、それぞれの回路はほぼ休止状態 になり、通過する微小信号部分でひずみを生じます。このひずみは『スイッチングひずみ』 もしくは『クロスオーバーひずみ』と呼ばれます。

実際に市販されているパワーアンプはプラス側とマイナス側の回路をオーバーラップさせてひずみを防止しています。これを AB 級動作といいます。

*アキュフェーズでは B 級動作の製品はなく、プラス側とマイナス側をオーバーラップさ せる範囲を比較的大きく取った AB 級動作としてスイッチングひずみが発生しない万全の設計がなされています。

下図に A 級動作を示します。A 級動作とはプラス側の回路とマイナス側の回路が入力信号 の有無にかかわらず常に電流を流して最大出力状態で動作させる動作方式です。
このためプラス側とマイナス側の受け渡しのようなスイッチング動作がなく、スイッチングひずみも存 在しません。
また、出力に関係なく常に最大出力で動作するため、A 級動作範囲内では電源部の消費電力も常に一定で変動がなく、入力信号のあらゆる変化に万全の態勢で備えます。
このため A 級動作のアンプは他の動作方式では得難い非常に滑らかな再生が可能であり、
オーディオ・ファイルに絶大な人気があり垂涎の的となっています。


一方、常に最大出力で動作させるため、回路は常に安定した余裕のある設計と発生する熱の対応などに高い技術力が必要とされます。

アキュフェーズは A 級パワーアンプを古くから手掛け、多くの技術的革新とノウハウの集積によりゆるぎない技術を確立しています。

第 1 図増幅部のサーキット・ダイアグラムに示すように、本機の電力増幅段は、許容電力損失が 130W のパワーMOS FET を N チャンネル 20 個、P チャンネル 20 個の合計 40 個を使用して、並列駆動することにより総許容電力損失値は実に 5.2kWに達 し、1 ペアー当たりのパワーの負担は軽くなり、MOS FET の直線性に優れた領域を効率よく使うことができます。

パワーMOS FET は、単独で温度に対して安定な特性を持つ素子で あるため、左右に配置されたヒートシンクのアンバランスな温度上昇に対しても、複雑な制御の必要がありません。また、A 級動作ですから常時大電流が流れていますが、回路全体で 20 パラレルにすることによりその電流も 1/20 になり、回路全体の安全度が大変高くなっています。

A 級動作による発熱処理は、アルミダイキャストによるヒートシンクを左右に 2 台装備して、厳しい 安全規格をクリアする余裕のある放熱を実現しています。この余裕度によって、800W/1Ω (音楽信号に限る)、400W/2Ω、200W/4Ω、100W/8Ω と超低インピーダンス負荷まで安定したリニア・パワーを保証します。

第 2 図は本機の出力電圧-電流特性の実測値で、それぞれの負荷インピーダンスにおける値を測定しました。
負荷が変化しても出力電圧はほぼ一定、電流がリニアに 増加している様子がよく分かります。これが定電圧駆動の状態です。正弦波での実測値は、1Ω:1046W、2Ω:633W、4Ω:360W、8Ω:181W という、十分な余裕を持った設計になっています。
  
 

音楽信号はパルスの連続波形で成り立っており、時々現れる瞬間的な大きいパルスをクリッピングから救うため、このように余裕のある出力が必要です。また、スピーカーやケーブルなどリアクタンス成分を含んだ負荷駆動能力にも優れた威力を発揮します。

一般的に高周波用の半導体素子は、素子の内部で小さなトランジスターや FET を並列接続してマルチチップで構成した方が、単体による動作より素子がもつ固有のインピーダンス、内部雑音を低くできます。言い換えれば、リニアリティの改善です。

また、物理的にみれば、チップの面積を大きくすることにより、素子から発生する多大な熱の集中を避けて熱を分散し、安定した動作が約束されます。

本機もこのような手法を応用、出力段を並列接続することにより電流を分散させ、パルシヴな信号による瞬間的な大電流にも余裕をもって対応することができます。

アキュフェーズのパワーアンプは物理的に単純な並列接続ではなく、温度変化や各素子の電流整合に対して数々のノウハウを積み重ねてきました。その結果、小電流時のひずみ率や SN 比が向上し、小音量時の透明感が飛躍的に改善されています。

このようなゆとりある電流供給能力により、超低負荷ドライブを可能にし、性能・音質向上に大きく寄与しています 。

入力段にはディスクリート構成による完全バランス回路を搭載しました。A-200 のディスクリート回路は最高の素子を使用して高い電圧で動作させ、初段で大きなゲインを持たせることにより、アキュフェーズ歴代最高の SN 比が実現できました。
完全バランス回路はバランスの+入力と-入力の条件を理想的にそろえてバランス接続の性能を極限まで高めています。LINE 入力も同じ回路を使用するため、性能の違いもありません。

A-200 は、完全ディスクリート構成による最新の『インスツルメンテーション・アンプ
(Instrumentation Amplifier)』を導入、ダブル構成としました。この方式は、信号入力段を含めたパワーアンプ全体で、バランス・アンプを構成しており、入力端子からのアンプ内部の信号経路をフルバランス伝送化しています。このため、機器内で発生する雑音を除去する能力やひずみ率などの諸性能に優れているだけでなく、周囲の環境変化に非常に強く、パワーアンプとしての安定度・信頼性が飛躍的に向上しています。


