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SPECから新・リアルサウンドアンプ発売

SPECから新・リアルサウンドアンプ発売

新製品  RSA-G1​   メーカー希望価格 380,000円税別    418,000円







上が新製品 RSA-G1​​ 一番下が常設していますRSA-888 です。

RSA-F1など手掛けた方と
設計者が替わっていらっしゃるようです。

音の傾向も少し違うようです。

ソフトでありながら、パワーも出ますが癖っぽいうるささが殆どありません。

デザインも標準サイズで重量も結構あります。

このクラスでは出色の出来栄えかも知れません。ヒットの予感

 

 

TAD試聴会のご案内    2019/3

*SPEC    SPEC 製品  

SPECからパワー・アンプ発売

リアル・サウンド・パワーアンプ

RPA-W5ST   ¥495,000(税込み) 2015/8/24発売


 

スペック株式会社は、業界に先駆けて高性能Dクラス(PWMスイッチング方式)アンプデバイスの革新性に注目し、その能力を引き出すための商品開発を進めてきました。そして2010年に発表したRSA-F1から始まる「リアルサウンド・アンプ」シリーズの、生の音楽の躍動感を感じていだけるような表現力は、多くのオーディオファンの皆様に高い評価をいただきました。
 
今回発表するRPA-W5STは、「リアルサウンド・アンプ」シリーズ初のパワーアンプです。シリーズの共通コンセプト「リアル・サウンド」の思想を受け継ぎつつ、さらに新開発のキーデバイスの採用でその音楽性に磨きをかけました。
その音は限りなく透明で、音が見えてくるような真のリアル・サウンド。単に緻密で高精細なだけでない、鮮明さと迫真性を兼ね備えた“ハイ・ディフィニション”アンプと呼びたいほどです。

さらに、パワーアンプならではの特長を生かした多様な使用方法、接続方法を選択することによって、これまでとは別次元、新次元の音楽表現の高みに迫ることができます。

SPEC新製品資料より

 
 



<主な特長>
■高性能PWM方式スイッチングデバイスと高品質スイッチング電源システムによる、スピード感あふれるエネルギッシュなサウンド
アンプ部には最新の小型高性能PWMスイッチングデバイスを採用しています。このデバイスによるアンプ部本体は極めてコンパクトなサイズで、結果的に基板のパターンやリード線の長さも最短になりました。このため、高域信号の通過障害となるインダクタンス分が実質的にゼロとなり、理想的な高速スイッチングによるスピード感あふれるサウンドが実現しました。
また電源部にはPWMスイッチングアンプにふさわしい、新開発のコントロールICによるオーディオグレードの高品位スイッチング電源システムを採用しました。通常の半導体アンプの3倍もの電源利用効率(最大出力時96%)というPWMスイッチングデバイスの能力を生かし切り、強力なスピーカー駆動力による、エネルギッシュで躍動感に富むサウンドとなりました。
■新開発オーディオ専用部品を採用。細部の表現力とまろやかな味わいを加えてさらに音楽性アップ。
電源部の電解コンデンサーにはニチコンの新開発ケミコン『響』を採用しました。この『響』は、実に音楽性あふれるテイストの画期的なケミコンです。オーディオグレードのスイッチング電源に搭載したときに、その名の如く、まろやかで奥深い“響き”を生み出します。
なお、この『響』の開発にあたっては、スペックのエンジニアも評価に参加しています。
・新開発の米国製高音質抵抗を採用しました。音質的にセンシティブな回路に採用し、低域から広域まで、高精細な音質を実現しています。全帯域にわたる高精細な再生は、特にモノラルアンプとしてバイアンプ接続したときに効果を発揮します。

