T-1100
税別メーカー希望価格¥330,000
2010/9 発売されます。
先進の高周波テクノロジーと最新ディジタル技術との融合をさらに推し進め、高速・高精度DSPを搭載し、主要回路のほとんどをディジタル化することによって誕生しました。
特徴
フロントエンドには同調回路に感度と選択度を両立できる2段の複同調回路を搭載。
次段のミキサーへの入力の妨害波排除能力を向上。一層良好な感度と選択度を確保しています。
一段目と二段目の複同調回路は相互誘導作用結合を用い、一段目と二段目の間の高周波増幅器には第3次混変調積特性に優れた「デュアル・ゲート MOS FET」を搭載しオートゲインコントロールによって最良ゲインとなるよう動作させています。
さらに第一IF 9.216MHz、第二IF 3.072MHzという特殊な周波数を用いてミキサー以降に入るD/Aコンバーターが最大限の威力を発揮できるように細心の注意も払っています。
チューナー&DSPアッセンブリー
局部発信機にはT-1000 同様に水晶発振回路を用いた
DDS(Direct Digital Synthesis)を採用しており、
従来のPLL回路のように周波数変調成分が残らずに驚異的な高 SN 比のスーパーヘテロダイン・フロントエンドを実現しています。
DDSのマスタークロックには196.608MHzの原発振を使用し、
DAコンバーターは以前の125MHz125MHz/10bitから786.432MHz/14bitにアップグレードしています。
中間周波数(IF)回路以降をフルディジタル化。
フロントエンドからのIF信号をA/Dコンバーターでディジタル化
して「可変IF帯域フィルター」から「ステレオ復調器」までを高速・高精度DSPを採用してフルディジタル処理することによって、性能、特性を飛躍的に向上することができました。
1.「可変IF帯域フィルター」に完全直線位相特性の「FIR型ディジタルフィルター」を採用することで従来大きな課題だった位相ひずみを皆無にすることに成功
2.新たに開発した高速・高精度DSPマルチパス・リダクションにより反射による妨害波を大幅に抑制可能となりました。
3. 以前のモデルにも、重要なFM復調回路にオリジナルの「DGL(Differential Gain Linear)」を搭載してきましたが、
DGLもディジタル化することによりFM波の虚数成分を実数成分で演算することにより位相角の正接成分を抽出し、それを逆正接演算することで位相角を得、さらに微分演算によって位相角の時間変化を取り出すことにより 理想的なFM復調出力(オーディオ出力)を得ています。
4.DSPによる理想的なステレオ復調器「DS-DC」を搭載して驚異的なチャンネル・せパレーションを達成。
マルチパスなどの表示が見やすいメーター
ステーション・ボタンには10局をメモリーすることが可能。
また、受信周波数の電波状態に合わせて、細かく設定した『MPR』『MUTE』『MODE』『IF BANDWIDTH』『LOCAL/DISTANCE』などの機能設定もその中に記憶することができ、ボタンを押すだけで簡単に呼び出せます。
アキュフェーズ新製品資料より
一時期、衰退するかにみえたFMエアチェック需要・・
そう思われていた時間がゆったりと経過してみると、
親しみのある地元密着のコミュニティーFM放送局などによる多チャンネル化、多様化によるものなのか、日本でも世界 ( 特にヨーロッパ ) に於いても 高級FMチューナーの要望が以前にもまして強くなっていってるそうです。
つい最近の悪いニュースとして
CS-PCM音楽放送ミュージックバードの非圧縮PCM放送が2011/7をもって終了するというアナウンスが入ってきました。
→PCM放送サービス終了のお知らせ
今後は、
インターネットによる音楽ダウンロードなどの需要と並行して、
無料の FM放送を高音質でゆったり楽しみたいというお客様の要望も増えていくかもしれません。
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