SPECからパワー・アンプ発売

リアル・サウンド・パワーアンプ

RPA-W5ST   ¥495,000(税込み) 2015/8/24発売


 

スペック株式会社は、業界に先駆けて高性能Dクラス(PWMスイッチング方式)アンプデバイスの革新性に注目し、その能力を引き出すための商品開発を進めてきました。そして2010年に発表したRSA-F1から始まる「リアルサウンド・アンプ」シリーズの、生の音楽の躍動感を感じていだけるような表現力は、多くのオーディオファンの皆様に高い評価をいただきました。
 
今回発表するRPA-W5STは、「リアルサウンド・アンプ」シリーズ初のパワーアンプです。シリーズの共通コンセプト「リアル・サウンド」の思想を受け継ぎつつ、さらに新開発のキーデバイスの採用でその音楽性に磨きをかけました。
その音は限りなく透明で、音が見えてくるような真のリアル・サウンド。単に緻密で高精細なだけでない、鮮明さと迫真性を兼ね備えた“ハイ・ディフィニション”アンプと呼びたいほどです。

さらに、パワーアンプならではの特長を生かした多様な使用方法、接続方法を選択することによって、これまでとは別次元、新次元の音楽表現の高みに迫ることができます。

SPEC新製品資料より

 
 



<主な特長>
■高性能PWM方式スイッチングデバイスと高品質スイッチング電源システムによる、スピード感あふれるエネルギッシュなサウンド
アンプ部には最新の小型高性能PWMスイッチングデバイスを採用しています。このデバイスによるアンプ部本体は極めてコンパクトなサイズで、結果的に基板のパターンやリード線の長さも最短になりました。このため、高域信号の通過障害となるインダクタンス分が実質的にゼロとなり、理想的な高速スイッチングによるスピード感あふれるサウンドが実現しました。
また電源部にはPWMスイッチングアンプにふさわしい、新開発のコントロールICによるオーディオグレードの高品位スイッチング電源システムを採用しました。通常の半導体アンプの3倍もの電源利用効率(最大出力時96%)というPWMスイッチングデバイスの能力を生かし切り、強力なスピーカー駆動力による、エネルギッシュで躍動感に富むサウンドとなりました。
■新開発オーディオ専用部品を採用。細部の表現力とまろやかな味わいを加えてさらに音楽性アップ。
電源部の電解コンデンサーにはニチコンの新開発ケミコン『響』を採用しました。この『響』は、実に音楽性あふれるテイストの画期的なケミコンです。オーディオグレードのスイッチング電源に搭載したときに、その名の如く、まろやかで奥深い“響き”を生み出します。
なお、この『響』の開発にあたっては、スペックのエンジニアも評価に参加しています。
・新開発の米国製高音質抵抗を採用しました。音質的にセンシティブな回路に採用し、低域から広域まで、高精細な音質を実現しています。全帯域にわたる高精細な再生は、特にモノラルアンプとしてバイアンプ接続したときに効果を発揮します。

