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アキュフェーズ 新製品 A-80発売

2023秋 アキュフェーズ 新製品  A-80が発売されます。

 

CLASS -A  ステレオ・純A級パワーアンプのトップエンド・モデル

A-80  10月中旬発売  1,540,000円(税込)

 

パワーMOS FETによる10パラレル・プッシュプルのA級動作を採用し、

出力はパワーに拘り65W/8Ω、130W/4Ω、260W/2Ω、520W/1Ω のハイパワーを実現しています。

 

    

 

今回デザインも大きく変わりました。

ガラスパネルが大きくなり、中の表示のメーターの上下なども変わりました。

パネルの下のサイドパネルも精悍な印象のパネルと変わりまして、今後のデザインの指標となりそうです。

アキュフェーズの音の狙いとしては、A-300の大らかで伸びやかなイメージから

A-80は低音の力強い押し出し感を出しながら、

A級の繊細さ、音の濃さを伴って音楽を積極的に鳴らしていくという狙いだそうです。

それだけに嘗て無いほどの超大型トランスに超大容量の平滑コンデンサー特注品を採用。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

     背面画像▼

ディスクリート構成によるフルバランス回路を搭載した

信号入力部 基板

入力部には同一振幅で位相が反転(180度)したインバート(-)とノンインバーター(+)のバランス信号が入力され、これらの差信号を作り出すことで、同相でケーブルに飛び込むノイズ成分をキャンセルし、音楽信号のみを取り出します。

雑音性能をさらに改善するには入力段に大きなゲイン配分必要です。オペアンプでは困難であった22dB(約12.6倍)の高いゲインを割り当てる為、ディスクリート構成によるフルバランス回路とし低ノイズ化を実現しています。(入力部をオペアンプで構成していた2006年製P-7100と比較して3倍以上の入力段ゲイン配分と変化しています。)

さらに信号入力部はパワー部と切り離された信号入力部専用電源により安定動作を支えられています。   ▼

   

 

 

パワーMOS FET              

MCS+回路ドライブ段と

大電力パワーMOS FETパワー段基板と放熱器

  

 

 

 

 定格電流が非常に大きい160A、

ON抵抗が0.0016Ωと

非常に低い半導体MOS FETスイッチ

 

ダンピング・ファクター1000を実現させる

『エッジワイズ・コイル』、

電流検出を信号ラインから非接触で測る

ホール素子、半導体MOS FETスイッチなどの

スピーカー端子直結のプロテクション回路

    

 

大電力容量の大型トロイダルトランス
熱伝導に優れ防振効果の高い充填材を用い
高効率放熱構造のアルミ鋳物ケースに固着し、外部への振動を遮断

           

 

アキュフェーズで採用された

これまでの最高容量は100,000μFだそうですが

今回は71V / 120,000μF × 2 の

超大容量 特注平滑コンデンサーが搭載されています。

      

 

2023.9.5 追記:

A-80 試聴出来ました。

 

試聴機 SACDプレーヤー DP-750  プリアンプ C-2900にて

アキュフェーズSACD試聴ソフト vol.4のなかの「アランフェス協奏曲」を試聴したとき

いままで何度も耳にした「アランフェス協奏曲」だったはずですが、イントロのギターの弦の張り、解像度、

爪でひっかく感じ、そのあとの他の演奏者の立ち位置、楽器の音像などもはっきり感じ取れて、空気の透明度といい今までとは全然違って聞こえます。

先に、アキュフェーズさんから力強く・・と狙いを聞いていましたが、何枚かのCDをで聴いている全てに共通する印象では

CDがSACDスペックに聞こえる・・という印象です。(ビバルディの四季も1950年台 疑似ステレオ録音のヘレンメリルでさえ)

圧倒的な透明度で、今までノイズの中に埋もれていたであろう楽器の小さな音、擦れたりする生々しい演奏音が

ONになり浮かび上がってきて沢山の情報量を生み、演奏に常に絡んでくる・・といった印象です。

私の印象では力強さで押し出してきたというより、

全てのソースに共通する圧倒的な空気の透明度、それが生み出す圧倒的な情報量、そこから湧き出る楽しみな音楽性です。

 

アキュフェーズ技術の馬場様    

   

 

既にお馴染み様からご予約発注をいただいております(現在A-70をご使用ですが、一年も前から新型純A級ステレオアンプを首を長くして待っていらっしゃいました。)が、

今からのご発注は早くても11月末になりそうです。

 

徐々に情報を追加して参ります。

 

2023.12追記

発注していたA-80 4台のうち

2台が今年11月末に入荷いたしました。

2台納品させていただきました。

そのうちの1台のオーナー様宅で下記スナップを撮りました。

     
       
     
 お一人のオーナー様宅にて      
   

 

この写真のオーナー様の評価は

エージングもほとんど必要なく、もとのA-70と比較して上下左右に音場が広がり、

空気感もスケルトン的に見えるように、低音が圧倒的に迫力と制動感をもって、

高音はさらに細かく繊細に伸びて行き、全体に更にリアル感が増したそうです。

納品に伺った筆者は鳴り始めて十数秒で「以前より上下左右に広がった」と確認いたしました。

 

オーナー様はA-80を1台ご使用になったところで、

いつもより早く、

もう1台追加(BTLで)で使用してみたい衝動に駆られたそうです。

その際ネックになるのが下の写真2枚に映っているPS-1230電源。

「2台使用してみたいけれど、容量的にPS-1230電源1台にパワーアンプA-80を2台接続できるのか!?」という心配・・

それを伺って早速調べました。 

OKです。

パワーアンプA-80はPS-1230電源に2台使用出来るそうです! 💕

 

発注させていただいているほかのA-80  2台は2024年2月末になりそうです。

 

2023.12.12追記:

上記のオーナー様が

ほんとうに

A-80をもう1台追加発注されました。

最初はエージング無しでよく鳴る・・と仰っていましたが

ここへ来て、エージングによりまた更に透明度が日々増してきているそうです。(それは・・そうですよね)

追加の1台はBTLではなく、バイアンプで使用される計画だそうです。  

 ← 画像クリック

アキュフェーズ・パワーアンプには、

バイアンプで使用するための DUAL  MONOスイッチが装備されています。

接続方法⇒アキュフェーズA-80公式カタログpdf

 

PS-1230電源は2台接続OKということで

ほかにはTAOCのラックSAEC 電源ケーブルPL-9000 1.5m2本も同時に発注されました。

TAOCオーディオビジュアルラック ASRⅢシリーズは2023年12月もよく売れていまして、

現在5セット目です。

 

A-80は本日、アキュフェーズに発注いたしましたが、

2024年2月末生産上がりに滑り込みでした。

2024年2月末生産ぶんは終わり・・ということで

次発注からのA-80は2024年5月?、6月?生産日程がまったく未定だそうです。

 

有り難う御座いました。

 

2024.2 追記:

新しくA-80のご発注がありました。

納期を確認しましたところ、やはり6月末でした。

 

2024.2.29 追記:

発注させていただいていたA-80  3台が入荷いたしました。

2023.8~12月に発注させていただいていた商品です。

3台とも無事、納品させていただきました。

 

上述させていただいていた2台目のA-80のオーナー様宅の

スナップです。

   

 

 

 

「2台使用してみたいけれど、容量的に

PS-1230電源1台にパワーアンプA-80を2台接続できるのか!?」という心配も

実際使用して見るとPS-1230メーターの「VOLT-AMPERE」のポジションで12時の真ん中付近でした。

 

オーナー様といっしょに

マーラー9 インバル東京交響楽団ライブ (SACD)

ブルックナー8 ヴァント ベルリンフィル (CD) 

を試聴させていただきました。

 

バイアンプになって「ボリュームが前回試聴ほど上がってないのかな」と思っていたのですが

実は前回よりボリュームを上がっていました。

ホールの縦軸がよく再現され、インバルの指揮中の歌声も明瞭に・・(笑)

