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新フラッグシップモデルを聴く DENON & DALI プレミアム試聴会

日時 11月29日(土)、30日( フリータイム  終了いたしました。

試聴機
new DENON 
フラッグシップ・インテグレーテッド・アンプ「PMA-SX」、

new DENON 
フラッグシップ・スーパーCD/CDプレーヤー「DCD-SX

DALI 限定生産スピーカー「HELICON400MK2 LimitedEdition」 

奮ってご参加ください。  DENONイベント案内サイト      

 

オーディオラックは ミュージックツールズ社(イタリア)製を2段使用。


試聴会後記
 
今回のDCD-SX PMA-SX はさすがに4年ぶりの新製品とあって強力でした。

PMA-SXはプリメインアンプですが、低いインピーダンス(4Ω)のHELICON400MK2 LimitedEditionを物ともせず上回ってポテンシャルを完全支配していました。 

2日間で、いろいろなソースを聴きまして、弦のアンサンブルもすばらしいものがありましたが、特に印象に残ったのはハウスミュージックの 「Herbie Hancock / The Essence 」でチャカカーンのパワフルな歌声と涙が出るほどの豪華布陣といわれているバックミュージシャンの音がすばらしかったことです。
 

ボリューム位置9時半くらいで強烈なベースリズム音がボトムを支えて完璧と思えるスタジオギグの再現に、これ以上何を求めるの?
と感心して聴きながらも、内心シンセサイザーとかの連続音もどんどん入ってくるので、DALI のソフトドームツイーターはこの連続音に耐えられるのか・・などと心配しておりました。
それくらいパワーハンドリングは好いですね。

目を通したデーターなども今日の時点でこの記事上で公表出来ないのが残念で、抽象的になってしまうのですがPMA-SXはあるお客様の表現では、「4年ぶりに根性の入ったアンプ!1年ごとに新製品を出すメーカーとは一線を画している」ということで、野太く完成度も相当高いアンプです。

全体のデザインとしては全段バランス増幅でBTL接続をしているのですが、その前段での個別の位相変換回路を不要とするINVERTED Σ BALANCE 回路が、地味ですが効いているのだと想像します。
位相分割が巧みで、プラス電源側とマイナス電源側の信号が、回路図でいうところの上下のアンプが同じ条件で対称になるよう心をくだいているようです。
 

UHC-MOSによる理想的なカスコードブートストラップ回路とPRECISION SIGNAL GROUND回路 もアースからの影響を極力排除されていて、電源回路も含めこれらの少しずつの練られた積み重ねが、全段バランスアンプBTL接続を理想値どうりに音質面でも成功させているのだと思います。


 

DCD-SX はまた出色の出来で、
AL24 Processingを進化させたAdvanced AL32 Processing 
が単なる24bit→32bitの数字超えだけのお題目ではなく、
DENON独自のアルゴリズムの成功によるものなのか音質面に明らかに見えるかたちで貢献しています。

データーでみても通常の16bitから→24bit→32bitと高調波歪が約20dBくらいずつ減少しています。(周波数3KHz~20KHz)

ピアノの音も、管楽器の音にしても、ひとつの音を再生するとき最初の音が出る前の気配から最も鳴り響く音、最後の残響が消えて無くなる様まで伸びやかにきちっと音圧が再現されています。

もうひとつの要は、
DAC MASTER CLOCK DESIGN ”&“ DENON MASTER CLOCK CORE

水晶発振コアには高精度と低ジッターを追求したSCカット
(Stress-Compensated Cut:水晶切断角度を外部応力感度の最小ポイントにとったもの)と呼ばれる特殊なカット方法を用い、
またクロック動作温度によって引き起こされる周波数変化によって起こる位相雑音を極少レベルにまで管理したクロックモジュールです。

データーにより室温20℃~60℃、120℃~という 周波数変化がもっとも多くノイズが多くなる温度帯域での動作を避け、モジュール自体をノイズ面で理想的な70℃から80℃(DENONは恒温度75℃に設定)に保つ為のヒーターハウジング構造となっています。

クロック動作温度を一定に保つこと、モジュールも専用電源をとり、外部からの雑音からも遮断することにより、位相ノイズレベルが低く抑えられ他に例の無いほどの透明感を生み出しています。