■コンパクトサイズのデザインと優美な曲線のサイドパネル・インシュレーター
滑らかで自然な曲線によるサイドパネル・インシュレーターを本体の両サイドに配しました。素材はスプルースの単板とカエデ材で、このハイブリッド使用が外部振動を効果的に減衰させ、アコースティック楽器のような雰囲気を醸し出します。
なお、このサイドパネル・インシュレーターは飛騨高山の高級家具メーカーにカスタムオーダーした日本の伝統工芸品です。
■“リアル・サウンド”を実現するための細やかな配慮
各所にプロフェッショナル・ユースの高品質パーツを厳選しました。またそれらのパーツや回路から発生する音質的に有害な電磁波やその干渉を、様々な手段で有効に低減しており、そのクリアーで透明感の際立つ音質を根底で支えています。
なおこのアンプはその高い電源利用効率の副産物として、ほとんど発熱がありません。この特長を生かし、本体はすき間のない完全密閉構造となっています。外部からのホコリなどの進入をシャットアウト。音質の劣化なく、安心して長期間ご使用いただけます。
■2つのモノラルモードと入力切り替え機能によって生まれる、別次元の“リアル・サウンド”
このアンプは通常のステレオ2チャンネル接続でご使用いただけますが、それに加えて、2つのモノラルモードによるモノラルアンプとしての使用や、ゲイン切り替え、EX-VOLポジションによる「ピュア・ダイレクト再生」によって、さらに別次元の“リアル・サウンド”再生へと進化させることができます。
① バイアンプ接続(モノラルアンプとして2台接続)
“リアル・サウンド”の再生には、いかにスピーカーを瞬時に正確にドライブしきるかが重要です。RPA-W5STをモノラル・パワーアンプとして2台使用した場合、ドライブ能力の高いハイスピードDクラスコア(アンプ部の心臓部)が、ウーファーとツイーターそれぞれをダイレクトにドライブすることで、ウーファー、ツイーター間の干渉のない、理想的なスピーカー駆動を実現できます。いままで埋もれていた微細な信号までも再生し、楽器の分離の良い、低域の実在感のある、高精細、濃密で立体的なサウンドを再生します。
② BTL接続(モノラルアンプとして2台BTL接続)
電源電圧をフルに活用するBTL接続は、圧倒的なパワー感と音の骨格を重視する再生となり、生音の持つ、突き抜けるようなアタック、芯のある音を再生します。たとえばピアノのアタックや、弦楽器や管楽器の音色の形をリアルに再現し、生演奏の実在感を高めることができます。
③ ゲイン切り替え
ゲイン切り替えスイッチにより、通常のフルパワーと-6dBを選択できます。
-6dBを選択するとプリアンプの出力レベルが上げることができ、信号の伝送に有利な状態を作り出します。お手持ちのプリアンプをご使用の場合に、お好みによりボリュームのポジションを高く設定できるなど、使いやすさに配慮しています。
④ EX-VOLポジションによる「ピュア・ダイレクト再生」
プリアンプを使用しない場合にはEX-VOLポジションの接続をお勧めします。EX-VOLポジションでは、本機の内部に埋め込まれたアナログ電子ボリュームをコントロールすることが可能です。
別売の専用ボリュームコントローラーH-VC1(近日発売予定)に本機のEX-VOL CONT端子をつなぐことで、レベルを絞らずに機器間で信号を受け渡し、微小な信号を失うことなくパワーアンプに伝送します。
<ピュア・ダイレクト再生について>
プリアンプとパワーアンプの関係性についてスペックはこう考えています。
最も重要なことは、パワーアンプに、ソースの信号レベルをそのまま伝えるということです。
信号レベルを下げずにパワーアンプに伝送するほうが、通常の方法、つまり一旦プリアンプで絞ったレベルの信号をパワーアンプに伝えるよりも、微少信号の増幅や小音量再生の場合には圧倒的に有利になるのです。

別売の専用ボリュームコントローラーまたは後日発売予定の「ラインプリアンプ」をパワーアンプのEX-VOLポジションに接続することで、あくまでも澄み切った浄水のような音楽の忠実再生が可能となります。
すなわちこれが当社の考える「リアル・サウンド」をさらに追及した「ピュア・ダイレクト再生」なのです。
 
