ひさしぶりに
LUXMAN ハイエンド真空管アンプ
コントロール・アンプ CL-38u
パワー・アンプ MQ-88u を試聴しています。
ウーハーエッジを換えたJBL/4430 をテストを兼ねて聴いていますが
なかなかよろしいでのではないでしょうか
質感が高い音で、上品にうまいポイントで抑制されています。
思わず
「経験のあるさすがLUX!」、「一人だけの感性ではなく、多くの人間の聴感を吸い上げたチューニング・ポイント!」と唸ってしましました。
MQ-88uは
大パワーのでるビーム(5極)出力管KT-88をプッシュ・プル(押す・引く)で使っているのにも係わらず、
あえて大出力を取らないで3極管接続にして定格出力25W+25W(6Ω) で使っているようです。
珍しいですね。
以前の設計だったら大出力を出せるようにスクリーン・グリッドにも接続してパワーも目いっぱいとっていたと思います。
(その為の5極管 KT-88でもあるわけですが・・)
そして以前のモデルでは
プラス・アルファで3極管接続の音も聴けるように切り替えスイッチで替わるようになっていました。
例えば電源を切ってすぐに
上記の動作切り替えをして鳴らしたりするとコンデンザー・チャージ電流の関係、
もしくはヒーター点火とプレート電圧のタイミングずれの関係でノイズなどのトラブルなども考えられますので、
安全第一に設計して、5極管の大パワーと3結の質感を究極の選択で3極管接続を選択されたのだろうと思います。
もうひとつは
「往年のMQ-60をイメージした」となっていますので
当時の真空管NEC 50CA10はもう安定供給が出来ませんので
3極管50CA10プッシュプルのKT-88版というところでしょう。
50CA10ももともと擬似3極管という性格もありますので
ビーム管KT-88を3極管接続したものというのが一番近いのかも知れません。
その際パワーを欲張らず質で勝負という選択でしょう。
PS:広島豪雨災害で
全国のお客様やお取引会社の方々からのご心配のご連絡やお見舞いなどいただきまして有難う御座いました。
この場をかりてお礼を申し上げます。
当店自体の被害はありませんでしたが、
スタッフの中に一名、自宅被災したものがおりました。
人的被害は御座いませんでしたのでその点は助かったのですが、
床下浸水で避難を余儀なくされ、エコ給湯システムとエアコン外機、床下土砂、車両被害がありました。
本人はネアカでタフな人間なので、電話応対でも 「被災者の〇〇です」などと明るく振る舞っています。
災害関係者の方々や
全国から連日 駆け付けていただいているボランティアの方々にも
本人になり代わりましてお礼を申し上げます。
有難う御座いました。
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