検索結果

OPPO JPの当店での第一号機 を納品

本日、
OPPO BDP-105JPの当店での第一号機を納品いたしました。

オーナー様には3月末にはご予約戴いていたのですが、生産予定が少しずつ延びて、本日納品となりました。

MARANTZの11.2ch 新 AVプリアンプ AV8801 も同時納品です。

映像のHDMIはソニーのプロジェクターとPIONEERのKUROに出力。

音声は2ch フロント出力だけ、アキュフェーズのC-3800にアナログINです。


SACDプレーヤーにアキュフェーズ DP-900 DC-901もお持ちですが、

オーナー様の今回のテーマは
EXTONのDSDリマスタリング、2ch+ 5chサラウンド Hybrid CD をマルチch で再生することです。

そのためにOPPO BDP-105JP を導入されました。


フロント以外の音声出力はお手持ちのアムクロンやマランツのマルチアンプに出力。

2ch ピュアオーディオも当然、好いですが、今回のDSDリマスタリングの5chマルチ 再生は大成功でした。

オーナー様も期待以上の成果で、非常に気に入っていただきました。

当店でもBDP-105JPは他社のプレーヤーと比較すると、画ももちろん良いですが、音の良さが魅力として引っ張っています。

それに加えて、

今回導入されたAV8801 はAVアンプという範疇の機器ということになっていますが只者ではなくて、

同じ32bit DACチップを内蔵していても、電流出力型でDACを使用するために専用回路を設けていて、

音のエネルギーなども DACチップまかせにはしていません。

上記のDC-901などの超高級機に使われている手法です。


アキュフェーズはESS DACの採用は国内で一番早い導入でしたが

ESS ES9018をただ使用すればすべてよいというものでもないのです。

電流出力回路を設けると、言うのは簡単ですが、

DC-901に使われているESS ES9018は自身でレギュレーターを持っていないため、

I-V変換の電圧制御は非常に精度が要求されます。


その点、TI/バーブラウン PCM1795は、

自身でレギュレーターを持っているため高精度なI-V変換アンプが別電源、専用回路を装備しなくても高精度のDACが構成できるのですが、高音質のためあえて専用回路を設けているようです。

ほかにもHiFi高級機のノウハウが満載されています。

最近のAV製品の飛躍度と言ったらないですね・・・

「BDP-105DJPとBDP-105JPの違い」、「BDP-105DJPとBDP-103DJPの違い」などご質問はこちらのサイトをご参考に

*OPPO   *アキュフェーズ2009~   *marantz
 *常設展示   アキュフェーズ~2008    
KIKUCHI    JVC_PJ   ソニーPJ


アキュフェーズ総合カタログ

>Home Theater

アキュフェーズ40周年記念モデル、セット納品

アキュフェーズ40周年記念モデルを納品いたしました。

実際の納品は、ゴールデンウィーク前だったのですが、投稿が本日となりました。

納品にきた商品は
アキュフェーズ 
SACDトランスポート DP-900
デジタル・プロセッサーDC-901 、
プリアンプ C-3800
パワーアンプ A-65
クリーン電源 PS-1220
スピーカー B&W  802 Diamond  などです。

802 Diamond のセッティングは当店と同じ、キャスターを外して、ソフト・スパイク仕様とさせて頂きました。



オーナー様は以前から
スピーカーVictor SX-9000をご愛用されていまして、この度、B&W  802 Diamond  に換えられたのですが、
非常に気に入っていただき、よかったです。

全てのアンプ類を
ADKのラック(このラックは シンプル&豪華で好いのに、残念ながら現在はディスコン品です)
に収納して、セッティング終了、音だしも良好です。

これから少しずつエージングが始まってさらに良くなるのが想像できる音です。

有難う御座いました。

たまたま 3月末、4月と
アキュフェーズの高級機種を数多くお求めいただいた為、ブログ内容も、ストラヴィンスキー、レスピーギにあやかって
アキュフェーズ 三部作となりました。

オーナーの皆様、有難う御座いました。 そして楽しんでください。

*BW      B&W     *アキュフェーズ2009~   *クリーン電源
*スナップ   ADK記事   アキュフェーズ~2008    

アキュフェーズ総合カタログ

アキュフェーズ 公開クリニック&試聴会のご案内

アキュフェーズ 公開クリニック&試聴会(主力機種が勢ぞろい!)


日時  5月11日(土)
       5月12日() 盛況のうちに終了いたしました。

場所  サウンドマック当店にて

二日間はアキュフェーズの
技術、サービス、営業 3名のスタッフが常駐しており、
アキュフェーズ製品 修理/点検を
お客様立ち会いのもとで行わせて頂きます。

クリニックは事前にご予約が必要となります。 
⇒スタッフまでメール、TELなどでお申し込みください。  
 
公開クリニック当日特別価格 (事前ご予約が必要となります。)

保証期間内 :無償    
保証期間外 :有償    
     
CDプレーヤー(DP-○○○) 
3年以上5年未満   ¥3,000+部品代  

CDプレーヤー以外の製品  
5年以上10年未満   ¥5,000+部品代  
10年以上20年未満   ¥8,000+部品代  
20年以上   ¥15,000+部品代  
 上記金額には消費税は含まれません     当日、終了いたしました。

注意事項     
(A)  当日は保証書とメンテナンス製品をお持ちください。      
(B)  保証期間内であっても保証登録のない場合は有償になります。         
(C)  当日修理が不可能な場合は本社送りとさせて頂きます。  
(D)  修理はお客様立ち会いのもとで行わせて頂きます。  

 1件に付き約1時間かかります。 
一部の旧製品の症状によっては修理不能の場合もございます。
二日間のご予約数も限りが御座いますので、お申し込み時にお尋ねください。

4/20 追記
ご予約を承りましてまだ数日ですが、
既に12日()のご予約が結構入って埋まってきています。

11日(土)ご希望ご予約はまだまだ今からですが、
12日()ご希望の方がいらっしゃいましたらお早めにどうぞ!

4/27追記
主力製品 試聴機器続々入荷!

ご試聴の方は、予約は必要ございません。
本日からでもどうぞお立ち寄りください。

CDプレーヤー
DP-410、 DP-550、 DP-900 DC-901

プリアンプ
C-2420C-2820C-3800


パワーアンプ
A-46P-6100A-65A-200  

プリメイン
E-460 、 E-560E-360PS-1220ほか引き続き入荷予定
 
お好きな組み合わせでどうぞ!



5/11 AM 始まりました。
 
スナップ
サービスの高橋さんがDP-75のメカを外しています。



DP-75のCDトランスポートが外されました。

本体はメカ部がすっぽり抜けています。
いつもは、あまり見れない光景です。



トランスポートの上カバーも外されメカ部が裸状態に・・

動作部をクリーニングした後、
消耗する部品(ベルトなど)の磨耗した状態と新品部品をオーナー様の前で比較・・



消耗した部品は見ただけで全然変わり果てています。

この後、電源部、アンプ部のコンデンサー二つとロードスイッチを交換。
測定後、組み立てとスムースに進みます。
最後に音だし、チェック、ばっちりです。

それにしても、こんなに手際のよいサービスマンの方は初めてお目に掛かりました。
しかもタフな方です。本日も何台こなされたでしょうか・・

加えて高橋さんは大のカープファンらしく、
関東圏から広島のマツダ・スタジアムまで2泊3日の強行軍でよく来られるそうです。
親しみがわきます。(笑)

5/12   スナップ

本日の一台目はE-350
目立った症状はメーターのランプが暗くなったとのこと・・



ランプ基板修理とランプ交換後
オーディオアナライザーでひずみ率ほか検査



高橋さんは回路動作の解説までオーナー様に細かく説明をされていて
まさにプレゼンテーションもお出来になるスーパー・サービスマンです。



オシロでスイッチのガリオームなど検査

 


使用年数の経ったアンプは、音だけ聴いたのでは分からないのですがオシロスコープで見ると劣化してきている部分がよく判ります。
 

▼こちらはC-3800A-46DP-550など只今、大ヒットモデルを設計、もしくは携わっておられる
田尾さんによる解説付き 試聴ルームとさせていただきました。

スタッフとの雑談のなかにも、比較的リーズナブルなアンプのなかでは
A-46をBTLで使用すると更にすごい! と我が子のようなA-46にも愛情が溢れます。





何故BTLがよいのか・・も設計に素人の私たちにアース電流の行く先、
信号増幅時の電流の向きなどを図に描いて説明いただきました。
バランスのような動作をするということです。

BTLは本当にメリットだけなのか、 動作時の高調波歪について、
聞きかじりの古い定石で食い下がってみましたが、
実際に実測でも悪くなるデーターは無いそうです。

もちろん、
ダンピング・ファクターの件も織り込み済みですが、
最終はオーナー様のお好みということで。
 

2012 秋 アキュフェーズ 新製品 DP-550 発表

new SACDプレーヤー DP-550 発表

12月発売  メーカー希望価格  638,000円(税別 580,000円)