 
■主な仕様
最大出力———- 100W×2(4Ω) 
周波数特性——– 10Hz~30kHz±1dB(6Ω、1W)
高調波歪率——–  0.02%(1kHz、80%出力時)
入力感度・利得—-  300mVrms、37.3dB (Volume MAX時、6Ω、1kHz)
消費電力———-  無信号時9W、最大出力時 150W(8Ω、100Hz)
          (以上ステレオ2ch使用時)
ライン入力端子—-  XLR入力:1系統  RCA入力 : 1系統 (リアパネルで切り替え)
スピーカー端子—-  1系統
モード切り替え—-  ステレオ/モノラル/BTL
ゲイン切り替え—-  MAX/-6db/EX-VOL
電源電圧———-  AC100V、50Hz/60Hz
外形寸法———-  W350mm×H95mm×D375mm
質量————– 6.2kg
 
 
 
上画像の専用ボリュームコントローラーはプロト試作機で下記の製品とはデザイン、仕様が異なります。
 
<別売>専用ボリュームコントローラーH-VC1(近日発売予定) 予定価格 20,000円(税別)
 


7/26
一台でステレオ、二台でバイアンプ(MONOアンプ)として、二台でBTL接続でも試聴してみました。
他社プリアンプを使用した音と専用ボリュームコントローラーH-VC1ダイレクトにつないだ音も比べてみました。
BTL接続だけ特にパワーが上がると同時に入力感度が上がるのか同じボリューム位置でも音が大きくなります。

全国で数多く試聴会を行ってこられた努力もあって最近SPECブランドのアンプも認知されてきているようです。
当店でも試聴会や店内試聴でも評判が高くなって売れてきています。

石見社長も感じておられるのか・・来店されるたびにニコニコです。笑

TAD試聴会のご案内    2019/3

*SPEC    SPEC 製品  
*JBL   *DYNAUDIO   *ESOTERIC

RSP-701 常設・展示開始いたしました。


リアルサウンド・プロセッサー RSP-701 2台1組 82,500円(税抜)
常設・展示開始いたしました。


 
RSP-301、RSP-701ともに人気です。
 
只今、キャンペーン中!!
 
キャンペーン内容
   期間中「RSP-701」お買い上げのお客様に
   スピーカーケーブル「ベルデン8470」1.5Mを2本
   プレゼントいたします。

*SPEC    SPEC 製品   *常設展示

スペック 試聴会

ミュンヘン ハイエンドショー2014 で発表された
新商品を中心にスフォルツアート社、アコースティックリバイブ社の
製品を織り交ぜてのスペック 試聴会をいたします。 
 
時 間
9月27日(土)、28日( 盛況のうちに終了いたしました。
午前の部 AM11:00、午後の部 PM3:00、約一時間の講演。
ほかの時間は随時試聴
 
「試聴 機器」
  (1)スペック   
    新製品・プリメインアンプ・・・・・RSA-F11
    新製品・サウンドプロセッサー・・・RSP-701 
    新製品・CD/SACDプレーヤー・・・・RMP-888
    フォノイコライザーアンプ・・・・・REQ-77S
    プリメインアンプ・・・・・・・・・RSA-V1DT
 
  (2)スフォルツアート 
    新製品・メディアプレーヤー・・・SFORZATO社
     DSP-05 
 
  (3)アコーステック・リバイブ 
    新製品PC-TripleC楕円単線ケーブル・アコーステックリバイブ社製品 
 
  (4)アンフィオン社製スピーカー・・・アルゴン3
 
「場 所」 
    サウンドマック 試聴室 
「説明員」
    SPEC株式会社・・・・・・・・・・・釜山氏
 
今回のイベントは
ほやほやの新製品、話題の新製品が
沢山揃っています。
 

大きい声では言えませんが

プレス発表まえの製品も含まれています。 
お楽しみに・・
(関係者の○○さんが後にメディアの方に頭を下げる覚悟だそうです。)
 
スペック以外の注目製品は
 
スフォルツアート
 
ネットワーク・プレーヤー・・・・・SFORZATO(スフォルツァート) DSP-05 
 
評判のDSP-03に電源ユニット内蔵としたエントリー機種 DSP-05新登場!
 
 注目製品です!
 

