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アキュフェーズ モノラル・パワーアンプA-250

アキュフェーズ モノラル・パワーアンプA-200後継モデル

A-250 発売。     価格: 1,375,000円/一台(*税込み) 価格:1,250,000円/一台(税別)   2017/4/下旬


パワーMOS FET20パラレル・プッシュプルにより
純A級800W/1Ω (音楽信号に限る)、400W/2Ω、200W/4Ω、100W/8Ωとリニア・パワーを保証。

ブリッジ接続時は1,600W/2Ω、800W/4Ω、400W/8Ωのモノフォニック・アンプへ。

Double MCS+回路によりゲインMAX時SN比127dB、ゲイン-12dB時133dBと歴代最高スペックを実現。

 

バランスドアンプ

パワーアンプ

MCS+回路

 

パワーMOSFET

プロテクション回路

高効率大型トロイダル・トランス



100,000μFフィルター・コンデンサー




ご予約承り中!  

6月3日、4日 top end 試聴会 を行います。→A-250発売記念!アキュフェーズTop-end 試聴会    2017/5

 

(*税込み)表記につきまして、

製品が発売された当時は消費税8%でしたが、

2019/10 消費税10%施行以降も販売している製品につきましては(*10%税込み)表示としています。

*アキュフェーズ2009~   アキュフェーズ~2008   Accuphase
Accuphase 2009~記事   アキュフェーズ総合カタログ    

AB級ステレオ・パワー・アンプ P-7300

newAB級ステレオ・パワー・アンプ P-7300   メーカー希望価格  1,320,000円(*税込み) 価格:1,200,000円(税別)

 



アキュフェーズのステレオ・パワーアンプは、創業以来たゆまぬ技術の研鑽を重ね、常に世界のハイエンド市場をリードして、数々の歴史に残る製品を送り出してまいりました。
P-7300は、40周年記念モデルA-200やその技術を引き継ぐM-6200などで蓄積されたテクノロジーをさらに磨き上げ、「大幅な低雑音化」と「DF(ダンピング・ファクター)の向上」を達成しています。
出力素子の並列動作は出力電流を大きくすることができ、極めて低い出力インピーダンスのパワーアンプを実現、さらにリモート・センシングによるNFB回路の改善、《低ON抵抗MOSFETスイッチ》の採用などでスピーカーのドライブ能力を極限まで高め、超低インピーダンス負荷まで定電圧駆動を可能にしています。
この結果《ダンピング・ファクター:1,000》以上を保証、さらに入力部の並列動作とゲイン配分などの研究により、ノイズレベルの低減に成功、GAIN MAX時:125dB、GAIN -12dB時:131dBというステレオ・パワーアンプ歴代最高のSN比を実現しました。

 

右画像は入力段


片チャンネル10パラレル・プッシュプル出力段により、1Ωの超低インピーダンスまでハイパワーを実現        
 

MOS


増幅部は、低雑音のインスツルメンテーション・アンプ方式を導
より進化したMCS+回路を搭載

優れた音質と安定度を誇るカレント・フィードバック増幅回路
ブリッジ接続によりモノフォニック・アンプにアップグレード
4段階のゲイン・コントロール可能
新開発による大電力容量の大型トロイダル・トランス



*アキュフェーズ2009

    アキュフェーズ2008

Accuphase 2009~記事

アキュフェーズ総合カタログ

Accuphase 

アキュフェーズ 12月発売の新製品 聴けました。

アキュフェーズ 12月発売の新製品 


new AB級ステレオ・パワー・アンプ P-7300   ¥1,320,000 税込み

new AB級インテグレーテッド・アンプ E-370   ¥440,000 税込み  聴けました。



こちらはインテグレーテッド E-370  下のプレーヤーは DENON   DCD-SX11



2015東京インターナショナルオーディオショウなどで噂、話題となっていた P-7300がベールを脱ぎました。





P-7300の筐体は以前のモデルより少し小さくデザインされ、
A-70と同サイズとなりました。

放熱器などが若干小型になった分1Ω時でのリニア・パワー は
1000W→800Wにあえて変更されたようです。 (P-7100、P-1000は1Ω時1000W
出力回路はパイポーラ・パワートランジスターを採用。
片チャンネルあたり10パラレル・プッシュプル駆動で、1Ω時(音楽信号)800W、2Ω時500W、4Ω時250W、8Ω時125Wの保証値となっています。
(正弦波での実測値は1Ω時899W、2Ω時620W、4Ω時383W、8Ω時220Wと十分なパワーです。)

その代わりノイズの低レベルさは半分以下と超高SN比となっていて、
さらにスピーカーの能率やマルチ使用においてインスツルメンテーション・アンプ方式による初段増幅部の4段階のゲインコントロール(-12dB、-6dB、-3dB、MAX)によって更にノイズ成分を同時に下げることも可能にしてあります。

すでにお馴染みになりました無接点パワーMOSFET半導体スイッチ(ON時抵抗0.002Ω)などによって電源インピーダンスも限界近くまで低く、ダンピング ファクターはA-200と同じく現在の最高値DF1000という値です。

一番大きな電源のブロック・コンデンサーの取り付け方法が従来の金属ベルトで締めて立てる方法から
全体を防振材によって囲い込む形になりました。下記図

 

 

天板の写真を見ていただくと判るのですが、アルミ塗装仕上げからアルマイト処理仕上げと変えられています。

音質はバックグランド・ノイズが少ないせいか
オーケストラのステージ・イメージも 広く感じさせ、金管が鳴ると透明なステージが奥にも広がります。



E-370 の試聴はCDプレーヤーDENON   DCD-SX11
スピーカーは人気モデルJBL 4429でおこないました。

E-600とトランスや電源部品、MOSFET→ハイ・パワー・トランジスタ、パワー・トランジスタの並列数と違いますが、
プリ部はほぼ同回路と なっており、パラレルによって電流を多くとり低インピーダンスとさせ低雑音を図った
AAVAボリューム、インスツルメンテーション・アンプ方式など同じものです。

プロテクションにはE-360での機械リレーから無接点MOSFET半導体スイッチへの変更。 
電源トランスはE-360よりも一回り大型の大電力容量高効率トランスを採用。