10/23にプリアンプC-2420   プリメイン E-260  は当店で試聴できたのですが

SACDプレーヤー  DP-550 が聴けるのはもう少し先になりそうです。

SACD対応だけではなく、背面にUSB(タイプB)デジタル入力端子装備ほか、最新のDSDディスクも再生可だそうです。

攻めていますね・・


以下 アキュフェーズ新製品資料より

新製品 DP-550 は自社開発メカニズムを含め、これらの優れた技術を基に、これまで培った高度な技術と最新の技術を結集、高性能の一体型 SA-CD/CD プレーヤーを目指し、多くの試聴を繰り返して完成しました。

今までのアキュフェーズのプレーヤー同様、『2 チャンネルの音楽ソース』再生に特化、SA-CD および CD の音の魅力を100%引き出すことを目的としています。 

 高速で回転するディスクから、そこに刻まれた微小信号(情報)を読み取り、極めて純度の高いディジタル信号の復元を可能にするには、回転部分から発生する振動や外部から受ける機械振動の影響を極小に抑え、同時に共振をどのように排除するかが重要になります。

このため DP-550 は、《SA-CD ドライブ》本体を強固なシャーシでしっかり固定、ドライブのローディング・メカやメカ・ベースを高剛性構造とし、逆に《トラバース・メカニズム: ディスクの回転部分とピックアップ部分が一体となった心臓部》を積極的に軽量化、ローディング・メカからフローティングさせた分離構造としました。

そして大型ブリッジ・カバーが、土台となるメカ・ベースに固定され強固な一体化構造体を形成しています。

さらに 《SA-CD ドライブ》全体をシャーシに直接固定、3層構造のボトム・プレートと 4 個の鋳鉄製大型脚部がこの筐体全体をしっかりと支えています。 

 DP-550 のトランスポート部は、専用の DSP を使用したディジタル・サーボを搭載し、 DSD(Direct Stream Digital)方式で記録されている SA-CD ディジタル信号の高精度処理を実現しました。

重要な信号読み取りレーザー・ピックアップには、最新の 1 レンズ/ツイン・レーザーダイオード高速アクセス・メカニズムを搭載し、高精度の信号読み取りとアクセス時間の短縮を可能にしています。 

 DP-550 のディジタル・プロセッサー部は、独創的なディジタル処理による再生方式: MDS+(Multiple Delta Sigma+)を搭載しました。

この MDS+は、DSD 信号を直接複数個並列駆動の D/A コンバーターで変換し、それぞれのデータを変換後総加算することにより変換誤差の極小化を実現しているのが大きな特長です。 

D/A コンバーターは、最新デバイスの『ハイパーストリーム . DAC』(ES9008 : ESS テクノロジー社製)を 4 個並列駆動させる方法で、驚異的な変換精度を持ち、ひずみ率特性や雑音特性、小信号リニアリティなどの諸特性を大幅に改善することにより、SA-CD が持つ魅力的な音楽の表情を余すところなく描き出すことができます。 

DP-550 は、同一筐体の中でトランスポート部とプロセッサー部を分離し、それぞれが最高の性能となることを目指して設計されています。

プロセッサー部は、外部ディジタル機器を接続できるディジタル入力端子として HS-LINK、COAXIAL(同軸)、OPTICAL(光)、USB を装備し、ここに他機器からのディジタル信号を受けて高品位の音楽情報を再生することができます。

また、トランスポート出力端子は HS-LINK、COAXIAL(同軸)、OPTICAL(光)を装備していますので、ディジタル・ヴォイシング・イコライザーDG-48 を接続して、ディジタル領域での音場補正が可能になります。 

 電源トランスの巻き線はディジタル/アナログ用を分離して独立、高周波雑音や電気的干渉による音質劣化に対し万全の対策を施しています。

さらに、ディジタル方式による音量調整や、ライン/バランス独立構成の『Direct Balanced Filter 回路』、伝送途中の雑音排除能力に優れたバランス出力回路など高音質再生を可能にしました。

デザインは、ゴールド調のパネルフェースを基調とし、サイドパネル面はアルミニウムに 光沢塗装仕上げで、精緻で優美な雰囲気を醸し出しています。
………………………………………………………………………………………………………………………………………..

一体型 SA-CD/CD プレーヤーとして、全回路・素材・パーツを極限まで吟味、高音質再生を追求した DP-550 は、躍動感と潤いに満ちた音楽感動を伝えてくれるものと確信しています。 

SA-CD は、データの記録密度が高いため、従来の CD より高速回転で読み取りが行われます。
このため、回転体から発生する振動や外部から受ける機械振動の影響を極小にする剛性の高い強固なシャーシ構造を採用し、高精度で安定した信号読み取りを可能にしています。

《SA-CD ドライブ》は、高剛性コンストラクションとして、自身の回転による振動は もちろん、外部の僅かな振動も受けにくくする制振構造を目指しました。
基本となるメカニカル・ベース部は、剛性の高い強固なシャーシ構造体で一体化しています。


 『トラバース・メカニズム』は、ディスクを回転させるモーターやピックアップなどの光学系のマウント部分を司るところで、超高速で回転しているディスクから、盤に刻まれた『ピット』情報を読み取り、微弱な電気信号に変換する心臓部として一番振動を嫌うところです。

この『トラバース・メカニズム』は、ドライブのローディング・メカニズムから分離して、振動などの影響を受けないようにフローティングされていることが理想です。

このため高剛性ドライブ本体とは対照的に、積極的に軽量化を図りました。
そして、『トラバース・メカニズム』とローディング・メカを機械的にアイソレートする緩衝材に着目、その材質や形状を厳選した新設計のシリコン系の粘性ダンパーを採用し、4 点フローティング方式でトラバース・メカを支えています。 

大型ブリッジ・カバーは土台となるメカ・ベースに 8 か所でしっかりと固定され、強固な 一体化構造体を形成しています。
ブリッジ形状は、高速で回転するディスクの回転音や振動音が外部に伝わらないように、回転時の空気振動や回転気流までも考慮しています。 

ディスクの回転時、100Hz 以下の周波数帯に共振点があると、ピックアップの音飛び現象が起き易くなり、音質に悪影響を与えます。
このため、この周波数帯に極力共振点のない設計が必要になります。
DP-550 では各部の共振周波数を分散させるなど DP-900 の技術とデータを基に全てを新規に開発したもので、DP-900 に迫る性能を実現いたしました。

『トラバース・メカニズム』と『ローディング・メカニズム』とのアイソレートを十分に行い、個々の部品は材質や構造を全面的に見直し、実際の試聴と数々の振動・共振試験を繰り返してデータを解析し、『ピックアップ』・『ベース』部の共振を最小限に抑えることに成功しました。

 振動・共振の研究の一例として右の図に DP-550 の振動試験装置における『ピックアップ』と本体の加速度測定グラフを示します。


第1図はボトム・プレートが1 枚の時の特性で、『ピックアップ』、『ベース』、『本体』3 か所における共振周波数が一致して振幅が増大している様子が分かります。

また各特性に激しく振動する鋭い波形部分がありますが,これは本体の共振が大きく、『ピックアップ』に振動が伝わっていることを示し、『プレイアビリティ』の劣化を引き起こす原因となります。

第 2 図はボトム・プレートを 3 層構造にした特性を示します。

『ピックアップ』、『ベース』、『本体』3 か所における共振周波数が異なる周波数に分散され各振幅が緩やかに改善されています。また、 各特性には激しく振動する部分がほとんどありません。

さらに《SA-CD ドライブ》を可能な限り低い位置に配置することにより、外部振動の振幅を最小限に抑え、低重心で安定感のある美しい骨格を形成しています。

DP-550 は、数々の振動解析を繰り返して開発された、3 層構造の重量級ボトム・プレートと全体を支える 4 個の鋳鉄製の大型脚部で限りなく低重心化を図り、フローティング構造の『トラバース・メカニズム』によって振動の影響を受けにくいトランスポート部を実現しました。 

 DP-550 専用に新しく設計されたディスク・トレイはアルミ・ブロックを削り出して、硬質アルマイト処理と梨地処理を施し、ハイエンド SA-CD/CD プレーヤーに相応しい、優美で精巧なディスク・トレイを造り上げました。
このトレイが専用モーターと複数のギアで精密にコントロールされ、スチール製ベアリングシャフトにより、静寂かつスムースに移動するローディング機構を実現しました。 

DP-550 では、より安定したディスクのチャッキングを実現するために、チャッキング用マグネット材料に磁束密度の高い『ネオジム』を新規に採用し、8 極着磁ヨークとすることで、ターンテーブルとディスクを均等かつ強固に固定し、ディスクの面ブレを低減しました。


 第 3 図に DP-550 の全体ブロック・ダイアグラムを示します。ピックアップで読み取った信号は、RF アンプで増幅され、RF プロセッサーに入ります。RF プロセッサーでは、SA-CD/CD それぞれの RF 信号よりクロック信号の抽出・同期・復調・エラー訂正処理を行います。