 
上写真の下設置  SFORZATO (スフォルツァート) DSP-05 ¥ 388,000 (税別)
 
上記試聴機種にはクレジットしていませんが
 
オーディオ用NAS としてハイエンドに特化したバッファローの新ブランド「DELA」の
 
SSDタイプN1ZHA-N1ZS10(受注生産品)メーカー・サイト直販価格(税込): 734,400 円を使用して鳴らしています。
 
HA-N1ZS10も、もちろん取り扱っております。
 
価格はご相談ください
 

 

スペックアンプ特徴:スペックのアンプ動作はPWM搬送波(約400kHz)に載せて効率よく増幅するD級アンプです。
アンプの最終段で搬送波(約400kHz)を除去するローパスフィルターが構成されますが、
D/A変換をしているわけではないのでデジタル・アンプではなく、アナログ・アンプの範疇になります。
 

銘機 MARANTZ #7メンテナンス/レストア

2013 年末 写真特集

 

マランツ プリアンプ往年の銘機 MARANTZ #7

のメンテナンスを請け賜りました。  

マランツ プリアンプMARANTZ #7は

往年の銘機 といいましても、

もちろん現在でも第一線で音楽再生ご使用の

ビンテージ・オーディオ・ファンのオーナー様は多いです。

ですが、製造から年月が経っている為、ほとんどオリジナルの完動状態のものは皆無に近いと存知ます。

偶然、二ヶ月前にかなりオリジナル仕様の#7(バンブルビー、セレン整流器、茶ノブ、テレフンケン・ダイヤ、10,000番台)の美品が入荷し取引させていただきましたが、それほどの品でもメンテナンスが過去に皆無ということは無いのだろうと思います。

それではお預かりしたMARANTZ #7を診て見ましょう。

木製ラックからアンプ本体を外し・・

天板を開けて見ました。

カップリング・コンデンサーが並ぶ一番よく見る基板です。

セレン整流器が 使用されているので オリジナルの古いモデルですが

過去の何度かの修理によって 沢山のカップリング・コンデンサーがオリジナルから、変遷しているようです。 

測定したところ、最後の砦のバンブルビー・コンデンサーからDC漏れが発見されました。 

通電して直ぐは正常なのですが、しばらく通電しているとリークし始めるようです。 残念、

放置すると、ノイズや真空管にもダメージを与えてしまいます。

今度は底板も外してみたところ真空管のソケットに直付けしてあるコンデンサーも、オリジナルとは変わっていました。

この写真でお気付きの方や既にご存知の方もいらしゃると思いますが
#7の真空管ソケットはリベットで装着してあるのですよ・・

天板側から全体をみると、左隅にB電源に使われているセレン整流器(緑色)が見えます。

底板側からみた真空管ヒーター電源はというと

残念、セレンからブリッジ・ダイオードに変わっています。(黄色配線部分)

あと最左下にみえるコンデンサーも、2箇所チェンジされています。

真空管につきましてはテレフンケンではないですが、ムラードあたりが付いていて状態も良いので、今回は回路ベースのメンテに特化する方向で進めたいと思います。

さて、再生プランですが、各スイッチ、ソケット分解掃除などもちろん行った後、問題のカップリング・コンデンサーの交換です。

一部、正常なブラック・ビューティーなどを残す方法もありますが、

オーナー様と協議の末、今回は思い切ってオイルコン総入れ換えと決定しました。(JENSEN やオレンジドロップ、はたまた一部WEまで検討いたしましたが)