コントラバスの低音の音圧が無理なく自然に押し出してきて、

管も弦も「これ見よがし」的な音の出方が全然無く、自然。

演奏音が圧倒的に静かになりました。

 

その中で、

マーラー9(SACD)繊細な静けさのバイオリン・ソロからの弦一斉フォルテの連続音のピークは

マーラー演奏の極致的な鳴り方でスピーカーの存在が無くなり、

サントリーホール、横浜のホールで演奏しているかのような鳴り方でした。

 

私は当店でも毎日のようにSACD盤も聴いていますが

久々にSACD盤「DSD64(2.8MHz/1bit)の大きいDSDデータ」の面目躍如だと感じました。

 

ブルックナー8 ヴァント ベルリンフィル (CD)

ヴァントといえばブルックナー、

宗教的な演奏が繰り広げられる中、終章に向かう打楽器の連打も迫力いっぱいでした。

 

ご発注いただいた皆様、長く待っていただき、有り難う御座いました。

 

2024.4追記:

新店舗にご来店いただいた上述オーナー様は

A-80 バイアンプ(A-80 2台)になったことによって

上記のように

「SACD盤(DSD64(2.8MHz/1bit)の大きいDSDデータ)と

通常CD盤のデータ差が

はっきり聞き取れるようになった」そうです。

しみじみ2台目を買ってよかった・・と仰っていました。

 

*アキュフェーズ2009~     Accuphase 公式サイト

A-80公式カタログpdf

アキュフェーズ~2008

  スナップ アキュフェーズ総合カタログ

アナログ製品も元気です。

アナログ製品も元気です。

最近は

キー局のテレビでもアナログ盤が復活している・・

というニュースを聞きますが

当店でもご多分に漏れず、アナログ関連製品は元気です。

今週も下記製品などをお求めいただいております。

 

 

 

 

🇯🇵テクニクス

ダイレクトドライブターンテーブルシステム 

SL-1200G

メーカー希望価格 450,000円 税込み

 

 

 

 

 

 

 

🇯🇵 Phasemation フェーズメーション

大型モノラルMCトランス

T-1000  

メーカー希望小売価格:363,000円(税込み)

 

 

 

 

 

🇬🇧  rega  Planar 6-Black 

カートリッジレス・モデル

メーカー希望小売価格: 225,500円(税込)

 

東京都 渋谷区代々木の

ウルフパック・ジャパン株式会社さんからお問い合わせがありました。

REGA Planar 6プレーヤーは14 インチ (35cm)のラッカー盤アウターが再生出来ますか?」

というご質問でした。

普通のLPレコードは12 インチ (30cm)です。

 

昔、試聴会で一度だけ14 インチラッカー盤を再生したことがありましたけれど、

最近のプレーヤーでは試す機会はありませんでしたので「直ぐにはご回答できませんが」「試してみましょう」ということになりました。

WOLFPACK JAPAN STUDIOSウルフパック・ジャパン株式会社さんはアナログ・レコードを製作されている会社さんらしいです。

 

ラッカー盤を送ってくださる・・とのことでしたが、事故の心配もありました。

幸いにしてREGAを取り扱っている完実電気 本社が九段下でしたので、

日時を決めて完実電気 輸入課のほうへ盤を持ち込んでテストしていただくことになりました。

 

結果

Planar 6は、35cm(14 インチ)のラッカー盤を再生可能だと確認いただきました。

 

「無事14inchラッカーの再生が確認出来たので、正式に発注させてください。

諸々ケアして頂きありがとうございました!!」というメールをいただきました。

 

なんでもWOLFPACK JAPAN STUDIOさんは

昔から音のよいマシンで有名なNeumannノイマン カッティングレーサーを使用して

Neumann VMS70でカッティングする1枚からレコードを作れるサービス

をおこなわれているそうです。

実は筆者の私が9才で初めて買ってもらったLP(洋楽、カントリー、フォーク)が
ノイマン カッティングレーサーでカッティングされた高音質盤だとジャケットや帯やライナーノーツに説明がありました。
今でも音の良い録音だと思っています。

凄いですね・・

 

ラッカー盤とは?
アナログレコードの製造にあたり一番最初に音溝を削られる「原盤」です。 サイズは上述にあるようにLPレコードよりも一回り大きく直径35cmくらいです。 薄いアルミ板に塗料のラッカーが両面に塗られており、柔らかいため針で削って溝を作ることができます。そのようにラッカー盤にマスター音源を音溝として刻み、ラッカー盤(凹形状)から凹凸が逆の金属メッキ・スタンパー(凸形状)が作られます。(スタンパーは版画の版木みたいなものですかね)スタンパー(凸形状)から塩化ビニールに熱、圧力などでプレス製造して通常 LPレコード12 インチ (30cm)(凹形状)が数多く生産されて出来上がっていきます。

 

 

 

🇯🇵  SOULNOTE Phono Equalizer E2

従来のMC/MMカートリッジに加え、DS Audio光電式カートリッジにも対応。RIAA以前のOld EQカーブにも幅広く対応。全方式のカートリッジが再生可能なオールインワン フォノイコライザー

メーカー希望価格 649,000円(税込)

 

Phono Equalizer E2もお馴染み様からご発注をいただいておりまして、生産上がりが2023.4末という予定でしたが

株式会社CSRさんのご高配により2月になんとか納めさせていただきました。感謝です。

 

オーナー様からメールで評価をいただきましたので、ご紹介いたします。

「音出ししました。一聴して感じたのは、やはり音場の広さが圧倒的でした。

まだアコ-スティックソリッドしか設定してませんが、これからレコードを聴くのがさらに楽しみです。」

2週間経過して・・

「ソウルノートE2にアコースティック・ソリッド(オルトフォンMC)とLINN lp12(ADIKT MM)をつないで毎日LPを聞いております。
ベースとしてプリアンプがアキュフェーズc3900により当方のシステムが以前より飛躍的にレベルアップしており、音場の広がりや定位も2段階くらいよくなっていますが、E2でレコードを再生すると音が以前よりさらに新鮮で生に感じます。楽器の音の輪郭が自然に感じられ、ボリュームを絞っても表現力は落ちず、逆に拡大しても、好きなアーティストの音をステージに近づいて聴く感覚で決してうるさく感じません。

MCの方は、サウンドの腰が低く、各楽器の分離が非常に優秀で、音像定位も素晴らしいです。

LP12のMMの方は音の彩度が頭抜けていて、微細でかつ華やかな音の世界を感じます。いずれもE2で切り替え1つで、同じレコードを聞き比べるという贅沢な聞き方もしたりして楽しんでいます。」

U様、有り難うございました。

 

 

🇩🇪 Dual   CS 329
FULLY AUTOMATIC PLUG & PLAY-TURNTABLE

税別 70,000円(税込 77,000円)

 

新しく取り扱いを始めました

Dual のフルオート・プレーヤーのご発注いただきました。

今年からドイツの名門ターンテーブルメーカーである
Dual GmbH社(以下Dual)の正規代理店と販売事業を開始いたしました。

 

 

 

有り難うございました。

 

2023.2.13

ESOTERIC「名盤復刻シリーズ」アナログレコード 2作品発売

エソテリック株式会社(代表取締役社長 大島 洋)は、「名盤復刻シリーズ」アナログレコード2作品を発売開始いたします。今回のアナログレコードはESOTERIC独自のデジタル技術を駆使して開発した「Esoteric Mastering」をフルに生かすとともに拘り抜いたカッティング作業により、「アナログ新時代」を告げる作品に仕上がっています。この2作品はエソテリック株式会社の独占販売で、主にオーディオ販売店で販売されます。

 
品名 型名 メーカー希望
小売価格
発売日
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」  ESLD-10001   6,600円(税込) 2023年5月22日
チャイコフスキー:バレエ「白鳥の湖」ハイライト  ESLD-10002   6,600円(税込) 2023年5月22日

 

只今、ご予約承っております。   ご予約分も在庫も完売いたしました。

 