光学ピックアップや各種モーター系の制御には、専用のサーボ DSP を 
搭載したディジタル・サーボにより、SA-CD/CD それぞれに適した制御
を行い、高精度で安定した信号読み取りが可能です。
この後 SA-CD/CD ディジタル信号は、最新の《MDS+方式 D/A コンバーター》を搭載したディジタル・プロセッサー部に伝送されます。


 専用ピックアップから取り出された従来規格の CD 信号も、SA-CD 信号と同様な信号処理技術により、高精度 CD ディジタル信号の復調が可能です。 
 信号読み取り用レーザー・ピックアップには、1 つのレンズに発光波長 650nm(SA-CD 用)と 780nm(CD 用)の 2 種類のレーザー・ダイオードを配置した、1 レンズ/ツイン・レーザーダイオードを搭載しました。

SA-CD と CD で共用してピックアップ全体の小型化を図ることにより、SA-CD/CD の切替時間およびアクセス時間を短くすることができます。 
さらに、音質を劣化させる原因の一つである、ピックアップ制御用サーボ電流の変動を大幅に減らすことができ、高精度で信号を読み取り、ディスクの情報を十分に引き出すことが可能になりました。 

 HS-LINK は、アキュフェーズ・オリジナルの高品位ディジタル・オーディオ・インターフェースです。広範囲なディジタル・オーディオ信号の伝送に対応でき、LVDS(Low Voltage Differential Signaling)方式により、専用 HS-LINK ケーブル 1 本で伝送します。
またHS-LINK は、送・受信の相互認証を行いながら、データの伝送ができる万全のセキュリティ機能を備えています。

著作権保護のため、HS-LINK で伝送したディジタル信号は、HS-LINK 以外では受信できません。

SA-CD 信号は、ディジタル・プロセッサー部に伝送されるのと同時に DSD デコーダーに入り、1bit オーディオ信号の復調処理後、HS-LINK 伝送用ディジタル信号(2.8224MHz/1bit)として、トランスポート出力端子の HS-LINK から出力されます。

HS-LINK は、専用 HS-LINK ケーブルで、SA-CD および CD 両方のディジタル信号を出力することができます。
また、CD のみのディジタル信号を出力する、同軸および光ファイバー出力端子を装備しています。
ディジタル・レコーダーを接続して CD のディジタル録音をする場合には、 この端子からの信号を使用してください。

HS-LINKからの SA-CD/CD ディジタル信号は、録音することができません。 

 DP-550 は SA-CD や CD に加えて、個人でパソコンなどを使って記録した DSF ファイルフォーマットによるサンプリング周波数 2.8224MHz/2 チャンネル DSD ディスクの再生が可能です。
この機能により幅広いソースに対応し、楽しみが広がります。


出力の D/A コンバーターに、驚異的な性能・音質を誇る『MDS+方式 D/A コンバーター』を搭載しました。 


 MDS+方式は、⊿Σ(デルタ・シグマ)型 D/A コンバーターを複数個並列接続することで、大幅な性能改善を図った画期的なコンバーターです。

図のように⊿Σ型 D/A コンバーターを複数個用意して、各コンバーターにすべて同一のディジタル信号を入力、各コンバーター出力を加算して全体の出力とします。


全体の出力では、信号成分は単純加算されますが、変換誤差は相互に打ち消される可能性がありますので、単純加算した値よりも小さくなります。
従って、信号と変換誤差の比が大きくなり、変換精度や SN 比、ダイナミック・レンジ、リニアリティ、高調波ひずみなど、コンバーターにとって非常に重要な特性を一挙に向上(コンバーター数を n とすると√n 倍向上)させることができます。

DP-550 では、4 回路の高性能『ハイパーストリーム. DAC』(ES9008:ESS テクノロジー社製)を並列動作させていますので、コンバーター1回路の場合に比較し、全体の性能は約 2(=√4)倍に向上します。


MDS 方式による性能向上は、信号周波数や信号レベルに関係なく働きますので、 従来の⊿Σ型 D/A コンバーターで改善の難しかった出力信号にまとわりつく微小レベルの雑音も、同時に低減することができます。


 DP-550 で採用した『MDS+方式』は次の図のように、MDS 方式における D/A コンバーターの電流出力信号を電圧出力に変換する『I-V』(電流-電圧)変換回路の動作を改良し、さらに電流加算と電圧加算を組み合わせて、電流加算部の負担を軽くした回路方式です。



 この改良によって回路の安定度が向上し、より高い性能を発揮、音楽の静寂感と 品位を一段と高めるとともに、緻密な音場描写を可能にしました。 

 ディジタル・オーディオ・インターフェース IC に、AK4118(旭化成エレクトロニクス社製) を搭載しました。
この IC に搭載された高精度 PLL 回路は、ジッター量を大幅に削減したマスタークロックを生成し、DAC の変換精度を大幅に改善します。
AK4118 は、24 ビットまでのディジタル信号を復調できますので、いかなる入力に対しても、『MDS+方式』の能力を余すことなく発揮します。


 様々な情報を表示するディスプレイ部に視認性に優れた『7 セグメント』LED ディスプレイを採用し、曲番や演奏経過時間はもちろん、外部入力や SA-CD/CD ドライブ動作中のサンプリング周波数を表示可能です。


本機では正確で音質劣化の少ないディジタル方式のレベル・コントロールを D/A コンバーター内部で行なうことにより雑音の発生を防ぎ、最大-80dB まで 1dB ステップのレベル調整を可能にしました。


 D/A コンバーター出力の高周波領域には、必ずイメージ・ノイズが発生します。本機のような広帯域システムでも、超高域のイメージ・ノイズは除去しなければなりません。

そのために、アナログ・フィルターが必要になります。

 本機のフィルター回路は、通過域の周波数特性が極めてフラットな 5 次のバターワース型アナログ・フィルターを搭載、ライン/バランス回路の動作時の干渉を防ぐため完全独立で構成した、理想的な LPF(Low Pass Filter)を採用しました。


さらにバランス出力の場合は、バランス合成回路とフィルター回路を、D/A コンバーターの出力からバランスのまま直接一段で構成しています。この構成が《+-》対称型になっているため、入・出力インピーダンスの《+-》も等しくなり、『MDS+出力』を理想的な形でバランス伝送することができます。

このフィルター回路は、カットオフ周波数の最適化とフラットな通過域特性により、厳選された素子と相まって、優れた音楽再生を可能にしました。


本機の高性能プロセッサー部を活用し、他のディジタル機器を高音質再生できる、ディジタル入力端子を装備しています。


同軸ディジタル出力端子を備えた機器(CD トランスポート、MD、FM チューナーT-1100 など)を接続できます。

光ディジタル出力端子を備えた機器(CD トランスポート、MD などを接続できます。 

PC(パーソナルコンピューター)と接続して PC にダウンロードした高品位(ハイレゾリューション)音源を高音質再生ができる USB 端子を装備しています。 

外部入力や SA-CD/CD ドライブ動作中のサンプリング周波数を表示可能です。 


 USB 端子(タイプ B)と PC(パーソナル・コンピューター)を USB ケーブル(タイプB コネクター付)で接続します。 

PC にダウンロードした、192kHz/24bit までのハイレゾリューション・データの高品位音楽再生が可能。 

USB 端子を使用する場合、ご使用のPC に応じて、本機に付属している《CD-ROM:USB ユーティリティ CD》をインストールしてください。 

USB での音楽データの再生は、PC 上の OS や音楽再生ソフトウェアに依存します。 


 DP-550 の入力を外部機器接続に切り替えても、本機の SA-CD/CD トランスポート動作は 継続しています。
『トランスポート出力端子』と『ディジタル入力端子』の間に DG-48 をHS-LINK ケーブルで接続すれば、SA-CD/CD 信号をディジタルのままで音場補正が可能になります。 

 アナログ出力端子は、バランス用 XLR タイプとライン用 RCA タイプ・コネクターの 2 系統を装備しています。
バランス出力は、伝送途中の外来雑音によって誘発されたノイズを打消して音質の劣化を防止、ノイズフリーの高音質再生が可能です。 

機器間の信号ケーブルから混入する妨害雑音に対処するため、本格的なバランス出力を設けました。バランス伝送の原理は、出力側は同一振幅で位相が反転(180 度)した、ノン・インバート(+)とインバート(-)の信号を出力します。入力側はこれを+入力、-入力で受けて差信号を取り出します。
この時、ケーブルの中で発生するノイズ成分は、両極に同相で入るため、入力アンプでキャンセルされてしまいます。 

機器間を接続するケーブルが長くなるほど、外来雑音によって信号が妨害され音質に影響を与えます。
バランス接続によりこの妨害から解放され、良質な信号伝送が可能になります。 また、本機はリアパネル側に、『バランス出力の位相切替スイッチ』を装備しています。工場出荷時の設定は《③番:(+) 》ですが、バランス接続する機器によっては位相が逆になり、合わせた方が好ましい場合があります。このような場合は、スイッチを《②番:(+) 》側に切り替えてください。尚、アキュフェーズ製品(一部プロ機器を除く)と接続する場合は、全て《③番:(+) 》ですから切り替えの必要はありません。