聞くところによると、このクロック・ハウジングを恒温度にする技術は、DENONオリジナルというわけではなくて、携帯の基地局のクロック・コントロールに以前から導入されている技術だそうです。
当然、コスト高になるのが欠点です。

言わずもがな、ほかにも
電源を含んだ振動制御のデザインや、
新ピックアップメカニズムによって圧倒的な情報量とリアルな美音を紡ぎ出しています。


当店ではDCD-SA1をご使用のお馴染みさんが結構いらっしゃるのですが、
その方々のDCD-SXを試聴されたときは感心しきりですが、表情は実に複雑です。

この日も DCD-SA1 オーナーがたまたま同時間帯にお二人聴いていらっしゃって・・

「宝くじ代わりに・・SA1とSXを交換してちょうだい・ ・(ぐったり)」 と意味不明なギャグを連発してました。 

確かに 価格もグッと高くなりましたからね ・・

*Melody    *Vintage  

 

DENON      *DALI    *クロック

 

LINN リン KLIMAX DS!来たる!

4/5(土)、  4/6(

192kHz/24bit再生に対応した次世代のDSプレーヤー
AKURATE DS  KLIMAX DS



新型 MAJIKシリーズも初お披露目です。
new   
MAJIK 140
MAJIK-I
MAJIK LP12 
 
評判の最新CDプレーヤー AKURATE CD との比較も行ないます。
 
いづれも広島初お披露目です。奮ってご参加ください。  



イベント後記

先立って東京のホテルで行なわれた発表会には行くことが出来なかった為、
噂でしか知らなかったDS・・

当店で初めて耳にするDSはやはり凄かった。

デジタルオーディオの殻を破る音質で、
個人的にも久々に触手が伸びそうな製品ですが、
なにせ安くはない!というのが欠点でしょうか・・

音質比較すると
CD とDSの音質はアナログ時代の表現で、
誤解を恐れずに書いてしまうとLP再生 対 2トラ38再生 のような違いに聴こえました。

もちろんLPの音が悪いわけでは無いのですが、
擦れ音を感じさせなくて音程のピッチが安定していて神経質にならず、
低音から高音までエネルギーがフラットでバランス好く、
ダイナミックレンジ広大で物理特性が良い、
迫力があってうるさくならないといったイメージです。



ここからは余談になりますが、

DSプレーヤーの音を聴いてみると 
デジタル創成期の26年前、
ソニー研修所で聴かせていただいた民生用PCMデジタルオーディオプロセッサー
PCM-F1+ ベーターマックスF1 (Uマチックだったかも知れません)の音を思い出しました。

研修室の舞台には幕が閉じていて、
音が鳴り出した瞬間、
信じられないことに、幕の後ろの舞台上にフルオーケストラが実物大で現れました(音による登場だけですが)・・

音量も実物大でまるで生演奏を目の前で聴いているようでした。

そして演奏が終わって幕を開けてみると、
なんと左右に1本ずつ1ペアの中型ブックシェルフスピーカー(ソニーSS-G5) だけだったという演出でした。

たしかソニーからの世界初のCDプレーヤー CDP-101 の
お披露目を兼ねた研修会 だったと思います。

まだ、アナログ全盛の時代
その頃の私は ・・デジタル音?・・
DENONのPCM録音LP?Compact disc player  それって何?というかんじで

新しい規格だといわれても・・
ソフトも無いし、市場から受け入れられるのかな・・などと思っていました。

(そんなことよりも個人的には、アナログプレーヤーで、間接ドライブの高音質ターンテーブル・モーターは目処が立ったので・・ 私自身プライベートでロングも含め当時5本のアームを使用していましたが、帯に短し襷になんとかで、ユニバーサルアームにも限界を感じ、何とかリニアトラッキングアームの理想的なものができないか・・
サウザー・エンジニアリングのアームをなんとかダイナミックバランスに改造するには針圧加圧用スプリングを何処に装着すればカートリッジのトラッカビリティが理想的かなどと・・)
そんなことばかり・・ 毎日考えている頃でした。


さて 研修会場にてCDP-101 の初のお披露!
世界初のCDP-101 でCDソフト が鳴りました!

