VICTOR SX-500DOLCEII

低域にはクルトミューラーの新素材コーンを採用した20cmのコーン型ユニットが採用されています。
パルプの持つ軽さと適度な内部損失、伝達性の良さなどのメリットをそのままに、剛性を強化し、靭性を湖上しています。
この振動板を駆動する磁気回路には内磁型アルニコ磁気回路を採用しています。
特殊熱処理によりさらに磁気特性を向上させ、しっかりとしたエネルギーバランスを獲得しています。
ビクターが蝶ダンパーをもとに、独自に開発したスパイダーサスペンションを、素材、形状を吟味し、より軽く、高い剛性を獲得しています。
また、ボイスコイルには放熱性の高いエッジワイスボイスコイルを採用しています。

高域には3.5cmのドーム型ユニットが採用されています。

新形状の羽二重シルクソフトドームを採用しており、この振動板は、成形後に薄膜ゴムを多層塗布し、絹本来のしなやかさに加え、剛性を得ています。
磁気回路には低域同様に特殊熱処理を施したアルニコ磁気回路を採用しており、さらに振動板とボイスコイルとの接合を強化しています。
また、ボイスコイルには、99.9999%の高純度の6N銅線を採用しています。

バッフル板にはマホガニー材を採用しています。
素材の質を最大限に活かすために、25mm厚の無垢材として使用し、経年変化をクリアするために新開発の樹脂含浸を施しています。
また、キャビネット幅を狭めるユニット取付け面の強度を増やし、音像密度と音場感の向上を実現しています。
吸音材には100%ウールを採用しています。

スピーカー端子にはバナナプラグ対応金メッキ端子を採用しています。
また、ネットワークにはビクター独自のOFC(無酸素銅線)を用い、ウーファーとトゥイーターを独立配線として内部干渉を帽子しています。
コンデンサーは損失が少なく高域特性の良いフィルムコンデンサーを採用しています。

写真のスタンドは含まれません。