2012 秋 アキュフェーズ 新製品 C-2420 発表

new プリアンプ  C-2420 発表

11月末発売  メーカー希望価格 680,000円税別


10/23に製品が来ますので、改めてご紹介したいと思います。


プリアンプ C-2420

上位機種C-2820の特徴、パフォーマンスをそのままに コストダウン!

PRE出力の表示メーターが前面にはっきり表示されますが、音楽に集中したい方は2段階で無表示にも出来ます。

その後、リモコンもしくはボリュームで音量を可変したときにだけ、数秒表示されて、また無点灯に戻ります。



以下 アキュフェーズ新製品資料より

今回ご案内いたします新製品 『プレシジョン・ステレオ・コントロールセンターC-2420』は、
アキュフェーズの研ぎ澄まされた感性と C-3800 および C-2820 で開発された技術を導入することにより、 
C-2420 全回路の完成度を高めてフルモデル・チェンジしました。

先進技術の導入により、フラッグシップに迫る性能と音質を目指した自信作で、プリアンプの新時代を築き上げてまいります。 


 2002 年に発売したプリアンプ C-2800 は、アナログ・プリアンプの概念を根本から変えた 
革新的技術:『AAVA(Accuphase Analog Vari-gain Amplifier)』を初めて搭載、それ以後アキュフェーズは、AAVA 技術を常に進化させ磨き上げてまいりました。AAVA は、あくまで純粋なアナログ処理によるボリューム・コントロールです。

従来の可変抵抗器を追放することにより、
①圧倒的な高 SN 比 ②超低ひずみ率 ③音量調整による周波数特性の変化や音質変化が少ない ④左右の音量誤差(連動誤差)が極小 ⑤左右のクロストークが 極小 などボリューム・コントロールの性能・音質上の諸問題を解決し、今までのボリューム概念を一変させました。



さらに重要なことは、AAVA が信頼性の高い半導体部品類で構成されているため、機械的摩耗がなく、その性能・音質を長期に亘って維持できることです。
そして、パネル面のボリューム・ノブを回して(音量ボリューム値)その位置を検出しますので、通常のアンプと同一感覚で操作できます。

今回 C-2420 ではボリューム・ノブに直結した音量検出機構に C-2820 と同じアルミブロックから切削加工した高剛性・高精度の《ボリュームセンサー》を搭載し、操作フィーリングや精度の大幅な向上を図りました。 


 C-2420 はトランス、フィルター・コンデンサーなど電源部を左右独立構成、さらにライン入力、バランス出力、AAVA などの回路を構成しているユニット・アンプ群を左右チャンネルに分けてマザーボード上に配置、しっかりと固定しました。



このモノ・コンストラクションにより、チャンネル間の電気的・物理的干渉を防止しています。

本機の大部分は《ボリュームと一体化したラインアンプ》が占めていますが、プリアンプとして多くの機能を搭載、高音質設計のトーンコントロールを初めコンペンセーターやサブソニック・フィルター 
などの音質調整機能、レコーダー機能も備えています。



入・出力端子に直結し最短距離で信号切り替えができるロジック・リレーコントロール、接続を変えることなく簡単に他のプリアンプを活用することができる『EXT PRE』機能、外装にアルミ押し出し材を使用したリモート・コマンダーも付属しています。 


 さらに、別売フォノイコライザー・ユニット AD-2820 をフルに活用できる機能スイッチ をサブパネル内に装備し、リアパネル側のオプション・スロットに挿入することにより、 
MC/MM あらゆるカートリッジに対応したアナログ・レコードの再生が可能となります。 


 本機のデザインは、左右に入力セレクターと音量ボリューム・ノブを設け、ファンクションのほとんどをヒンジド・パネルに収納、ゴールド調のパネルフェースを基調にしています。 

またサイドパネル面は本木目で仕上げ、優美で暖かい雰囲気を醸し出しています。

アナログ高級プリアンプとして、全素材・パーツを極限まで吟味、高音質再生を追求した C-2420 は、いきいきと潤いに満ちた深い表現力で音楽感動を伝えてくれるものと確信しています。 