『インスツルメンテーション・アンプ』方式の初段増幅部で利得を切り替え、ゲイン量をコントロールするため、位相の乱れが少なく、パワーアンプ段の安定度がほとんど損なわれないゲイン・コントロール《 MAX、-3dB、-6dB、-12dB の 4 段階 》が可能です。この方式では、増幅部のゲインを下げるとノイズ成分も同時に下がりますから、高能率スピーカーを使用する場合や、マルチアンプ・システムで中・高域スピーカーの駆動など、残留ノイズが気になる場合のノイズ低減に大きな威力を発揮します。

増幅方式は、出力信号を電流の形で帰還するカレント・フィードバック増幅回路を採用 しました。左図に A-200 の原理図を示します。

まず帰還側の入力端子のインピーダンスを下げて電流を検出します。その電流をトランス・インピーダンス増幅器で I-V(電流-電圧)変換し、出力信号を作ります。帰還入力部分(図の電流加算部分)のインピーダンス が極めて低いので、位相回転が発生しにくく、 その結果位相補償の必要は殆どありません。

このように、少量の NFB で諸特性を大幅に 改善できるため、立ち上がり等の動特性に優れ、音質面でも自然なエネルギー応答を得ることができます。A-200 では『Double MCS+ 回路』をカレント・フィードバック増幅回路 で構成、一層の高性能・高音質を実現しました。

この回路は、利得の大小による周波数特性の変化はほとんどありません。左図に A-200 電流帰還増幅回路の利得を変化させた場合の 周波数特性を示します。広い帯域にわたって 一定の特性で、利得を増減しても周波数特性はほぼ同じ特性が得られています。

増幅回路の入力部には、アキュフェーズ独自の『Double MCS+(Multiple Circuit Summing-up)回路』を採用しました。回路内もカスコード・ドライブ回路などを多用し 各回路の役割分担を明確にし、無理のない安定した性能を引き出しています。このように、入力信号を増幅するユニットを 4 回路並列接続することで低雑音化を計り、SN 比、ひずみ率など諸特性が大幅に向上し、入力換算雑音-126dB という当社歴代最高の驚異的な SN 値を実現しました。

入力回路に直流安定化電源を搭載しました。パワーアンプで大振幅に増幅された信号が、 入力部に電源を通してノイズとして混入しないように、入力回路を一定電圧で固定します。
これにより、小信号増幅部における電源の質が改善され、高 SN 比を実現しました。さらに、 電源変動や温度変化に対しても安定した出力が得られ、高安定動作を約束します。

ブリッジ接続とは、極性が異なる 2 つのアンプに同じ信号を入力し、両アンプの出力端子にスピーカーを接続する方法です。この結果理論的には 1 台で駆動するときに比べて 4 倍 の大出力にすることが可能です。A-200 ブリッジ接続時の出力は、1,600W/2Ω、800W/4Ω、 400W/8Ω と超弩級モノフォニック・アンプに生まれ変ります。

実際のブリッジ接続では、2 台の A-200 にお互いに逆相信号が入力されるように、モー ド切替スイッチを設定します。モード切替はアンプの入力部の極性を利用していますから、 位相反転回路を挿入しない、純粋な回路を構成することができます。

出力の『(-)端子』同士は、スピーカー・ケーブルと同質のケーブルで接続してください。
また、入力のバランス/ライン端子はそれぞれ 2 系統装備していますから、1 系統は入力信号の送り出し用に分岐出力として使用することができます。

機器間の信号ケーブルから混入する妨害雑音に対処するため、本格的なバランス入力を設けました。
バランス伝送では、出力側は同一振幅で位相が反転(180 度)した、ノン・インバート(+) とインバート(-)の信号を出力します。入力側はこれを+入力、-入力で受けて差信号を取り出します。この時、ケーブルに飛び込むノイズ成分は、両極に同相で入るため、入力アンプでキャンセルされます。

機器間を接続するケーブルが長くなるほど、外来雑音が音質に影響を与えます。バランス接続によりこの妨害からフリーになり、良質な信号伝送が可能になります。本機のバランス入力は、入力回路のノン・インバート(+)とインバート(-)入力へそのまま信号を注入する、最も理想的な構成です。

電気的・音質的に重要な要素を占めているパワーアンプ回路には、非常に高価で入手の難 しいガラス布フッ素樹脂基材によるプリント基板を採用しました。



この材料は、最も性能の高い素材の一つで、低い比誘電率と誘電正接をもち、高周波特性が優れ、また耐熱性も良い ため、周波数が 30GHz にも及ぶ SHF 帯で使用する衛星放送機器や高精度計測機器などに 使われます。プリント基板は、必ず誘電率・誘電正接を持つ誘電体です。誘電率が低いほど信号の伝播速度は速くなり、誘電正接が小さいほど伝送損失が小さくなります。本機では銅 箔面に金プレートを施し、さらに音質の向上を図っています。


信号が通過する部品類は、通常純度の高い銅が用いられています。本機では、この上に金によるプレート化を行ないました。プリントボード銅箔面はもちろんのこと、大きなリップル電流が流れるアース板、入力端子、スピーカー端子など徹底した音質の向上を図りました。

特に使用頻度の高い入力端子は、通常の金プレートの約 10 倍の厚みを持たせた産業機器用処理を施すなど一層の信頼性向上に対処しています。

全ての電力の供給源である電源部は、パワーアンプにとって重要な部分です。
本機には、 A 級動作に求められる大電流供給能力に優れた大電力容量の大型トロイダル型を採用しま した。さらに、熱伝導にすぐれ防振効果の高い充填材を用いて、高効率放熱構造のアルミ鋳物ケースに固着、外部への影響を完全に遮断します。トロイダル・トランスは、滑らかに閉 じた磁路を形成するドーナツ状のコアに太い銅線を捲くため、小型で変換効率が極めて高く 大型パワーアンプには不可欠な部品の一つで、大出力アンプ用として優れた特性・特長を備えています。