2023.2.10からSAEC 試聴会も始まります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

SAEC WE-4700 & SAEC 最新 電源ケーブル試聴会 のご案内   2020.11
ORTOFON SPUカートリッジ比較試聴会 2018.5

初戦負けてしまいましたね ヨシノトレーディング試聴会 でアナログを  2014.6

LINNの最新カートリッジ Ekstatik    2022.6

アナログレコード用アクセサリー 2023.6

MCカートリッジ・プチ試聴会 2023.6 

LUXMAN PD-151mk2 納品させていただきました。 2023.5

2023.7 スナップ   2023.7

 

Phasemation   *Technics    *SPU
*SOULNOTE    *REGA    Regaホーム
    *スナップ   AcousticSolid

 

アナログオーディオ・サイト

アキュフェーズ創立50周年記念の第3弾モデル 「DP-1000/DC-1000」発売

アキュフェーズ創立50周年記念の第3弾モデルとなる「DP-1000/DC-1000」発売。

ご予約承り中        2021年8中旬発売

純A級ステレオプリメインアンプ「E-800」、

プレシジョンステレオプリアンプ「C-3900」に次ぐ、創立50周年記念第3弾モデル。

DP-1000/DC-1000は、セパレート型SA-CD/CDプレーヤーのフラッグシップモデル。

 

DP-1000

 

メーカー希望小売価格 1,300,000円  (税込み価格1,430,000円 )  

SACDプレーヤー SACDトランスポートの保証期間が5年間に延長になりました。2023.6.1~

 

重量級ドライブメカに大型化した超重量級ブリッジを採用。

CDよりデーターの記録密度が高く、高速で回転するSA-CDの読み取り動作では、回転体の振動や外部から伝わる振動の影響を抑える必要性があります。

DP-1000のSA-CD/CDドライブは、アルミニウムを切削加工したボトム・プレート、固定フレーム、メカニカル・ベース、ブリッジなどのパーツで構成され、その重量は11Kgに達します。

このSA-CD/CDドライブを筐体中央の低い位置に組み上げることで、理想的な重量バランスを実現、筐体の安定性を高めています。

また、このドライブの内部に、弾性ダンパーを介してトラバーズ・メカニズムを搭載することで、ディスク回転スピンドル・モーターや、外部から伝わる振動の影響を抑え、安定した高い精度のデーター読み取りを可能にしました。

さらに、メカニカル・ベースの平面度をミクロン単位に抑えることで、本ドライブを高い精度で組み上げ、静寂なディスク回転とディスク・トレイのスムースな開閉を実現しています。

        

▲重さ1.7Kg、最大厚さ17.5mmの押出成形したアルミニウムの切削加工の超重量級ブリッジ と押出成形したアルミニウムの切削加工に加え表面には無数の細かな凹凸で落ち着いた雰囲気を醸し出す梨地処理を施し、さらに耐摩耗性に優れた硬質アルマイト処理で表面を保護、ハイクラスなSA-CDトランスポートにふさわしい優美で精巧なデザインに仕上げました。

このディスク・トレイをデュアル・ステー構造の高精度ベアリング・シャフトで導くことにより、静寂かつスムースに移動するディスク・ローディング機構を完成させました。

      ディスクトレイ

 

▲平面度0.2mm以下(1mあたり)のアルミニウム板材を切削加工し、高い寸法精度と剛性を実現した厚さ12mm重さ3.8kgのボトムプレート。

筐体のフレーム構造も見直され、従来2ピースを組み合わせていたフレームからL字一体型化。

 

 

 

  メカニカル・ベース

 

スピンドルモーターにアウター・ロータ型ブラシレスDCモーターを新たに採用

  1. 内側に固定子であるコイルを、外側に回転子である磁石を配置しており、コイルが回転するDCモーターのように、ブラシと整流子の機械的な接触が無いため、低振動で動作音が小さく、低ノイズで耐久性や信頼性が高い
  2. 回転子が軸の外側にあるため、慣性モーメントが大きく、安定した一定の回転が得られる。
  3. 発熱するコイルが固定子であるため、モーターを搭載する基板などに効率的な放熱が可能。

▼スピンドルモーターとターンテーブルを太く短いシャフトで接続し直結の状態に近づけることでディスクの面振れを抑え、安定した読み取り動作を実現。

     

                           2種類の弾性ダンパー

ダンパーは堅いダンパー、柔らかいダンパーと共振周波数の違う柔軟性の異なる2種類を組み合わせ、防振効果をより向上。

     

対物レンズ・アクチュエーター

信号読み取り用レーザー・ピックアップには1つのレンズに発光波長655nm(SA-CD用)と790nm(CD用)の2種類のレーザー・ダイオードを配置した、1レンズ/ツイン・レーザーダイオードを搭載しました。SA-CDとCDで共用してピックアップ全体の小型化を図ることにより、SA-CD/CDの切り替え時間およびアクセス時間を短くすることができます。さらに音質を劣化させる原因の一つであるピックアップ制御用サーボ電流の変動を大幅に抑えることで、高精度な信号読み取りを実現、ディスクの情報を余すところなく引き出します。

 

       

ディジタル信号処理回路

ピックアップで読み取った信号は、RFアンプで増幅され、RFプロセッサーに入ります。
RFプロセッサーではSA-CD/CDそれぞれのRF信号よりクロック信号の抽出・同期・復調・エラー訂正処理を行ないます。

SA-CDから読み取ったDSD信号はHS-LINK伝送用ディジタル信号に変換され、
HS-LINKコネクターより2.8224MHz/1bitディジタル信号で出力します。

DP-1000/DC-1000でのHS-LINKはオリジナルのVer.1から、サンプリング周波数とビット数を拡張したVer.2規格で伝送されます。

HS-LINK Ver.2規格はLVDS(Low Voltage Differential Signaling)を採用し、DSD信号は5.6MHz/1bit(2ch)、PCM信号は384kHz/32bit(2ch)の高速伝送が可能です。

     

アドバンスドハイカーボン鋳鉄インシュレーター

アキュフェーズ・サイトDP-1000      詳細カタログpdf


DC-1000

 

メーカー希望小売価格 1,300,000円  (税込み価格1,430,000円 )   

 

DC-950と同様に、ESSテクノロジー社による「MDS++方式」を採用。

IV変換回路には独自のANCCを搭載し、大振幅化後減衰させることでSN比が向上。

DSD信号は、ノイズ・シェーピングにより、可聴帯域より高い周波数に押し上げられた量子化ノイズを大量に含んでいます。DSD信号を正確なアナログ信号に変換するためには、この高周波ノイズをローパス・フィルターで除去しなければなりません。ところがDSD信号は直接ディジタル・フィルターで処理することができないため、従来のD/AコンバーターICでは、DSD信号を一旦PCM信号に変換し、その後ディジタル・フィルター入力することで高周波ノイズを除去していました。

一方、DC-1000が採用しているMDSD(Multiple Double Speed DSD)方式は、DSD信号をPCM信号に変換することなく、高周波ノイズを除去するローパス・フィルターとしての役割を果たす、画期的な回路方式です。MDSC方式では、DSD信号をFPGA(プログラム可能な論理ゲート)に入力し、1/2クロックずつタイミングの異なる8種類のDSD信号を生成します。この8種類のDSD信号をそのまま8回路並列動作の「MDS++方式D/Aコンバーター」に入力することで、理想的な完全直線位相特性のローパス・フィルターとしての役割を担わせ、可聴帯域より高い周波数のノイズを除去しながら、正確なアナログ信号へと変換します。つまりMDSD方式は、DSD/PCM変換を経ることなく、高周波ノイズを除去するローパス・フィルターとしての機能と、8並列並列「MDS++方式D/Aコンバーター」の変換誤差を打ち消す効果を兼ね備えた、画期的なD/Aコンバーターです。

MDSDの優れた性能と高い信頼性を確保する理想的なパーツ・レイアウト

MDSDの優れた性能を効果的に発揮するために、DACとI-V変換回路の距離を可能な限り短くすることで、配線パターンの悪影響を排除しました。

I-V変換回路には、プリアンプC-3900にも採用している低ノイズ・低ひずみ化技術ANCC(Accuphase Noise and Distortion Cancelling Circuit )を搭載しました。

