真空管ステレオ プリメイン アンプ
new CAV 新・製品 T-88a
¥180,000 税別 特価!
常設 展示開始いたしました。
形式: KT-88プッシュプル
使用真空管: KT-88×4, 6SN7×4, 12AX7×2
真空管ステレオ プリメイン アンプ
new CAV 新・製品 T-88a
¥180,000 税別 特価!
常設 展示開始いたしました。
形式: KT-88プッシュプル
使用真空管: KT-88×4, 6SN7×4, 12AX7×2
アンプは
Vacuum 6W 標準価格:47,000 円(消費税別)
Vacuum 18W 標準価格:42,000 円(消費税別)
とお好きな方を選んでいただけます。
● Butler System2 (Vacuum 18W+VCSP-8BK) 標準価格:65,500 円(消費税別)
*常設展示 *真空管2014年日本代表のワールド・カップは終わりました。
書くつもりはあまり無い、
といっておきながら 、前回に続けての「スポーツ・カテゴリー」です。(笑)
サポーター側も気合を入れなおして、新・八咫烏エンブレム での応援。(出勤前)
店のクローゼットをゴソゴソ探していたら・・ありました!
新(現行)・エンブレム ・ジャケット!(公式スポンサー・ソニーのジャケット)
誰も着ないのかな? 「もーらい・・ 」
やっぱり現行エンブレムでないと験が悪い・・
験を担いで、応援するも空しく敗退。 (験に関係なくA代表は弱い・・)
落ち込んだまま仕事開始。
今日はSME 3012Rのアーム・パイプの修理をお預かりしたので、パイプ交換です。
アーム・パイプ部品代金だけで59,400円(*税込み)します。
(半年後の2015/2/1から64,900円(*税込み)に価格改定されます。)
皆さんもアームの上に物を落としたりしないようにお気をつけください。
高いですよ。
サッカー4年間の力み過ぎ応援で、数百本も切ったであろう
自身の毛細血管 ですが (笑)
今日は毛細血管に似てる極細敗戦( ゲッ!第一変換に・・)
今日は 極細配線を拡大鏡を使ってつなぐ作業です。
集中してやります!
交換後の写真です。
今回の作業でのハンダ材料は、
ケーブル芯材の金属表面を破壊しないノン・ハロゲン・タイプで、吸湿性もない、
純銀含有量4%のWBT 0820を使用させていただきました。
通常のハンダは融解温度が250℃ですので、250℃以上の高温にして作業しないといけません。
WBT 0820は178℃から180℃の低温融解タイプであることも
極細ケーブルにダメージを与えない点で有利です。
仕上がりのハンダの色、艶もよさそうです。
バラバラの部品を組み上げて、できました。
テスターで導通検査。 うまくいきました。
お馴染みのオーナー様にも
音も良いし・・良い仕事じゃね・・と煽てられました。
有難うございました。
ブログ内での(*税込み)表記について
2019年10月以前に発売された製品は発売当時は消費税8%でしたが、
2019年10月 消費税10%施行以降も販売している製品につきましては(*10%税込み)表示としています。
2014年ワールド・カップが始まりました。
日本代表は大事な初戦、負けてしまいましたね。
皆さんもすでにお気づきだったかも知れませんが実は
mac-roomブログの記事を担当していたスタッフが
昨年一月に鬼籍に入りまして 、
その後は私めがバトンを受け満身創痍で書いています。
前任者の彼とは
長年いっしょに仕事をしてきた仲間で
時間にしたら、家族よりも長く過ごしてきました。
ホームシアターが得意で、
スポーツも好き、
特にゴルフ好き、カープは ぼやきながら熱心に応援していました。
20代の頃、スキーを最初に誘ってくれたのも彼だったと思います。
そんな彼の書いたmac-roomブログには時々なぜか・・
スポーツの話題も上ったのだろうと思います。
私自身は
よもや 「スポーツ」の話題は書くことは無いだろうと思っていました。
(カープが9連敗してしまっても・・笑)
でも今日、サッカー日本代表は初戦負けて
・・それこそ何故か、書いてしまいました。
今日は在りし日の彼も思い出しながら、
日本代表エンブレム八咫烏やたがらすのジャケットを着て応援していたのですが、残念でした。
自撮り
もしかしたら色違いの旧エンブレム・デザイン(古いんよ)だったのが負けた原因でしょうか!? 苦笑
本日のメイン・イベントはヨシノトレーディング試聴会 ですが、
昨日に続いて盛況でした。
イタリアDIAPASON社のスピーカーも人気で評判でしたが、
たまたまJBL パラゴンが入荷していまして、
クリア・オーディオの「イノヴェーション・コンパクト 」でアナログレコードを鳴らしました。
(アナ雪の『LET IT GO』を限定版アナログ・レコードで聴けるとは思っていませんでした。)