また、整流器を通過した脈流を直流に平滑するアルミ電解コンデンサーには、性能や音質を重視して箔の材質やエッチング、電解液などを選び抜いた特注による 100,000μFの超大容量型を 2 個搭載、ゆるぎない余裕度を誇ります。
 

出力を確実にモニター可能なディジタル(5 桁の数値表示)とアナログメーターをシミュレートした動作によるバーグラフ(40 ポイント LED 表示)2 方式のパワーメーターを装備 しました。メーター・スイッチにより、メーター動作・表示 ON/OFF やディジタル・メーターのレンジ切り替え、バーグラフ・メーターへの切り替え等が簡単にできます。またホールド・タイム切替ボタンにより、表示の静止時間(ホールド・タイム)を、1 秒と無限大(∞) 時間に切り替えが可能です。

1 秒のモードは刻々と変化する音楽信号のピーク値を 1 秒間で更新して表示、∞のモード は電源を切るまでの間の最大出力を知ることができます。


ディジタル・パワーメーターは、スピーカーの実装インピーダンスに基づく真の電力値を 表示します。次の図がブロック・ダイヤグラムですが、最初にスピーカー端子の電圧とスピーカーに流れた電流を精密に検出します。電流検出には、ホール素子を用いています。



A-200 では、従来にない高性能化を図るため高精度 24 ビット A/D コンバーターでアナログ/ディジタル変換、次にマイクロ・プロセッサーで電力の演算やピークホールドを行ないます。マイクロ・プロセッサーは、《メーターOFF/レンジ切り替え/バーグラフへの切り替え》や《ホールド・タイム切り替え》など、メーターに関する全てのコントロールを行ない ますが、とりわけ 24 ビットの信号を演算するために従来のディジタル・パワーメーターの3 倍以上の処理を行っています。
その結果 1000W レンジでは 9999.9W から 0.1W、100W レンジでは 999.99W から 0.01W、10Wレンジでは 99.999W から 0.001W という大きなダイナミック・レンジの表示が可能です。音楽信号はパルス波の連続ですから、アナログ・メーターで正確に読み取ることは困難です。これに対しディジタル方式では複雑に変化するスピーカーのインピー ダンスの影響を受けない真の電力値を瞬時に表示することが可能です。

※ホール素子

ディジタル・パワーメーターの表示に必要な電流の検出には、ホール素子を用いています。
流れる電流により生じた磁界の強さを検出(磁束密度に応じたホール電圧を発生)するホール素子により、信号経路に接触しないで電流検出が可能になります。このため、ダンピング・ ファクターの劣化を防ぎ、音質向上に大きく寄与することができます。A-200 ではさらにインピーダンスの低減を図るため高性能なホール素子をダブルで使用しています。



リアパネルにバランス入力の位相切替スイッチを装備し、Non-inverted(正相)/ Inverted(逆相)の切り替えが簡単にできます。当社製品は全て 3 番が Non-inverted(正相)に設計され、Non-inverted(正相)で使用します。3 番が inverted(逆相)の製品と 接続する場合はスイッチを右にスライドして位相を合わせることができます。


ブリッジ接続とはスピーカー端子のプラスとマイナスにそれぞれパワーアンプを接続し互いに逆相で駆動する方式です。理論的には 1 台で駆動するときの 4 倍の大出力アンプに アップグレードすることが可能です。ブリッジ接続時の出力は 1,600W/2Ω(音楽信号に限る)、800W/4Ω、400W/8Ωを実現、量感溢れるパワーを供給します。A-200 を 2 台使用して容易にブリッジ接続が可能な切替えスイッチをリアパネルに装備しています。

アンプの異常動作時等に接続しているスピーカーを保護するため、一般的に機械式の『出力(プロテクション)リレー』が使用されます。本機は、無接点『半導体(MOS FET)スイッチ』を採用しました。この素子は《定格電流 175A、超低 ON 抵抗》の産業用『パワー MOS FET』で、接点が存在しないため接点不良がなく、長期信頼性に優れ、また音楽信号が機械的接点を通らないため、一層の音質向上が期待できます。なお、出力を ON/OFF するときの機械的な動作音はありません。
  

出力回路のコイルには線材の断面が円ではなく四角の特殊な銅線を使用し、隣り同士を密着して巻くことができるエッジワイズ・コイルを採用。また銅線の断面積は 3mm×6mm という超極太で、従来の巻き線に比べて約 2.5 倍以上のの断面積があり、直流インピーダンスを極限まで下げてダンピングファクターの向上に寄与しています。

スピーカーの駆動力を示す要素に DF(ダンピング・ファクター)があります。DF は 8Ω のスピーカーに対してパワーアンプの出力インピーダンスがどの位低いかという値で、数値が大きいほどスピーカーからの逆起電力に打ち勝ちスピーカーを駆動する能力が高くなります。本機ではパワーMOS FET 20 パラレル駆動や出力回路の徹底的な研究により、1000 以上の DF を実現し、スピーカーの理想的な駆動を実現しています。

超大型スピーカー端子を 2 組装備しました。このスピーカー端子は当社パワーアンプの中で最も太いスピーカー・ケーブルや大型の Y ラグ端子が取り付け可能です。

端子の素材は、真鍮無垢材を切削加工して金プレート化し、その上に絶縁用のモールド・ キャップを被せてあります。端子を締め付ける際にケーブルや Y ラグが回転しにくく、締め付ける面が回転しない構造を採用し、緩みの少ない取り付けが可能です。

2 組の端子は内部で接続されており、どちらも同じ出力が得られ『バイワイヤリング』接続に便利です。

A-200の品質保証は5年間です。製品に 付属する「お客様カード(はがき)」に必要事項を記入の上必ずご返送ください。
引き換えに「品質保証書」をお届けいたします。

以上 アキュフェーズ新製品資料より   


6/14(木)に スタッフ向けの内覧会で当店で試聴出来そうです。
発売やイベントまで待てないという方がおられたら、お立ち寄りください。(歓迎です!)
ただ、生憎 来店時間がまだ不明です。


6/14(木)AM10:00 A-200来ました!



