B&W 686のツイーター交換

本日はB&W 686のツイーター交換作業です。



ウーハーの周りのダンパーをはずし、ウーハーも取り外します。



ツイーター裏のバック・キャビティーに手をいれ
左のプラスティック・ナットを廻しはずします。



バッフルと一緒にアッセンブリーになっているツイーターも外します。



左が外した不良品
箱の中身が新品のアッセンブリー・ツイーター部品です。



ノーチラスのノウハウを盛り込んだツイーターのバック・キャビティー

背面音圧が吸音材のキャラクターを付けることなく
逆位相の相殺(バック・キャビティ内で上に反射した音は、下に反射した逆位相の同量の音で中心にて0になる。左に反射した音は、右に反射した逆位相の同量の音で中心にて0になる。)を利用して自然減衰させるという構造です。

それと同時に前面の高音も背面の吸音材キャラクターからフリーになります。

もう少し簡単にいうと、裏の音を吸音材などの性質でこもらせると、
前に出て聴く音さえも同様にこもってしまう事実を改善したものです。

ツイーター(高音)の波長は短いので、686などのエントリー・モデルでも採用できるのですが
これがウーハー(低音)の何メートルと長い波長をコントロールするとなると小さなキャビティー(箱)では
無理でウーハーのバック・キャビティーが非常に長いものになります。

そのために最初のフラグ・シップ・モデル Nautilus などは巻貝のような格好になっているのです。
機能美とも言えますし名前もそこからきているのです。

参考:
音速は1秒間で約340m進みます(気温15℃)から、周波数で割ると
1サイクルは高音18KHzで1.88cm     低音100Hzですと3.4mになります。



ツイーターを交換したのちウーハーを取り付けます。
締めるトルクがノウハウです。

   

ダンパーを装着して完成です。

 

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