4Ω負荷時の出力を140Wから150Wに増強。
フィルターの電解コンデンサーは約1.5倍に増強(30,000μF×2)してあります。
デジタル入力ボードDAC-40を増設した際はサンプリング・周波数がフロントに表示されます。

写真にあるように「サキソフォンコロッサス」SACD盤を聴きました。
E-470E-600とも違う抑え気味のトーンなのでパワー不足かと最初思いましたが
ソロが始まると実に聴かせます。

味!味!ナロウで内向なエネルギー・バランスにチューンされていると思ったのですが
過去のプリメインでは感じたことのないLUX3極管アンプにも共通した中域、実に絶妙な味わいです。

「ソニー・ロニンズのサキソフォンが謳います。」

そう感想をいうと
アキュフェーズのお二人が顔を見合わせて次のように教えてくれました。

E-370の設計、音造りをされた方はアキュフェーズの設計メンバーのなかの
最古参の お二人が担当されたそうです。

E-370パーツこそ 最新になっているもののメタルキャン・トランジスタ時代から
石アンプを知り尽くされた超ベテランお二人の作だそうです。

面白いですね・・・

話は全然違いますが・・
25年くらいまえ石川県の「天狗舞」で有名な杜氏の人生最後の仕込み酒と
いうのを焼き鳥やをやってる幼なじみに
「おまえなんかに飲ませてもったいない」とばかりに一生ぶんの恩を着せられて
いただいたことがあって、すばらしい最後の仕事にじーんと感動したのを思い出します。 

最古参の お二人の40万円の インテグレーテッド・アンプというのも実にいいですね。

感じ入りました。
組み合わせも厳選してJazzを聴いてみましょう! 

ハロウィン、ハロウィンと盛り上がっている日に実に味のあるアンプ2機種でした。
(全然関係ない・・ 笑)

*アキュフェーズ2009~   アキュフェーズ~2008   Accuphase
Accuphase 2009~記事   アキュフェーズ総合カタログ   スナップ

アキュフェーズ パワーアンプ M-6200発表

 new アキュフェーズ モノラル・パワーアンプ M-6200発表

2015年4月上旬発売  990,000円  税込み/1台


只今、ご予約承っております。

4/11,12試聴会予定しております。

 



M-6200は「M-6000」の後継モデルで純A級モノラル・パワーアンプの最上位機「A-200」に対して、本機はAB級モノラルパワーアンプの最上位機となります。

定格出力1,200W/1Ω(音楽信号時)、600W/2Ω、300W/4Ω、150W/8Ω(20~20kHz)のリニア・パワーを実現。
 
電力増幅段はオーディオ用に開発された高性能のハイパワー・トランジスターをそれぞれ8パラレル接続(トランジスター16個)したパワーユニット構成で
この同一回路の2台のパワーアンプ・ユニットを筐体の左右に配置して並列駆動、合計で16パラレル(トランジスター32個)構成とし、電気的な特性や質量バランスおよび左右の放熱対策等で理想的なバランスを作り上げています。


この理想的な技術によりPc(コレクター損失)が150Wのハイパワー・トランジスター16組を並列駆動することによって総コレクター損失は4800Wに達し、1ペア当たりのパワーの負担を軽くすることができ、直線性に優れた(歪の少ない)小電力領域を効率よく使うことができます。また常時流れている電流も1/16になり、回路全体の安定度が大変高くなっています。

解説:
一般的に高周波用の半導体は素子の内部で小さなトランジスターやFETを並列接続してマルチチップで構成した方が、単体による動作より素子がもつ固有のインピーダンス、内部雑音を低くでき、リニアリティの改善を行うことができます。



信号経路はディスクリート構成の最新・超低雑音インスツルメンテーション・アンプ方式を導入して、フルバランス伝送化しています。

高域の位相特性に優れたカレント・フィードバック増幅回路。

スピーカー端子の直近から信号とGNDの両方をバランスで帰還をかけるリモート・センシングにより更なる低インピーダンス化。

増幅回路の入力部にはアキュフェーズ独自の低雑音化を実現する回路である『MCS(Multiple Circuit Summing-up)+回路』を採用。回路内もカスコード・ドライブ回路など高度な回路をふんだんに投入しています。

MCS+回路基盤


パワーアンプ段には非常に高価で入手の難 しいガラス布フッ素樹脂基材によるプリント基板を採用しています。

解説:
この材料は非常に低い比誘電率と誘電正接をもち、高周波特性に優れ、耐熱性も良いので、主にSHF帯を使用する衛星放送や高精度計測機器などに使われます。プリント基板は必ず誘電率、誘電正接をもつ導電体です。誘電率が低いほど信号の電播速度は速くなり、誘電正接が小さいほど伝送損失が小さくなります。アキュフェーズでは銅箔面に金プレートを施してさらに音質の向上を図っています。

アルミダイキャストによる巨大なヒートシンクを装備による余裕をもった発熱処理によって、正弦波での実測値は1,250W/1Ω、755W/2Ω、410W/4Ω、211W/8Ωにも達したそうです。

お馴染みになったMOSFETスイッチのプロテクション回路、アンプ回路やNFB経路等の見直し、エッジワイズ・コイルなどの採用により、アンプの出力インピーダンスをさらに小さくすることに成功、ダンピング・ファクター(DF)を大幅に向上させ、従来比2倍の1,000以上を保証、一層の音質向上に寄与しています。



さらにM-6200を2台使用してブリッジ接続動作にすることも可能。
その際はMONOで 2400W/2Ω、1200W/4Ω、600W/8Ωの大出力のパワーアンプとなります。
ブリッジ接続動作のアンプをステレオで使用するには計4台必要となります。



全高調歪み率は0.03%(4~16Ω)・0.05%(2Ω)、周波数特性は20Hz~20kHz(+0、-0.2dB)。負荷インピーダンスは音楽信号時で1~16Ω、連続出力仕様時で2~16Ω。ダンピングファクターは1,000。S/N(A補正/入力ショート)は、127dB(GAINスイッチ MAX)133dB(GAINスイッチ -12dB)。
 