上記の資料のとおりの音を確認することができました。

透明度が超高域まで吹き抜けて、音の余韻が最後まで伸びやかで途中で消えたりしない高SN比、
バスドラムなどの低音がまったく揺るがない定位感は 20 パラレルによる圧倒的なダンピングファクターによるものなのでしょう。

PM1:00 
スタッフ向け試聴終了。
アキュフェーズのお二人がアンプと共に帰途につかれました。 寂しい・・

*アキュフェーズ2009~   アキュフェーズ~2008   Accuphase
Accuphase 2009~記事   アキュフェーズ総合カタログ   スナップ

 

2011 年末のご挨拶

本年も 当店へのご愛顧を賜り 有難うございました。

来年も、変わらずご支援を賜りますようお願い申し上げます。

年末年始の営業は下記のようになっております。

      29日(木) 営業
      30日(金) 営業 (午後5時まで)
 
      31日(土)~1月4日(水) 休業
 
      5日(木) 初売り  

2011年 のベスト・バイ

年忘れ企画としまして、

当店での2011年 ベスト・バイ を振り返ってみたいと存じます。

数多くお求めいただいた目立った製品を商品カテゴリーと1月~12月時間順に並べてみます。

 

800-Diamond_Piano-Black-Gloss_OFF

B&W 800 Diamond




 

805-Diamond_Piano-Black-Gloss_OFFB&W 805 Diamond







797f19b8 B&W CM9

 

 






ags06_1
日東紡音響エンジニアリング SYLVAN


既に認知されてきていて、多くの方にご使用いただいておりますが、
今年は特に大きな設置工事がありましたので、数がでました。

関連記事 今日は尾道まで納品です 2011/1




4hdOlive 4HD 

今年何度かのファームウェアーのアップデートを経て、進化をしてきています。
昨年からトータルすると随分数多くお求めいただいております。


OLIVE-6HD-101

Olive 6HD


6ea07dce

KRIPTON  KX-3PⅡ




ph_kx-1000p_b




KRIPTON  KX-1000P

 







 c-3800
Accuphase C-3800

アキュフェーズ40周年記念モデル

a-65
Accuphase A-65




dp-510Accuphase DP-510



ps-1220 (1) 
Accuphase PS-1220

この電源は私たちスタッフも意外な売れ行きでした。

皆さんの電源に対するご理解は相当進んでいるのだと認識いたしました。
 
無題Accuphase DF-45 


DF-55が発売されていますが、当店で DF-45 キャンペーンを致しましたので、この製品につきましては、当店だけの事情によるものかもしれません。

 

e250Accuphase  E-250

プリメインとしては、E-460、E-360なども人気でしたが、
台数的にはリーズナブルなE-250がコンスタントに出ました。

c-27 Accuphase C-27

 


最近のアナログブームと共に ・・ 無題
LINN KLIMAX DS/K

 

 

AKURATE DS/Kが新発売されて話題になりましたので、価格が3倍近くもするKLIMAX DSはC/Pの関係でどうかと思っていましたが、数では一番売れています。やはり根強い人気と、AKURATE DS/K と比較試聴した際の底力があるようです。

Majik DSは逆にKLIMAX DSに比べるとあまりでません。

 

無題LINN AKURATE DS/K 
ネットワークオーディオプレーヤーを牽引する今年話題のDSプレーヤーです。

 

header   Pioneer   N-50

 

 

ホームシアター AV関連製品

dla-x3_std 
VICTOR DLA-X3


 

  
 dla-x7_std 

VICTOR   DLA-X7 

 

 

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EPSON   EH-TW6000

 

 

 

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 Pioneer SC-LX85



index_image_lx75_headline Pioneer SC-LX75

 

 

HMZ-T1
 SONY  HMZ-T1

この製品もまだ多くのご予約の方に
年を越して、お待ちいただいています。
ご迷惑をお掛けして、申し訳御座いません。

 

BDZ-AT350S

SONY BDZ-AT350S




BDZ-AX1000 
SONY BDZ-AX1000
新型は出ているのですが、

筺体の良さでご指名も多かったようです。


BDZ-AX2700T


SONY BDZ-AX2700T



kdl-55hx920
SONY KDL-55HX920
当店ではこのサイズ、このシリーズが数多くでました。

 


VPL-VW1000ES
SONY VPL-VW1000ES

この機種はまだ発売したばかりで、
ご予約の方にも製品をお待ちいただいております。
ご迷惑をお掛けして、申し訳御座いません。

 

常時はご紹介していない
スタッフもめずらしいこんな製品も、

 


009grahamGRAHAM トーンアーム

今年は高級アナログプレーヤーがまた動き始めた年でもあります。

 


g2 
VIVID audio G2 GIYA

 

 

 


pre_thetubeI
EINSTEIN  アンプ

 