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プリアンプの主な機能は入力の選択と音量調節です。この中で音量調整機能は性能と音質を左右する最も重要な部分です。
一般的に音量調節は可変抵抗器を使用して、その機械的回転と接触により抵抗値を変化させて音の大きさを調節しますが、本機に搭載している 『AAVA(Accuphase Analog Vari-gain Amplifier)』は、アキュフェーズの特許技術で全 く新しい概念のボリューム・コントロール方式です。
音楽信号が可変抵抗器を通らないため、インピーダンス変化の影響を受けません。
これにより、高 SN 比、低ひずみ率で、音質変化もほとんどなく音量を変えることができます。

AAVA は、入力した音楽信号を《V-I(電圧-電流)変換アンプ》で、《1/2、1/22、・・、1/215、1/216》の『16 種類の重み付けされた電流』に変換します。
16 種類の電流は、それぞれ 16 個の電流スイッチによって ON/OFF、その組み合わせで音量が決まります。
切換制御は、心臓部である CPU(マイクロ・プロセッサー)によってコントロールされます。
これらの電流の合成が、音楽信号の大きさを変える音量調整回路となります。

さらに終段で、合成電流を《I-V(電流-電圧)変換器》によって電圧に戻します。
このように、内部は電流モードで動作しますので、電流スイッチの ON 抵抗による影響をほとんど受けません。

16 種類の電流に変換する《V-I 変換アンプ》は、増幅度の高い 1/2 と 1/22のアンプはそれぞれパラレル構成で、合計 18 個としています。
これにより非常に低雑音の電流源を作り出すことができ、一層の高 S/N 化を図っています。 

AAVA は、増幅器とボリューム調整とが一体化した新しい概念の電子回路で、音楽信号にとって大変シンプルな構成になっています。
このため、性能や音質の経年変化による劣化が少なく、長期に亘って高信頼性を保持します。 

AAVA は、音楽信号を『電圧→電流』に変換、電流をスイッチで切り替えてゲインをコントロール、再び『電流→電圧』に変換する純粋なアナログ処理です。
電流スイッチの切り替えは、CPU(マイクロ・プロセッサー)でタイミングや組み合わせを精密に行います。

可変抵抗器での音量調整は、通常使用するボリューム位置でインピーダンスが増加しノイズが増えます。



AAVA は、必要な『V-I 変換アンプ』を切り替えて音量(アンプのゲイン)を変える方式ですから、インピーダンス変化などの影響を受けません。
このため、実用音量レベルでもボリュームを絞った分ノイズが減少し、高 SN 比を維持することができるほか、周波数特性も変わらないため音質変化もほとんどありません。 
AAVA は、重み付けされた 16 種類の『V-I 変換アンプ』を電流スイッチで切り替えて音量を可変します。
16 種類の『V-I 変換アンプ』は、『2 の 16 乗=65,536』段階の組み合わせが可能です。

 
実際の操作は、ボリューム・ノブを回して、CPU でそのノブ位置を検出します。内部の動作は、ノブ位置に相当する音量になるように、電流スイッチを切り替えて AAVA のゲインを選択します。
このため、≪ノブを回して音量を変える・・ボリューム操作感覚≫は今までと全く同じになり、従来通りのリモート・コマンダーによるコントロールも可能です。

パネル面のボリューム・ノブを回して音量レベルのポジションを検出、この信号が CPUに伝達され、ノブ位置に相当する音量になるように CPU がコントロールして電流スイッチを切り替え、AAVA のゲインを選択します。
この自社開発による『ボリュームセンサー機構』は、アルミブロックから削り出して超精密かつ重量級に仕上げ、ノブ回転時の質感・フィーリングを極め、より緻密な位置検出と滑らかで重厚な操作フィーリングを実現しています。
また、内部はモーターによる電動機構を設け、リモート・コントロールが可能です。

可変抵抗器は、抵抗器のばらつきで回転角(音量)による左右レベルの連動誤差が問題となりますが、AAVA は電子回路で構成され、さらに高精度の抵抗器を使用することにより、 微小レベルでも左右の音量差がほとんどありません。また、各チャンネルを独立させることができるため、チャンネル間のクロストークもほとんど発生せず、最良のセパレーションを得ることができます。