しかしCDを再生して音を聴かせてみても、
全国から研修会に来ていた皆さん、私たちがあまり音質に驚かない様子に
講師の方が 軽く切れて プチッ・・ (失礼)
 
これでどうだとばかり、前述の PCMレコーダーの再生となった記憶があります。
 (確かに、こちらのデジタル記録音には驚かされました。)


26年が経て、
DSプレーヤーはそのPCMデジタルオーディオプロセッサーの 超ハイサンプリング、超高 bit 現代版 といった印象です。

表情も表現も 非常に細やかで、
ニュアンスが当時のPCMの機械(当時はもしかしたら水晶クロックなどではなくて PLLサーボか何かで同期をとっていたのではないかと思いますが)
 とは全然違います。


この DSプレーヤー の音を二日間
プリメインのMAJIK-Iと MAJIK 140 で鳴らしていたのですが、
いくら試聴ソースが良いからといっても、ダイナミックレンジの広いDSの音の良さを存分に出してくれたこのMAJIKシリーズの
アンプもスピーカーも小型なのに大した物だと思いますね。

「DSを実際にどう使用するのか」判りやすく解説してある記事が御座いますのでこちらをご覧ください。 →「KLIMAX DS攻略」第1話 3ページ 

特別配布DSニュース(pdf)ご希望の方は、スタッフまで


PS:
脱線ついでにページをお借りして 
ソニー研修所での思い出を補足いたします。

CDP-101、PCM-F1 の試聴に使用したアンプは、なんと研究用、試聴用に製作された(否・・製作途中?)の真空管シングルアンプで、出力管は 845 か 300B だったか忘れましたが、内部の部品 主に高音質コンデンサー等をテストする為、裏返しにセッティングされており、 トランスも真空管も逆さ吊りになっていて、さらに底板 を取り払ってそこからケースに入りきらない部品がまるで枝垂桜のようにぶら下がっていたのを覚えています。

なんでも角型メタライズド・ポリプロピレン系と思われるコンデンサーはその当時まだ日本では手に入らない、超高価(金額も覚えていますがあまりにも常識はずれなので書けません)なものだそうで、NASAの方から特別に入手したとか・・(どこまで書いて良いのかちょっと心配しながら書いていますが・・)

逆さにぶら下がっている出力管、トランスなどの本体よりも。 外に垂れ下がっているパーツ(おそらくは高性能抵抗ほかカップリング、カソードパスコン、電源パスコン、電源フイルターなどのコンデンサーが何十個も・・)の方が 3倍 近いボリュウムだった 印象があります。

当時の ソニー本社2号館の開東閣よりに隣接していた研修所もいまはもう無いのでしょうね

・・ 懐かしく寂しい限りです。



余談中のさらに余談:

現在、ソニー本社は品川駅をまたいで港南に移っているようですね。

三菱グループ所有の開東閣(カイトウカク)は研修の休憩中、こんなお屋敷は一生、中に入ることは叶わないだろうな・・と思いながら石柱に顔をくっつけるようにして研修所方向から庭を覗き込んでいましたが・・それから10年経って、なんと三菱電機の3管プロジェクターの新製品発表が開東閣で行なわれ、招待され行ってきました。 ホーム・シアターも取り扱っておくものですね。

正面玄関から車で入りました(当たり前・・笑)
滅多にしないタイを締めて、有名なテラスの芝でお茶をいただきましたが、感動していない振りをしてました。笑

*LINN    LINN関連ブログ
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*真空管    *300B     *845    *コンデンサー  
*クロック    *LP12    Vintage     

 

エソテリック X-05、アキュフェーズ DP-500 比較試聴中!