最大外形寸法 465W×220H×499Dmm、 質量40.2kg。

アキュフェーズ パワーアンプ A-36発売

アキュフェーズ 純A級パワーアンプ A-36発売

       メーカー希望価格451,000円(税込み)   2014年6月下旬 
A-35のブラッシュアップモデル A-36

本機はアンプ全体の構成に、
インスツルメンテーション・アンプ方式を採用、
入力信号経路をフルバランス伝送化しています。

このため機器内で発生する雑音を除去する能力や低ひずみ率などの諸特性に優れてているだけではなく、周囲の環境変化に非常に強く、パワーアンプとしての安定度、信頼性がより一層向上いたします。

初段バッファアンプのバイアス回路を改善して回路安定度を高め、並列動作させる部分を『電流-電圧変換部』の A 級ドライブ段にまで拡張して、さらなる低雑音化を実現する回路である『MCS(Multiple Circuit Summing-up)+回路』を採用。

高域の位相特性に優れたカレント・フィードバック増幅回路。

新しく初段にゲインを獲り全体のゲイン配分を見直す事で、S/N比を向上させることに成功。

パワーMOS FET 3 パラレル・プッシュプル
チャンネル当たり 120W/2Ω、60W/4Ω、30W/8Ω と低インピーダンス負荷までリニアな出力を実現。
(1Ωという超低インピーダンスにおいても音楽信号において150Wを得られます。)

電源部においては
オリジナル・アルミ電解コンデンサー大容量47000μF×2個搭載。

ブリッジ接続により300W/2Ω(音楽信号に限る)、240W/4Ω、120W/8Ω のモノ・アンプにもグレードアップ可能。
デュアル・モノによるバイ・アンプ接続にもグレードアップ可能。
(どちらもステレオ再生には2台必要です)

出力リレーの『MOS FET スイッチ』化、コイルの直流抵抗低減化などの採用などで、
ダンピング・ファクター(DF)は従来機の2倍で、A-65と同等の400を実現。 

2014/5/13

試聴機入荷いたしました!

ご覧いただけるように
スピーカー端子が2組装備されています。

上位機種 A-200A-70はこの2組はなかでパラレルに接続されていただけでしたが、
A-36は Ⓐ、Ⓑに分かれていてフロントのSPセレクターで
2種類の違うスピーカーを切り替えて楽しめたり、ひとつのスピーカーを Ⓐ+Ⓑでバイ・アンプ接続することも出来ます。

ただ今、ご予約承り中!!

2021/11

A-36   メーカー希望価格451,000円(税込み)もご発注される方が多いパワー・アンプです。

 

Accuphaseアキュフェーズ パワーアンプ A-70発表

人気を誇ってきたパワーアンプA-65が
フルモデル・チェンジA-70として登場いたしました。

 new A-70  純A級ステレオ・パワーアンプ 
メーカー希望価格 1,210,000円(税込み)
   

新しく初段にゲインを獲り全体のゲイン配分を見直す事で、
A-65に比べてS/N比を6dB向上させることに成功。

トータルS/N比はA-200に迫る127dB実現。(ゲイン-12dB時)

パ ワーMOS FETを10パラレル・プッシュプルにより
チャンネル当たり 
480W/1Ω(音楽信号に限る)、240W/2Ω、120W/4Ω、60W/8Ω のA1リニア・パワーを保証。

 

真の電力値を表示する、ディジタル方式のパワーメーター。
(ディジタルとバーグラフの2方式切り替え可能)


出力リレーの『MOS FET スイッチ』化の採用などで、
ダンピング・ファクター(DF)はA-65の2倍となる800を実現。

デュアル・モノ へ切り替えて、バイアンプ接続が可能。(ステレオ再生時には二台必要)

オペレーションを「ブリッジ」へ切り替えて、ブリッジ接続が可能。

ブリッジ接続時は960W/2Ω(音楽信号に限る)、480W/4Ω、240W/8Ωを実現。
(ステレオ再生時には二台必要) 

定格出力 : 60w+60w(8Ω) / 240w(8Ω)BTL接続時
サイズ : W465mm H238mm D515mm

重量 : 44.3kg    

*アキュフェーズ2009~   アキュフェーズ~2008   Accuphase
Accuphase 2009~記事   アキュフェーズ総合カタログ   スナップ

アキュフェーズ40周年記念モデル、セット納品 2

先日、
市内のM様のアキュフェーズ40周年記念モデル・フルセット+ B&W800シリーズ
ピュア・オーディオ & 5.1chサラウンド・システムの納品。最終調整が終わりました。


タイトルだけでも
今回の物件が高額なシステムなのはご想像いただけると存じますが・・、
私事ですが、自己のなかでもキャリア・ハイが更新されました。



当店では八桁以上のシステムは年に何度か承りますが、私は初めてでした。

プリアンプ C-3800、パワーアンプ A-200、SACDトランスポート DP-900、デジタル・プロセッサーDC-901 、フォノ・イコライザーC-27、ディジタル・ヴォイシング・イコライザーDG-58、アナログ・プレーヤー DENON DP-1300MKII  、カートリッジ DENON DL-103R

B&W 802 Diamond 、センター・スピーカーHTM-2 Diamond 、スーパー・ウーハーDB1、リア・スピーカー805 Diamond、TAOC スピーカー・ボードSUB-HC50C

サラウンド用に YAMAHA CX-A5000HMX-A5000H 、モニターにソニー KD-65X9200A、ハミレックス・ラック等々という組み合わせです。



システム構成の難所は ピュア・オーディオ & 5.1chサラウンド・システムの両立です。

フロントスピーカーの 802 Diamond 、アンプ C-3800 + DG-58 + A-200を使わない手はないですが、
オーディオ・プリC-3800 とAVプリCX-A5000Hの両方の信号をパワーA-200に入力できるかということです。

AVプリのCX-A5000Hのアナログ・フロント出力を仕様書で確認しました。
幸いにXLRバランスとアンバランス出力両方付いていました。

もうひとつはオーディオ・プリC-3800 にアッテネーター・ボリュームをパスしてくれる外部入力が有るかと言う事です。
通常、入力といえば、レコーダー入力を含めたライン入力しかありません。
それだとどうしてもC-3800のアッテネーターを含めたプリ部を通過してしまいます。

フロント信号がプリ部を通過すると、AVプリCX-A5000H側で5.1chサウンドがコントロールできません。



ここで
アキュフェーズがつい最近設けてきた『EXT PRE』機能が福音となって助けてくれます。
(これは素晴らしい!)