 


finalcut_mk60II

EINSTEIN  アンプ

関連記事
VIVID ビビッド& EINSTEINアインシュタイン聴けました。2011/3


ネットワークオーディオとアナログプレーヤー需要が
同時に起こっているというのはおもしろいですね。


皆さまよいお年をお迎えください。 

*LINN   *ソニー   *AGS製品    *BRAVIA
*JVC   *PIONEER        

7月の試聴会2 アキュフェーズ新製品試聴会

710日() AM10:00~PM8:00
Accuphase アキュフェーズ新製品試聴会を行ないます。
 
イベントは終了いたしましたが、
DP-900 DC-901 以外は7月18日まで集中試聴しています。
貸し出し試聴なども可です。

試聴機器
SA-CDプレーヤー アキュフェーズNEW DP-900  DC-901 
SA-CDプレーヤー アキュフェーズ DP-700

プリアンプ        アキュフェーズ   C-3800
プリアンプ        アキュフェーズ  C-2810

パワーアンプ     アキュフェーズNEW A-46
パワーアンプ     アキュフェーズ  A-65 

クリーンパワーサプライ アキュフェーズNEW PS-1220

案内役 アキュフェーズ 鬼頭氏   田尾氏(A-46設計チーム)

土曜日をさらに

上回る多数のご来場ありがとう御座いました。

午前中、始まるやすごい熱気でした。

DP-900  デュアル・ステー構造になった スチール製ベアリングシャフトメカ部

 


                                            滅多に見れないメカ部裏側

 今回の試聴会は
 PS-1220 A-46 の設計チームの お一人でもある田尾さんが 
案内役として来店いただいたこともあって パワーアンプはA-46 を中心に鳴らしました。

田尾さんとは個人的な雑談のなかでは、いつになく、細かなお話(A-45、A-46の設計者の違いによる設計デザインの違い、新規に出てくるオーディオ用コンデンサーと実際に実装するコンデンサーの選定する際のヒヤリングのお話 とかカップリングコンデンサーなど部品選定の超・意外だった話とか、ハイスピードといわれる超高帯域動作トランジスタアンプ設計、負荷インピーダンス変動による現実の発振のお話などなど・・) 有意義なお話を聞くことができました。

実際の試聴では
DP-700 と DP-900  DC-901  との比較、(予算も考慮して、もう唸るしかない)

普通はやらないDP-700をトランスポートにして、DC-901 との組み合わせ試聴、

PS-1220の有り、無しの音質比較・・ (皆さんからいっせいに「えーっ」と声が発せられて、即 ご注文もありました。)

筆者の私も、夕方になって会場の席にすこし余裕が出来てから音質にしぼって聴いてみました。

ティファニー
「ルビー&サファイア」

このなかの 赤とんぼ|スターダスト で
ジャケット写真を見る限り、大和撫子では無い ティファニーがスターダストので、
赤とんぼをきれいな日本語で歌っています。

震災以降・・内向きの気分の時にぴったり、癒されます。

同じタイミングで、
ご自身でもC-3800 M-6000  DP-700などご使用のSさんが DP-900  DC-901 を試聴にみえました。

といったことで、
急遽、当スタッフによって、組み合わせも今回の最強の布陣へシフト・・

DP-900  DC-901C-3800A-65 、PS-1220(今回これが思いのほか効いています)、
JBL K2S9900 

 

ニッキ・パロット&ケン・ペプロフスキー 

「Like A Lover」

驚きました。

この組み合わせが鳴らす、もの凄いベースと官能的なテナー・サックスが飛び出してきました。

わたしも本日のイベント全部聴いていた訳ではないですが、
ハードな音源では間違いなく本日のベスト・パフォーマンスでしょう・・ 

Sさんも嬉しい驚きで、大満足のご様子。

過去のイベント記事にもあるように、
アキュフェーズの新製品が出るたびに イベントでオール・アキュフェーズ製品のベストチョイスによってJazz CD盤パフォーマンスに驚かされるのですが、
(最近では例えばDP-700発売時、M-6000発売時、C-2810発売時、C-3800発売時)

今回、またまた
フラグシップ製品によるC/P無視、予算上限を設けない組み合わせの
ベスト・チョイスによるベスト・パフォーマンス更新です。

7/14追記
イベント日は来店のご都合のつかなかった常連の方の、ご自宅での比較試聴などによって、
また2台目の PS-1220 ( 1220 快調ですね・・)、ほかの方からもDP-510 もご注文頂きました。

ありがとうございました。 

9/24追記

上記のSさんは、
PS-1220に続いて DP-900  DC-901 も導入されました。
アンプやケーブルを替え変えてもどうしても不満だったオーケストラが非常に良くなり、毎日オケばかり聴いておられるそうです。 
 

PS-1220 はその後も人気で、皆様から 6台くらいお求め頂いております。 

ほかにアキュフェーズの中では、プリメイン・アンプE-205 がコンスタントに人気です。

 

LINN AKURATE4200聴いていただけます

暫らくぶりのアップになり すみませんです。
おらが村のカープが不甲斐ないので、気が滅入っていたという訳でもないのですが・・・

それはさて置き、LINNの4チャンネルパワーアンプ「AKURATE4200」¥840.000(税込)が入荷しており14日(火)まで聴いて頂く事ができます。

昨日も、ある常得意様のお宅にお持ちし、MAJIK DS-Iに接続して聴いて頂きましたがB&W 802Dがすごく良くなってくれました。

 


 