最新の品質が向上しているオイル・コンデンサーの米Arizona Capacitors社製 オイル・コンデンサー

のMarantz プリアンプ #C-7 交換用セット Arizona Capacitors Type“C50309” 片ch8本×2計16本 に交換します。

上記のヒーター用のブリッジ・ダイオードは 高速、低ノイズのファーストリカバリーへ交換します。

一部 部品を取り寄せるのに3~4日経過

ここからはリストア後です。

Arizona Capacitors Type“C50309” ⇒開発者解説

左から0.22μF(600v)×4  0.47μF ×2  0.1μF ×2 などです。  サボテン・マークがそうです。

オイル・コンデンサーは普通のコンデンサーよりも 大型になるので、作業も考えて配置が必要になります。

狭いスペースの縦にも2個 0.01μF(600v)×2

“C50309”はサボテンマーク側のリードが外側の電極(アウトサイド・フォイル)に接続されています。  

グランド側にこのサボテンマーク側を接続することで、シールド効果が得られますので

コンデンサーの巻き始め、巻き終わりなども考慮にいれた配線にいたしました。

底板側も
ソケットに0.01μF(600v)×4   左下に0.33μF(600v)×2   左上にファーストリカバリー用のラグ板を取り付けて完成しました。

全ての測定、音だし、エージング・テストを 終えて 今回のレストア完成です。

パワーアンプに300Bシングルのアンプを使用、

ソースはSONY ハードディスクオーディオプレーヤー HAP-Z1ES で

スピーカーKRIPTON KX-3PⅡを鳴らし、オーナー様に完成ご試聴 頂きました。

オーナー様に非常に気に入って頂いた様なので、大変良かったです。

「クラシック、ジャズ両方ともに鳴ってくれて、今から自宅での試聴が楽しみになった。」
とおっしゃっていました。

音の面では、 これから更にエージングという魔法がかかって来るのは間違いありません。

 

今回のMARANTZ #7に使われている

真空管12AX7/ECC83(双三極管)Mullardについて・・

私自身ムラードの球の音は好きですし現に自宅でも使用もしていますが、 

10曲くらい試聴した中で、1~2曲の器楽曲で
「純正であるTELEFUNKENテレフンケンに換えていたら、更にこんな感じかな」 ウワーッと想像を駆り立てられる曲も確かにありました。

もし換えていたら、いま好く鳴っているCELINE DION セリーヌ・ディオンの声がまたどの様に変わるかはやってみなければ分かりません。

これはもうお好みなので、オーナー様とご相談のうえ将来のお楽しみに・・

有難う御座いました。

忙しかった2013年も暮れていきます。

 

2014 /5 /8 追記

記事のなかでの使用コンデンサー
Arizona Capacitors Type“C50309 Blue Cactus”に姉妹機登場

Arizona Capacitors Type“C50313 Green Cactus” 


2020/2追記

2013/12に書いた上の記事は、私が書いた割にはそれなりにまとまっていて(笑)
ややこしく難しい話はこのサイトではしたくなかったのですが(シンプル、爽やかにまとまっている印象を台無しにする気か・・ 笑)、

上記の真空管メーカーや型式の話をもう少しだけ広げて書きますと、
実はTELEFUNKENだMullardだRCAだSiemensの音は・・とか単純に語ることは出来ません。

何故ならそれらの球のヒーター回路がACヒーター、DCヒーターと全然違い、DCヒーターの中でも整流にセレン使用、ダイオード整流(この中でもいろいろ)、フィルターのコンデンサーの容量、コンデンサー・メーカー、更にはコンデンサーがフィルム・コン、オイル・コン、電解コン、更には定電圧回路レギュレーターの有、無などで球の音は全然音が変わってくるからです。

初めて自身のプリアンプの12AX7/ECC83でTELEFUNKENとMullardを比較してみたのは今から43年前のことですが
Mullard→TELEFUNKENに交換するとSN比が上がって情報量が増え、全体のトーンがシルキーになりました。

その一方で低音と躍動感が無くなり、SNは上がったが空間と伸びやかさは引っ込みました。

この時の球交換時の違いも自身が使用していたプリのヒーター回路との相性によって生まれた音の違いです。

TELEFUNKENとMullardを交換すると必ずそのような結果になるというのも間違いだと考えます。

例えばヒーター回路がACヒーターであるQUAD 22で差し替えるとまったく違う結果があらわれると思います。
当時の私のプリよりも間違いなくSN比は下がるが、空間は増え、低音も出て、伸びやかになるのは間違いありません。