C-3800のアウトプット・スイッチを『EXT PRE』にするだけで、AVプリCX-A5000HからXLRバランスで入力された信号はC-3800のXLRバランスで出てゆきます。
(アンバランス⇒バランス、または逆もだめなのですが・・)
このラインを全てXLRバランスで使用するために、純正ケーブルを3セット、 2セットオリジナルで作りました。

以上の結果、サラウンドのフロントが
素晴らしいフロント・スピーカー802 Diamond +パワー・アンプA-200で使用でき、ピュア・オーディオと5.1chサラウンド・システムともに、
たったひとつのスイッチで切り替わるという夢の操作性システムが出来上がりました。

ここまでのセットになると
音場イコライザーのマイクもスーパー・ウーハーDB1、AVプリCX-A5000H、ディジタル・ヴォイシング・イコライザー DG-58 にそれぞれ付属されていて(計3本!)、セッティングにも少し時間がかかりました。

オーナー様には非常に喜んで戴いております。

毎日数時間程度ずつ楽しんでおられるそうです。

有難う御座いました。

納品まえのスナップ



記念に撮影しました。(これでも一部ですが)  

*BW     B&W   *アキュフェーズ2009~   Accuphase 2009~記事
*スナップ    *BRAVIA    アキュフェーズ~2008   ソニーPJ

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8月の試聴会 ご案内 DYNAUDIOコンフィデンスC4Ⅱ アキュフェーズ

8月24日(土) 、 25日() 
盛況のうちに終了いたしましたが、
アキュフェーズの製品 DP-550、A-200、C-2120、P-4200 は引き続き聴いていただけます。

  
DYNAUDIO  コンフィデンスC4Ⅱ

 
アキュフェーズ  プリアンプ C-2120  パワーアンプ P-4200 
準備中!
 

 
当店試聴会スピーカーのなかでも コンフィデンスC4Ⅱ  の全長は過去最長かもしれません。 
 

アキュフェーズ パワーアンプ A-200 でも お試しいただけます。

8/27 追記

沢山のご来場ありがとうございました。

*DYNAUDIO

アキュフェーズ本社 訪問

5月30日、31日と研修出張で、
横浜のアキュフェーズさんに行きました。
 
お取引は長いですが、本社にお邪魔したのは初めてです。

40周年記念の昨年もお誘い戴きましたが、当方の都合で伺えませんでした。

青葉区の本社に着きました。

なにか高級住宅街の丘の途中といった佇まいですが、

1972年創業当時は周りには何も無かったそうです。


会議室にて

新製品プリアンプ C-2120、パワーアンプ P-4200の技術勉強

P-4200の新3段ダーリントン接続によるダンピング・ファクター改善のお話は、いずれ newsに於いてご紹介致したいと存じます)  の後、

試聴室で
C-2120 + P-4200 vs C-3800 + A-200のブラインド比較試聴いたしました。



CDプレーヤーはDP-900 +DC-901 でスピーカーはB&W 800Dです。

社内でもこの部屋は技術の方、営業の方が交代でブラインド・テスト試聴をされるそうです。

新しいサーキット、レイアウト、部品などが替わる際に、先入観にとらわれない様に行われるのだと思います。

以前に、三菱DIATONEさん(郡山)や、SHRAP音響工場(東広島)の無響・測定室(巨大プールに吸音材が敷き詰められている)も拝見したことがありますが

アキュフェーズさんの試聴室は、ほとんど実際にお客様が使用される部屋と同じ条件ですので

どなたが聴かれても違和感が無いと思います。

製造ラインと検査室、設計室、
(設計の3次元CADがすごい!モニター上ではヴォリュームだって輪切りにしちゃいます。

基板と基板の隙間にもどんどん入っていけます。
スターウォーズのデス・スター内部を飛んでいる感覚です。沢山の壁がI-Vアンプ基板です。

実際には基板との距離であと○○mm大きな部品が実装できるとか、放熱のシュミレーションとかされているそうです。)

サービス室も見学させて頂きました。

サービス室は当店から修理状況をTELしたりして想像していたところより少数精鋭部署で
イベントで来店いただきお世話になった高橋さん とも旧交を温めました。

アキュフェーズさんは家電メーカーのサービスと違って相当古くなった製品でも修理を受け付けてくれます。

そのため、もう新品では入手出来なくなったリレーなどの機械パーツも全分解クリーニングして
再使用できるよう専任スタッフさんがいらっしゃったのにやはり関心いたしました。

アフター5 は、
アキュフェーズの皆様が日ごろ御用達のご近所のお店で親睦会がありました。


アキュフェーズ本社近くの たまプラーザ駅 から、バスで新横浜のホテルまで帰路につきます。

途中、

七万人収容できる日産スタジアム(横浜国際総合競技場)の横を通りましたが、

ここでは8日後の6/8、一大イベントが行われます。

サッカーではなく、ラグビーでもなく、AKB総選挙です。(笑)

 

アキュフェーズ認定の正規取扱店バナー 


翌日、帰途につく新幹線の乗車時間に余裕がありましたので、

みなとみらい まで足を伸ばしました。

横浜市営地下鉄で260円です。


海沿いを散歩しました。

昨夜の雨も上がって良い天気です。

赤レンガ倉庫から汽車道を通って、日本丸公園の芝生に寝そべってみました。

芝生に寝そべるなんて何年ぶり?

