Accuphase アキュフェーズ　プリアンプ C-200S

イコライザーの入力から最終出力段まで、フィルターアンプ及びヘッドホンアンプも含めて全増幅段に対称型A級プッシュプル駆動回路を採用しています。プッシュプル回路はNFBを施す前の素特性が優れているため、少量のNFBで優れたトータル特性を得ることができます。

イコライザーの出力段には、新たに高周波電力増幅用として開発されたリング・エミッター・トランジスタ(RET)をA級プッシュプルで用いています。
このRETは、拡散層によるエミッターのバラスト抵抗を介して、小信号用トランジスタユニットを100個並列剛性した構造になっています。これにより小信号用トランジスタが備えている優れた高周波特性を維持しつつ電力増幅を可能としています。
さらに、大きな電流を流す事により出力インピーダンスを下げ、これによってNFBループの低インピーダンス化を可能とし、SNを改善しています。

10dB連続可変できるDISCレベルアッテネーターを搭載しています。
また、DISC1の入力インピーダンスを三段階に切替可能です。

個々のパーツの音質や雑音の検討を厳密に行い、長期安定性についても耐久テストと同時に十二分なマージンを持って採用しています。

低域、高域ともに2段階の変化点を持つトーンコントロールを搭載しており、11接点のロータリースイッチによってステップ式の調整を行うことができます。
また、フラットな特性を得られるようトーンをON/OFFできるトーンスイッチを搭載しています。

ミューティングが行えるよう-20dBのアッテネーターを搭載しています。

ヘッドホンアンプにはピュアコンプリメンタリー直結の専用アンプを設けています。

テープ入出力を3系統設け、このうち2台を相互ダビング出来るように設計されています。
また、コピースイッチを独立させ、他のプログラムソースを聞きながら独立した状態でテープレコーダー相互間のダビングが可能です。

プレゼンスを微細に調整するロー・エンハンスメント回路を搭載しており、量感補正が可能です。

電源ケーブルは純正では御座いません。