只今 メイン試聴室にて

new ESOTERIC  エソテリック  X-05 
        Accuphase アキュフェーズ  DP-500  比較試聴中! 12/10まで   

終了いたしました。
                    
この日は実は

Accuphase DP-500、 ESOTERIC X-05 以外に

歳末売り出し用にESOTERIC X-03SE、 SA-60 があり、

常時展示しているESOTERIC P-05、D-05SZ-1に加えて

お馴染み様 Nさんが新型プレーヤーと聞き比べるために
ご自身使用のESOTERIC DV-60 を自宅から持ってこられ、
ESOTERIC の新旧一体型プレーヤー(・・全て現行機種)がほとんど揃って、大聴き比べ大会となりました。



写真はそのときの模様ですが、
Nさんは持参のCDソフト一枚につき 20 秒くらいしか鳴らしません。

とっ替えひっ替えです ・・ (長岡鉄夫かー とつっこみ)

比較的大きな音で試聴されるので遠くで作業していても、それぞれの機種の個性で鳴りはじめる音の変化は目に見えるようでした。

「おや?」という違いが聞こえ、近くに寄ってどの機種がプレイしているのか確認すると、非常にプレーヤーの個性が良くわかりました。
オーディオ店をやっていてもここまでの数の同時スクランブル・テスト(比較試聴)はなかなか出来ないものです。

DV-60 もびっくりするほどのワイドレンジではないですが、
新型メカの X-05 と比較しても別の意味での透明感もあり、力強く鳴っていたのですが・・ 私は好き・



ご自身のプレーヤーでもあり、
毎日顔を突き合わせているせいか・・
Nさん曰く 「DV-60は早々に 第一回戦での予選敗退」とか・・  (買い換える気満々ですね)

今回の目玉、最新鋭機 X-05 
( P-05 と同じメカニズムなので、トレイ上天板にランプ付小窓が見えます。 トレイメカ動作中にはランプが点きます。)
は鳴った瞬間 P-05、D-05 と同じ特徴の音がし、さすが同メカでの設計だということが判ります。

一枚目のCDソースでは「あれ ? 何だ?」という感じでしたが
2枚3枚と試聴が進むうちに情報量の多さと柔らかさ、粒子の細かい透明度など 徐々に力を出してきました。

最終的にNさんはご予算からも X-05 と

1.5年まえのUX-1 から当店のリファレンス機を引き継いだX-03SE 
の2機種に絞れこまれたようです。

勝ち残った この両雄での決勝戦は 
いつの間にか集まってきた野次馬ギャラリーからも異論は無く・・ 
(ワァーワァー後ろでうるさい・・ 
「わしは、こっちの方がよかったのー」 じゃーない 
お客様に聞えるように口に出すんじゃない。首振るんじゃない。自分ら関係ないじゃろー)

口五月蠅い常連さんとスタッフも一部混じった
無責任・野次馬ギャラリーの推奨 No.1 も それぞれの好みで二分されました。

こうして野次馬ギャラリーが見守る中(見守らんで ええんぢゃ・・)
Nさんの No.1決勝戦  は、
この日には決まらなかったようで翌日持ち越しとなりました。 

どちらが決まったかは内緒・・です。

お客様の比較試聴に借りた
今回のスクランブル・テストを終えてみて
ひとつ言えるのは、新旧のプレーヤーが持ち味があり、
価格差もありますが、それぞれに良く鳴って素晴らしかったことす。

改めて ESOTERICプレーヤーそれぞれの完成度の高さに関心いたしました。

大勢のギャラリー、スタッフを巻き込んでのスクランブル試聴は、
うるさかったけど歳末らしくて盛り上がりました。

(この日だけはESOTERICどうしでの試聴が盛り上がりすぎて、
アキュフェーズ DP-500が何処かに飛んでしまいましたけれど・・)

(PS:
熱心なNさんは この日、 DV-60 のほかにスタックスの最高級ヘッドホーン、

ESOTERICマスタークロックシステム G-25U まで持ち込まれて万全を期されました・・

*ESOTERIC   *アキュフェーズ~2008   *クロック
アキュフェーズ総合カタログ   *常設展示    アキュフェーズ2009~

avantgarde アバンギャルド NANO 試聴会

avantgarde NANO [受注生産品]

9/22(土)、9/23()、9/24(祝)
フリータイム試聴 
~9/27(木)まで
     終了いたしました。

 


使用機器

SACD/CDトランスポート ESOTERIC「P-03」
DAコンバーター ESOTERIC「D-03」
クロックジェネレーター ESOTERIC「G-03X」
プリアンプ ACCUPHASE「C-2410」
パワーアンプ ACCUPHASE「P-5000」
        