何処かの中学校の修学旅行生もたくさん来ていて、

男女5人くらいの班で行動しているようです。(かわいい)

少し先のジェットコースターの方から「わー、きゃー」と幸せな歓声が聞こえます。


と、  スワッ!
のどかな空気を切り裂くような緊張感が私の身体を起こさせました。

目の前の運河を見ると、同時に向こうからもこっちを見ています。

何だ!?
7名くらい乗った警視庁か、神奈川県警か、公安警察か、海上保安庁かのゴムボートからこっちを見ています。

夜になると赤外線暗視もできるであろう高性能・双眼鏡の威圧が半端ではありません。

もしかしたらSCOPEから直接ビームが出て、弾でも飛んで来るんではないかと思うくらいの迫力です。

警備の訓練か・・

いや緊張感がそうではないと語っています。

もしかしたら、テロ予告でもあったのか?

ゴムボートは目の前から静かに去ってゆきました。


帰広して夜 ニュースで
「第5回アフリカ開発会議」がみなとみらいであったことを知りました。 

遅ー

やはり本番だったのですね。

不審者とみられなくてよかった。

歴代のアキュフェーズ製品、ずらり・・



いちばん左上の三機種が 記念すべき第一号機  C-200、P-300、T-100 (1973製) です。

この3モデルだけ サイドパネルがゴールドです。

*アキュフェーズ2009~   *アキュフェーズ~2008   Accuphase
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アキュフェーズ パワーアンプ P-4200発表

new パワーアンプ「P-4200」新発売。 

価格539,000円(税別 490,000円)。 2013年7月上旬   

 

アキュフェーズ新製品資料より

1972 年創立以来、スピーカーの理想駆動を目指したアキュフェーズのパワーアンプは、ハイエンド市場を常にリードして数々の銘機を生み出し、その時代時代においてブレークスルーの役目を担ってまいりました。
その中で、創業 40 周年記念モデルとして発売した、最高峰の『純 A 級モノフォニック・パワーアンプ A-200』は、今までのパワーアンプ技術の集大成として、名実ともにパワーアンプの頂点をなす性能・音質を備え、歴史に残る画期的モデルとして絶賛されています。

今回ご案内の新製品『ステレオ・パワーアンプ P-4200』は、A-200 の卓越した設計テクノロジーを導入し、P-4100 全回路構成の完成度を高めてフルモデル・チェンジ、ダンピングファクターの改善、高 SN 比の追及、出力リレーの『MOS FET スイッチ』化の採用など、高信頼性とより純度の高い増 幅を可能にして音質を向上させた自信作です。 

激しく変動するスピーカーのインピーダンス(注 1)に影響されないで、スピーカーが持っている表現力を 100%引き出すには、スピーカーを「定電圧駆動」(注 2)しなければなりません。つまりアンプ出力の「低インピーダンス化」です。
低インピーダンス化は同時に、ヴォイスコイルから発生する逆起電力を吸収し、IM ひずみの発生を防ぐことができます。 

本機の出力段は、Pc が 220W のハイパワー・トランジスターを、チャンネル当たり 3 ペアー使用したパラレル・プッシュプル駆動により、アンプ出力の『低インピーダンス化』(スピーカーの定電圧駆動)を実現しました。音に対するこだわりと魅力溢れる音を目指し、安定した動作を確保するため、筐体の外部左右に取り付けた大型ヒートシンクにより放熱効果を高め、1Ωの超低インピーダンス負荷で 500W/ch(音楽信号に限る)を達成しました。そして、チャンネル当たり 360W/2Ω、180W/4Ω、90W/8Ωと、負荷インピーダンスに対してリニアなパワーを実現、超低インピーダンスのスピーカーやインピーダンスのうねりの激しいスピーカーも高音質を維持したまま楽々駆動することが可能です。また、ブリッジ接続にして、さらに大出力モノフォニック・アンプにアップ・グレードすることが可能です。

これらの動作を支えるのが、高効率大型トロイダル電源トランスと、大容量フィルター・コンデンサーです。電源トランスは P-4100 に比べてさらに容量アップを図りました。大容量フィルター・コンデンサーには A-200 のノウハウを投入した 47,000μF×2 の高音質・大容量を新規に開発、激変する負荷インピーダンスにもびくともしません。 

本機はアンプ全体の構成に、インスツルメンテーション・アンプ(Instrumentation Amplifier)方式を採用、入力信号経路をフルバランス伝送化すると共に高能率スピーカーを使用する場合、残留ノイズの低減に威力を発揮するゲイン・コントロールが可能となりました。パワーアンプ部分には、アキュフェーズ独自の『MCS(Multiple Circuit Summing-up)+回路』を採用して低雑音化を図っています。

そして高域の位相特性に優れ、高安定度と周波数特性が両立したカレント・フィードバック増幅回路を搭載、位相補償の必要はほとんどなく、少量の NFB で諸特性を改善することができるなど、電気的性能の更なる向上を図っています。

今回出力回路に直列に接続されたコイルについても見直しを行い、巻数を減らしてインダクタンスを低減することにより、無駄なエネルギーロスを少なくしています。これに よりパワーアンプのパワーバンドワイズを広くすると同時にスピーカーとパワーアンプの結合度を密にし、より高音質な再生を可能にしています。 

外来誘導雑音を受けにくいバランス入力端子を装備、入力端子やスピーカー端子など音楽信号の通過する主要な部分を金プレート化して、音の純度を徹底的に磨き上げました。
パネル面には大型パワーメーターを配置、伝統的なシャンペン・ゴールドパネルと相俟ってリスニングルームの雰囲気を一段と優雅にします。 

(注 1)アンプ出力とスピーカーのインピーダンス

 スピーカーのインピーダンスは、周波数によって大きく変化します。
このインピーダンスの変動に無関係な一定信号電圧でスピーカーをドライブすることが、理想パワーアンプの条件です。
つまりスピーカーのインピーダンスに関係なく供給電圧は一定ですから、出力電力は負荷インピーダンスに反比例して増加することになります。
通常のアンプでは 4Ω 負荷ぐらいまでは楽に定電圧駆動ができますが、インピーダンスが低くなるほどアンプにとっては負荷が重くなり、3~2Ω では発熱も多くなりついには出力トランジスターが破損することにもなりかねません。
1Ω ともなると 8Ω 時の 8 倍もの出力を要求されるので、巨大な出力段と電源部が必要となり、基本から考え方を変えた設計を行わなければなりません。