良くも悪くも「MARANTZ #7 オリジナルにするのだ」ということですとTELEFUNKENダイヤということになるのでしょうけれども・・

球の偽物、本物などをサーチしたりするのも必要かも知れませんが、
本当に絶対的なTELEFUNKENの音、これがMullardの音と共有されているものはない為
行うとしたらTELEFUNKENを使用するためにこんなヒーター回路とパーツにしました・・
と言うように回路とセットでの音造りをするしかないと考えています。

このあたりがトランジスタ半導体アンプと違うところかも知れませんね。

*marantz   *真空管    *コンデンサー      *Vintage 
*SPEC    *300B

スペック試聴会のご案内 

10月12日(土) 、 13日)  

AM10:00~PM5:00 盛況のうちに終了いたしました。

 

プリメインアンプ          RSA-F1newRSA-888  常時ご試聴いただけます。
 
サウンドプロセッサー       RSP-301、RSP-101
 
キソ アコーステック社スピーカー  HB-1 + 専用スタンド

奮ってご参加ください。   


スペックアンプ特徴:スペックのアンプ動作はPWM搬送波(約400kHz)に載せて効率よく増幅するD級アンプです。
アンプの最終段で搬送波(約400kHz)を除去するローパスフィルターが構成されますが、
D/A変換をしているわけではないのでデジタル・アンプではなく、アナログ・アンプの範疇になります。



好評だったKiso アコーステック社スピーカー HB-1




中高域の鮮明さでのnew RSA-888

雄大なスケール感と安定感のあるパワーでRSA-F1

それぞれの魅力を出してくれました。


RSA-F1 下と new RSA-888 上

並ぶと大きさの比較が分かり安いです。 




多数のご来場有難うございました。

進行いただいたスペックの釜山さんはご自身でもオーディオファン(マイルス、モーツアルトの魔笛、ワーグナー好き)で、
プライベートCDソフトも試聴盤としてかけながら、
一ファン目線で試聴会を進められましたので、お客様と一体に盛り上がった二日間でした。

スペックのアンプはもちろん、
Kiso アコーステック社スピーカー HB-1も皆さんに好感度が高かったです。


釜山さんのプライベートCDのなかで
マイルス・デイヴィスの最後の演奏(オフィシャル版、ブートを除く)
といわれてるライブ盤 Live Around the World は悲壮な感じでよかったです。

ジャンルは違いますが、バックハウスの最後の演奏会を思い出させます。
(演奏途中で体調不良で弾けなくなって中座されてしまいます・・こちらも壮絶な演奏でしたが・・)

鬼太鼓座 コレクションSACD6枚組みも凄かったです。

直径2.25m、重さ3トンの大太鼓「大和」の奥の方の定位もバシリと決まって動かず、
RSA-F1とB&W802Dから繰り出される淀まない連続した大太鼓パワーに 「802Dは大丈夫か」と内心心配していました。

歪まないので、どんどんパワーが入ってしまいます。


お客様が持参された今陽子さんがジャズ・アレンジでセルフカバーしている
「Love Seasons ~恋の季節たち~」も音が良かったですし、

交響曲第6番『悲愴』、ゲルギエフ&キーロフ歌劇場管弦楽団も音の良さで印象に残ったソフトでした。

(ゲルギエフ/悲愴 だったらウイーンフィル盤でしょう・・
とクラシック・ファンの声も聞こえそうです・・確かに演奏はすばらしいと思いますがオーディオ・ファイルの方は
キーロフ歌劇場管弦楽団盤を持っておられる方も多いです。)
*SPEC    SPEC 製品  