約一年ぶりのavantgardeの試聴会でしたが、
前回同様やはりavantgardeを鳴らすと試聴会がある種のテンションの高まり、興奮、熱狂といったものに包み込まれますね・・

なんと言ったらいいのでしょうか・・

その中でも、現在趣味でファゴットを習っておられるTさんは、

このスピーカーとの一期一会、衝撃的な出会いだったようです。

心の中の憧れだったSonus faberがavantgardeによって吹き飛ばされたとか・・ 

今回も前回以上に、多くの方に聴いていただきました。
有難う御座いました。

ESOTERIC 「P-03」「D-03」 試聴会のご案内

セパレートデジタルプレーヤー「P-03」「D-03の試聴会を開催いたします。

12月1日(木)、2日(金)、3日(土)、4日() フリータイム 終了いたしました。

P-03のデジタル出力を、PCM信号アップコンバート、DSD出力信号へコンバートするDSDコンバートとソースに合わせて好みの音質を選択することが可能ですのでお確かめください。  

2chDAコンバーター D-03

2/20 
03シリーズに新しくユニバーサル・トランスポートP-03Universal  
   完全受注生産 登場!

この試聴会も
過去のスーパーHi-End級試聴会(CD-12dcsHALCRODUOP-01、D-01
のときと同様に複雑な感情を抱かされました。


非常に盛況でありましたが、
来店されて聴いていただいた方が、
感心しながら一様に笑顔だったのが、かえって気になりました。
(・・価格だけみて白旗早すぎ!?)

初日からほとんどチューニングもしてないのに、すばらしい音で鳴り始めていました。

久々にエージングに時間の掛かりそうなパイオニア S-1EX も軽々と鳴らしてやはりモノが違うことを実感させられました。

この実感が、祭りの後の寂しさを強調してしまうものであります。
御多分に洩れず、今回もその様な結果となりました。


試聴会 2日目
気になっていた電源ラインを取替え、アップグレード・・・。


そして後半の土曜日、日曜日

試聴会後日記事に毎回 登場するので、だんだん連載のようになって参りました。
今回も前回P-01、D-01試聴会同様 
ESOTERIC営業のTさん 「でたっ」 がまたぞろ活躍を始め・・

ルビジウムクロックジェネレーターのG-0s、新型MEXCELケーブルなどのアクセサリーを大量に持ち込んできて、本体以外にもすごいことになってきます。


「こんなに一度にアクセサリーをバージョンアップにすると、どこまでが本体の音の違いか判らなくなるのでは ・・?」
と言いながら、毎回のように音がよくなる快感に負けている私でもありました。


遅ればせながら、
最終日の4日(日)の午後にはP-01、D-01の時の音の状態に勝るとも劣らない完成度で鳴り始めていました。


毎度、スーパーHi-End  CDプレーヤーだけが持っていて、醸し出す・・
まるでCDプレーヤー そのものが直接スピーカーを駆動しているかのような錯覚が起こり始めていました。
(最初に経験したのは確かLINN CD-12のときだったと・・)



こうなって来ると、ただただ宴が終わるのが心配。
全てのスーパーHi-End 製品や
Hi -End アクセサリーが片付けられた月曜日のリバウンド・落差が怖いということです。


P-03,D-03を聴いて決定的に思ったことは、
やはりSA-CDソフトはCDソフトと比べてやはり圧倒的に良いということでした。

このくらいのハイエンドのシステムにならないと、
ソースによって逆に逆転してしまうことも多々あるのですが、
このシステムで聴いたダブルレイヤーでの双方の違いは、
画でいうところのフルスペックハイビジョンとNTSCほどの違いが再現されました。

勿論CD再生も最上級なのですが、
SA-CDになると突然現れる実在感、現実感、途轍もない透明度、埋没することの無い音の数・・ 
  
言葉だけで音を語るには余りに無力ですが・・
理論上の数値の違いがそのまま音となって出てきました。


SA-CDに切り替えた途端、
ある人からは自然に声が洩れて、
同席している人とは黙って顔を見合わせました。

そして
どんな音がするのか聴いてやろうとお客様、
少しでも製品を引き出して、良い音で鳴らそうとする販売員、
微細なデザイン部分を試聴を繰り返しながら丹念に積み重ねていったであろうメーカーのエンジニアは製品を通じて・・、