(注 2)定電圧駆動(アンプ出力の低インピーダンス化)

アンプの出力インピーダンスは、負帰還(NFB)に深く関わっています。負荷がスピーカーの場合、スピーカーで発生する逆起電力が信号を歪ませることになります。これをNFB によって入力に戻し、出力段を制御して逆起電力を吸収します。これが瞬時に行われるので、逆起電力の影響を受けない理想的な出力をスピーカーに送ることを可能にしています。 

しかし負帰還だけでは、静的な低インピーダンス化はできても、音楽のようなダイナミックに変動する信号に対して、動的に低インピーダンス化することは大変難しく、理想的なスピーカー・ドライブができません。そこで、負帰還をかけない状態で低インピーダンス化すれば、動的な低インピーダンス化が可能となります。従って、パワーアンプの出力インピーダンスは、出力素子そのものを大電力化し、実際の動作状態でのインピーダンスの低減を図らねばなりません。


1.インスツルメンテーション・アンプ構成のパワーアンプ 
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P-4200 は、『インスツルメンテーション・アンプ(Instrumentation Amplifier)』構成を導入しました。この方式は、信号入力段を含めたパワーアンプ全体で、バランス・アンプを構成しており、入力端子からパワーアンプ段までの信号経路をフルバランス伝送化しています。このため、機器内で発生する雑音を除去する能力や低ひずみ率などの諸性能に優れているだけでなく、周囲の環境変化(温度や放熱などの対流変化)に非常に強く、パワーアンプとしての安定度・信頼性が飛躍的に向上しています。


2.さらに進化した『MCS+』回路を搭載 
 

インスツルメンテーション・アンプを構成するパワーアンプ部分に、優れた性能と音質を誇る『MCS+』回路を搭載しました。MCS(Multiple Circuit Summing-up)回路は、同一回路を並列接続することで諸特性を向上させる、アキュフェーズ・オリジナルの回路方式です。 

『MCS+』回路は MCS をさらに進化させたもので、初段バッファアンプのバイアス回路を改善して回路安定度を高め、並列動作させる部分を『電流-電圧変換部』の A 級ドライブ段にまで拡張して、さらなる低雑音化を実現する回路です。本機は、『MCS+』回路を搭載することで、優れた電気性能と合わせて、優れた音質をも実現しています。

3.チャンネル当たり 500W/1Ω(音楽信号に限る)、360W/2Ω、180W/4Ω、90W/8Ωのパワーを保証
 

大出力のパワー増幅器に使用される半導体は、コレクター損失が大きく、高周波特性、耐破壊特性に優れた素子が選択されます。本機には、周波数特性、電流増幅率リニアリティ、スイッチング等の諸特性に優れ、コレクター損失 220W、コレクター電流 15A という大電力オーディオ用パワー・トランジスターを採用しました。この素子を 3 パラレル・プッシュプルで構成し、さらに 3 段ダーリントン接続を行い、低インピーダンス化を図りました。 


そしてこれらの素子を、大型ヒートシンク上に取り付け、効率的な放熱処理をしています。 
この余裕ある設計により、チャンネル当たり 360W/2Ω、180W/4Ω、90W/8Ω と低インピーダンス負荷までリニアな大出力を実現、また、リアクタンス成分を含んだ負荷駆動能力にも優れた威力を発揮します。 
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 第 1 図(下記)が本機の出力増幅段を示すサーキット・ダイアグラムです。第 2 図は本機の出力電圧/電流特性の実測値で、それぞれの負荷インピーダンスにおける値を測定しました。超低出力インピーダンスによって、負荷が変化しても出力電圧はほぼ一定となり、電流のみがリニアに増加している様子がよく分かります。これが定電圧駆動の状態です。実測値は、クリッピングパワーが 1Ω の超低負荷で 512W、2Ω:389W、4Ω:243W、8Ω:152W という、十分な余裕を持った設計になっています。 
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出力素子の並列駆動について

一般的に高周波用の半導体素子は、素子の内部で小さなトランジスターや FET を並列接続してマルチチップで構成した方が、単体による動作より素子がもつ固有のインピーダンス、内部雑音を低くできます。言い換えれば、リニアリティの改善です。また物理的にみれば、チップの面積を大きくすることにより、素子から発生する多大な熱の集中を避けて熱を分散し、安定した動作を約束します。 


本機もこのような手法を応用、出力段を並列接続することにより電流を分散させ、パルシヴな信号による瞬間的な大電流にも楽々と耐えることができます。アキュフェーズのパワーアンプは物理的に単純な並列接続ではなく、温度変化や各素子の電流整合に対して数々のノウハウを積み重ねてきました。その結果、小電流時のひずみ率やSN 比が向上し、小音量時の透明感が飛躍的に改善されました。このようなゆとりある 
電流供給能力により、超低負荷ドライブを可能にし、性能・音質向上に大きく寄与しています。 

4.高域の位相特性に優れたカレント・フィードバック増幅回路
 

インスツルメンテーション・アンプを構成するパワーアンプ部に、出力信号を電流の形で帰還するカレント・フィードバック増幅回路を採用しました。右図にその基本原理図を示します。 

まず帰還側の入力端子のインピーダンスを下げて電流を検出します。その電流を I-V 変換器で『電流-電圧』変換して出力信号を作ります。帰還入力部分(図の電流加算部分)のインピーダンスが極 
めて低いので、位相回転が発生しにくく、その結果位相補償の必要は殆どありません。このように、少量の NFB で諸特性を大幅に改善できるため、立ち上がり等の動特性に優れ、音質面でも自然なエネルギー応答を得ることができます。 

上図に電流帰還増幅器の利得を変化させた場合の周波数特性を示します。この回路では、利得の大小による周波数特性の変化がほとんどなく、広い帯域にわたって一定の特性であることが分かります。

5.ブリッジ接続により 1000W/2Ω(音楽信号に限る)、720W/4Ω、360W/8Ω の純粋モノフォニック・アンプにアップ・グレード 


ブリッジ接続とは、極性が異なる 2 つのアンプに同じ信号を入力し、両アンプの出力端にスピーカーを接続する方法です。これにより理論的には、ステレオ駆動時の 4 倍の大出力モノフォニック・アンプにアップ・グレードすることが可能です。 