アンプは何といっても「EAR 868」「EAR V12」 が絶妙にマッチしました。
(CLASSE や JEFF ROWLANDはやはりパラゴンにははまりませんでした。)
マイルス ‘Four’ & More、カウント・ベーシー、モーツアルト、ショパンなどなどが
大迫力で気持ちよく響いてきます。
最新リニア・トラッキング・アーム とビンテージのパラゴン、
新旧、実に頼もしい、すばらしい組み合わせでした。
熱心にご参加いただいたお客様もお好みの音楽ソースはいろいろでしたが、
今回の試聴会はどの音楽ソースの方々にも熱気とインパクトがあったようです。
多数のご参加いただいた皆様、有難う御座いました。
ヨシノトレーディングの壁谷様、今回も有難う御座いました。ご苦労様でした。
写真は、お客様が持参された愛聴盤をスナップしたものですが、
ストラヴィンスキーあり、WISHBONE ASH、YESあり 珍しくロック系も3枚あり、
ジャンルの多彩さを物語ります。
左下にピンク フロイドの「THE DARK SIDE OF THE MOON(月の裏側)~狂気~」
のデジタル・リマスターがみえますが、
当店にも以前来店いただきましたEAR社のパラヴィチーニ氏はピンク フロイドとは縁が深く、
スタジオやレコーディングの仕事を多く手懸けておられるそうです。
→パラヴィチーニ氏プロフィールにも有名Clientsの名前が・・
SME 3012Rのアーム・パイプの修理 2014/6
*真空管 *Vintage
*EAR | *Clearaudio | *Nottingham |
現在、
アナログファンの間で話題沸騰中のリニアトラッキングアームを装備したクリアオーディオの新製品
「イノヴェーション・コンパクト&TT3」をはじめ
「EAR 868」「EAR V12」等、選りすぐりのブランドの人気モデルをセットアップし、響きの豊かな心地よいアナログサウンドをご提供したいと考えております。
特にリニアトラッキング構造を有するクリアオーディオの「TT3」は、
音の素晴らしさはもちろんのこと、メカニカルな構造は機械としての面白さをも満載で、
アナログ・カメラや機械時計のような動きと質感に、
今の時代だからこそ感じる悦びがあるでしょう。
日時:6月14日(土):14:00 ~ 16:00(輸入元スタッフによるプレゼンテーション)
6月15日(日):10:00 ~ 17:00(フリースタイルの試聴会です。愛聴盤をお持ち下さい。)
始まりました。
盛況のうちに 終了いたしました。 有難う御座いました。
非常に滑らかに、無理なく、スムースにトレースする TT3 に
皆さん(私も)感心。
しかも特筆すべきは
想像していた煩わしさはなく、非常に使いやすそうです。
レコードに針を置く作業も
どうかしたらユニバーサル・アームよりも早いのではないかと思うくらいのスムースさです。
作業手順が多いのはレコードの偏芯、反りを抑える為にLPの中心と周りにスタビライザーをはめる作業だけです。
音もユニバーサル・アーム とは良い意味でかなり違います。
物理特性が良さそうなクリアな音です。
*EAR | *Clearaudio | *Nottingham |
昨年末は
4Kテレビ KD-65X9200A、
アキュフェーズDP-720、E-600、DG-58、40周年記念フルセットモデル
B&W 800シリーズフルセットなど
新製品のご予約などを中心に好調で、
地方都市にも遂に「アベノミクス」が来たかな?と勘違いしていました。
新年を迎えてからも、
4Kテレビ KD-65X9200A (4Kテレビはキャッシュ・バック・キャンペーン締め切りが1/13までということで手続きを急ぎました。)、
増税を意識されてか アキュフェーズDG-58、DP-550、DP-720などのご注文も頂いており
おかげ様で、まだ忙しくさせていただいております。
一昨日、ご挨拶にお見えいただいたアキュフェーズ斉藤会長からも喜んでいただいておりました。
今日は打って変ってビンテージもの
1月6日にスピーカーから外してお預かりしていたJBLOlympus オリンパスD50S8-2 のウーハー LE15A ウレタン・エッジ張替え作業 が完了しましたので、
オリンパスに取り付けに伺いました。
今回のエッジはウレタンでも以前のものより少しハード&長寿命(ゴム・コーティング)なものをオーナー様にご提案し、そのようにいたしました。
ウーハーの取り付けには慎重な作業が求められます。
オーナー様はやはりご心配なのか、ずうっと至近距離で作業を見守っていらっしゃいました。
かなり「じーっ・・近い」感じでした。
取り付け終わって、ドライバー・レンズと格子ネットを 装着。
オーナー様の言葉
「やっぱり、すごく神経使う仕事じゃねー」「経験もかなり積まんと出来んねー」
労って頂きました。
「エージングにどれくらい掛かるかね?」