このI-V変換回路を4回路並列駆動させ、8回路並列駆動「MDS++方式D/Aコンバーター」の大出力電流を分散処理することで、熱の集中を避け、信頼性や耐久性を確保しています。

またパワーアンプA-250の設計思想と同様に、前段に位置するI-V変換回路の出力電圧を従来よりも大振幅化し、後段のフィルター・アンプで発生するノイズの影響を相対的に低減することで、ノイズの性能を更に向上させています。

 

8回路並列駆動「MDS++方式D/Aコンバーター」                                             

本機にはD/Aコンバーターに驚異的な性能・音質を誇る「MDS++方式D/Aコンバーター」を搭載しました。MDS++方式は、⊿Σ型(デルタ・シグマ型)D/Aコンバーターを複数並列接続することで、大幅な性能改善を図った画期的なコンバーターです。図のように⊿Σ型D/Aコンバーターを複数個用意して、同じPCM信号を各コンバーターに入力、その後各コンバーター出力を加算して全体の出力とします。全体の出力では、信号成分は単純加算されますが、変換誤差には相関が無く、相互に打ち消されるため、単純加算した値よりも小さくなります。従って、信号と変換誤差の比が大きくなり、変換精度やSN比、ダイナミック・レンジ、リアリティ、高調波ひずみなど、コンバーターにとって非常に重要な特性を一挙に向上(コンバーター数をnとすると√n倍向上)させることができます。

◀原理図:ここではコンバーター数4個の図、信号出力は4倍になるのに対し、変換誤差、ノイズ、ひずみ成分は√4倍と相対的に減っていく。

本機では、8回路の高性能ハイパーストリームDAC (ES9038PRO:ESSテクノロジー社製)を並列同載させていますので、コンバーター1回路の場合に比較し、ひずみ率、雑音特性、直線性など全体の性能は約2.8(=√8)倍に向上します。なおDSD信号の場合には各コンバーターにタイミングをずらして入力することで、高調波ノイズを除去するMDSD方式のD/Aコンバーターとして動作します。 

     

ESS    ES9038PRO

IV変換回路やDAC IC周辺回路、配置を全面に見直した結果、より一層の低雑音化、低歪み化を実現。
          
 

       

デジタル入力回路                                                           FPGA_LCMXO2-640HC

フィルターアンプ回路も高性能化され、最終段を2回路並列化し、ローパスフィルター2段目回路にはANCCを採用。

強化された出力回路 新開発「Dual Direct Balanced Filter」

D/Aコンバーター出力の高周波領域には必ずイメージ・ノイズが発生するため、アナログ・フィルターで除去する必要があります。本機のアナログ・フィルターには、通過域の周波数特性が極めてフラットな5次のバターワース型LPF(Low Pass Filter)を採用し、音楽信号に影響を与えないようにイメージ・ノイズを除去しています。5次のバターワース型LPFはI/V変換回路を兼ねる1次LPFと2種類の2次LPFが直列に接続された構成になっています。弊社では出力段となる最後の2次LPFに「Direct Balanced Filter」回路を採用しています。

「Direct Balanced Filter」回路とは、ライン出力とバランス出力が負荷の影響を受けてお互い干渉しないようにするために、それぞれ独立した出力回路を設けた回路構成のことを言います。

「Direct Balanced Filter」回路では、バランス出力の-側信号を、+側信号の反転で作り出すのではなく、D/Aコンバーターの差動出力から直接作り出します。したがって、反転回路が必要なく、極めて構成がシンプルで、ひずみ率やSN比で高い性能を実現できます。また、+側と-側が対称な回路であるため、出力インピーダンスが同じになり、理想的な バランス信号を出力できます。さらに、ライン出力はバランス出力の+側と同じ回路で構成されるため、バランス出力とライン出力の音質差において理想的な出力を可能にします。

本機には「Direct Balanced Filter」回路を2回路並列で動作させる新開発「Dual Direct Balanced Filter」回路を搭載しました。この回路により、ひずみ率やSN比といった諸特性が改善、より原音に忠実な信号でプリアンプを強力にドライブすることが可能になります。また最終段アンプの発熱が軽減され、信頼度がより向上します。

       

           フィルターアンプ基板回路 1 top                               フィルターアンプ基板回路  2  Bird’s eye           

ガラス布フッ素樹脂基材

非常に低い誘電率と誘電正接をもち、高周波に優れ、耐熱性も良いので、主にマイクロ波と呼ばれるSHF帯を使用する衛星放送や高精度計測機器などに使われている「ガラス布フッ素樹脂基材」によるフィルターアンプ基板回路。

プリント基板の基材は、特に誘電率が重要です。誘電率が低いほど信号の伝搬速度は速くなり、誘電正接が小さいほど伝送損失が小さくなります。本機では銅箔面に金プレートを施し、さらに信頼性や音質の向上を図っています。

 

▲低雑音電源回路 1 top

▲低雑音電源回路 2

   

▼回路のエネルギー源となる電源のクオリティは、音質に大きな影響を与えます。本機は放熱フィン付き鋳造アルミケース入りの高効率トロイダル・トランスをディジタル/アナログに分け2個搭載しました。トロイダル・トランスは、ドーナツ状のコアに太い銅線を巻くため、インピーダンスが非常に低く、変換効率が極めて高いので、オーディオ用として優れた特性を備えています。また新たに10,000μFの大容量・高音質フィルター用アルミ電解コンデンサーを開発、ディジタル/アナログそれぞれに4個ずつ搭載することで、負荷変動に強い余裕のある電源を搭載しました。

アキュフェーズ・サイトDC-1000      詳細カタログpdf

以上 アキュフェーズ技術資料より

Accuphase DP-950 / DC-950 ご予約承り中 2016/7


2021 / 8追記:

実売のE-800と試聴機DP-1000、DC-1000、C-3900入荷。

 

「DP-1000/DC-1000」のご発注もいただいておりますが、

8月第一期ロット分は埋まっていますので、

9/末になるか・・通常は次回ロットの10月上旬だそうです。

  

  

コロナ過ではありますが、9/20頃までご試聴していただけます。

 

2021.9追記:

「DP-1000/DC-1000」お馴染み様からのご予約ぶん第一号入荷いたしました。

 

2022.3.27 追記:

「DP-1000/DC-1000」試聴しています。

試聴ご希望の方はお気軽にどうぞ

 

2022/ 9/ 10追記:

「DP-1000/DC-1000」納品済み

やはり9/21からの価格改定によるものか、アキュフェーズのご発注が増えてきています。

TAD製品も同じ理由か・・動き出しているそうです。

 

 

 

*アキュフェーズ2009~     アキュフェーズ~2008   Accuphase
 dp-1000_dc-1000公式カタログ   アキュフェーズ総合カタログ    スナップ

 

アキュフェーズ プレシジョン・ステレオ・プリアンプ「C-3900」

22年に創立50周年を迎えるアキュフェーズは、

昨年から50周年記念モデルの発売を始めており、昨年は第1弾となる純A級プリメインアンプ「E-800」が発売されました。

 7月に発売するプレシジョン・ステレオ・プリアンプ「C-3900」は記念モデル第2弾で、今までのプリアンプのノウハウ全てを受け継ぎプリアンプの最上位モデルとして誕生いたしました。

プリアンプのノウハウを集大成、飽くなき挑戦を続けた渾身の作です。

機構・回路両面に最新技術を導入、部品類全ての見直しと試聴の繰り返しを行い、妥協のない技と感性で、最高峰の性能と音質を誇るフラグシップ・モデルです。

2020/7  中旬発売

2021年9月21日から価格改定 希望小売価格  2,000,000円 税別      2,200,000円 税込   

 

 

 



 アキュフェーズは02年に独自のボリュームコントロール技術「AAVA」を開発し、その後「C-3800」「C-3850」ではAAVAを2回路平衡駆動にした「バランスドAAVA」へと進化しました。