いつも聴いているAccuphaseの「A-65」とは違った音である意味新鮮です。

比較試聴もできますのでお気軽にお申し付け下さい。

*LINN   LINN関連ブログ
LINN JAPAN        LINN JAPAN | LINN NEWS

Accuphase アキュフェーズ新製品 PS-1220、A-46発売

NEW CLEAN POWER SUPPLY  PS-1220  ¥630,000税別

NEW CLASS-A 45W/ch STEREO POWER AMPLIFIER  A-46  ¥600,000税別  2011年6月末発売

A-46
 
2006年発売の「A-45」の後継モデル。
A-46は最新のインスツルメンテーション・アンプ構成を導入しています。
信号入力段からパワーアンプ段を含めた増幅経路全体で、フルバランス伝送化しています。
このために機器内で発生する雑音を除去する能力や低ひずみ率などの諸性能に優れているだけではなく、周囲の環境変化(温度や放熱における対流変化)に非常に強く、パワーアンプとしての安定度・信頼性が飛躍的に向上しています。

パワーアンプ部分には、独自の「MCS+(Multiple Circuit Summing-up)回路」を採用。
MCSは同一回路を並列動作させることで諸特性を向上させるアキュフェーズのオリジナル回路方式ですが、
MCS+はMCSをさらに進化させたもので、初段バッファアンプのバイアス回路を改善して回路安定度を高め、並列部分を電流-電圧変換部のA級ドライブ段にまで拡張して、さらなる低雑音化を図っています。

電力増幅段には、Nチャンネル、Pチャンネル「パワーMOS FET」がチャンネルあたりそれぞれ6パラレル接続された構造になっています。
MOS FET一個の許容損失電力は130Wですが、1ペアー当りのパワーの負担は軽くなり、本来のMOS FETの直線性の優れた小電力領域を効率よく使うことができます。
また大電力時に流れる電流も1/16になり、回路全体の安定度は大変高くなっています。



こうしたパワー構成と筺体も兼ねた振動の少ない大型ヒートシンク採用などにより、
出力電圧-電流特性の実測値で、負荷が変化しても出力電圧はほぼ一定、電流かリニアに増加している様子がよく分かります。

定格出力は45W×2ch(8Ω時)、90W×2ch(4Ω時)、180W×2ch(2Ω時)、360W×2ch(1Ω時)
ブリッジ接続、モノラルアンプ使用時は180W(8Ω時)、360W(4Ω)、720W(2Ω)にアップグレード となっていますが、クリッピング出力は 90W/ch(8Ω)以上でパルス性の音楽信号も楽々再現する能力を秘めています。

出力素子の並列駆動について

一般的に高周波用の半導体素子は、素子の内部で小さなトランジスターやFETを並列接続してマルチチップで構成した方が、単体による動作より素子がもつ固有のインピーダンス、内部雑音を低くできます。言い換えれば、リニアリティの改善です。
また物理的にみれば、チップの面積を大きくすることにより、素子から発生する多大な熱を分散し、安定した動作が約束されます。

本機もこのような手法を応用、出力段を並列接続することにより電流を分散させ、パルシヴな信号による瞬間的な大電流にも楽々と耐えることができます。
アキュフェーズのパワーアンプは物理的に単純な並列接続ではなく、温度変化や各素子の電流整合に対して数々のノウハウを積み重ねてきました。その結果、小電力時のひずみ率やSN比が向上し、小電力時の透明感が飛躍的に改善されました。
このようなゆとりある電流供給能力により、超低負荷ドライブを可能にし、性能・音質向上に大きく寄与しています。

アキュフェーズ技術資料より

さらに今回は、アンプの異常動作時などにスピーカー保護として設けられているプロテクションリレーに、無接点「半導体MOS FETスイッチ」を採用しています。
定格電流130A 超低抵抗の産業用パワーMOS FET(けっこう高価なもののようです)で、接点が存在しないため接点不良がなく、長期信頼性に優れ、また音楽信号が機械的接点を通らないため、一層の音質向上が期待できます。


 

実際に
スピーカー端子が実装されたプロテクションリレー基板の画像

 
 



A-46
での電源投入時のプロテクション音は
従来のアンプのようなプロテクションリレー音「カチャ」という電磁石音が無く、静かにスタンバイONします。


 

全高調波歪率
ステレオ時で0.05%(2Ω負荷時)、 0.03%(4~16Ω負荷時)。
ブリッジ/モノラル時0.05%(4~16Ω負荷時)。

S/N比
115dB (GAINスイッチMAX)。
120dB (GAINスイッチ-12dB)。

消費電力410W(電気用品安全法)/200W(8Ω負荷定格出力時)。
外形寸法465×464×211mm(幅×奥行き×高さ)、重量は31.9kg。 
価格は63万円です。


2011   5/26追記

噂のA-46が当店にきました。




筺体はA-45 、P-6100M-6000 と同じもので
A-45との外観的な違いは
メーターが、-60dBからに変更されたこと、バックランプがLEDランプに変更されたこと
(LEDにより色あいが若干変わりましたが、低ノイズ、長寿命で採用されたようです。)、
スピーカー端子がバイワイヤー用にA、B 計8個となり、
それに伴って前面左下にスピーカーA、Bボタンが付きました。

音質は大掴みにいえば、
A-65よりもやはりA-45に近いエネルギーバランスですが、
ダンピングファクターが上がっていることに加え、
上記にあるように機械的接点が少なくなったことや回路も一新されたことなどで更に繊細に解像度も高くA級アンプらしさを醸し出しています。
女性ボーカルも想像していた以上に繊細な表現と、切れきれの再生音です。



2011  6/14追記
いよいよA-46の出荷始まりました。 

 

VIVID ビビッド& EINSTEINアインシュタイン聴けました。

昨日、
当店ではあまり馴染みのなかったオーディオメーカー
”VIVID AUDIO”ビビッド オーディオのスピーカーシステム「G2 GIYA」¥4,830,000(ペア税込)と、
EINSTEIN アインシュタインの真空管アンプ「The Tube Ⅱ」¥1,995,000(税込)、
The Final Cut MK 60 Ⅱ」¥3,780,000(ペア税込)の弩級システムを聴く事ができました。