人生も、耳の構造も、感受性も、愛聴盤も全く違うはずのこの見えない 3者の間に、
一切誤魔化しの効かない、まったく誤解の無い思いを 共有することができた瞬間でした。

絶対感というものがあるなら、こういう瞬間でしょう。

Tさんのあれも繋ごう、
これも使おうの大暴れ、(失礼・・)
徹底ぶりには引いてしまう事もありますが、
ルビジウムクロックにしても、
直接あまり音に関係無さそうな電源などのケーブルにしても、
電源をクリーンにするアクセサリーにしても、
やはりパーツ、アクセサリーはそれぞれ目的を持って使用しただけの成果は比例してトータルで現れてきます。

天井知らずではありますが、一つ一つ積み上げていく感覚でしょうか


当スタッフでパソコンに強いK氏がいみじくも呟いたことですが、
「人間は何度も繰り返しミスをするが、機械はミスをしない。」
確かに・・
そこにあるべきものは、文句も言わずに答えてくれます。


約30年前、アナログ時代に
レコードプレーヤーのターンテーブルは
単純なシンクロナスモーターの間接ドライヴの方が管理されたDDプレーヤーのクオーツロックよりも絶対音が良い 、もしクオーツロックの方が音が良いというスペックが在るとしたら、
直読式であってもスペックの採る方法がまずいか、間違っている ・・

などと言ってきかなくて、
最新技術へのアンチテーゼを提唱していた私が
デジタルの時代の今頃になって
「イケイケ的な」事を言うのも 自分でも驚いています。

アナログとデジタルは構造的にも違うのでしょうか。
デジタルは細部をコントロールをすればするほど、やればやるほど良くなっていく印象です。

*ESOTERIC   *クロック

ESOTERIC P-01、D-01 試聴会

11月20日(土)~23日()  当店試聴室にて

スーパーオーディオの頂点、世界最高性能を目指すエソテリックが一切の妥協を排した製品。 

SACD/CDトランスポート P-01
メーカー希望小売価格2,310,000円リモコン付属(SACDマルチチャンネル対応)

 

SACD/CDモノーラルDAコンバーターD-01 
メーカー希望小売価格1,155,000円 (ステレオには2台必要です。) 

試聴記:

ESOTERICが現在もてる技術を妥協せず造った製品と言う事で、金額もセットで¥4,620,000という大変な商品です。

私たちも多少びびりながら、お客様も緊張しながら試聴会を始めたのですが、
ひとりエスカレートしていったのは、

自分でもオーディオ好きで自宅でD-70等使用しているESOTERIC営業のTさん・・、
本体の他
ルビジウムマスタークロック・ジェネレーターG-0s


デジタルケーブル7N-DA6000 MEXCEL RCAを当店展示使用3本以外にも計5本もかき集め、


バランス7N-A2500 MEXCEL XLR


1,155,000円もするスピーカーケーブル7N-S20000 MEXCEL 


ほかに最上級電源ケーブル8N-PC8100 他5本etc を運び込み・・、



最大6台の機器にワードクロックできるG-0sからP-01、D-01へ
7N-DA6000 MEXCEL BNC による3本のワードクロック、


比較するためUX-1に1本・・
結局CDプレーヤーだけで600万円、
B&W N800、Accuphaseプリ、パワーなど試聴機総額で1,500万円を超えるシステム・・と相成りました。 
(まさに戦艦大和級の物量至上主義!? by Mr.T)


当然かもしれませんが、ご試聴頂いたほとんど全員の皆様は
「125万のUX-1と比べてもこんなに違うものか。判り過ぎる位、違う。」

との御感想でした。
(一般的にシステムがトップエンドに近づくにつれて、少しの違いが大きくはっきりと見えてくるものですね。)



エピソード2  

 