 「C-3900」は「C-3850」をフルモデル・チェンジしてこの技術を更に掘り下げ、新たに「Dual Balancedデュアル・バランスド・AAVA」(Lch/Rch正負合計8回路のAAVAを搭載へと昇華させ、入力から出力まで全ての増幅回路を並列動作させることにより、更なる低雑音化と音質の向上を実現しました。

定評のあるAAVAボリューム説明 1    説明 2   説明 3      AAVAボリューム動作原理

「Dual Balancedデュアル・バランスド・AAVA」
「バランスドAAVA」を2回路並列駆動させることで、ノイズ成分を1/√2つまり約70%に減少させる技術です。「C-3900」C-3850に比べてもノイズレベルが理論通り約30%も減少したといわれ、限りなく静寂な空間に音楽のみが広がるプリアンプへと進化しています。

 

機種   C-3900   C-3850
         
定格出力時 S / N   118dB   115dB
入力換算雑音   -130dBV   -127dBV

 

 

 

精度の高いボリューム・コントロールをベースに、全素材・パーツを極限まで吟味し、電気的特性の更なる向上と徹底した高音質再生を追求することにより、これまでにない音楽の深い表現力と感動を伝えてくれるものと確信しています。

▲ボリュームセンサー

 入力端子から出力端子まで全信号系がバランス構成、高精度と低雑音を両立した『ANCC : Accuphase Noise and DistortionCancelling Circuit 』採用のIV変換アンプなど、全回路の完成度を高めて一新、SN比やひずみ率などの諸特性を大幅に向上させ、より高純度の信号伝送が可能となっています。

 

ANCC : Accuphase Noise and DistortionCancelling Circuit 』について下記サイトをご参照ください。

アキュフェーズMDS CDプレーヤー DP-430 発売

▲VI変換アンプ

 

C-3900に使用されているANCC採用 IV変換アンプ

使用するリレーには通信工業用の密閉形リレーを採用、接点は片側2本の金貼り接点を交差させ、合計4カ所で接触するクロスバーツイン方式で高信頼性と低接点抵抗・耐久性に優れた質の高いものです。

 

▲AAVA方式ボリューム・コントロールにより高音質でヘッドホーン出力を可変させることができ、ヘッドホーン出力レベルをLOW / MID / HIGHの3段階に切り替えるスイッチを装備、ボリューム位置の調整が可能なフル・ディスクリート構成のヘッドホーン・アンプを採用。

 

 

  • 新開発『Dual Balanced AAVA』ボリューム回路搭載
  • 高ゲイン化したディスクリート構成の電流帰還型入力アンプ
  • 雑音・ひずみ低減技術ANCC(Accuphase Noise and distortion Cancelling Circuit)を採用
  • パワー・トランジスター・パラレル・プッシュプル出力段を採用した高音質ヘッドフォーン専用アンプ
  • 高音質・長期安定性に優れた、ロジック・リレー・コントロール信号切替方式
  • 信号伝送回路のプリント基板に、低誘電率・低損失の『ガラス布フッ素樹脂基材』を採用
  • 左右独立の『トロイダル・トランス』と『フィルター・コンデンサー(10,000μF×12個)』による電源回路
  • さらに静かで滑らかな操作感を実現した新開発ボリューム・センサー機構
  • 豊富な入出力端子(ライン入力7系統、バランス入力4系統、ライン出力2系統、バランス出力2系統)
  • レコーダー接続用ライン入出力端子
  • 外部プリアンプとの接続が可能な『EXT PRE』ライン/バランス入力端子
  • 入力端子毎に位相設定が可能
  • トータル・ゲインを整えるゲイン(12dB、18dB、24dB)切替機能
  • 『Dual Balanced AAVA』による左右のバランス調整
  • ステレオ信号をモノフォニック信号に変換可能
  • -20dBの『アッテネーター』
  • 聴感上のエネルギー・バランスを整える『コンペンセーター』
  • ON/OFFが可能な入力表示と視認性の高い音量表示
  • シャンパン・ゴールドのフロント・パネルと重厚な自然木本木目仕上げのウッド・ケース
  • 振動減衰特性に優れたアドバンスド・ハイカーボン鋳鉄製インシュレーター

 

アキュフェーズ技術資料より抜粋

 

7/3:追記

お馴染み様の「C-3900」ご試聴希望で7/5ころ入荷しそうです。

来週には店でもお目見えとなるか・・

 

7/4:追記

「C-3900」入荷。

アキュフェーズ 創立50周年記念モデルプレシジョン・ステレオ・プリアンプ「C-3900」試聴しています。

 

 

 

今現在、3~6時間のエージングで鳴らしていますが

スゴイものを聴いています。

 

初めてのアンプを聴くときには、

こちらも最初構えて、
「音楽性を熱く出すタイプ」のアンプだろうか、「精密にモニター的に客観的に透明度に加えて情報量いっぱいです・・と鳴らすタイプ」だろうか・・と仮説を立て想像して第一声を聴くのですが

C-3900はどちらも良い意味で裏切ります。

丁寧な包み込む表現だな・・と聴いていると物凄く多くの情報が聞こえてきて、ステージも広く見渡しがよくて、天井が高く、すごい物理特性だなと思った瞬間、また 声、ピアノ、弦、ドラムなどが一斉にあるいはそれぞれが語り掛けてきて、つまり上記の仮説のどちらでもない・・ 否、どちらも嘗て聴いたことのないほど何もかも持っているアンプです。

いつも鳴らしているグリュミオーが思わず「あっ」と声を出してしまうくらい若々しく輝いて生き生きと鳴るかと思えば
田部京子のピアノも以前には聴いたことのない溌剌とした演奏で鳴り、「Nordmann -ハープ協奏曲」のステージの広さと奥行、それに伴うやさしさ、哀愁の深さ、間合いの深さも今まで鳴ったことのないレベル。ハープ奏者の親指は控えめになり、その他の指の音が繊細にめくりめくような美しさで展開していく・・曲の序奏の段階ですでに感動させてしまう力をもっています。

優しさも力強さも跳びぬけていて、静かさと熱気という相反するものが飛び抜けている・・

表現を換えます、

優しさをベースに持った力強さと、透明な静けさから吹き上がる熱気をも再現してくれる・・不思議なアンプです。

あらゆるソースに於いて透明な背景から、演奏者が楽しそうに最高の演奏してくれるのです。

 

ソースである入り口のプレーヤーで音がすべて決まりますよ・・
特に入り口付近に絶大な効果の別ユニットのクロックが決定的・・と

嘗てそのような表現もほかの機会で用いたこともありましたが、

コンポーネント全部の音を総指揮するのはやっぱり・・プリアンプですよ・・と C-3900から囁かれているような・・

笑われているような・・

ちょっと恥ずかしさもあり、凄さを見せつけられている試聴です。

 

6/7:追記

C-3900がお馴染み様のところへ試聴の旅に出かけました。

次回当店に帰ってくるのは、6/9(木) 12:00 からです。

 

6/9(木)

お馴染み様には強い印象を与えたようで・・当店にご帰還。

 

6/9:追記

全国レベルでは予約が相当数はいっているらしく、

現在、予約されている方の納期が9月、

今からのご予約は第3ロット後の12月になると聞こえてきました。(2020/6/9現在)

 

6/13:

C-3900 試聴終了いたしました。 

有難うございました。


 

2020 / 9 / 29追記

ようやく2台目が入荷

 

2021 / 3 / 4追記  今年(2021年)初のC-3900入荷

 

2121 / 9追記:

DP-1000 + DC-1000とC-3900試聴

  

 

2022.10.29

「C-3900」を久々に納品させて頂きました。

今回の個体は2022年6月に発注していたものです。

(現在も次の納期は未定となっております。スタッフまでご相談ください。)