 



以前、広島にいらっしゃって

懇意にしていただいていたお客様が

今回わざわざ鹿児島からご試聴に来ていただきました。

九州新幹線が開通したとは言え遠くまで有難い事です。

何でもすごく気に入られたようです。


目を引くのは、この独特の流麗なデザインのスピーカー。
軽量でありながら十分な強度を持つグラスファイバー強化樹脂製のキャビネットにオールアルミのユニットを搭載しているそうです。

上がプリアンプで その下がモノラルのパワーアンプです。

スピーカーの独特なデザインから、かなりキャラクターの強い音かと思いきや、何の何の変な癖など全く感じないすごくナチュラルな音にビックリです。

アンプを、いつも聴いているAccuphaseの「C-2810」、「A-65」に切り替えて聴いてみましたが、個人的にはEINSTEINのアンプが好印象でした。

スナップ

 



 


 
追記:

その後このライン・ナップでお求め頂き、鹿児島まで納品、セッッティングに伺いました。

*真空管     *Vintage  

オーディオクエスト Comet入荷

オーディオクエストのスピーカーケーブル”フラット ロック シリーズ”の「Comet(コメット)」¥248,850(2mペア税込)が入荷して来ました。

常設・試聴展示いたしました。

 



早速、A-65と802Diamondの間に接続して音出しをしています。

アンプ側はシングルでスピーカー側はバイワイヤリング接続しています。

新品で入荷したばかりですが、かなりバランスの良い音で鳴っています。

以前、デモ品を聴いた時と同じような印象です。

オーディオクエストのスピーカーケーブル(具体的な製品名は?です)はBowers&Wilkins社のボイシング(音質検討用)ケーブルとして使用されているそうですので相性は良いのかも知れませんね。

是非、聴きに来てみて下さい。

*常設展示 

今日は尾道まで納品です

今日は、尾道までハイエンドオーディオの納品に行ってきました。

3階建てのビルを新築され、そこの半地下にオーディオ専用ルームを構築されました。

オーナー様は、当店の紹介で日東紡音響エンジニアリング㈱の試聴室まで出かけて行き、
気に入られてこの度のオーディオルーム設計・施工を同社に任されました。

当店でも取り扱いをしております、球状ルームチューニングシステム「Sylvan」や 「ANKH」でお馴染みの会社です。


 


上の写真は機器を設置する前で上左が正面、上右が背面、下左が右側面、下右が左側面の壁です。

私も初めて見るので少し驚きでした。


 

出入り口のドアはご覧の通り厚さ約10cmの鋼鉄製で防音対策もばっちりです。
 


 

B&Wの「800Diamond」はピアノ運送の専門業者さんにお任せで、慣れたものです。

 


 

設置はキャスターからスパイクへと交換しました。 

インシュレーターにはAndante Largoアンダンテラルゴの「SM-7」を使用。
 

 
プリアンプ「C-3800」、ミュージックサーバー「Olive 4HD」
DAコンバーター「D-05」を設置しているオーディオラックや、
パワーアンプ「A-65」2台の設置はまだ仮の状態で後日お伺いする予定です。

ちなみに「A-65」2台はブリッジ駆動です。(バイアンプも試してみる予定です)

スピーカーの位置出しは、

昨日の内に日東紡音響エンジニアリングのスタッフさんが音響測定をされマーキングして頂いていました。

設置したばかりでエージングは全くできていない状態での音出しでしたが、さすがに響きが良く、きつさや煩さも無く、かつダイナミックな音で鳴っていました。

もう少し時間が経てばもっともっと良くなるでしょうね。

本日は時間があまり無かったのでゆっくりと聴けませんでしたが、後日ゆっくりと聴かせて頂こうと思います。

オーナーK様、この度は誠に有難うございました。(感謝、感謝です)

また、日東紡音響エンジニアリングのスタッフの皆様にもお世話になり有難うございました。

 

*アキュフェーズ2009~     アキュフェーズ総合カタログ    *ESOTERIC
*アキュフェーズ~2008    *Andante Largo   *スナップ
*BW      B&W      *AGS製品

Accuphase アキュフェーズ新製品 E-460、DAC-30、P-6100 発売

NEW  プリメインアンプ   E-460 メーカー希望価格¥480,000税別
NEW デジタル入力ボード   DAC-30 メーカー希望価格¥70,000税別
NEW パワーアンプ  P-6100  メーカー希望価格¥900,000税別
復刻 MCカートリッジ  AC-5  メーカー希望価格¥230,000税別

 

プリメインアンプ E-460

最近のプリメインの中でも、もっとも骨格が太い音かもしれません。
高音にかけても繊細できれいです。

 

(E-460の上の写真をじぃーと撮っていると、LEDの表示がクルクル変わるのでびっくりしました。
アキュフェーズの営業のK氏がリモコンボリウムで型式に合わせて-460dBといたずらしてました。
トランペットを吹くと、複数のオケから声のかかる凄腕 、横浜では子供達の吹奏楽のスコア・アレンジや面倒を見ておられるK氏ですが、子供のようなお茶目な人です。笑)

 

E-460 に
デジタル入力ボード DAC-30
をビルドイン!
24bit /192kHz DAC デジタル入力の音も安定した音です。


パワーアンプ P-6100の筺体は
M-6000 、A-45 と同じもので
電源トランスとスピーカー端子、メーターが替わっています。

人気モノ・アンプの M-6000のステレオ版と位置づけられています。
当店M-6000記事へ


最近のアキュフェーズの定番となっているファイナルにMOS FETを使用したAB級構成です。
ファイナルにMOS FETを使用していることで
バイポーラAB級と音が少し替わって、パワーとダンピングファクターで押しながら、 A級のA-65 の音にも共通した音も持ち合わせています。

ダンピングファクターを充分にとるために、M-6000 と同様にリレーを片側2個ずつ並列に搭載されているという こだわりです。


*アキュフェーズ2009       アキュフェーズ2008
Accuphase 2009~記事   アキュフェーズ総合カタログ

Accuphase アキュフェーズWEEKフェア!