インシュレーターには、鋳鉄に特殊な熱処理を施すことで結晶構造を変化させて硬度をアップ、振動減衰特性の優れたハイカーボン鋳鉄を採用しました。
これにより外部からの振動を遮断し、高い制振性と静粛性を確保、微小信号への影響を防いでいます。


 本体の基本操作機能以外に、多くの機能を装備したリモート・コマンダーを付属しています。
外部機器の入力セレクター、レベル・コントロール、リピート演奏など多彩な機能を満載しています。

 外部ディジタル入力を持つ多機能な SA-CD/CD プレーヤーでありながら、複雑なボタン操作を排除、優美で洗練されたデザインに仕上げました。


 HS-LINK は、最新のディジタル伝送技術を応用した、アキュフェーズ独自の『超高品質ディジタル・オーディオ・インターフェース』です。
著作権保護のため送・受信の相互認証を行いながら、LVDS 方式により専用 HS-LINK ケーブル 1 本で、ディジタル・オーディオ・データの超高品位伝送が可能です。


SA-CD のディジタル信号および従来からのディジタル・オーディオ信号(CD、MD、CD-R など)の伝送が可能


サンプリング周波数 32kHz、44.1kHz、48kHz、88.2kHz、96kHz

 (各 16~24bit 2ch PCM)

 176.4kHz、192kHz(各 24bit 2ch PCM)

 2.8224MHz (1bit 2ch DSD) 

伝送レート:400Mbps 以上(理論限界 1923 Mbps) 

伝送信号形式:低電圧バランス伝送の LVDS 
(Low Voltage Differential Signaling:TIA/EIA-644)


送・受信クロックは完全同期型


送信と受信が同時に行える完全双方向伝送


送・受信の相互認証により万全のセキュリティ


伝送ケーブル:

シールド付ツイスト・ペアー8 芯 OFC ケーブル(TIA/EIA-568A CAT.5 相当) 

DP-550 は、SA-CD/CD トランスポート部を活用できるトランスポート出力端子とディジ 
タル・プロセッサーを活用できるディジタル入力端子をそれぞれ独立して装備しています。 
この間に、ヴォイシング・イコライザーDG-48 を接続すれば、本機の SA-CD/CD 信号のデ 
ィジタル領域での音場補正が可能になります。 

11/30追記
DP-550は当店でも好調にご予約を承っており、
本日、初回生産分は予約完売となったそうです。

第2ロットは1月中旬~となります。


12/11 追記

 DP-550 がきました。

CDの音は非常に透明度があり、切れ込んで、パワフルでもあり、立体的です。



DSDディスクも再生してみました。

リモコンの「TIME」を何回か押すと・・表示がでました! 

DSDのサンプリング周波数 2.8224MHz!


この機はプロトですので、今日また持って帰られてしまいます。

12/22
年越し企画 アキュフェーズ 新製品 DP-550 集中試聴中! ~1/8
始まりました。 

是非、ご試聴ください。

*アキュフェーズ2009~   *クロック    アキュフェーズ総合カタログ
アキュフェーズ~2008   Accuphase 2009~記事    

ボブ・ジェームス クリスタル CD発売

ボブ・ジェームス「アローン」 クリスタルCD発売!

   メーカー希望価格  52,380円 税込み (税抜き47,619円)      

 

10/13~エピソード1


クリスタルCD試聴盤が当店に届きました! 

聴いていただいています。 

お馴染みのお客様に、

「これが音の良い5万円のガラスCDソフトですよ・・」とCDソフトを手渡しすると、

「へえー」といいながら、ガラス面を指で叩いてみて

「カーン カーン」と

本当だ!いい音がする・・

(そっちじゃないでしょう・・ 一応、心の中でつっこんでおきました。 )

 

10/15追記:エピソード2

クリスタルCD!お馴染み様から注文が入りました!

アキュフェーズ スーパーCDプレーヤーDP-900、DC-901のオーナーの方です。

当方でご紹介しておいて、こんなことを書くのは怒られますが、

ご注文いただいたのはちょっとびっくり!

最初に発売された頃のクリスタルCD一枚 20万円(カラヤン)よりは安くなったね・・ 

という声も少なからずありました。

音は本当に良いですよね。


同じように本日、

アキュフェーズスーパーCDプレーヤーDP-900、DC-901をご注文くださった

もう一方のお馴染み様 (アキュフェーズ900シリーズは今月は調子よく2セット注文がありました・・(^^♪)

その方にもクリスタルCDを聴いていただきました。

上記のクリスタルCDご注文の方もDP-900、DC-901のオーナー様です。

共通項があるということで・・


ESOTERIC K-03のトレイに

セットして置くとき 「ガチャ」と うすい花瓶を置いたような重量級の音がします。

・・・
「高音質と、演奏には感心した

でも一枚のソフトに5万円かけるのだったら、15枚色々な物を買うよ・・」と、

けんもほろろでした。 

二つ目のどじょうを期待してのデモンストレーションでしたが

やはり、みなさんそれぞれです。 (笑)

 

 *MarkLevinson *アキュフェーズ2009~

JBLハーマンインターナショナル

アキュフェーズ~2008

 Accuphase 2009~記事

 *ESOTERIC

 

2012年 9月のイベント予定 1 Accuphase40周年記念モデル試聴会

9月1日(土)、2日(   講演時間  PM2:00~3:30
イベントは終了いたしましたが、9/9までフリーでご試聴いただけます。

Accuphase40周年記念フル・ラインナップ・モデル試聴会

使用機材 
A-200C-3800DP-900DC-901PS-1220DG-48 ほかに C-2820 、A-65

奮ってご参加ください。    

A-200用に PS-1220を右、左それぞれ2台準備しております。

お楽しみにしてください。

9/1 PM2:00 講演始まりました。

PM2:30  第一回講演中!

只今
満席ですが、予備席もご用意しておりますので、まだ3~4人は入室いただけます。

PM3:00
いっぱいいっぱい満室です。

PM3:35~
一応第一回が終了しました。 3人様が引き続き試聴されていますが、
新規のお客様がどんどん増えて、また満席に・・ 引き続き、急遽講演が始まりました。

DG-48
の実践の使いこなしなどにもスポットがあたっています。

今までの記事でも何度かご紹介してまいりました当店のお馴染み様の猛者の方々も続々とご来店・・

日頃お忙しくご活躍の方々ばかり、これだけのメンバーの方が同時間にご参加いただき・・
スタッフ目線ではある意味、機材にも増して壮観です。

講演も延長されたりイレギュラーとなりましたが、熱気は本日のピークを迎えました。

やはりアキュフェーズ試聴会はなにかが起こります。

2日() も講演時間  PM2:00~3:30となっております。
奮ってご参加ください。 ほかの時間帯は自由試聴です。

 

9/2  PM2:00 
二日目の講演、満席で始まりました。 昨日とは違い皆さん比較的ゆっくり聴いていただいています。

PM3:30 
講演終了しました。

PM3:35~
終了前後から 自由試聴ご希望のお馴染み様が愛聴盤を持参でお見えになり
引き続き試聴が始まっています。

ゆったり聴いていただけたおかげで生粋のアキュフェーズファンのTさんには
ジンマンのマーラー5番、ヴァントのブルックナー8番を全楽章聴いて頂けました。

 

結果的に常連様も丁度うまく土、に分かれて来場いただき、
土曜のように混乱しなくて良かったです。

有難うございました。

magnepan マグネパン MMG 展示開始いたしました。

magnepan new MMG 展示開始いたしました。

常時ご試聴いただけます。 (2014年11月現在は展示していません。)    

リアルな女性ボーカル、ヨーロッピアン・ジャズ、協奏曲、器楽曲、声楽、オラトリオなどが得意ではないでしょうか。

フラットスピーカーならではの定位感、ひずみの少ないHiFi音が特徴です。

ご都合のよい時間にどうぞご試聴ください。

よろしければ愛聴盤を是非お持ちください。

10/14追記

MMG は写真のとおり中級コーナーで鳴らし始めました。

価格がペアで¥168,000と有名輸入品にしては価格を安く設定されているためでもありました。

スピーカーが¥168,000ならアンプの予算も20万円~30万円という先入観もあったからです。

しかし今はトップ・エンドコーナーに鎮座しています。

となりの部屋に移動させて、アキュフェーズのC-2820A-65P-6100で鳴らしたところ
素晴らしい音で鳴り始めたからです。

クラシックを中心に奥行きが「グーーン」と数十メートル感じられ、雑味が全くなく、透明度も数十倍!
ある程度想像はしていましたが、それ以上、期待以上の大変身です。

この音を聴かされたら、みなさん欲が出て MMG より上のフラグシップに近い機種に挑戦してみたくなるのではないでしょうか・・

ただ現在のところ予算配分はスピーカー¥168,000、アンプ¥2,257,500です。
セットで考えると、悩ましい・・

アンプは選ぶけれど良いスピーカーです。

自身のCPは高くて、
価格も健気なのに、アンプにお金持ち(大浪費)を要求する不思議な名機です。
(独断で名機と言い切っちゃいました・・)