■コンパクトサイズのデザインと優美な曲線のサイドパネル・インシュレーター
滑らかで自然な曲線によるサイドパネル・インシュレーターを本体の両サイドに配しました。素材はスプルースの単板とカエデ材で、このハイブリッド使用が外部振動を効果的に減衰させ、アコースティック楽器のような雰囲気を醸し出します。
なお、このサイドパネル・インシュレーターは飛騨高山の高級家具メーカーにカスタムオーダーした日本の伝統工芸品です。
■“リアル・サウンド”を実現するための細やかな配慮
各所にプロフェッショナル・ユースの高品質パーツを厳選しました。またそれらのパーツや回路から発生する音質的に有害な電磁波やその干渉を、様々な手段で有効に低減しており、そのクリアーで透明感の際立つ音質を根底で支えています。
なおこのアンプはその高い電源利用効率の副産物として、ほとんど発熱がありません。この特長を生かし、本体はすき間のない完全密閉構造となっています。外部からのホコリなどの進入をシャットアウト。音質の劣化なく、安心して長期間ご使用いただけます。
■2つのモノラルモードと入力切り替え機能によって生まれる、別次元の“リアル・サウンド”
このアンプは通常のステレオ2チャンネル接続でご使用いただけますが、それに加えて、2つのモノラルモードによるモノラルアンプとしての使用や、ゲイン切り替え、EX-VOLポジションによる「ピュア・ダイレクト再生」によって、さらに別次元の“リアル・サウンド”再生へと進化させることができます。
① バイアンプ接続(モノラルアンプとして2台接続)
“リアル・サウンド”の再生には、いかにスピーカーを瞬時に正確にドライブしきるかが重要です。RPA-W5STをモノラル・パワーアンプとして2台使用した場合、ドライブ能力の高いハイスピードDクラスコア(アンプ部の心臓部)が、ウーファーとツイーターそれぞれをダイレクトにドライブすることで、ウーファー、ツイーター間の干渉のない、理想的なスピーカー駆動を実現できます。いままで埋もれていた微細な信号までも再生し、楽器の分離の良い、低域の実在感のある、高精細、濃密で立体的なサウンドを再生します。
② BTL接続(モノラルアンプとして2台BTL接続)
電源電圧をフルに活用するBTL接続は、圧倒的なパワー感と音の骨格を重視する再生となり、生音の持つ、突き抜けるようなアタック、芯のある音を再生します。たとえばピアノのアタックや、弦楽器や管楽器の音色の形をリアルに再現し、生演奏の実在感を高めることができます。
③ ゲイン切り替え
ゲイン切り替えスイッチにより、通常のフルパワーと-6dBを選択できます。
-6dBを選択するとプリアンプの出力レベルが上げることができ、信号の伝送に有利な状態を作り出します。お手持ちのプリアンプをご使用の場合に、お好みによりボリュームのポジションを高く設定できるなど、使いやすさに配慮しています。
④ EX-VOLポジションによる「ピュア・ダイレクト再生」
プリアンプを使用しない場合にはEX-VOLポジションの接続をお勧めします。EX-VOLポジションでは、本機の内部に埋め込まれたアナログ電子ボリュームをコントロールすることが可能です。
別売の専用ボリュームコントローラーH-VC1(近日発売予定)に本機のEX-VOL CONT端子をつなぐことで、レベルを絞らずに機器間で信号を受け渡し、微小な信号を失うことなくパワーアンプに伝送します。
<ピュア・ダイレクト再生について>
プリアンプとパワーアンプの関係性についてスペックはこう考えています。
最も重要なことは、パワーアンプに、ソースの信号レベルをそのまま伝えるということです。
信号レベルを下げずにパワーアンプに伝送するほうが、通常の方法、つまり一旦プリアンプで絞ったレベルの信号をパワーアンプに伝えるよりも、微少信号の増幅や小音量再生の場合には圧倒的に有利になるのです。

別売の専用ボリュームコントローラーまたは後日発売予定の「ラインプリアンプ」をパワーアンプのEX-VOLポジションに接続することで、あくまでも澄み切った浄水のような音楽の忠実再生が可能となります。
すなわちこれが当社の考える「リアル・サウンド」をさらに追及した「ピュア・ダイレクト再生」なのです。
 
 
■主な仕様
最大出力———- 100W×2(4Ω) 
周波数特性——– 10Hz~30kHz±1dB(6Ω、1W)
高調波歪率——–  0.02%(1kHz、80%出力時)
入力感度・利得—-  300mVrms、37.3dB (Volume MAX時、6Ω、1kHz)
消費電力———-  無信号時9W、最大出力時 150W(8Ω、100Hz)
          (以上ステレオ2ch使用時)
ライン入力端子—-  XLR入力:1系統  RCA入力 : 1系統 (リアパネルで切り替え)
スピーカー端子—-  1系統
モード切り替え—-  ステレオ/モノラル/BTL
ゲイン切り替え—-  MAX/-6db/EX-VOL
電源電圧———-  AC100V、50Hz/60Hz
外形寸法———-  W350mm×H95mm×D375mm
質量————– 6.2kg
 
 
 
上画像の専用ボリュームコントローラーはプロト試作機で下記の製品とはデザイン、仕様が異なります。
 
<別売>専用ボリュームコントローラーH-VC1(近日発売予定) 予定価格 20,000円(税別)
 


7/26
一台でステレオ、二台でバイアンプ(MONOアンプ)として、二台でBTL接続でも試聴してみました。
他社プリアンプを使用した音と専用ボリュームコントローラーH-VC1ダイレクトにつないだ音も比べてみました。
BTL接続だけ特にパワーが上がると同時に入力感度が上がるのか同じボリューム位置でも音が大きくなります。

全国で数多く試聴会を行ってこられた努力もあって最近SPECブランドのアンプも認知されてきているようです。
当店でも試聴会や店内試聴でも評判が高くなって売れてきています。

石見社長も感じておられるのか・・来店されるたびにニコニコです。笑

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