私「そうですねー、時間とともに変わって行って・・最終的に落ち着くのは3ヶ月でしょうか」
トーレンスTD124 + FR64S + SPU オーディオ・ニックス・トランス
復刻モデルの中で一番オリジナルに近いもしくは別の魅力があるといわれている最終復刻モデルMARANTZ #7SE
マッキントッシュC22 + MC60×2 によって
アナログ・レコードの有名盤「BLOW UP/鈴木勲トリオ」 によって音だしテストさせて頂きました。
針を降ろして、ベースが鳴った瞬間から、素晴らしく鳴っています。
ギャザーエッジのドロンコーンの効果も相俟って、すごい低音の迫力で、前のウーハーより立ち上がりも量も上がった様に聴こえます。
さすがオリンパス、さすがLE15A、流石 トーレンスTD124 。
しかし針を降ろして2分くらいは、重低音付近が少し被っている様に感じました。
立って聴いても座っても変わりません。
今回のハード・エッジ・ウーハー用にインシュレーターを「もう一段追加して、Olympus を上げてはどうですか?」
とご進言するつもりで喉元まできましたが、
2曲、3曲と進んでいくと被りは感じさせなくなりました。あれっ少しよくなった。
オーナー様「アンプも温まって来たね」
えっ、 それだ!
私自身ウーハーエッジの硬さのエージング変化ばかり頭にあって
真空管アンプの熱エージング、コンデンサー充放電の変化を完全に忘れてました。
・・素人みたいなこと口にしないでよかった・・
功を焦るわたしの悪癖、それとも正月ぼけ、おそらく両方です。
*JBL | *真空管 | *オルトフォン | *SPU | ||
JBLハーマンインターナショナル |
*Vintage |
|
*marantz | *McIntosh |
2013 年末 写真特集
マランツ プリアンプ往年の銘機 MARANTZ #7
のメンテナンスを請け賜りました。
マランツ プリアンプMARANTZ #7は
往年の銘機 といいましても、
もちろん現在でも第一線で音楽再生ご使用の
ビンテージ・オーディオ・ファンのオーナー様は多いです。
ですが、製造から年月が経っている為、ほとんどオリジナルの完動状態のものは皆無に近いと存知ます。
偶然、二ヶ月前にかなりオリジナル仕様の#7(バンブルビー、セレン整流器、茶ノブ、テレフンケン・ダイヤ、10,000番台)の美品が入荷し取引させていただきましたが、それほどの品でもメンテナンスが過去に皆無ということは無いのだろうと思います。
それではお預かりしたMARANTZ #7を診て見ましょう。
木製ラックからアンプ本体を外し・・
天板を開けて見ました。
カップリング・コンデンサーが並ぶ一番よく見る基板です。
セレン整流器が 使用されているので オリジナルの古いモデルですが
過去の何度かの修理によって 沢山のカップリング・コンデンサーがオリジナルから、変遷しているようです。
測定したところ、最後の砦のバンブルビー・コンデンサーからDC漏れが発見されました。
通電して直ぐは正常なのですが、しばらく通電しているとリークし始めるようです。 残念、
放置すると、ノイズや真空管にもダメージを与えてしまいます。
今度は底板も外してみたところ真空管のソケットに直付けしてあるコンデンサーも、オリジナルとは変わっていました。
この写真でお気付きの方や既にご存知の方もいらしゃると思いますが
#7の真空管ソケットはリベットで装着してあるのですよ・・
天板側から全体をみると、左隅にB電源に使われているセレン整流器(緑色)が見えます。
底板側からみた真空管ヒーター電源はというと
残念、セレンからブリッジ・ダイオードに変わっています。(黄色配線部分)
あと最左下にみえるコンデンサーも、2箇所チェンジされています。
真空管につきましてはテレフンケンではないですが、ムラードあたりが付いていて状態も良いので、今回は回路ベースのメンテに特化する方向で進めたいと思います。
さて、再生プランですが、各スイッチ、ソケット分解掃除などもちろん行った後、問題のカップリング・コンデンサーの交換です。
一部、正常なブラック・ビューティーなどを残す方法もありますが、
オーナー様と協議の末、今回は思い切ってオイルコン総入れ換えと決定しました。(JENSEN やオレンジドロップ、はたまた一部WEまで検討いたしましたが)
最新の品質が向上しているオイル・コンデンサーの米Arizona Capacitors社製 オイル・コンデンサー
のMarantz プリアンプ #C-7 交換用セット Arizona Capacitors Type“C50309” 片ch8本×2計16本 に交換します。
上記のヒーター用のブリッジ・ダイオードは 高速、低ノイズのファーストリカバリーへ交換します。
一部 部品を取り寄せるのに3~4日経過
ここからはリストア後です。
Arizona Capacitors Type“C50309” ⇒開発者解説