スペックからRSA-V1 DT登場 AP-50、AP-30 取り扱い

RSA-V1のバージョンアップ機 RSA-V1 DT 登場。

ダイレクトドライブ・ターンテーブル AP-50、AP-30 取り扱い始まりました。



SPレコード用の78rpmが使えるのが魅力です。

AP-50付属のカートリッジはハイ・コンプライアンス型でSPレコード再生には向きませんので→SP専用針につきましては別途ご相談ください。

*SPEC    SPEC 製品  

アナログオーディオ・サイト

2011 秋の新製品 RSA-M1

スペック(㈱)
new RSA-M1 メーカー希望価格 ¥ 609,000

新開発のオイル・コンデンサーを採用した 
デジタルプリメインアンプの新製品  

真空管アンプの“自然で美しい音色”と、半導体アンプの“駆動力”を兼備したことが特徴。

RSA-F1 、 RSA-V1の中間に位置するモデルで、
今回のRSA-M1は、RSA-F1と同一のデジタルパワーアンプユニットを採用しました。

極めて精度の高いPWM(パルス幅変調)スイッチングを可能とした最新のパワーMOS FETにより、ノイズ発生の少ない理想的なパワースイッチングを実現、またドライバー段には高耐圧で時間軸制御に優れたドライバーICを採用、パワー段のMOS FETの特長を最大限に引き出します。この結果、このPWMスイッチングデバイスが基本的に持つ優れたドライブ能力によって、音楽再生にとって極めて重要である、エネルギーの最も集中する中低域においても優れたダンピング特性を発揮し、どのような低能率のスピーカーでも躍動感あふれるダイナミックなサウンドで鳴らし切ります。

ヴィンテージの音色と現代的なサウンドが両立、Arizona Capacitorsの新開発オイル・コンデンサーをローパスフィルター部に採用  
PWM方式のアンプにおいて、ローパスフィルターは最終段でPWMの搬送波(約400KHz)を除去し、アナログ出力のみを取り出します。優れたPWMスイッチングデバイスのポテンシャルを最大限に発揮させ、自然な倍音、広帯域なスペクトラムとダイナミックレンジに富み躍動感あふれるサウンドを得ることは、このローパスフィルターを構成するコンデンサーやコイルのパーツ選定にかかっていると言っても過言ではありません。
コンデンサーには米国、Arizona Capacitors社でRSA-M1専用に開発されたMILスペックに準ずる現代では希少なハーメチック・シール(気密構造)のオイル・コンデンサーを採用しました。このコンデンサーは、往年の米国製真空管アンプ等に搭載されたヴィンテージのコンデンサーに共通する優れた音質面の特長、すなわち中低域での立体感、中高域の厚みや滑らかさをそのまま引き継ぎ、さらに現代的な抜けの良さを加味した最良の信号用コンデンサーで、RSA-M1の音離れの良い密度感あふれるサウンドを支えています。

またコイルは、試聴によって慎重に選び抜かれた特殊なリングコアによる低損失なトロイダルコイルを採用。伸びやかな音質と聴感上の歪感を皆無としています。

古典的かつ極めてシンプルなアナログ電源の採用  
このパワーMOS FETによるパワー段はPWMスイッチングによって電源の利用効率が最大出力時96%と従来の半導体アンプのおよそ3倍もの高能率を誇ります。これは同一の電源容量(主にトランスのレギュレーションによって決定される)であれば従来の半導体アンプの3倍の電源供給能力を持つ事に等しい事、また電源の質の良否がそのまま音質に反映する事を意味します。RSA-M1では、最新のデジタルアンプ技術を生かしきる方法として、あえて最も古典的、かつシンプルでノイズ発生の極小のアナログ電源、コンデンサーインプット型のブリッジ整流による±電源を採用しました。
整流器には、RSA-F1と同種の最新の業務機器用、高耐圧・大電流用「ウルトラファースト・ソフトリカバリー・ダイオード」を採用。音質に悪影響を与えるダイオードの整流ノイズを最小限に抑え、クリーンでパワフルなサウンドを得ています。
電源部のコンデンサーには、夫々異なる音質的な特長を有する2種類のオーディオ専用電解コンデンサーを並列に使用する事で、十分な整流容量を確保しつつ全帯域での音色のバランスを取り、かつハイエンドオーディオ機器にふさわしい低域の量感を強化しました。更にRSA-F1でも採用したArizona Capacitorsのハーメチック・シールの高耐圧信号用コンデンサーを並列に接続することで、特に中高域のESR(等価直流抵抗)の改善によって全帯域に渡るスムースな音の出方と倍音のしっかりとのった艶やかな音色も実現しました。
トランスには、大容量の「Rコアトランス」を採用。不要な漏洩磁束が極小で、瞬間的な大電流に対する応答性も高く、ハイスピードで立ち上がりの良いサウンドをお楽しみ頂けます。
電磁シールドを徹底した内部構造 

