アナログ・プレーヤーのご相談をいただいたので
ターンテーブルが AcousticSolid アコースティック・ソリッド ⇒pdf の
Solid Classic Wood ソリッド・クラシック・ウッドMKⅡという機種に
アームはortofonオルトフォン RS-212D ⇒pdf をお奨めいたしました。
お客様 O様からするとすこし予算オーバーだったので、
セカンド・オピニオンやいろいろ他の機種も検討されたみたいですが、
当店での第一候補のプレーヤーにしていただきました。
箱からパーツを出すと、先ず手袋が同梱されています。
指紋や汚れが着かない様にという配慮でしょうか・・
(昔アインシュタインのアンプにも同梱されていました)
ベースを取り出して、センタースピンドルに純正オイルを垂らします。
それからターンテーブルをセンタースピンドルにゆっくり装着するのですが、ここが一番気をつけないといけないところで、
ショックを少しでも与えると取り返しがつかない場面です。
緊張するなかでの
35mmアルミ削り出し7.5Kgのターンテーブルは非常に重たく感じます。
装着したターンテーブルを手袋をした手で廻してみると実に滑らかにスムーズに回ります。
オイル注入量も完璧だったのでしょう。(ここはオーナーO様のお手柄です)
ここまで済めば、
アーム取り付け、モーター電源取り付け、ベルト掛けとさっさとかたづきます。
ベースのフットを回し、水準器で水平を調整して
アームにメイン・ウエイトを装着、高さ調整、針圧調整、アンチ・スケーティングを仮にセッティングします。
(仮にというのは、アンチスケーティングはアームの目盛り通りではなく、音質を聴きながら微調整したほうが結果が良いからです。)
モーターは、
「ドイツBerger Lahr 社 シンクロナスモーターを使用」とカタログには謳っていますが、
回り始めてランプが点滅、回転が安定するとランプが点灯するという、シンクロ制御の精度が非常に高く、且つ使い安いです。
最後の調整で、
O様がハウリング・マージンを調べたいとおっしゃって、レコードに針を乗せられましたが、
3日後に採って頂く様 お願いしました。
設置して直ぐに測ってもよいですが、ほとんどの場合時間が経つと変わるので、ある程度正確な、より優秀なデーターを採るために待っていただきました。
いよいよ
オーナー様ご使用のTANNOY Canterbury15と真空管アンプ6550PP(プッシュ・プル)で音だし。
レコードは懐かしのゲーリーカー
想像していたとおりの音がひびき亘り、O様の目もきらきら、御満足そうです。
とりあえず、何事もなく無事納品が出来て、結果もgood !よかったです。
実は、今回のアーム オルトフォンRS-212Dの前身のタイプRS-212S復刻を
私自身30年前から持っているのですが、RS-212Dになって価格も倍以上に上がりましたが、強度、加圧精度、信頼度、フィーリングも倍以上になっています。
ショートアームですが、良く出来たアームだと思います。
よかった・・微笑
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