10/15追記

昨日、上記記事を追記して
また今日ですが、

本日、アキュフェーズDP-900、DC-901をご注文いただいた方(スーパーマニアです)に雑談がてらMMG を聴いてもらいました。

B&W N801を使用されていますご本人さんは、

「このタイプのスピーカーは低音が出んじゃろー」(native 広島弁)

笑っておられましたけれど、
LINNのDSでJazzをかけたところ力強く、太い、伸びやかなベースがでたところ、顔色が変わりました。

「・・ 思ったよりでるね」

価格を告げると、驚いたように 価格を聞き直されました。

magnepanは25年くらいまえ
箱形スピーカーを嫌う方を中心とした平面スピーカーブームの立役者でした。

magnepanは平面スピーカーのなかでもリーズナブルだったというのもあるかもしれません。
広島でも当店とライバルのお店が扱っておられました。

当店ではコンデンサー型の アコースタット、マーティン・ローガン、オールリボン型のアポジー などを常時展示してそれらを推奨しており、magnepanに関しては「×ぶー」でした。

当時のmagnepanは中域だけのAMラジオのような鳴り方で感心しなかったのですが・・

振動板技術の進化なのでしょうか?
それとも
当時は上記3つのフラット・スピーカーも完璧に鳴らせるアンプが無かったですから、
(一般論として平面スピーカーは周波数特性もフラットで自然な鳴り方をする良い面を持つ反面、低音のインピーダンスが1~2Ω近くになり・・・1~2Ωということは⇒ほとんどショートに近いスピーカーをドライブする⇒パワーアンプの電流がどんどん要求される⇒アンプの電源やパワー部がもたない⇒よい平面スピーカーの性能が発揮されない・・という負のスパイラル図式です。)

最近のアンプの性能が上がり、電源インピーダンスが低くなったことにより、スピーカーの低インピーダンスに対してもリニア・パワーが取り出せるようになったおかげでしょうか・・

一番リーズナブルなMMG を聴いただけでも、当時感じていた雑味も皆無、
低音でインピーダンスが1~2Ωに下がっていても、現在の良いアンプですとへっちゃらで全く崩れません。

超低音から超高音まで限界知らずにきれいに聴こえます。
抜群のアンサンブルです。
一番嫌いだったスピーカー(昔と同製品ではありませんが)に一番感心させられるって、何なんでしょう  技術の進歩と想像しても信じられません。

それからコンチェルトを15分くらい試聴

「すごいね」 「本当に この値段?」
「すごいでしょ」
「メーターでは3wくらい振れているね」

もう一度、価格の話題・・
私も価格についてだんだん不安になってきて、(胸張って、大嘘を書いているんじゃないかと)
株式会社ステラさんのHPをもう一度確認致しました。

確かに 税別 160,000 円 Pair となっています。 
何度も申し上げますとおり、本日もアンプはA-65で鳴らしました。

 

ステラ取り扱い製品 MAGNEPANなど6ブランド価格改定      2014/12

*常設展示

アキュフェーズ40周年記念モデル A-200 7月発売!

昨年から噂されていた
 アキュフェーズ 40周年記念モデル パワーアンプがいよいよベールを脱ぎます。

new 純A級・モノラル・パワーアンプ A-200   メーカー希望小売価格 ¥1,375,000 / 1台税込み

                  

電源トランスはA-65 の約2.5倍、  A-100の約1.9倍と
DF1,000以上という驚異的なダンピング・ファクター を達成、
SN比に到っては、ゲイン最大時に入力換算雑音-126dBという
アキュフェーズがアンプ製造を始めて以来最高スペックとなる高SN比を実現しています・・・  
 

40周年記念モデル「A-200」発売で全ラインナップ完成いたしますので、

以下 アキュフェーズ新製品資料をなるべく全文に近い形で、ご挨拶も含め掲載したいと思います。


音楽   
現代を旅する人間の心を潤すオアシス……。

私達は
音楽芸術を通して人間の魂の向上をはかりたいという理念のもとに、 enrich life through technology を旗印に集まった技術集団です。
私達は音楽から受ける深い感動を求める手段としてオーディオ技術をとらえ、ぜいたくとも思えるほどの高いグレードを目標に制作活動をいたします。楽器に名器として珍重されるものがあるように、
オーディオ機器でも手づくりの良さを十分生かした、一つ一つが オリジナルと呼べるようなものを作りたい。

アキュフェーズ製品は このような設計理念から生まれました。
Accuphaseのアキュは Accurate(正確な・的確な)、フェーズはオーディオ技術に重要な Phase(位相)の2語を結んでオーディオの奥をきわめる心を表し、 ブランド名といたしました。

私達は質の追求に徹するため、生産ラインにベルトコンベアーを使いません。したがって生産量が限定され、高加工度製品のため、 限られた販売店のみで取り扱っています。
アキュフェーズ製品は 世界の主要国で、日本国内と同一ポリシーで販売されています。
アキュフェーズは市場のファッション的傾向には迎合せず、オーディオの本質を追究いたします。このため、製品は可能な限りロングランをいたします。

アキュフェーズは 1972 年に創立、翌 1973 年に創業第一作となるセパレート・アンプ C-200/P-300 を発売、以来真の高級オーディオ製品を創るという高い理想を掲げて、徹底したクオリティ重視の設計と高品位伝送を目指しました。
高度な技術に裏打ちされた付加価値 の高い製品を製造し、その一つ一つが独創性と高い信頼性を保ち、歴史に残る数々の銘機を 生み出したアキュフェーズ製品は、国内はもとより海外のオーディオファイルからも高い評 価と絶大な信頼をいただき、今年 6 月にはお陰様で満 40 周年を迎えます。
今回の新製品『純 A 級モノフォニック・パワーアンプ A-200』は、今までアキュフェーズが培ったパワーアン プのノウハウを集大成、《プリアンプ C-3800、セパレート型 SA-CD プレーヤー DP-900/DC901》に続き《アキュフェーズ創業 40 周年記念モデルの第三弾》となる機種で、 次世代をリードする記念すべきモデルとしてご案内いたします。 
 

アキュフェーズのモノフォニック・パワーアンプの歴史は、M-60(1975 年)から始まり、 M-100、M-1000、A-100(純 A 級、1991 年)、M-2000、M-8000、そして現行モデル M-6000 と常に世界のハイエンド市場をリードして、その時代におけるブレークスルーの役目を担ってまいりました。
今回の A-200 は、実に A-100 以来となる《純 A 級駆動のモノフォニック・ パワーアンプ》で、新たな観点からパワーアンプを見詰め直してその理想形を追求、機構・回路面に先進テクノロジーを導入、部品類全ての徹底した吟味と試聴を繰り返し、最高峰 の性能と音質を目指し誕生しました。

A-200 は、理想的なスピーカー駆動を実現するため、卓越した M-6000 の構造技術を導入、 大型ヒートシンクを両サイド外装として筐体の左右に配置、2 台の完全同一回路のパワーアンプ・ユニットを並列動作させています。
この独立したパワーアンプ・ユニットの完全並列 動作により出力電流を大きくすることができ、極めて低出力インピーダンスのパワーアンプ を実現、これと最高グレードの素材や回路・パターン技術などを巧みに駆使することにより、 《DF(ダンピング・ファクター):1000》以上となる驚異的な値を達成しました。純 A 級ア ンプは、電源関連や発熱状況が大きく変化するため、どのような環境に対しても回路動作が 安定でなければなりません。
このパワーアンプ並列ドライブの実現を可能にしたのは、①パ ワーMOS FET の採用 ②『Double MCS+回路』の搭載が大きな要素を占めています。

パ ワーMOS FET は高周波特性に優れ、また単独で温度変化に対して負の特性を持つ素子で、
左右に配置したパワーアンプ・ユニットの温度上昇時の温度バランスを絶妙にコントロール、 環境の変化に対して左右のユニットを安定に動作させる事が可能になりました。

A-200 が目指したもの、もう一つは SN 比大幅改善への挑戦です。入力部に最新の『インスツルメンテーション・アンプ(Instrumentation Amplifier)』を導入、これをダブル構成 として完全ディスクリートで構成しました。
この方式は、入力端子からのアンプ内部の信号経路をフルバランス伝送化、機器内で発生する雑音を除去する能力や低ひずみ率などの諸性 能向上に大変優れています。
そして後段との絶妙なゲイン配分と相俟って、『GAIN MAX』 時:-126dB もの驚異的な高 SN 比の実現に成功しました。これはアキュフェーズのパワ ーアンプで歴代最高性能を誇ります。

