遂にフラッグシップ・プリメインアンプ PMA-SX1 が発表となりました。
予定より何日かプレス発表が遅れたみたいですが・・
写真はプロト・タイプモデルです。
プロトですが聴く機会がありました。
すこしびっくりしています。
今までのフラグシップのラインの音とは全然違っていたからでした。
DENONさんがこんな音造りをされるとは・・
想像を超えて腰の低いピラミッド型の音だったからです。
過去のフラグシップ・アンプ
で お客様の声をお借りして「4年ぶりに根性の入ったアンプ」
などと書いていますが・・
今回のPMA-SX1は
私個人的には30年~40年に一台の気骨のある音だと思います。
このアンプが試聴出来た日にたまたまJBL パラゴンが店内に御座いましたが
ビンテージ・スピーカーなども組み合わせてみたいと思わせられる出来でした。
DENONニュースリリースから抜粋
アンプにおいて繊細な表現力を可能にするには、できるだけシンプルな構成とすることが理想です。
しかしシンプルな回路で大出力を得るには桁外れの大電流をあつかえる素子が必要となります。
デノンは1993 年発売の超弩級モノラルパワーアンプ「POA-S1」開発時に、この理想を現実のものとする素子と回路構成を生み出すことに成功しました。
それが大電流増幅素子「UHC(Ultra High Current) MOS FET」によるシングルプッシュプル回路です。
この回路は20 年の長きに渡って進化を続け、デノンのアンプ設計の基幹技術として連綿と受け継がれてきました。
さらに、POA-S1 では低い電源電圧での大出力を可能とし、極めて高いスピーカー駆動力を発揮するバランスアンプ回路を採用。
当時、デノンの技術者たちが考えた、「繊細さと力強さを高次元で統合する」というアンプの理想像を具現化しました。
とあるようにトランジスタの技術にとって非常に明るいニュースがあります。
・大パワーを得る、
・スピーカーのインピーダンス変化に対応するためには電源インピーダンスを極力小さくする必要がある
二つの命題を実現するためには
トランジスタの数を4パラ、8パラ、16パラというように増やしていく必要性がありますが、
トランジスタの数が多数になるほど、熱特性のバラつき、信号の遅れ、タイミングのズレなどがささやかれてきていました。
DENONさんは後者の問題を最優先順位と考えられたのではないかと思います。
大電力を扱えるようにしながら、素子の必要数を最小限にするという相反する命題です。
具体的にはシンプルな回路で大出力を得るには桁外れの大電流をあつかえる素子を
最小限の2個使ってシングルプッシュプル回路をファイナル段に採用するということです。
ここ何年かのトランジスタ製造技術がじつは飛躍的な性能アップをもたらせました。
今回のPMA-SX1のファイナルに新採用のUHC-MOS FETは従来品に比べ、
定格電流が30Aから60Aに、瞬時電流は120Aから240Aへと倍増され、
一段と余裕を持った再生を実現しています。
さらに、カスコードブートストラップ接続により
UHC-MOSのドレイン、ソース間電圧を一定に保ち、
電圧に依存する増幅率(伝達アドミタンス特性)を安定化してアンプ回路全体の動作を安定させています。
PMA-SX1は 価格は580,000(税抜き)ですか本体重量も30.4kgと
上記 PMA-SX ¥750,000(税抜き) 30.2kgよりも重たくなっています。
あとは最終完成形に至る過程でさらに良くなるよう・・
違う方向に舵をきられないよう祈るだけです。
最近また人気を盛り返しているアナログディスクへの対応のPHONOステージではコストをかけた
本格的なCR型イコライザーを搭載してMCカートリッジにも対応しています。
デザインは渋い音のイメージとは少し違って明るいタッチですが、
ボリューム・ランプ回りの照明は消したり、調光できるそうです。
リモコンも付属しています。
DENON PMA-SX1 発売記念 限定プレス・アナログ・レコード プレゼント!
10月25日(土)、26日(日)
PMA-SX1 DCD-SX1 試聴会決定いたしました!