本日、とある常得意様のお宅のシステムに、キソアコースティック㈱のケーブル用ノイズキャンセラー”静 Shizuka”「CNC20-200」¥21,000(2枚税込)をお届けして来ました。
本品は、長さ230mm、幅90mm(アース線含まず)、重量25gで、スピーカーケーブル・ラインケーブル・電源ケーブル等に巻きつけるように装着して使用します。
それにより、オーディオシステムに悪影響を及ぼす電磁波をキャンセルする事ができるそうです。
オーナー様は、スピーカー用にご購入頂きましたが、3ウェイのマルチチャンネルの構成ですので3ペアをセットしました。
ウーファーに装着した写真です。
こちらはドライバーに装着した写真です。
最後にツイーターに装着した写真です。
もちろん、それぞれのアース線もスピーカー端子の-側に接続しています。
肝心の効果の程ですが、確かに確認できました。
装着して、すぐよりも十数分時間が経過した方が効果が大きくなったような気がします。
中高域が素直に伸びやかになり、低域の量感も問題なく、ノイズ感のないクリア音に、オーナー様もご満足頂き安心しました。
名前の通り ”静”けさが増すようです。
ラインケーブル、電源ケーブルにも装着すればもっと ”静”けさが増すのかな~。
オーナー様、如何ですか。
検索結果
トライオード TRX-M845 試聴会開催
845パラシングル・モノラル・パワーアンプトライオード TRX-M845 をじっくり聴く
日時 6月2日(土)~3日(日) 大盛況のうちに終了いたしました。
製品ご案内: ㈱トライオード 山崎社長
アンプの試聴は勿論ですが真空管の事なら何でもお尋ね下さい。
new GOLDMUND 新製品プリアンプ「Mimesis27.8」 も広島初お披露目いたします。
デジタルソースから「Mimesis27.8」内臓のDACを使用して、透明度の高い音で鳴っています。
特に女性の声は引き込まれます。
B&W 802 DiamondやAccuphase A-65などと比較して見ていただいてお分かりのように、一台がとにかく大きいです。
(サイズ : 横580×奥行440×高300mm 重量 : 55kg) モノラル・アンプ メーカー希望価格¥1,500,000 (Pair価格)
明日からイベントが始まります。
上記のHi-endアンプ以外にも Triode 新製品の真空管CDプレーヤーTRV-CD5SE、真空管DAC TRV-DAC1.0SE も聴いて頂けます。
是非、奮ってご参加ください。
6/4 後記
土、日を通じて多数ご来場いただき有り難うございました。
久々の真空管イベントでしたので、
また845が透明度を持って良く鳴ってくれましたので盛り上がりました。
出力管はスイッチひとつで845から211に替える事ができます。
211を沢山コレクションされておられるお客様は845 モノラルアンプでこの価格は、予想より安いと仰っていました。
真空管アンプはノイズが多いと思っておられる方が多かったのですが、
良い意味で期待を裏切られた方も多かったようです。
ゴールドムンド DAC内蔵プリアンプ「Mimesis27.8」は、当試聴会の後に専門雑誌社を廻るそうです。
それくらいの「ほやほや」新製品でした。
ご来場いただいた方も、当店もラッキーでしたね。
音は、当店がプリ、パワーでリファレンス常時展示していた頃(約12年前27me)のMimesisよりも厚みのある音でスムース、非常に良い印象をうけました。
*TRIODE | *845 |
PSVANE WE300Bをご紹介します
化粧箱なし¥43,000 税別一本 化粧箱入り¥90,000 税別ペア
化粧箱なし2本は、即納在庫1ペアございます。
PSVANEはヒーターの吊り構造など、徹底的に完コピーしたWE300Bです。
当スタッフはまだ音質を確認できていませんが、
すでにご注文などは入ってきています。
追記
上の写真の真空管プスバンの横に鎮座している300Bシングルのアンプは
TRIODEのTRV-A300SER ですが、TRV-A300SERをお求めの際に、
初めからPSVANE WE300Bをご希望の方は、
出力管300Bの価格の差額で、お得にお求めいただけます。
PSVANE WE300Bを装着したTRV-A300SER
やはり音が相当クリアになりました。
もともとTRV-A300SERに装着されているTriodeの出力管300B (ハカマの色でお見分けください)
2011 秋の新製品 RSA-M1
真空管アンプの“自然で美しい音色”と、半導体アンプの“駆動力”を兼備したことが特徴。
RSA-F1 、 RSA-V1の中間に位置するモデルで、
今回のRSA-M1は、RSA-F1と同一のデジタルパワーアンプユニットを採用しました。