お馴染みのU様からセッティング後、有り難いメールをいただきましたので

ご紹介いたします。

「中略・・

以前も、お借りして試聴させてもらいましたが、

あらためて聴くと次元が違いました。

やっぱり良いです。購入してよかったです。

これから持っている音源をじっくりと聞いていくのが楽しみです。

今後も引き続き、宜しくお願いします。」

 

U様、有り難うございました。

 

アキュフェーズ・ホームC-3900

C-3900カタログ

 

*アキュフェーズ2009~    アキュフェーズ総合カタログ    *スナップ
アキュフェーズ~2008  

Accuphase

  Accuphase 2009~記事

 

アキュフェーズ パワーアンプ P-4200発表

new パワーアンプ「P-4200」新発売。 

価格539,000円(税別 490,000円)。 2013年7月上旬   

 

アキュフェーズ新製品資料より

1972 年創立以来、スピーカーの理想駆動を目指したアキュフェーズのパワーアンプは、ハイエンド市場を常にリードして数々の銘機を生み出し、その時代時代においてブレークスルーの役目を担ってまいりました。
その中で、創業 40 周年記念モデルとして発売した、最高峰の『純 A 級モノフォニック・パワーアンプ A-200』は、今までのパワーアンプ技術の集大成として、名実ともにパワーアンプの頂点をなす性能・音質を備え、歴史に残る画期的モデルとして絶賛されています。

今回ご案内の新製品『ステレオ・パワーアンプ P-4200』は、A-200 の卓越した設計テクノロジーを導入し、P-4100 全回路構成の完成度を高めてフルモデル・チェンジ、ダンピングファクターの改善、高 SN 比の追及、出力リレーの『MOS FET スイッチ』化の採用など、高信頼性とより純度の高い増 幅を可能にして音質を向上させた自信作です。 

激しく変動するスピーカーのインピーダンス(注 1)に影響されないで、スピーカーが持っている表現力を 100%引き出すには、スピーカーを「定電圧駆動」(注 2)しなければなりません。つまりアンプ出力の「低インピーダンス化」です。
低インピーダンス化は同時に、ヴォイスコイルから発生する逆起電力を吸収し、IM ひずみの発生を防ぐことができます。 

本機の出力段は、Pc が 220W のハイパワー・トランジスターを、チャンネル当たり 3 ペアー使用したパラレル・プッシュプル駆動により、アンプ出力の『低インピーダンス化』(スピーカーの定電圧駆動)を実現しました。音に対するこだわりと魅力溢れる音を目指し、安定した動作を確保するため、筐体の外部左右に取り付けた大型ヒートシンクにより放熱効果を高め、1Ωの超低インピーダンス負荷で 500W/ch(音楽信号に限る)を達成しました。そして、チャンネル当たり 360W/2Ω、180W/4Ω、90W/8Ωと、負荷インピーダンスに対してリニアなパワーを実現、超低インピーダンスのスピーカーやインピーダンスのうねりの激しいスピーカーも高音質を維持したまま楽々駆動することが可能です。また、ブリッジ接続にして、さらに大出力モノフォニック・アンプにアップ・グレードすることが可能です。

これらの動作を支えるのが、高効率大型トロイダル電源トランスと、大容量フィルター・コンデンサーです。電源トランスは P-4100 に比べてさらに容量アップを図りました。大容量フィルター・コンデンサーには A-200 のノウハウを投入した 47,000μF×2 の高音質・大容量を新規に開発、激変する負荷インピーダンスにもびくともしません。 

本機はアンプ全体の構成に、インスツルメンテーション・アンプ(Instrumentation Amplifier)方式を採用、入力信号経路をフルバランス伝送化すると共に高能率スピーカーを使用する場合、残留ノイズの低減に威力を発揮するゲイン・コントロールが可能となりました。パワーアンプ部分には、アキュフェーズ独自の『MCS(Multiple Circuit Summing-up)+回路』を採用して低雑音化を図っています。

そして高域の位相特性に優れ、高安定度と周波数特性が両立したカレント・フィードバック増幅回路を搭載、位相補償の必要はほとんどなく、少量の NFB で諸特性を改善することができるなど、電気的性能の更なる向上を図っています。

今回出力回路に直列に接続されたコイルについても見直しを行い、巻数を減らしてインダクタンスを低減することにより、無駄なエネルギーロスを少なくしています。これに よりパワーアンプのパワーバンドワイズを広くすると同時にスピーカーとパワーアンプの結合度を密にし、より高音質な再生を可能にしています。 

外来誘導雑音を受けにくいバランス入力端子を装備、入力端子やスピーカー端子など音楽信号の通過する主要な部分を金プレート化して、音の純度を徹底的に磨き上げました。
パネル面には大型パワーメーターを配置、伝統的なシャンペン・ゴールドパネルと相俟ってリスニングルームの雰囲気を一段と優雅にします。 

(注 1)アンプ出力とスピーカーのインピーダンス

 スピーカーのインピーダンスは、周波数によって大きく変化します。
このインピーダンスの変動に無関係な一定信号電圧でスピーカーをドライブすることが、理想パワーアンプの条件です。
つまりスピーカーのインピーダンスに関係なく供給電圧は一定ですから、出力電力は負荷インピーダンスに反比例して増加することになります。
通常のアンプでは 4Ω 負荷ぐらいまでは楽に定電圧駆動ができますが、インピーダンスが低くなるほどアンプにとっては負荷が重くなり、3~2Ω では発熱も多くなりついには出力トランジスターが破損することにもなりかねません。
1Ω ともなると 8Ω 時の 8 倍もの出力を要求されるので、巨大な出力段と電源部が必要となり、基本から考え方を変えた設計を行わなければなりません。

(注 2)定電圧駆動(アンプ出力の低インピーダンス化)

アンプの出力インピーダンスは、負帰還(NFB)に深く関わっています。負荷がスピーカーの場合、スピーカーで発生する逆起電力が信号を歪ませることになります。これをNFB によって入力に戻し、出力段を制御して逆起電力を吸収します。これが瞬時に行われるので、逆起電力の影響を受けない理想的な出力をスピーカーに送ることを可能にしています。 

しかし負帰還だけでは、静的な低インピーダンス化はできても、音楽のようなダイナミックに変動する信号に対して、動的に低インピーダンス化することは大変難しく、理想的なスピーカー・ドライブができません。そこで、負帰還をかけない状態で低インピーダンス化すれば、動的な低インピーダンス化が可能となります。従って、パワーアンプの出力インピーダンスは、出力素子そのものを大電力化し、実際の動作状態でのインピーダンスの低減を図らねばなりません。


1.インスツルメンテーション・アンプ構成のパワーアンプ 
 ←図をクリックしてご覧ください。

P-4200 は、『インスツルメンテーション・アンプ(Instrumentation Amplifier)』構成を導入しました。この方式は、信号入力段を含めたパワーアンプ全体で、バランス・アンプを構成しており、入力端子からパワーアンプ段までの信号経路をフルバランス伝送化しています。このため、機器内で発生する雑音を除去する能力や低ひずみ率などの諸性能に優れているだけでなく、周囲の環境変化(温度や放熱などの対流変化)に非常に強く、パワーアンプとしての安定度・信頼性が飛躍的に向上しています。


2.さらに進化した『MCS+』回路を搭載 
 

インスツルメンテーション・アンプを構成するパワーアンプ部分に、優れた性能と音質を誇る『MCS+』回路を搭載しました。MCS(Multiple Circuit Summing-up)回路は、同一回路を並列接続することで諸特性を向上させる、アキュフェーズ・オリジナルの回路方式です。 

『MCS+』回路は MCS をさらに進化させたもので、初段バッファアンプのバイアス回路を改善して回路安定度を高め、並列動作させる部分を『電流-電圧変換部』の A 級ドライブ段にまで拡張して、さらなる低雑音化を実現する回路です。本機は、『MCS+』回路を搭載することで、優れた電気性能と合わせて、優れた音質をも実現しています。