本機のブリッジ接続は、リアパネル側のモード切替スイッチをブリッジ・ポジションにするだけで簡単にできます。この方式は、2 個のアンプ入力部の極性を利用し、お互いに逆相信号が入力されるように接続変更されますので、位相反転回路を用いない優れた切替回路を構成しています。 ブリッジ接続時の出力は、1000W/2Ω(音楽信号に限る)、720W/4Ω、360W/8Ωを実現、量感溢れるパワーを供給することができます。


送信側機器から同一振幅で位相が反転(180 度)した、ノン・インバート(+)とインバート(-)の信号を出力します。受信側はこれを(+)入力、(-)入力で受けて差信号を取り出します。この時、妨害雑音によりケーブルの中で発生するノイズ成分は、両極に同相で入るため、差信号を作る過程で打ち消されます。 
 

6.外来誘導雑音を受けにくいバランス入力を装備 
 

機器間の信号ケーブルから混入する妨害雑音に対処するため、本格的なバランス入力を設けました。バランス伝送の原理は図に示す通りで、
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機器間を接続するケーブルが長くなるほど、外来雑音によって信号が妨害され音質に影響を与えます。本機は、同相信号を除去する能力に非常に優れた『インスツルメンテーション・アンプ』方式を採用しています。これにより、受信したバランス信号からノイズを打ち消した理想的な差信号を作り出すことができます。 


7.残留ノイズも減少、『インスツルメンテーション・アンプ』方式によるゲイン・コントロール 
 

 『インスツルメンテーション・アンプ』方式の初段増幅部で利得を切り替え、ゲイン量をコントロールするため、位相の乱れが少なく、パワーアンプ段の安定度がほとんど損なわれないゲイン・コントロール《MAX、-3dB、-6dB、-12dB の 4 段階》が可能になりました。この方式では、増幅部のゲインを下げるとノイズ成分も同時に下がりますから、高能率スピーカーを使用する場合や、マルチアンプ・システムで中・高域スピーカーの駆動用として使用し、残留ノイズが気になる場合のノイズ低減に大きな威力を発揮します。 


8.高効率大型トロイダル・トランスと大容量フィルター・コンデンサーによる強力電源部 


全ての電力の供給源である電源部は、パワーアンプにとって最も重要な部分です。本機には、さらに容量アップされた新開発の大電力容量の高効率トロイダル・トランスを採用しました。
さらに、熱伝導にすぐれ防振効果の高い充填材を用いてケースに固着、外部への影響を遮断しています。 また、整流器を通過した脈流を直流に変換するアルミ電解コンデンサーには、47,000μF の大容量・高音質タイプを 2 個搭載し、絶大な余裕度を誇っています。 
この電解コンデンサーは、熱収縮スリーブにより絶縁され、大容量で、かつ振動を吸収する構造になっています。
 

9.入出力端子を金プレート化

入力端子、スピーカー端子は、通常真鍮が用いられています。本機では、この上に金によるプレート化を行ない、徹底した音質の向上を図りました。特に、使用頻度の高い入力端子は、通常の金プレートより厚い処理を施すなど、一層の信頼性向上に対処しています。


10.ダンピングファクター500 を実現

回路や NFB 経路等の見直しにより、アンプの出力をさらに低インピーダンス化を行い、P-4100 に比較して約 2.8 倍のダンピングファクター(DF)500 を実現、一層の音質向上に寄与しています。ダンピングファクターは、一般にアンプの出力インピーダンス(Z)とスピーカー・インピーダンス(R)の比(DF=R/Z)で表され、パワーアンプがスピーカーを駆動する場合に、その制動力を示す指標となります。DF の数値が大きいほど、アンプがスピーカーをコントロールする能力が高く、低音に締まりが出てくるとされていますが、これはアンプの出力インピーダンスが小さいほど、スピーカーからの逆起電圧を吸収して不要な振動を抑える役目をすることによります。 

また、細いスピーカー・ケーブルを長く引き伸ばすと、ケーブルの持つインピーダンスも影響して DF が悪化しますので、ケーブルの選択と長さにも十分注意が必要です。 


11.プロテクションに『半導体(MOS FET)スイッチ』の採用

アンプの異常動作時などにスピーカーをを保護するため、一般的に機械式接点を持つ『出力(プロテクション)リレー』が使用されますが、本機は 40 周年記念モデル純 A 級パワーアンプ A-200 の技術を取り入れ、無接点『半導体(MOS FET)スイッチ』を搭載しました。この素子は、《定格電流:160A、超低 ON 抵抗》の産業用『パワーMOS FET』で、機械的な接点が存在しないため接点不良がなく、長期信頼性に優れ、また、音楽信号が接点を通らないため、一層の音質向上が期待できます。




12.アナログ式大型パワーメーターを装備

モニターに便利なアナログ式の大型パワーメーターを装備しました。時々刻々変化する信号のピーク値を捕捉し、対数圧縮により広いパワーレンジを直読することができます。 
また、アナログ式でありながらピークホールドが可能で、3 秒/∞切替えとメーター動作及び照明を ON/OFF するスイッチも装備しています。ホールドタイムの∞は動作中の最大パワーを常に更新して表示します。

 
 

13.大型スピーカー端子を 2 系統装備、Yラグやバナナ・プラグが挿入可能

太いスピーカー・ケーブルにも対応できる、大型スピーカー端子を 2 系統装備しました。 
端子の素材は、真鍮無垢材を削り出して金プレート化、さらにケーブルの端末処理がスムースにできる『Y ラグ』や『バナナ・プラグ』の挿入が可能となっています。

スピーカーA/B の 2 系統を切り替えて使用することができます。 


1. スピーカー端子 A/B を使用してバイ・ワイヤリング接続が可能

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スピーカー・ケーブルを一組追加し、スピーカー切替ボタンの《A/B 2 系統:ON》によって、スピーカーの LOW(低音域)/HIGH(高音域)を分離した『バイ・ワイヤリング』接続が可能です。 
 