左右の音量バランスやアッテネーターも AAVA で行いますから、バランスボリュームやアッテネーターなど余分な回路が不要になり、シンプルな構成で高性能と高音質を実現しています。

AAVA は、入力から出力までのプリアンプ全体の増幅度(ゲイン)をボリューム・ノブの回転により、正確に変化させることができ、その数値(dB)をパネル中央部のディスプレイ部に表示します。

多くの入・出力端子やファンクションなどの切り替えで信号経路を引き回すことは、音質の劣化につながります。本機では、切り替えが必要なその場所にリレーを設置し、最短でストレートな信号経路を構成しています。
これらのリレーを電子的にコントロールするのが、ロジック・リレーコントロール方式です。
これに使用するリレーには通信工業用の密閉形リレーを採用し、その接点は金貼り・クロスバーツイン方式で、低接点抵抗・高耐久性の極めて質の高いものです。

C-2420 内部では入力信号と出力信号は同相ですが、接続する入力や出力機器によっては 位相を逆にしたいことがあります。
このような場合、フロントパネル面の『PHASE ボタン』で位相を変えることができ、さらに入力セレクター、レコーダーなど全ての入力ポジションに対応し、入力端子毎に位相の設定が可能です。『INV』LED の《点灯(逆相)/消灯(正相)》で確認できます。
特にバランス接続の場合、入・出力の接続コネクターの極性に合わせて簡単に設定することができます。

当社のプリアンプの標準利得は 18dB ですが、本機は全体の利得を《12dB、18dB、24dB》 の 3 種類から選択することができます。
フロントパネルに切替スイッチを用意していますから、スピーカーの能率等を含めて再生系のトータル・ゲインを整え、ユーザーのニーズに合わせた最適なゲインを選択してお使いいただけます。

本機の主なアンプ回路は、入力バッファー、AAVA、バランス出力、ヘッドフォーンアンプなどの左右合計 6 ユニット・アンプ群で構成されています。
各ユニット・アンプは、ガラス基材のマザーボード上に、左右完全に独立構成で配置しました。
これらのユニット・アンプは、相互干渉しないようにスチールと 8mm 厚の硬質アルミによるフレーム構造によりしっかり保持され、電気的干渉、物理的振動を抑制しています。

電源部にも贅を尽くしました。
電源回路はエネルギー源と同時に、ここから供給される負荷電流も音質に大きな影響を与え、電源の質も非常に重要になります。
本機は、フィルター用アルミ電解コンデンサーには、10,000μF の大容量・高音質タイプを 4 個搭載、電源トランスともに左右を独立させたモノ・コンストラクションで余裕ある強力な電源部を構成しています。
同時に内部の構造・配置的にも左右チャンネルを分離、更に全ユニット・アンプに広帯域低インピーダンス電源を搭載し、アンプ間の相互干渉を徹底的に防止し、電気的特性や音質の向上を可能にしました。 


プログラム・ソースのエネルギーバランスは千差万別であり、スピーカー・システム、リスニング・ルームによっても大きくバランスが変わりますが、いつも自分の好みのエネルギー・バランスに整えて鑑賞したいものです。 
本機は、本格的なグラフィック・イコライザーに使用される加算型アクティブ・フィルター方式 のトーン・コントロールを搭載しました。 



この原理は右図の通りで、本来のフラット信号はストレートに通過し、必要に応じて F1、F2 で特性を作り、フラットな信号から増減させる方式で音質的に大変優れています。さらに低インピーダンス化し、低雑音化を図りました。

ヘッドフォーンもリスニングの重要なファクターです。
本機は、パワートランジスタを終段に使用した、本格的なヘッドフォーン専用のアンプを設け音質に配慮し、ボリュームでヘッドフォーン出力を可変することができます。また、ヘッドフォーンの感度にあわせて、ヘッドフォーン出力レベルを 2 段階(HIGH:基準に対して +10dB)に切り替えるスイッチ 
を装備、ボリュームの使用位置を使い易くしています。 
 

レコーダーを接続し、録音・再生ができるように『レコーダー・ボタン』、『モノ/ステレオ切り替えボタン』、表示の消灯ができる『ディスプレイ ON/OFF ボタン』を装備しています。 
 