3.チャンネル当たり 500W/1Ω(音楽信号に限る)、360W/2Ω、180W/4Ω、90W/8Ωのパワーを保証
 

大出力のパワー増幅器に使用される半導体は、コレクター損失が大きく、高周波特性、耐破壊特性に優れた素子が選択されます。本機には、周波数特性、電流増幅率リニアリティ、スイッチング等の諸特性に優れ、コレクター損失 220W、コレクター電流 15A という大電力オーディオ用パワー・トランジスターを採用しました。この素子を 3 パラレル・プッシュプルで構成し、さらに 3 段ダーリントン接続を行い、低インピーダンス化を図りました。 


そしてこれらの素子を、大型ヒートシンク上に取り付け、効率的な放熱処理をしています。 
この余裕ある設計により、チャンネル当たり 360W/2Ω、180W/4Ω、90W/8Ω と低インピーダンス負荷までリニアな大出力を実現、また、リアクタンス成分を含んだ負荷駆動能力にも優れた威力を発揮します。 
←図をクリックしてご覧ください。
 

 第 1 図(下記)が本機の出力増幅段を示すサーキット・ダイアグラムです。第 2 図は本機の出力電圧/電流特性の実測値で、それぞれの負荷インピーダンスにおける値を測定しました。超低出力インピーダンスによって、負荷が変化しても出力電圧はほぼ一定となり、電流のみがリニアに増加している様子がよく分かります。これが定電圧駆動の状態です。実測値は、クリッピングパワーが 1Ω の超低負荷で 512W、2Ω:389W、4Ω:243W、8Ω:152W という、十分な余裕を持った設計になっています。 
←図をクリックしてご覧ください。


出力素子の並列駆動について

一般的に高周波用の半導体素子は、素子の内部で小さなトランジスターや FET を並列接続してマルチチップで構成した方が、単体による動作より素子がもつ固有のインピーダンス、内部雑音を低くできます。言い換えれば、リニアリティの改善です。また物理的にみれば、チップの面積を大きくすることにより、素子から発生する多大な熱の集中を避けて熱を分散し、安定した動作を約束します。 


本機もこのような手法を応用、出力段を並列接続することにより電流を分散させ、パルシヴな信号による瞬間的な大電流にも楽々と耐えることができます。アキュフェーズのパワーアンプは物理的に単純な並列接続ではなく、温度変化や各素子の電流整合に対して数々のノウハウを積み重ねてきました。その結果、小電流時のひずみ率やSN 比が向上し、小音量時の透明感が飛躍的に改善されました。このようなゆとりある 
電流供給能力により、超低負荷ドライブを可能にし、性能・音質向上に大きく寄与しています。 

4.高域の位相特性に優れたカレント・フィードバック増幅回路
 

インスツルメンテーション・アンプを構成するパワーアンプ部に、出力信号を電流の形で帰還するカレント・フィードバック増幅回路を採用しました。右図にその基本原理図を示します。 

まず帰還側の入力端子のインピーダンスを下げて電流を検出します。その電流を I-V 変換器で『電流-電圧』変換して出力信号を作ります。帰還入力部分(図の電流加算部分)のインピーダンスが極 
めて低いので、位相回転が発生しにくく、その結果位相補償の必要は殆どありません。このように、少量の NFB で諸特性を大幅に改善できるため、立ち上がり等の動特性に優れ、音質面でも自然なエネルギー応答を得ることができます。 

上図に電流帰還増幅器の利得を変化させた場合の周波数特性を示します。この回路では、利得の大小による周波数特性の変化がほとんどなく、広い帯域にわたって一定の特性であることが分かります。

5.ブリッジ接続により 1000W/2Ω(音楽信号に限る)、720W/4Ω、360W/8Ω の純粋モノフォニック・アンプにアップ・グレード 


ブリッジ接続とは、極性が異なる 2 つのアンプに同じ信号を入力し、両アンプの出力端にスピーカーを接続する方法です。これにより理論的には、ステレオ駆動時の 4 倍の大出力モノフォニック・アンプにアップ・グレードすることが可能です。 


本機のブリッジ接続は、リアパネル側のモード切替スイッチをブリッジ・ポジションにするだけで簡単にできます。この方式は、2 個のアンプ入力部の極性を利用し、お互いに逆相信号が入力されるように接続変更されますので、位相反転回路を用いない優れた切替回路を構成しています。 ブリッジ接続時の出力は、1000W/2Ω(音楽信号に限る)、720W/4Ω、360W/8Ωを実現、量感溢れるパワーを供給することができます。


送信側機器から同一振幅で位相が反転(180 度)した、ノン・インバート(+)とインバート(-)の信号を出力します。受信側はこれを(+)入力、(-)入力で受けて差信号を取り出します。この時、妨害雑音によりケーブルの中で発生するノイズ成分は、両極に同相で入るため、差信号を作る過程で打ち消されます。 
 

6.外来誘導雑音を受けにくいバランス入力を装備 
 

機器間の信号ケーブルから混入する妨害雑音に対処するため、本格的なバランス入力を設けました。バランス伝送の原理は図に示す通りで、
←図をクリックしてご覧ください。

機器間を接続するケーブルが長くなるほど、外来雑音によって信号が妨害され音質に影響を与えます。本機は、同相信号を除去する能力に非常に優れた『インスツルメンテーション・アンプ』方式を採用しています。これにより、受信したバランス信号からノイズを打ち消した理想的な差信号を作り出すことができます。 


7.残留ノイズも減少、『インスツルメンテーション・アンプ』方式によるゲイン・コントロール 
 

 『インスツルメンテーション・アンプ』方式の初段増幅部で利得を切り替え、ゲイン量をコントロールするため、位相の乱れが少なく、パワーアンプ段の安定度がほとんど損なわれないゲイン・コントロール《MAX、-3dB、-6dB、-12dB の 4 段階》が可能になりました。この方式では、増幅部のゲインを下げるとノイズ成分も同時に下がりますから、高能率スピーカーを使用する場合や、マルチアンプ・システムで中・高域スピーカーの駆動用として使用し、残留ノイズが気になる場合のノイズ低減に大きな威力を発揮します。 


8.高効率大型トロイダル・トランスと大容量フィルター・コンデンサーによる強力電源部 


全ての電力の供給源である電源部は、パワーアンプにとって最も重要な部分です。本機には、さらに容量アップされた新開発の大電力容量の高効率トロイダル・トランスを採用しました。
さらに、熱伝導にすぐれ防振効果の高い充填材を用いてケースに固着、外部への影響を遮断しています。 また、整流器を通過した脈流を直流に変換するアルミ電解コンデンサーには、47,000μF の大容量・高音質タイプを 2 個搭載し、絶大な余裕度を誇っています。 
この電解コンデンサーは、熱収縮スリーブにより絶縁され、大容量で、かつ振動を吸収する構造になっています。
 

9.入出力端子を金プレート化

入力端子、スピーカー端子は、通常真鍮が用いられています。本機では、この上に金によるプレート化を行ない、徹底した音質の向上を図りました。特に、使用頻度の高い入力端子は、通常の金プレートより厚い処理を施すなど、一層の信頼性向上に対処しています。


10.ダンピングファクター500 を実現

回路や NFB 経路等の見直しにより、アンプの出力をさらに低インピーダンス化を行い、P-4100 に比較して約 2.8 倍のダンピングファクター(DF)500 を実現、一層の音質向上に寄与しています。ダンピングファクターは、一般にアンプの出力インピーダンス(Z)とスピーカー・インピーダンス(R)の比(DF=R/Z)で表され、パワーアンプがスピーカーを駆動する場合に、その制動力を示す指標となります。DF の数値が大きいほど、アンプがスピーカーをコントロールする能力が高く、低音に締まりが出てくるとされていますが、これはアンプの出力インピーダンスが小さいほど、スピーカーからの逆起電圧を吸収して不要な振動を抑える役目をすることによります。 