・バイ・ワイヤリング接続は、LOW/HIGH スピーカー・ユニットそれぞれが発生する逆起電力による、ネットワークを通しての影響(相互干渉)を少なくし、音の濁りやひずみ感を低減することができます。
 

・バイ・ワイヤリング接続の場合は、ネットワークを内蔵し端子が LOW/HIGH 分離可能なスピーカーが必要です。
 

・リアパネル側『モード切替スイッチ』は、通常の《NORMAL》ポジションです。 

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2. モード切替スイッチを『BRIDGE』ポジションに切り替えてブリッジ接続が可能 


リアパネル側のモード切替スイッチを『BRIDGE』ポジションにするとブリッジ接続への切り替えが簡単にできます。P-4200 では、2 個のアンプ入力部の極性を利用し、お互いに逆相信号が入力されるように接続変更されますので、位相反転回路を用いない優れた切替回路を構成しています。
 

・ブリッジ接続時の出力は、1000W/2Ω(音楽信号に限る)、720W/4Ω、360W/8Ωを 
実現、量感溢れるパワーを供給することができます。 
 

・リアパネル側『モード切替スイッチ』は、《BRIDGE》ポジションにします。 
 

・ステレオ再生の場合は、P-4200 が 2 台必要になります。
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3. モード切替スイッチを『DUAL MONO』ポジションに切り替えてバイアンプ接続が可能


リアパネル側のモード切替スイッチをデュアル・モノポジションにすると、L チャンネルの入力信号を両スピーカー端子から出力することができ、低域/中高域用スピーカー専用のバイアンプ駆動用として使用することができます。但し、ステレオ再生の場合は P-4200が 2 台必要になります。

 

・バイアンプ接続は、LOW/HIGH スピーカー・ユニットの逆起電力による相互干渉を、前述のバイ・ワイヤリング接続より積極的に軽減することができ、かつ P-4200 がモノフォニック・アンプ仕様となるため、左右チャンネル間の干渉も少なくできます。
 

・バイアンプ接続の場合は、ネットワークを内蔵し、端子が LOW/HIGH 分離可能なスピーカーが必要です。 
 

・リアパネル側『モード切替スイッチ』は、《DUAL MONO》ポジションにします。

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・ステレオ再生の場合は、P-4200 が 2 台必要になります。

 

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6/25 追記

P-4200のカタログにもDF(ダンピングファクター)500と記載されているようです。
(一般的には保証値ですので、実測はもっと性能があるとされています)

DFについて少し追記いたします。
DFの改良は、上記に記載されているような低インピーダンス電源を初めとして
、いろいろな要素の総合性能で変わっていくようです。(測り方などはここでは省略いたします。)

P-4200のDFの改善ポイントに特化して書きますと
大きくは3点行われているようです。

1.出力段で3 段ダーリントン接続にされたこと。

普通ダーリントン接続は「電流特性を大きくする」とされていますが、
ここで3段にしたことで⇒第1図でご確認ください。
DF(ダンピングファクター)が約100倍になったということです。  


2.負帰還回路(ネガティブ・フィード・バック)を新しくバランスド・リモート・センシングとした。


純A級MONOパワーアンプA-200までは
リモート・センシングで+シグナルから負帰還をかけていたのですが、今回新しく信号のマイナスGNDからもアンプのマイナス側に負帰還がかけられています。
負帰還のバランス動作です。これによってDFがさらに向上いたしました。


DF(ダンピングファクター)を上げるためには
負帰還(ネガティブ・フィード・バック)を際限なく多くかければ理論上、静特性(音楽信号が入ってきていない状態のカタログ・スペック)はいくらでも改善するという昔からの説がありましたが、
アキュフェーズは負帰還に頼るアンプ特性はまったくだめという結論を持っておられるようです。

安直に負帰還(ネガティブ・フィード・バックNFB)を際限なくかけて見かけの特性を良くする解決方法は、実際に音楽再生したときの動特性も良くありませんし(音が悪くなる)、アキュフェーズ技術部が考えられる色々な定数で実験を試みてみても静特性(音楽信号が入ってきていない状態)の実測でさえ、スペック的にもある限界から全然だめということでした。



3.パーツを見直す
ということで、上記にあるようにリレーからMOS FETスイッチへの変更。

リレー1個は接触抵抗が10mΩくらいあり、
以前のモデルでは、機能的にリレーは1つでよいのに、2個並列に接続して電気的インピーダンスを下げるといったアキュフェーズ独自の涙ぐましいアイデアでの改善は行われてきましたが、
MOS FETスイッチに変更することによってリレーを信号ラインから取り去ることが出来、音楽信号も汚さず、回路の低インピーダンス化も計れ、DF(ダンピングファクター)なども大幅に改善したようです。

半導体であるMOS FET(ON抵抗が0.0016Ω)にはもともと接触抵抗はないので、高価ですがDFには非常に有利に働きます。

アンプ安定性に不可欠な発振防止用コイルは巻き数(長さ)を減らしたとのことです。
ちなみにA-200のコイルの直流抵抗は約1.8mΩ、 A-65は2.2mΩ 、P-4200は2mΩとなっているそうです。

これらの総合特性でDF(ダンピングファクター)トータルが決まってきます。
DFのほうはA-200  1000、 A-65  400 、P-4200  500となっています。

10mΩ以下の接触抵抗はテスターでは測定限界を超えていて、正確な数値が出ないので、
アキュフェーズ技術部では独自のテスターを製作されています。

DF(ダンピングファクター): 1000がどれだけの数値か比較で申し上げますと
普通のアンプ内部配線に使用されている最大クラス・サイズの
AWG14(直径1.628mm)というケーブルがありますが、
このケーブルの直流抵抗約8mΩです。
AWG14  1mのDFを測るとこの値が約1000だったそうです。

理想のアンプの格言として
「ストレート・ワイヤー・ウィズ・ゲイン」
(ストレートケーブルのように信号の情報量を失わず、要らないノイズ、もともと無かった個性も付け加えない・・しかも利得を持ったアンプ)
というのがありますが、まさに技術がそういう域に入ってきているのでしょうか。 

 

*アキュフェーズ2009~   *アキュフェーズ~2008   Accuphase
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