25周年イベントの試聴記から再度登場の某有名交響楽団ファゴット奏者のOさん
オーディオ好きで自宅にはちょっとした小船のようなソナス・ファベールのAmati Homageを使用されていて、
最近アキュフェーズのプリ、パワーも導入していただいたところですが
入り口のCDはグレードアップ検討中のタイミングでこの試聴会がありました。


その日Oさんは来店されて何枚かソフトを聴いて頂いている時に、
私が何気なくEXTONレーベルのOVGY-00010(ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」、序曲「自然の王国で」「オセロ」「謝肉祭」ウラディーミル・アシュケナージ(指揮)チェコ・フィルハーモニー管弦楽団)を掛けました。 

(いや、掛けたらしいのです・・・)

というのも、Oさんからこの日の試聴会のショックを語って頂いたのは、
半年も後の、X-03の常設展示品が入荷したときでした。

X-03 メーカー希望小売価格 682,500円はOさんにとってもグレードアップに違いは無く、
お求め安い金額の筈だとも思ってご紹介したのですが、ご本人曰く

「・・あの時の音と全然違う・・。」


「あの時」とはこの記事の「P-01、D-01 試聴会イベント」のことなのですが・・

前述してある通り本体の P-01+D-01 と X-03 の価格を比べても、
エスカレートしていった周辺アクセサリーをとっても、
違って当たり前なのですが・・(違わなきゃおかしい)
 

そこで私の記憶していないEXTONのドヴォルザークの話に戻るのですが、

Oさんは「P-01+D-01試聴会イベント」のちょうど1週間前、
OVGY-00010で演奏していた同じオーケストラ、
来日していたチェコフィル (・・本物!?)に同行して福岡公演にファゴット奏者として客演していたというのです。 

 「えーー!」

公演時に舞台から感じたチェコフィルの音、アンサンブル、雰囲気、匂い等を熱く語った後、
もっと驚いたことに、
興奮も冷め遣らないうちに「P-01+D-01試聴会イベント」の試聴機の全てから、チェコフィル公演と同じ音がそのまま聞こえて、自分の居た会場がそのまま再現されて大変感動したのだ とおっしゃるのです。

ESOTERICの方々が聞いたら泣いて喜ぶような話ですが・・本当です。
(ご本人に承諾をいただいていますから・・)

私が何気なくかけて、聴いて頂いたその日から
OVGY-00010がOさんの第一番の愛聴盤になったということです。


良かったのか悪かったのか、とにかくOさんの前では展示した X-03は遭えなく撃沈してしまいました。
聴いて頂く順番がたまたま悪かった・・


後日談:

その後、当店の X-03も展示から半年が経っていまして、
売り出しの時(2005.10)に改めてOさんに聴いて頂くと、
触手が伸びるほどの高評価を頂きました。

何でしょうか、やはりエージングが大きいのだと思いました。
新入荷、新製品のときはまだまだコンデンサー等も充分活性化していないためでしょうか、どこか硬さや固まりが残っているのですが、エージングと共に良くなって行くのでしょうね。

P-01+D-01 やMr.Tさんのイケイケ残像も一年経って薄らいで来たし・・

*ESOTERIC   *クロック
 

ESOTERIC SACD CD DVD-AUDIO/VIDEOプレーヤー 常設展示はじめました!!

ESOTERIC SACD CD DVD-AUDIO/VIDEOプレーヤー
UX-1   メーカー希望小売価格1,250,000円(税別)/リモコン付属 
常設展示はじめました!
 
 
 
やはり新メカニズムと高精度水晶発振器がSACDにも効いています。
下記の外部クロックG-0sでWORD SYNCさせるとまた超高精度クロックに。 
 
 
マスタークロック・ジェネレーター
G-0s(ルビジウム搭載モデル)  メーカー希望小売価格1,200,000円(税別)
 
 
 

ルビジウムクロックでコントロールすると、普及品のCDプレーヤーの約650000倍の精度となり(X-01をコントロールすると65000倍)この精度を生かすための位相管理、時間軸コントロールシステムと相まって、ピアノ等を聴くとハンマーが弦 の中心を叩いている様に聴こえ、外すとハンマーが弦に滑っている様と表現したらよいのでしょうか、ボーカルを聴いても基音がしっかり上がって(下がって)聴こえます。

是非、比較ご試聴ください。
 

サウンドマック25周年記念イベント 話題のハイエンド製品集中試聴会2week週間!