また、細いスピーカー・ケーブルを長く引き伸ばすと、ケーブルの持つインピーダンスも影響して DF が悪化しますので、ケーブルの選択と長さにも十分注意が必要です。 


11.プロテクションに『半導体(MOS FET)スイッチ』の採用

アンプの異常動作時などにスピーカーをを保護するため、一般的に機械式接点を持つ『出力(プロテクション)リレー』が使用されますが、本機は 40 周年記念モデル純 A 級パワーアンプ A-200 の技術を取り入れ、無接点『半導体(MOS FET)スイッチ』を搭載しました。この素子は、《定格電流:160A、超低 ON 抵抗》の産業用『パワーMOS FET』で、機械的な接点が存在しないため接点不良がなく、長期信頼性に優れ、また、音楽信号が接点を通らないため、一層の音質向上が期待できます。




12.アナログ式大型パワーメーターを装備

モニターに便利なアナログ式の大型パワーメーターを装備しました。時々刻々変化する信号のピーク値を捕捉し、対数圧縮により広いパワーレンジを直読することができます。 
また、アナログ式でありながらピークホールドが可能で、3 秒/∞切替えとメーター動作及び照明を ON/OFF するスイッチも装備しています。ホールドタイムの∞は動作中の最大パワーを常に更新して表示します。

 
 

13.大型スピーカー端子を 2 系統装備、Yラグやバナナ・プラグが挿入可能

太いスピーカー・ケーブルにも対応できる、大型スピーカー端子を 2 系統装備しました。 
端子の素材は、真鍮無垢材を削り出して金プレート化、さらにケーブルの端末処理がスムースにできる『Y ラグ』や『バナナ・プラグ』の挿入が可能となっています。

スピーカーA/B の 2 系統を切り替えて使用することができます。 


1. スピーカー端子 A/B を使用してバイ・ワイヤリング接続が可能

←図をクリックしてご覧ください。

スピーカー・ケーブルを一組追加し、スピーカー切替ボタンの《A/B 2 系統:ON》によって、スピーカーの LOW(低音域)/HIGH(高音域)を分離した『バイ・ワイヤリング』接続が可能です。 
 

・バイ・ワイヤリング接続は、LOW/HIGH スピーカー・ユニットそれぞれが発生する逆起電力による、ネットワークを通しての影響(相互干渉)を少なくし、音の濁りやひずみ感を低減することができます。
 

・バイ・ワイヤリング接続の場合は、ネットワークを内蔵し端子が LOW/HIGH 分離可能なスピーカーが必要です。
 

・リアパネル側『モード切替スイッチ』は、通常の《NORMAL》ポジションです。 

←図をクリックしてご覧ください。
 


2. モード切替スイッチを『BRIDGE』ポジションに切り替えてブリッジ接続が可能 


リアパネル側のモード切替スイッチを『BRIDGE』ポジションにするとブリッジ接続への切り替えが簡単にできます。P-4200 では、2 個のアンプ入力部の極性を利用し、お互いに逆相信号が入力されるように接続変更されますので、位相反転回路を用いない優れた切替回路を構成しています。
 

・ブリッジ接続時の出力は、1000W/2Ω(音楽信号に限る)、720W/4Ω、360W/8Ωを 
実現、量感溢れるパワーを供給することができます。 
 

・リアパネル側『モード切替スイッチ』は、《BRIDGE》ポジションにします。 
 

・ステレオ再生の場合は、P-4200 が 2 台必要になります。
←図をクリックしてご覧ください。


3. モード切替スイッチを『DUAL MONO』ポジションに切り替えてバイアンプ接続が可能


リアパネル側のモード切替スイッチをデュアル・モノポジションにすると、L チャンネルの入力信号を両スピーカー端子から出力することができ、低域/中高域用スピーカー専用のバイアンプ駆動用として使用することができます。但し、ステレオ再生の場合は P-4200が 2 台必要になります。

 

・バイアンプ接続は、LOW/HIGH スピーカー・ユニットの逆起電力による相互干渉を、前述のバイ・ワイヤリング接続より積極的に軽減することができ、かつ P-4200 がモノフォニック・アンプ仕様となるため、左右チャンネル間の干渉も少なくできます。
 

・バイアンプ接続の場合は、ネットワークを内蔵し、端子が LOW/HIGH 分離可能なスピーカーが必要です。 
 

・リアパネル側『モード切替スイッチ』は、《DUAL MONO》ポジションにします。

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・ステレオ再生の場合は、P-4200 が 2 台必要になります。

 

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6/25 追記

P-4200のカタログにもDF(ダンピングファクター)500と記載されているようです。
(一般的には保証値ですので、実測はもっと性能があるとされています)

DFについて少し追記いたします。
DFの改良は、上記に記載されているような低インピーダンス電源を初めとして
、いろいろな要素の総合性能で変わっていくようです。(測り方などはここでは省略いたします。)

P-4200のDFの改善ポイントに特化して書きますと
大きくは3点行われているようです。

1.出力段で3 段ダーリントン接続にされたこと。

普通ダーリントン接続は「電流特性を大きくする」とされていますが、
ここで3段にしたことで⇒第1図でご確認ください。
DF(ダンピングファクター)が約100倍になったということです。  


2.負帰還回路(ネガティブ・フィード・バック)を新しくバランスド・リモート・センシングとした。


純A級MONOパワーアンプA-200までは
リモート・センシングで+シグナルから負帰還をかけていたのですが、今回新しく信号のマイナスGNDからもアンプのマイナス側に負帰還がかけられています。
負帰還のバランス動作です。これによってDFがさらに向上いたしました。


DF(ダンピングファクター)を上げるためには
負帰還(ネガティブ・フィード・バック)を際限なく多くかければ理論上、静特性(音楽信号が入ってきていない状態のカタログ・スペック)はいくらでも改善するという昔からの説がありましたが、
アキュフェーズは負帰還に頼るアンプ特性はまったくだめという結論を持っておられるようです。

安直に負帰還(ネガティブ・フィード・バックNFB)を際限なくかけて見かけの特性を良くする解決方法は、実際に音楽再生したときの動特性も良くありませんし(音が悪くなる)、アキュフェーズ技術部が考えられる色々な定数で実験を試みてみても静特性(音楽信号が入ってきていない状態)の実測でさえ、スペック的にもある限界から全然だめということでした。



3.パーツを見直す
ということで、上記にあるようにリレーからMOS FETスイッチへの変更。

リレー1個は接触抵抗が10mΩくらいあり、
以前のモデルでは、機能的にリレーは1つでよいのに、2個並列に接続して電気的インピーダンスを下げるといったアキュフェーズ独自の涙ぐましいアイデアでの改善は行われてきましたが、
MOS FETスイッチに変更することによってリレーを信号ラインから取り去ることが出来、音楽信号も汚さず、回路の低インピーダンス化も計れ、DF(ダンピングファクター)なども大幅に改善したようです。

半導体であるMOS FET(ON抵抗が0.0016Ω)にはもともと接触抵抗はないので、高価ですがDFには非常に有利に働きます。

アンプ安定性に不可欠な発振防止用コイルは巻き数(長さ)を減らしたとのことです。
ちなみにA-200のコイルの直流抵抗は約1.8mΩ、 A-65は2.2mΩ 、P-4200は2mΩとなっているそうです。

これらの総合特性でDF(ダンピングファクター)トータルが決まってきます。
DFのほうはA-200  1000、 A-65  400 、P-4200  500となっています。

10mΩ以下の接触抵抗はテスターでは測定限界を超えていて、正確な数値が出ないので、
アキュフェーズ技術部では独自のテスターを製作されています。

DF(ダンピングファクター): 1000がどれだけの数値か比較で申し上げますと
普通のアンプ内部配線に使用されている最大クラス・サイズの
AWG14(直径1.628mm)というケーブルがありますが、
このケーブルの直流抵抗約8mΩです。
AWG14  1mのDFを測るとこの値が約1000だったそうです。

理想のアンプの格言として
「ストレート・ワイヤー・ウィズ・ゲイン」
(ストレートケーブルのように信号の情報量を失わず、要らないノイズ、もともと無かった個性も付け加えない・・しかも利得を持ったアンプ)
というのがありますが、まさに技術がそういう域に入ってきているのでしょうか。 

 

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