音質調整機能として、小音量時の量感不足を補うため、低音の量感を増す『コンペンセーター』
を装備しました。 
 

さらに、音質を劣化させずに有害な超低域ノイズをカ ッ ト す る 、
本 格 的 な10Hz(-18dB/octave)の特性を持つサブソニック・フィルターを設けました。
アナログ・ディスクにソリがある場合には有効な機能です。 
 

OUTPUTS スイッチで『EXT PRE』ポジションに切り替えて、接続ケーブルを変えることなく、他のプリアンプなどを活用することができます。
例えばホームシアターなどの場合、外部プロセッサーのフロント L/R の出力を接続しておけば、本機をパスして直接パワーアンプに入力することが可能です。 

プログラムソースの多様化に備えて、多くの入・出力端子を装備しました。入力は RCAフォノジャックが 8 系統(CD、TUNER、LINE 3 系統、レコーダー、そしてオプションの アナログ・ディスク 2 系統)、それにバランス入力が CD およびラインの計 2 系統と豊富です。出力は、RCA ラインとバランスをそれぞれ 2 系統とレコーダーの合計 5 系統を備えています。 

正面パネルは、アキュフェーズの伝統であるシャンペンゴールド色のアルミにヘアラインを施し、サイドパネル面は、上品な本木目仕上げとしました。精緻で優美な雰囲気を醸し出し、リスニングルームの雰囲気を一段と引き立てます。

C-2420 は、CD などのライン専用構成です。
貴重なアナログ・レコードの再生には、C-2820と共通に使用できる、フォノイコライザー・ユニット AD-2820 をリアパネル側に増設することにより、レコード再生が可能となります。

AD-2820 は、プリント基板に《ガラス布フッ素樹脂基材》を採用し、頑丈なアルミケースに収納、外部からの影響を極小に押さえています。
入力端子と増幅回路を最短距離で接続し、極限の SN 比を実現しています。本体との接続は信頼性の高い DIN 規格のコネクターを採用しています。

右図がサーキット・ダイアグラムで、内部回路がバランス構成になっているのが大きな特徴です。MC/MM それぞれのカートリッジにマッチした専用入力回路を備え、あらゆるカートリッジに対して最も優れた性能を発揮するように考慮されています。MM 入力時はカートリッジの高出力インピーダンスに整合させるため、低雑音のFET(Q1, Q2, Q3, Q4,Q5, Q6)で構成しました。



一方 MC 入力時は、微小信号を低インピーダンスで受けるため、低雑音バイポーラ・トランジスター(Q7~Q10)による差動入力回路を構成、NFB ループの低インピーダンス化を図ることにより、雑音の少ない再生を可能にしました。

 MC の入力インピーダンスは『10/30/100/300Ω』の 4 種類を選択可能で、MM は 47kΩ固定です。また、利得もカートリッジの出力に合わせて MC では『60dB、70dB』を、MMは『30dB、40dB』を選択できます。
これらファンクションの切り替えは、フロントパネル面で行います。従って、操作フィーリングはフォノイコライザーを内蔵したプリアンプと全く変りありません。 

 《C-290V/ C-290 で使用した AD-290V/ AD-290》や《C-2810/ C-2800/C-2410/C-2400で使用した AD-2810/ AD-2800》とも互換性があり、そのまま C-2420 に使用することができます。

 但し、MC 入力インピーダンス:300Ωポジションは、旧製品にはその機能がないため動作しません。さらに『AD ゲイン切り替え』はノブの表示と異なり、MC:『62dB、68dB』、MM:『30dB、36dB』となります。 

また AD-2820 は、C-2820/C-2810/C-2800/C-2410/C-2400/C-290V/C-290 にも使用することができます。

但し、C-2820 以外は MC 入力インピーダンス:300Ωポジションは、それら製品のパネル面にポジション表示がないため使用できません。
さらに『AD ゲイン切り替え』はノブの表示と異なり、MC:『60dB、70dB』、MM:『30dB、40dB』となります。


ウイリアムス浩子・・MY ROOM side1  2014/10
アキュフェーズ本社訪問    2013/6 

アキュフェーズ総合カタログ

Accuphase 2009~記事