11/21(金)、22(土)、23)、24(祝)


アバンギャルド・アコースティック
ホーン型ラウドスピーカーシステム(アンプ内蔵) SOLO [受注生産]
メーカー希望価格 ¥650,000(税別)/1本 



広島初登場!!   JAZZが良く鳴ります。  予習しておきたい



11/29(土)、30

オーディオ製品というより数学者からの視点で
デジタルの理想を追い求めている異色の存在 dCS ディーシーエス。

dCS Verdi ディーシーエス ヴェルディ  SACD/CDトランスポート  
メーカー希望価格¥1,800,000(税別)

dCS Verdi はdCSとして初めて世に問う、CD/SACDコンパチブルのトランスポートです。
 VerdiはSACD、ハイブリッドSACD、そして従来のCDを再生できます。

IEEE1394インターフェースとクロックリンクを併用したdCS独自のインターフェースにより、DSDデータをダイレクトにdCS Delius1394、Elgar plus DAコンバーターに出力します。
 


dCS Delius1394 ディーシーエス ディリアス  DAコンバーター
メーカー希望価格¥1,500,000(税別)

dCS Delius1394は、部品の低コスト化を図りながらも、Elgarとほぼ同レベルのパフォーマンスを引き出せるよう設計されています。      dCSって?  

(dcsはこのイベント当時、輸入元はタイムロードさんでしたが、現在株式会社太陽インターナショナルさんに代わって取り扱い機種も変わっています。)
 

 
11/29(土)、30 同時開催


LINN 新シリーズAKURATE 試聴会

フラッグシップスピーカーKOMRIの技術を最大限継承したハイコストパフォーマンス・リファレンススピーカーシリーズAKURATE「アキュレイト」242 他フルライン早くも到着。



UNIDISK 1.1、KISTOも応援競演 致します。 LINN NEW PRODUCTS

当店各試聴室
お好きなCDをご持参の上、奮ってご参加ください。 
dCSSOLO試聴会
試聴記:
とにかくびっくりでした。

想像していたより良い方向の音で、
dCSの旧型は不安定という噂もあったのですが動作的にも非常に安定していて、デジタルのまだまだ底知れない可能性を感じさせる音でした。

SACDの「Bach;PartitaNO2.in C minor小山美稚恵」は
後半のフーガの部分で「右手が左手を追っかける、左手が右手に重なってくる。」・・・
まるで二人の奏者が火花を散らして連弾しているかのような聴こえ方で、
息をのむ抒情性・・という表現は当たっているかと思います。

音が深く切れているのに、一音一音の余韻が最後まで消えないで再生されていて、
例えるなら真珠のネックレスのように音と音が数珠繋がりといった印象で
「Bachが考えてたフーガってこういう事だったのか・・
いままでこのDISK 小山さんの演奏をこんなに上手に再生してたかな?・・」等と改めて思った次第です。


試聴会に参加されていた
某有名交響楽団ファゴット奏者でオーディオマニアでもある Oさんは、
もうすぐ定期演奏会で演奏されるとかで「リンツ」をリクエストされて楽しんで頂きました。


Accuphase DP-100,DC-101を自宅で使用されている
Tさんはレヴァインの「パルシファル」等をご堪能頂いていましたが、
SOLOを感心して聴いて 頂いている最中 Tさんが突然 「帰る・・!?」とのこと

あまり聴いたことのない再生音に 燃えて来たらしく
「急いで帰って自分のB&W N801 で同じソースを聴いてみたくなった。」
・・と言い残して帰ってしまわれました。

オーディオファンの方というのは、
日がな一日のんびりと音楽に浸っている感じと違って、
負けず嫌いも含め体育会系の方が多いようです。

いつも思うのですが・・
予算も含めこんな音を自宅で聴いていただけるのは、
何人の人なのかを考えるとショップの人間でありながら、複雑な思いになってしまいます。

この位の音をせめて100万円出来れば60万くらいで実現しないだろうか?! ムリか・・やっぱり


その後一体型プレーヤーdcsP8i など お馴染み様にお求めいただきました。
 
 
 

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