激しく変動するスピーカーのインピーダンス(注1)、しかしこのインピーダンスに影響 されないで、スピーカーに秘められた表現力を 100%引き出すには、スピーカーを『定電圧駆動』(注2)しなければなりません。つまりアンプ出力の『低インピーダンス化』です。
低インピーダンス化は同時に、ヴォイスコイルから発生する逆起電力を吸収し、IM ひずみ の発生を防ぐことができます。
本機は、徹底的に吟味した最高グレードの素材を投入、強力 な電源部とパワーMOS FET 20 パラレル・プッシュプル構成により、アンプ出力の『低イ ンピーダンス化』(スピーカーの定電圧駆動)を実現しました。これらの動作を支えるのが、 放熱フィンを有するアルミ鋳物ケースに収納された高効率大型トロイダル・トランスと、大 容量フィルター・コンデンサーです。
電源トランスは A-65 の約 2.5 倍、A-100 の約 1.9 倍 もの大電力型を搭載、コンデンサーは 100,000μF×2 の超大容量型を搭載し、急激に変動す る供給パワーにも余裕を持って対応します。

また、本機 2 台をブリッジ接続して、さらに 大出力モノフォニック・アンプにアップ・グレードすることが可能です。

電気的・音質的に重要な要素を占めているパワーアンプ回路のプリント基板には、低誘電率・低損失の『ガラス布フッ素樹脂基材』を採用し、徹底した高音質再生を追求しました。
 
この銅箔面には金プレートを施し万全を期しています。
プリント基板の銅箔面や入出力端子、 音楽信号の通過する主要な部分に金プレートを施すなど、信頼性の向上とともに音の純度を 徹底的に磨き上げました。さらに、出力リレーの代わりに、機械的接点がない『半導体(MOS FET)スイッチ』を採用し、長期信頼性と一層の音質向上を目指しました。

左右に配置した大型アルミダイキャスト・ヒートシンクは、放熱を妨げず傷の付きにくい 塗装を施し、外気に直接触れることにより効率的な放熱処理を実現、同時にパネル、シャー シとともに一体化し、過剰とも思える強固な構造体を構成しています。

パネル面の中央には アナログ・パワーメーターに代わる先進的な 2 種類の大型パワーメーターを配置、伝統的 なシャンペン・ゴールドパネルと重厚で精密なサブパネルを装備し、リスニングルームの雰 囲気を一層引き立てます。

このように、モノフォニック・パワーアンプとしての堂々たる質 感と風格を備え、音質面では、迫力あるダイナミズムと圧倒的な情報量・微細な表現能力の 再現を徹底的に追求、音楽を生々しく表現してくれます。

(注1)アンプの出力とスピーカーのインピーダンス
スピーカーの負荷インピーダンス(交流抵抗)は、周波数によって大きく変化します。
こ の負荷インピーダンスの変動に左右されない定電圧でスピーカーをドライブすることが、理想パワーアンプの条件です。
スピーカーへの供給電圧が負荷インピーダンスに関係なく一定であれば、出力電力は負荷インピーダンスに反比例して増加することになります。
負荷イン ピーダンスが低くなるほどアンプにとっては負荷が重くなり、2Ω では 8Ω 時の 4 倍の電力 が必要であり、発熱のために出力素子が破損することにもなりかねません。
1Ω ともなると 8Ω 時の 8 倍もの電力を要求されるので、非常に強力な出力段と電源部が必要となり、電流、 電力、発熱など低インピーダンス対応する設計を行わなければなりません。

(注2)定電圧駆動
アンプの出力インピーダンスは、負帰還(NFB)に深く関わっています。
スピーカーを 駆動することによる出力レベルの低下や発生する逆起電力・・これを負帰還で入力に戻し、 出力レベルの低下や逆起電力を吸収するように出力を変化させる・・つまりスピーカーを駆
動することによって影響を受けた信号を入力に戻し、それを修正して理想の出力に近づける、
これが負帰還です。

しかし負帰還だけでは、静的な低インピーダンス化はできても、音楽のようなダイナミックに変動する信号に対して動的な低インピーダンス化が大変難しく、理想的なスピーカー・ ドライブができません。そこで、負帰還をかけない状態で低インピーダンス化すれば、動的 な低インピーダンス化が可能となります。
従って、パワーアンプの低インピーダンス化は、 出力素子および電源部を大電力化し、実際の動作状態でのインピーダンスの低減を図らねば なりません。

A-200の技術と特徴

アナログ・パワーアンプには A 級、AB 級、B 級の 3 種類の動作方式があります。B 級動作の出力段は図のように出力波形のプラス側を出力する回路とマイナス側の波形を出力する回路を組み合わせて動作させています。

プラス側の回路が働いている間はマイナス側の回路は休止し、マイナス側の回路が働いている間はプラス側の回路は休止しています。
また入力信号が無い時は全ての出力段が休止しますので、無信号時には非常に低い消費電力が実現できます。
しかし、図の拡大波形のようにプラス側の回路からマイナス側の回路に動作が移るとき、それぞれの回路はほぼ休止状態 になり、通過する微小信号部分でひずみを生じます。このひずみは『スイッチングひずみ』 もしくは『クロスオーバーひずみ』と呼ばれます。

実際に市販されているパワーアンプはプラス側とマイナス側の回路をオーバーラップさせてひずみを防止しています。これを AB 級動作といいます。

*アキュフェーズでは B 級動作の製品はなく、プラス側とマイナス側をオーバーラップさ せる範囲を比較的大きく取った AB 級動作としてスイッチングひずみが発生しない万全の設計がなされています。

下図に A 級動作を示します。A 級動作とはプラス側の回路とマイナス側の回路が入力信号 の有無にかかわらず常に電流を流して最大出力状態で動作させる動作方式です。
このためプラス側とマイナス側の受け渡しのようなスイッチング動作がなく、スイッチングひずみも存 在しません。
また、出力に関係なく常に最大出力で動作するため、A 級動作範囲内では電源部の消費電力も常に一定で変動がなく、入力信号のあらゆる変化に万全の態勢で備えます。
このため A 級動作のアンプは他の動作方式では得難い非常に滑らかな再生が可能であり、
オーディオ・ファイルに絶大な人気があり垂涎の的となっています。


一方、常に最大出力で動作させるため、回路は常に安定した余裕のある設計と発生する熱の対応などに高い技術力が必要とされます。

アキュフェーズは A 級パワーアンプを古くから手掛け、多くの技術的革新とノウハウの集積によりゆるぎない技術を確立しています。

第 1 図増幅部のサーキット・ダイアグラムに示すように、本機の電力増幅段は、許容電力損失が 130W のパワーMOS FET を N チャンネル 20 個、P チャンネル 20 個の合計 40 個を使用して、並列駆動することにより総許容電力損失値は実に 5.2kWに達 し、1 ペアー当たりのパワーの負担は軽くなり、MOS FET の直線性に優れた領域を効率よく使うことができます。

パワーMOS FET は、単独で温度に対して安定な特性を持つ素子で あるため、左右に配置されたヒートシンクのアンバランスな温度上昇に対しても、複雑な制御の必要がありません。また、A 級動作ですから常時大電流が流れていますが、回路全体で 20 パラレルにすることによりその電流も 1/20 になり、回路全体の安全度が大変高くなっています。

A 級動作による発熱処理は、アルミダイキャストによるヒートシンクを左右に 2 台装備して、厳しい 安全規格をクリアする余裕のある放熱を実現しています。この余裕度によって、800W/1Ω (音楽信号に限る)、400W/2Ω、200W/4Ω、100W/8Ω と超低インピーダンス負荷まで安定したリニア・パワーを保証します。

第 2 図は本機の出力電圧-電流特性の実測値で、それぞれの負荷インピーダンスにおける値を測定しました。
負荷が変化しても出力電圧はほぼ一定、電流がリニアに 増加している様子がよく分かります。これが定電圧駆動の状態です。正弦波での実測値は、1Ω:1046W、2Ω:633W、4Ω:360W、8Ω:181W という、十分な余裕を持った設計になっています。
  
 

音楽信号はパルスの連続波形で成り立っており、時々現れる瞬間的な大きいパルスをクリッピングから救うため、このように余裕のある出力が必要です。また、スピーカーやケーブルなどリアクタンス成分を含んだ負荷駆動能力にも優れた威力を発揮します。

一般的に高周波用の半導体素子は、素子の内部で小さなトランジスターや FET を並列接続してマルチチップで構成した方が、単体による動作より素子がもつ固有のインピーダンス、内部雑音を低くできます。言い換えれば、リニアリティの改善です。

また、物理的にみれば、チップの面積を大きくすることにより、素子から発生する多大な熱の集中を避けて熱を分散し、安定した動作が約束されます。

本機もこのような手法を応用、出力段を並列接続することにより電流を分散させ、パルシヴな信号による瞬間的な大電流にも余裕をもって対応することができます。

アキュフェーズのパワーアンプは物理的に単純な並列接続ではなく、温度変化や各素子の電流整合に対して数々のノウハウを積み重ねてきました。その結果、小電流時のひずみ率や SN 比が向上し、小音量時の透明感が飛躍的に改善されています。

