アキュフェーズ 新製品 A-80発売

2023秋 アキュフェーズ 新製品  A-80が発売されます。

 

CLASS -A  ステレオ・純A級パワーアンプのトップエンド・モデル

A-80  10月中旬発売  1,540,000円(税込)

 

パワーMOS FETによる10パラレル・プッシュプルのA級動作を採用し、

出力はパワーに拘り65W/8Ω、130W/4Ω、260W/2Ω、520W/1Ω のハイパワーを実現しています。

 

    

 

今回デザインも大きく変わりました。

ガラスパネルが大きくなり、中の表示のメーターの上下なども変わりました。

パネルの下のサイドパネルも精悍な印象のパネルと変わりまして、今後のデザインの指標となりそうです。

アキュフェーズの音の狙いとしては、A-300の大らかで伸びやかなイメージから

A-80は低音の力強い押し出し感を出しながら、

A級の繊細さ、音の濃さを伴って音楽を積極的に鳴らしていくという狙いだそうです。

それだけに嘗て無いほどの超大型トランスに超大容量の平滑コンデンサー特注品を採用。

 

 

 

 

 

 

 

 

 背面

 

ディスクリート構成によるフルバランス回路を搭載した信号入力部 基板

入力部には同一振幅で位相が反転(180度)したインバート(-)とノンインバーター(+)のバランス信号が入力され、これらの差信号を作り出すことで、同相でケーブルに飛び込むノイズ成分をキャンセルし、音楽信号のみを取り出します。

雑音性能をさらに改善するには入力段に大きなゲイン配分必要です。オペアンプでは困難であった22dB(約12.6倍)の高いゲインを割り当てる為、ディスクリート構成によるフルバランス回路とし低ノイズ化を実現しています。(入力部をオペアンプで構成していた2006年製P-7100と比較して3倍以上の入力段ゲイン配分と変化しています。)

さらに信号入力部はパワー部と切り離された信号入力部専用電源により安定動作を支えられています。

   

 

 

パワーMOS FET              

MCS+回路ドライブ段と

大電力パワーMOS FETパワー段基板と放熱器

  

 

 

 

 定格電流が非常に大きい160A、

ON抵抗が0.0016Ωと

非常に低い半導体MOS FETスイッチ

 

ダンピング・ファクター1000を実現させる

『エッジワイズ・コイル』、

電流検出を信号ラインから非接触で測る

ホール素子、半導体MOS FETスイッチなどの

スピーカー端子直結のプロテクション回路

    

 

大電力容量の大型トロイダルトランス
熱伝導に優れ防振効果の高い充填材を用い
高効率放熱構造のアルミ鋳物ケースに固着し、外部への振動を遮断

           

 

アキュフェーズで採用された

これまでの最高容量は100,000μFだそうですが

今回は71V / 120,000μF × 2 の

超大容量 特注平滑コンデンサーが搭載されています。

      

 

2023.9.5 追記:

A-80 試聴出来ました。

 

試聴機 SACDプレーヤー DP-750  プリアンプ C-2900にて

アキュフェーズSACD vol.4のなかの「アランフェス協奏曲」を試聴したとき

いままで何度も耳にした「アランフェス協奏曲」だったはずですが、イントロのギターの弦の張り、解像度、

爪でひっかく感じ、そのあとの他の演奏者の立ち位置、楽器の音像などもはっきり感じ取れて、空気の透明度といい今までとは全然違って聞こえます。

先に、アキュフェーズさんから力強く・・と狙いを聞いていましたが、何枚かのCDをで聴いている全てに共通する印象では

CDがSACDスペックに聞こえる・・という印象です。(ビバルディの四季も1950年台疑似ステレオ録音のヘレンメリルでさえ)

圧倒的な透明度で、今までノイズの中に埋もれていたであろう楽器の小さな音、擦れたりする生々しい演奏音が

ONになり浮かび上がってきて沢山の情報量を生み、演奏に常に絡んでくる・・といった印象です。

私の印象では力強さで押し出してきたというより、

全てのソースに共通する圧倒的な空気の透明度、それが生み出す圧倒的な情報量、そこから湧き出る楽しみな音楽性です。

 

アキュフェーズ技術の馬場様    

   

 

既にお馴染み様からご予約をいただきました(現在A-70をご使用ですが、一年も前から新型純A級ステレオアンプを首を長くして待っていらっしゃいました。)が、

今からのご発注は早くても11月過ぎになりそうです。

 

徐々に情報を追加して参ります。

 

2023.12追記

発注していたA-80 4台のうち

2台が今年11月に入荷いたしました。

2台共に納品させていただきました。

    
 お一人のオーナー様宅にて      
   

 

この写真のオーナー様の評価は

もとのA-70と比較して上下左右に音場が広がり、

空気感もスケルトン的に見えるように、低音が圧倒的に迫力と制動感をもって、

高音はさらに細かく繊細に伸びて行きます。全体にさらに更にリアル感が増したそうです。

 

A-80が1台入ったことで、いつもより早くもう1台追加(BTLで)で使用して見たくなったそうです。

その際ネックになるのが左下の写真にあるPS-1230電源。

「2台使用してみたいけれど、容量的にPS-1230電源1台にパワーアンプA-80を2台接続できるのか!?」という心配・・

それを聞いて早速調べました。

OKです。

パワーアンプA-80はPS-1230電源に2台使用出来るそうです! 💕

 

発注させていただいているほかのA-80 2台は2024年2月末になりそうです。

 

*アキュフェーズ2009~     Accuphase 公式サイト

 

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