オーディオ機器の内部は、電源部やその他の回路部分から発生する高周波の電磁波が相互に影響を及ぼしあっており、従来の電気的なアース回りの検討だけでは音質対策は不十分です。RSA-M1においてはRSA-F1の構造をそのまま踏襲し、電源トランス部、パワーアンプ部、ローパスフィルター部にそれぞれ特殊な鋼板製のシールドケースを被せて電磁的な相互干渉を遮断し、アンプ内部のクリーンな電磁空間を確保しました。これらの徹底した電磁シールドは、RSA-M1の純度の高いサウンドに寄与しています。

楽器のような豊かな響きを実現する木材ベース・シャーシとインシュレーター  
「オーディオ機器は楽器である。」という思想に基づき、RSA-M1は楽器で使われる木の素材をふんだんに使用しました。従来のオーディオ用アンプではシャーシが発熱する為、金属と木を組み合わせることはほとんど不可能でしたが、RSA-M1は電源の利用効率が高く、シャーシがほとんど発熱しない為、金属のシャーシに木製のベースを取り付けるというアイデアが実現しました。
RSA-M1で採用したスプルース材の木製ベース・シャーシとイタヤカエデ材のインシュレーターは、オークヴィレッジ株式会社(岐阜県高山市)との共同開発によるものです。木材独特の柔らかで解放感のあるサウンドをお楽しみいただけます。
アンダーベースには、オーストリア産のジャーマン・スプルースによるソリッド積層パネルを使用しました。スプルース材は、古くからヴァイオリン、チェロ、ギター等弦楽器の甲板やピアノの響板に用いられ、振動の伝達スピードの速さと適度な減衰性を併せ持つ、響きの美しい素材として知られています。剛性の高い鋼板シャーシとこの素材を複合させる事で、聴き心地の良い豊かな音楽性を再現します。

インシュレーターは、ピアノの鍵盤にも使用されている北海道産のイタヤカエデによるもので、スプルース材の振動を適度に抑制し、その音楽性を堅固に支えます。

 
随所に高品質パーツを採用
上級機RSA-F1と全く同じロック機構付きの大容量のパワースイッチ
通信機用の高品位なフィーリングと高い信頼性を誇るセレクターや高精度カスタムボリュームを採用。
またRCA入力ジャックには分解能と高域特性に優れたなロジウムメッキ部品を採用するなど、高音質にふさわしいパーツを採用、長期間に渡ってご愛用いただけるよう配慮しました。

最大出力
8Ω負荷時 50W×2、6Ω(航空機のコクピットと同仕様の引っ張ってon、offするトグルスイッチ)や、 負荷時 75W×2、4Ω負荷時100W×2。
周波数特性  10Hz~30kHz(±1dB)   
高調波歪率  0.02%、感度 300m Vrms、利得  37.3dB。 

「真空管アンプの“自然で美しい音色”と、半導体アンプの“駆動力”を兼備したことが特徴。」
と謳っているだけあって、このアンプが鳴らす音は
多くのPWMスイッチングアンプとは佇まいが全然違っている。

非常に音楽性も感じさせる音で、相反するようだが高い透明度のなかに艶麗な響きも醸し出す。
ピアノなど器楽曲は、美音とスケール感が共存して特に魅力的です。

音のイメージはやはり RSA-V1よりも RSA-F1 に近いですね。

プリメインアンプ仕様だが、1台で、複数で、パワーアンプとしても使用可。 

当店では 、米Arizona Capacitors社製 オイル・コンデンサーも部品として販売いたします。

 

Marantz  プリアンプ #C-7 交換用セット もございます。

関連記事       銘機 MARANTZ #7メンテナンス/レストア   2013/12

係りまでお尋ねください。    

2012 10/25 追記

記事のなかでの使用コンデンサー
Arizona Capacitors Type“C50309 Blue Cactus”に姉妹機登場

Arizona Capacitors Type“C50313 Green Cactus”