左から0.22μF(600v)×4 0.47μF ×2 0.1μF ×2 などです。 サボテン・マークがそうです。
オイル・コンデンサーは普通のコンデンサーよりも 大型になるので、作業も考えて配置が必要になります。
狭いスペースの縦にも2個 0.01μF(600v)×2
グランド側にこのサボテンマーク側を接続することで、シールド効果が得られますので
コンデンサーの巻き始め、巻き終わりなども考慮にいれた配線にいたしました。
底板側も
ソケットに0.01μF(600v)×4 左下に0.33μF(600v)×2 左上にファーストリカバリー用のラグ板を取り付けて完成しました。
全ての測定、音だし、エージング・テストを 終えて 今回のレストア完成です。
パワーアンプに300Bシングルのアンプを使用、
ソースはSONY ハードディスクオーディオプレーヤー HAP-Z1ES で
スピーカーKRIPTON KX-3PⅡを鳴らし、オーナー様に完成ご試聴 頂きました。
オーナー様に非常に気に入って頂いた様なので、大変良かったです。
「クラシック、ジャズ両方ともに鳴ってくれて、今から自宅での試聴が楽しみになった。」
とおっしゃっていました。
音の面では、 これから更にエージングという魔法がかかって来るのは間違いありません。
今回のMARANTZ #7に使われている
真空管12AX7/ECC83(双三極管)Mullardについて・・
私自身ムラードの球の音は好きですし現に自宅でも使用もしていますが、
10曲くらい試聴した中で、1~2曲の器楽曲で
「純正であるTELEFUNKENテレフンケンに換えていたら、更にこんな感じかな」 ウワーッと想像を駆り立てられる曲も確かにありました。
もし換えていたら、いま好く鳴っているCELINE DION セリーヌ・ディオンの声がまたどの様に変わるかはやってみなければ分かりません。
これはもうお好みなので、オーナー様とご相談のうえ将来のお楽しみに・・
有難う御座いました。
忙しかった2013年も暮れていきます。
2014 /5 /8 追記
記事のなかでの使用コンデンサー
Arizona Capacitors Type“C50309 Blue Cactus”に姉妹機登場
Arizona Capacitors Type“C50313 Green Cactus”
2020/2追記
2013/12に書いた上の記事は、私が書いた割にはそれなりにまとまっていて(笑)
ややこしく難しい話はこのサイトではしたくなかったのですが(シンプル、爽やかにまとまっている印象を台無しにする気か・・ 笑)、
上記の真空管メーカーや型式の話をもう少しだけ広げて書きますと、
実はTELEFUNKENだMullardだRCAだSiemensの音は・・とか単純に語ることは出来ません。
何故ならそれらの球のヒーター回路がACヒーター、DCヒーターと全然違い、DCヒーターの中でも整流にセレン使用、ダイオード整流(この中でもいろいろ)、フィルターのコンデンサーの容量、コンデンサー・メーカー、更にはコンデンサーがフィルム・コン、オイル・コン、電解コン、更には定電圧回路レギュレーターの有、無などで球の音は全然音が変わってくるからです。
初めて自身のプリアンプの12AX7/ECC83でTELEFUNKENとMullardを比較してみたのは今から43年前のことですが
Mullard→TELEFUNKENに交換するとSN比が上がって情報量が増え、全体のトーンがシルキーになりました。
その一方で低音と躍動感が無くなり、SNは上がったが空間と伸びやかさは引っ込みました。
この時の球交換時の違いも自身が使用していたプリのヒーター回路との相性によって生まれた音の違いです。
TELEFUNKENとMullardを交換すると必ずそのような結果になるというのも間違いだと考えます。
例えばヒーター回路がACヒーターであるQUAD 22で差し替えるとまったく違う結果があらわれると思います。
当時の私のプリよりも間違いなくSN比は下がるが、空間は増え、低音も出て、伸びやかになるのは間違いありません。
良くも悪くも「MARANTZ #7 オリジナルにするのだ」ということですとTELEFUNKENダイヤということになるのでしょうけれども・・
球の偽物、本物などをサーチしたりするのも必要かも知れませんが、
本当に絶対的なTELEFUNKENの音、これがMullardの音と共有されているものはない為
行うとしたらTELEFUNKENを使用するためにこんなヒーター回路とパーツにしました・・
と言うように回路とセットでの音造りをするしかないと考えています。
このあたりがトランジスタ半導体アンプと違うところかも知れませんね。
*marantz | *真空管 | *コンデンサー | *Vintage |
*SPEC | *300B |