2010 10/23(土)~                                              

最新フラグシッププリアンプ
NEW C-3800 ほか人気ラインナップ一同に!試聴会!
C-2810C-2110C-27A-65 3台、A-45A-35E-560E-350、 
DP-700DP-510T-1100DG-48 等など

10/30(土)、31() 

ベントは終了いたしましたが、C-3800DP-510T-1100 以外は11/14(日)までひき続き試聴中!

アキュフェーズ 鬼頭氏、技術部 伊藤氏 来店
フリータイムリスニング開催

お客様のご希望の組み合わせで試聴して頂きます。
アンプ、プレーヤーなどは御自身だけの、組み合わせを構築してみてください。  

 

フリータイム試聴会一日目 スナップ

只今、DG-48 の効果試聴中!

T-1100 からの FMデジタル出力をDP-700 で受け、DA変換
その出力をアナログで DG-48 へ・・
いろいろ実験中!


こちらのコーナーではDP-510 E-560 A-35、など御試聴ください。

昨年のアキュフェーズフェアと違い一週間だけの集中した試聴会でしたが、
多数の御来店有難う御座いました。

今回の試聴会はフラグシップ新製品 C-3800に特化した試聴会でした。

やはりC-3800 と C-2810の比較試聴が
もっとも盛り上がりました。

旧、新フラグシップ・プリアンプに
共通しているのは 過去何度も記事のなかでも登場したAAVAボリューム  説明1  説明2 説明3ですが
この二つのアンプに違いはあるのか?

C-38002回路平衡駆動AAVAボリューム  説明1  説明2 説明3となっています。

2回路平衡駆動について
技術部の伊藤さんから詳しく説明を頂いたところ、非常に分かり易い説明を頂きました。

AAVAボリュームというのは
幾つかのゲインを持ったアンプ基盤の組み合わせで、総合ゲインを決めていく方式なので、
2回路平衡駆動とは、つまりこれまでのAAVAボリュームの2倍の量の基板を持っていて平衡(バランス)で動作する。
という構造らしいのです。

最初、データー向上の目標だけ掲げてプロトを造ったところ、3dBのSN向上が得られて、音を出してみたところ、3dBとは思えないほどベールが剥がれて行ったようです。

その後、部品の選定やレイアウトのデザインを繰り返し試行されたところ、最終的にレイアウトが一番音質を決める要素となったそうです。

さて当店フェアでの比較試聴ですが・・

二日目は「ハンター」のコールドディスク版、大隅寿男トリオ「Walk Don’t Run」、ハンク・ジョーンズ「ラストレコーディング」などなどで比較しました。

まずはDP-700+比較プリアンプ+P-65(ステレオ)+B&W  802 Diamond という組み合わせです。

どちらのソースも高音質録音なのでC-2810 が
少し大きめの音で鳴った瞬間生演奏のごとく、かぶりつきに近いステージに演奏者が飛び出してきました。

JAZZなので前回のアキュフェーズフェアほどはボリュームは上げませんでしたが、久々に腹に響くほどのウッドベースやしっかりしたタッチのピアノ、小気味の良いドラムタムがまたまた登場しました。
B&W  802 Diamondを鳴らすのに最上級に近いサウンドだと思います。

A・B 比較試聴でなければ、この音で誰も文句は言わないでしょう・・すばらしい・・

いよいよC-3800 の登場です。

このプリの音を一度でも耳にされた皆さんが
最初に口にされるのは「音がとにかく 締まってる・・」ということです。

生演奏のごとく、かぶりつきに近いステージ演奏のイメージは同じです。
幾分クリアにさらに近くなっているか知れません。

ウッドベースの胴鳴りや低音の量感などは、C-2810のときとあまり変わらないようです。

しかし長く聴いていると、徐々に違いが明瞭になって行きます。
いろいろ、ありますが・・ 一つだけ気がつきました。

ドラマーが叩いてリズムを刻んでいるハイハットの金属板の厚み、大きさなどがはっきり見えて、シンバルの音もさらに澄んで冴えているように・・違ってきています。
ドラムに精通されておられる方ならジルジャン、パイステといったシンバルメーカーまで特定できるかもしれません。 

ピアノも長時間の試聴にも崩れず、垂れず・・

そののち、パワーアンプA-65  2台をバイアンプで、BTL monoで・・と贅沢に使用し夢の組み合わせも実現させました。
改めて思いましたが高音部にA-45とA-65ではまた随分違います。

本日もC-2810からC-3800のプリのグレードアップをされた方がいらっしゃいました。

同じ試聴時間に同席はしていなかったのですがJAZZ好きの方なので、もしかしたら同じような印象で聴かれたのでしょうか・・

PS:
知らないで聴いていて、後で分かったことですが
上記プリ比較試聴感想でのCDソースは
松尾明トリオ「Besame Mucho ベサメ・ムーチョ」というアルバムでした。

となると、
のっけからお腹をボディブロウのように攻め続けたベーシストは嶌田憲二さん
見えるようなスティックプレイのハイハットと、冴えたシンバルは松尾明さん・・
責任監修者 寺島靖国氏 !

・・ どうりで ・・納得しました!