このようなゆとりある電流供給能力により、超低負荷ドライブを可能にし、性能・音質向上に大きく寄与しています 。

入力段にはディスクリート構成による完全バランス回路を搭載しました。A-200 のディスクリート回路は最高の素子を使用して高い電圧で動作させ、初段で大きなゲインを持たせることにより、アキュフェーズ歴代最高の SN 比が実現できました。
完全バランス回路はバランスの+入力と-入力の条件を理想的にそろえてバランス接続の性能を極限まで高めています。LINE 入力も同じ回路を使用するため、性能の違いもありません。

A-200 は、完全ディスクリート構成による最新の『インスツルメンテーション・アンプ
(Instrumentation Amplifier)』を導入、ダブル構成としました。この方式は、信号入力段を含めたパワーアンプ全体で、バランス・アンプを構成しており、入力端子からのアンプ内部の信号経路をフルバランス伝送化しています。このため、機器内で発生する雑音を除去する能力やひずみ率などの諸性能に優れているだけでなく、周囲の環境変化に非常に強く、パワーアンプとしての安定度・信頼性が飛躍的に向上しています。


『インスツルメンテーション・アンプ』方式の初段増幅部で利得を切り替え、ゲイン量をコントロールするため、位相の乱れが少なく、パワーアンプ段の安定度がほとんど損なわれないゲイン・コントロール《 MAX、-3dB、-6dB、-12dB の 4 段階 》が可能です。この方式では、増幅部のゲインを下げるとノイズ成分も同時に下がりますから、高能率スピーカーを使用する場合や、マルチアンプ・システムで中・高域スピーカーの駆動など、残留ノイズが気になる場合のノイズ低減に大きな威力を発揮します。

増幅方式は、出力信号を電流の形で帰還するカレント・フィードバック増幅回路を採用 しました。左図に A-200 の原理図を示します。

まず帰還側の入力端子のインピーダンスを下げて電流を検出します。その電流をトランス・インピーダンス増幅器で I-V(電流-電圧)変換し、出力信号を作ります。帰還入力部分(図の電流加算部分)のインピーダンス が極めて低いので、位相回転が発生しにくく、 その結果位相補償の必要は殆どありません。

このように、少量の NFB で諸特性を大幅に 改善できるため、立ち上がり等の動特性に優れ、音質面でも自然なエネルギー応答を得ることができます。A-200 では『Double MCS+ 回路』をカレント・フィードバック増幅回路 で構成、一層の高性能・高音質を実現しました。

この回路は、利得の大小による周波数特性の変化はほとんどありません。左図に A-200 電流帰還増幅回路の利得を変化させた場合の 周波数特性を示します。広い帯域にわたって 一定の特性で、利得を増減しても周波数特性はほぼ同じ特性が得られています。

増幅回路の入力部には、アキュフェーズ独自の『Double MCS+(Multiple Circuit Summing-up)回路』を採用しました。回路内もカスコード・ドライブ回路などを多用し 各回路の役割分担を明確にし、無理のない安定した性能を引き出しています。このように、入力信号を増幅するユニットを 4 回路並列接続することで低雑音化を計り、SN 比、ひずみ率など諸特性が大幅に向上し、入力換算雑音-126dB という当社歴代最高の驚異的な SN 値を実現しました。

入力回路に直流安定化電源を搭載しました。パワーアンプで大振幅に増幅された信号が、 入力部に電源を通してノイズとして混入しないように、入力回路を一定電圧で固定します。
これにより、小信号増幅部における電源の質が改善され、高 SN 比を実現しました。さらに、 電源変動や温度変化に対しても安定した出力が得られ、高安定動作を約束します。

ブリッジ接続とは、極性が異なる 2 つのアンプに同じ信号を入力し、両アンプの出力端子にスピーカーを接続する方法です。この結果理論的には 1 台で駆動するときに比べて 4 倍 の大出力にすることが可能です。A-200 ブリッジ接続時の出力は、1,600W/2Ω、800W/4Ω、 400W/8Ω と超弩級モノフォニック・アンプに生まれ変ります。

実際のブリッジ接続では、2 台の A-200 にお互いに逆相信号が入力されるように、モー ド切替スイッチを設定します。モード切替はアンプの入力部の極性を利用していますから、 位相反転回路を挿入しない、純粋な回路を構成することができます。

出力の『(-)端子』同士は、スピーカー・ケーブルと同質のケーブルで接続してください。
また、入力のバランス/ライン端子はそれぞれ 2 系統装備していますから、1 系統は入力信号の送り出し用に分岐出力として使用することができます。

機器間の信号ケーブルから混入する妨害雑音に対処するため、本格的なバランス入力を設けました。
バランス伝送では、出力側は同一振幅で位相が反転(180 度)した、ノン・インバート(+) とインバート(-)の信号を出力します。入力側はこれを+入力、-入力で受けて差信号を取り出します。この時、ケーブルに飛び込むノイズ成分は、両極に同相で入るため、入力アンプでキャンセルされます。

機器間を接続するケーブルが長くなるほど、外来雑音が音質に影響を与えます。バランス接続によりこの妨害からフリーになり、良質な信号伝送が可能になります。本機のバランス入力は、入力回路のノン・インバート(+)とインバート(-)入力へそのまま信号を注入する、最も理想的な構成です。

電気的・音質的に重要な要素を占めているパワーアンプ回路には、非常に高価で入手の難 しいガラス布フッ素樹脂基材によるプリント基板を採用しました。



この材料は、最も性能の高い素材の一つで、低い比誘電率と誘電正接をもち、高周波特性が優れ、また耐熱性も良い ため、周波数が 30GHz にも及ぶ SHF 帯で使用する衛星放送機器や高精度計測機器などに 使われます。プリント基板は、必ず誘電率・誘電正接を持つ誘電体です。誘電率が低いほど信号の伝播速度は速くなり、誘電正接が小さいほど伝送損失が小さくなります。本機では銅 箔面に金プレートを施し、さらに音質の向上を図っています。


信号が通過する部品類は、通常純度の高い銅が用いられています。本機では、この上に金によるプレート化を行ないました。プリントボード銅箔面はもちろんのこと、大きなリップル電流が流れるアース板、入力端子、スピーカー端子など徹底した音質の向上を図りました。

特に使用頻度の高い入力端子は、通常の金プレートの約 10 倍の厚みを持たせた産業機器用処理を施すなど一層の信頼性向上に対処しています。

全ての電力の供給源である電源部は、パワーアンプにとって重要な部分です。
本機には、 A 級動作に求められる大電流供給能力に優れた大電力容量の大型トロイダル型を採用しま した。さらに、熱伝導にすぐれ防振効果の高い充填材を用いて、高効率放熱構造のアルミ鋳物ケースに固着、外部への影響を完全に遮断します。トロイダル・トランスは、滑らかに閉 じた磁路を形成するドーナツ状のコアに太い銅線を捲くため、小型で変換効率が極めて高く 大型パワーアンプには不可欠な部品の一つで、大出力アンプ用として優れた特性・特長を備えています。


また、整流器を通過した脈流を直流に平滑するアルミ電解コンデンサーには、性能や音質を重視して箔の材質やエッチング、電解液などを選び抜いた特注による 100,000μFの超大容量型を 2 個搭載、ゆるぎない余裕度を誇ります。
 

出力を確実にモニター可能なディジタル(5 桁の数値表示)とアナログメーターをシミュレートした動作によるバーグラフ(40 ポイント LED 表示)2 方式のパワーメーターを装備 しました。メーター・スイッチにより、メーター動作・表示 ON/OFF やディジタル・メーターのレンジ切り替え、バーグラフ・メーターへの切り替え等が簡単にできます。またホールド・タイム切替ボタンにより、表示の静止時間(ホールド・タイム)を、1 秒と無限大(∞) 時間に切り替えが可能です。

1 秒のモードは刻々と変化する音楽信号のピーク値を 1 秒間で更新して表示、∞のモード は電源を切るまでの間の最大出力を知ることができます。


ディジタル・パワーメーターは、スピーカーの実装インピーダンスに基づく真の電力値を 表示します。次の図がブロック・ダイヤグラムですが、最初にスピーカー端子の電圧とスピーカーに流れた電流を精密に検出します。電流検出には、ホール素子を用いています。



A-200 では、従来にない高性能化を図るため高精度 24 ビット A/D コンバーターでアナログ/ディジタル変換、次にマイクロ・プロセッサーで電力の演算やピークホールドを行ないます。マイクロ・プロセッサーは、《メーターOFF/レンジ切り替え/バーグラフへの切り替え》や《ホールド・タイム切り替え》など、メーターに関する全てのコントロールを行ない ますが、とりわけ 24 ビットの信号を演算するために従来のディジタル・パワーメーターの3 倍以上の処理を行っています。
その結果 1000W レンジでは 9999.9W から 0.1W、100W レンジでは 999.99W から 0.01W、10Wレンジでは 99.999W から 0.001W という大きなダイナミック・レンジの表示が可能です。音楽信号はパルス波の連続ですから、アナログ・メーターで正確に読み取ることは困難です。これに対しディジタル方式では複雑に変化するスピーカーのインピー ダンスの影響を受けない真の電力値を瞬時に表示することが可能です。

※ホール素子

ディジタル・パワーメーターの表示に必要な電流の検出には、ホール素子を用いています。
流れる電流により生じた磁界の強さを検出(磁束密度に応じたホール電圧を発生)するホール素子により、信号経路に接触しないで電流検出が可能になります。このため、ダンピング・ ファクターの劣化を防ぎ、音質向上に大きく寄与することができます。A-200 ではさらにインピーダンスの低減を図るため高性能なホール素子をダブルで使用しています。



リアパネルにバランス入力の位相切替スイッチを装備し、Non-inverted(正相)/ Inverted(逆相)の切り替えが簡単にできます。当社製品は全て 3 番が Non-inverted(正相)に設計され、Non-inverted(正相)で使用します。3 番が inverted(逆相)の製品と 接続する場合はスイッチを右にスライドして位相を合わせることができます。


ブリッジ接続とはスピーカー端子のプラスとマイナスにそれぞれパワーアンプを接続し互いに逆相で駆動する方式です。理論的には 1 台で駆動するときの 4 倍の大出力アンプに アップグレードすることが可能です。ブリッジ接続時の出力は 1,600W/2Ω(音楽信号に限る)、800W/4Ω、400W/8Ωを実現、量感溢れるパワーを供給します。A-200 を 2 台使用して容易にブリッジ接続が可能な切替えスイッチをリアパネルに装備しています。

アンプの異常動作時等に接続しているスピーカーを保護するため、一般的に機械式の『出力(プロテクション)リレー』が使用されます。本機は、無接点『半導体(MOS FET)スイッチ』を採用しました。この素子は《定格電流 175A、超低 ON 抵抗》の産業用『パワー MOS FET』で、接点が存在しないため接点不良がなく、長期信頼性に優れ、また音楽信号が機械的接点を通らないため、一層の音質向上が期待できます。なお、出力を ON/OFF するときの機械的な動作音はありません。
  

出力回路のコイルには線材の断面が円ではなく四角の特殊な銅線を使用し、隣り同士を密着して巻くことができるエッジワイズ・コイルを採用。また銅線の断面積は 3mm×6mm という超極太で、従来の巻き線に比べて約 2.5 倍以上のの断面積があり、直流インピーダンスを極限まで下げてダンピングファクターの向上に寄与しています。

スピーカーの駆動力を示す要素に DF(ダンピング・ファクター)があります。DF は 8Ω のスピーカーに対してパワーアンプの出力インピーダンスがどの位低いかという値で、数値が大きいほどスピーカーからの逆起電力に打ち勝ちスピーカーを駆動する能力が高くなります。本機ではパワーMOS FET 20 パラレル駆動や出力回路の徹底的な研究により、1000 以上の DF を実現し、スピーカーの理想的な駆動を実現しています。

超大型スピーカー端子を 2 組装備しました。このスピーカー端子は当社パワーアンプの中で最も太いスピーカー・ケーブルや大型の Y ラグ端子が取り付け可能です。

端子の素材は、真鍮無垢材を切削加工して金プレート化し、その上に絶縁用のモールド・ キャップを被せてあります。端子を締め付ける際にケーブルや Y ラグが回転しにくく、締め付ける面が回転しない構造を採用し、緩みの少ない取り付けが可能です。

2 組の端子は内部で接続されており、どちらも同じ出力が得られ『バイワイヤリング』接続に便利です。

A-200の品質保証は5年間です。製品に 付属する「お客様カード(はがき)」に必要事項を記入の上必ずご返送ください。
引き換えに「品質保証書」をお届けいたします。

以上 アキュフェーズ新製品資料より   


6/14(木)に スタッフ向けの内覧会で当店で試聴出来そうです。
発売やイベントまで待てないという方がおられたら、お立ち寄りください。(歓迎です!)
ただ、生憎 来店時間がまだ不明です。


6/14(木)AM10:00 A-200来ました!



上記の資料のとおりの音を確認することができました。

透明度が超高域まで吹き抜けて、音の余韻が最後まで伸びやかで途中で消えたりしない高SN比、
バスドラムなどの低音がまったく揺るがない定位感は 20 パラレルによる圧倒的なダンピングファクターによるものなのでしょう。

PM1:00 
スタッフ向け試聴終了。
アキュフェーズのお二人がアンプと共に帰途につかれました。 寂しい・・

*アキュフェーズ2009~   アキュフェーズ~2008   Accuphase
Accuphase 2009~記事   アキュフェーズ総合カタログ   スナップ

 

7月の試聴会2 アキュフェーズ新製品試聴会

710日() AM10:00~PM8:00
Accuphase アキュフェーズ新製品試聴会を行ないます。
 
イベントは終了いたしましたが、
DP-900 DC-901 以外は7月18日まで集中試聴しています。
貸し出し試聴なども可です。

試聴機器
SA-CDプレーヤー アキュフェーズNEW DP-900  DC-901 
SA-CDプレーヤー アキュフェーズ DP-700

プリアンプ        アキュフェーズ   C-3800
プリアンプ        アキュフェーズ  C-2810

パワーアンプ     アキュフェーズNEW A-46
パワーアンプ     アキュフェーズ  A-65 

クリーンパワーサプライ アキュフェーズNEW PS-1220

案内役 アキュフェーズ 鬼頭氏   田尾氏(A-46設計チーム)

土曜日をさらに

上回る多数のご来場ありがとう御座いました。

午前中、始まるやすごい熱気でした。

DP-900  デュアル・ステー構造になった スチール製ベアリングシャフトメカ部

 


                                            滅多に見れないメカ部裏側

 今回の試聴会は
 PS-1220 A-46 の設計チームの お一人でもある田尾さんが 
案内役として来店いただいたこともあって パワーアンプはA-46 を中心に鳴らしました。

田尾さんとは個人的な雑談のなかでは、いつになく、細かなお話(A-45、A-46の設計者の違いによる設計デザインの違い、新規に出てくるオーディオ用コンデンサーと実際に実装するコンデンサーの選定する際のヒヤリングのお話 とかカップリングコンデンサーなど部品選定の超・意外だった話とか、ハイスピードといわれる超高帯域動作トランジスタアンプ設計、負荷インピーダンス変動による現実の発振のお話などなど・・) 有意義なお話を聞くことができました。

実際の試聴では
DP-700 と DP-900  DC-901  との比較、(予算も考慮して、もう唸るしかない)

普通はやらないDP-700をトランスポートにして、DC-901 との組み合わせ試聴、

PS-1220の有り、無しの音質比較・・ (皆さんからいっせいに「えーっ」と声が発せられて、即 ご注文もありました。)

筆者の私も、夕方になって会場の席にすこし余裕が出来てから音質にしぼって聴いてみました。

ティファニー
「ルビー&サファイア」

このなかの 赤とんぼ|スターダスト で
ジャケット写真を見る限り、大和撫子では無い ティファニーがスターダストので、
赤とんぼをきれいな日本語で歌っています。

震災以降・・内向きの気分の時にぴったり、癒されます。

同じタイミングで、
ご自身でもC-3800 M-6000  DP-700などご使用のSさんが DP-900  DC-901 を試聴にみえました。

といったことで、
急遽、当スタッフによって、組み合わせも今回の最強の布陣へシフト・・

DP-900  DC-901C-3800A-65 、PS-1220(今回これが思いのほか効いています)、
JBL K2S9900 

 

ニッキ・パロット&ケン・ペプロフスキー 

「Like A Lover」

驚きました。

この組み合わせが鳴らす、もの凄いベースと官能的なテナー・サックスが飛び出してきました。

わたしも本日のイベント全部聴いていた訳ではないですが、
ハードな音源では間違いなく本日のベスト・パフォーマンスでしょう・・ 

Sさんも嬉しい驚きで、大満足のご様子。

過去のイベント記事にもあるように、
アキュフェーズの新製品が出るたびに イベントでオール・アキュフェーズ製品のベストチョイスによってJazz CD盤パフォーマンスに驚かされるのですが、
(最近では例えばDP-700発売時、M-6000発売時、C-2810発売時、C-3800発売時)

今回、またまた
フラグシップ製品によるC/P無視、予算上限を設けない組み合わせの
ベスト・チョイスによるベスト・パフォーマンス更新です。

7/14追記
イベント日は来店のご都合のつかなかった常連の方の、ご自宅での比較試聴などによって、
また2台目の PS-1220 ( 1220 快調ですね・・)、ほかの方からもDP-510 もご注文頂きました。

ありがとうございました。 

9/24追記

上記のSさんは、
PS-1220に続いて DP-900  DC-901 も導入されました。
アンプやケーブルを替え変えてもどうしても不満だったオーケストラが非常に良くなり、毎日オケばかり聴いておられるそうです。 
 

PS-1220 はその後も人気で、皆様から 6台くらいお求め頂いております。 

ほかにアキュフェーズの中では、プリメイン・アンプE-205 がコンスタントに人気です。