極めて精度の高いPWM(パルス幅変調)スイッチングを可能とした最新のパワーMOS FETにより、ノイズ発生の少ない理想的なパワースイッチングを実現、またドライバー段には高耐圧で時間軸制御に優れたドライバーICを採用、パワー段のMOS FETの特長を最大限に引き出します。この結果、このPWMスイッチングデバイスが基本的に持つ優れたドライブ能力によって、音楽再生にとって極めて重要である、エネルギーの最も集中する中低域においても優れたダンピング特性を発揮し、どのような低能率のスピーカーでも躍動感あふれるダイナミックなサウンドで鳴らし切ります。
オーディオ機器の内部は、電源部やその他の回路部分から発生する高周波の電磁波が相互に影響を及ぼしあっており、従来の電気的なアース回りの検討だけでは音質対策は不十分です。RSA-M1においてはRSA-F1の構造をそのまま踏襲し、電源トランス部、パワーアンプ部、ローパスフィルター部にそれぞれ特殊な鋼板製のシールドケースを被せて電磁的な相互干渉を遮断し、アンプ内部のクリーンな電磁空間を確保しました。これらの徹底した電磁シールドは、RSA-M1の純度の高いサウンドに寄与しています。
インシュレーターは、ピアノの鍵盤にも使用されている北海道産のイタヤカエデによるもので、スプルース材の振動を適度に抑制し、その音楽性を堅固に支えます。
またRCA入力ジャックには分解能と高域特性に優れたなロジウムメッキ部品を採用するなど、高音質にふさわしいパーツを採用、長期間に渡ってご愛用いただけるよう配慮しました。
最大出力
8Ω負荷時 50W×2、6Ω(航空機のコクピットと同仕様の引っ張ってon、offするトグルスイッチ)や、 負荷時 75W×2、4Ω負荷時100W×2。
周波数特性 10Hz~30kHz(±1dB)
高調波歪率 0.02%、感度 300m Vrms、利得 37.3dB。
「真空管アンプの“自然で美しい音色”と、半導体アンプの“駆動力”を兼備したことが特徴。」
と謳っているだけあって、このアンプが鳴らす音は
多くのPWMスイッチングアンプとは佇まいが全然違っている。
非常に音楽性も感じさせる音で、相反するようだが高い透明度のなかに艶麗な響きも醸し出す。
ピアノなど器楽曲は、美音とスケール感が共存して特に魅力的です。
音のイメージはやはり RSA-V1よりも RSA-F1 に近いですね。
プリメインアンプ仕様だが、1台で、複数で、パワーアンプとしても使用可。
当店では 、米Arizona Capacitors社製 オイル・コンデンサーも部品として販売いたします。
Marantz プリアンプ #C-7 交換用セット もございます。
関連記事 銘機 MARANTZ #7メンテナンス/レストア 2013/12
係りまでお尋ねください。
2012 10/25 追記
記事のなかでの使用コンデンサー
Arizona Capacitors Type“C50309 Blue Cactus”に姉妹機登場
7月の試聴会 3 B&W PM-1
7月18日(祝) AM10:00~PM8:00 終了いたしました
B&W 45周年記念モデル 試聴会を行ないます。
試聴機器
new 新開発カーボンブレース・トゥイーター搭載
PM-1
案内役 ディーアンドエムホールディングス 高山氏
B&Wの記念モデルでは
比較的リーズナブルということでお客様の関心も非常に高く
売れていきそうな予感のするスピーカーです。
実際に音を出してみると、このサイズでは考えにくい安定した低音、スケール感です。
新開発ツイーターの特性か明解な音です。
ウーハーの変遷
最右がPM-1用ウーハーでB&Wが防振プラグと呼んでいる吸音機能のあるセンター・ドーム・キャップとケブラーのウーハーが同時に動き、鳴ります。
ケブラーウーハーの大きさは同じですが、磁気回路/マグネットの大きさもご注目ください。
最左は以前の他シリーズモデルで、中心のイコライザーがフレームに固定されており
ウーハーとはつながっていない構造。(ウーハー面積は大きく取れない構造)
真ん中の黒いスポンジ状の吸音材は、
最近、B&Wで多くの機種に採用されていて、
バスレフのエアーダクト負荷をさらに細かく調整できるドーナツ型構造となっています。
ネットワーク
ハイパスのコンデンサーは±2%と非常に高精度・誤差
(私はスピーカー・ネットワーク用コンデンサーで±2%というのは初めて見ました
コンデンサーが話題になった関連記事は下記リンク
800シリーズのコンデンサーに採用されている銀箔+オイル含侵ではなく、アルミペーパー巻き+オイル含侵のコンデンサーのようです。
どちらが高性能、高音質と言う事ではなく、あくまでツイーターとの音色でベストのものが採用されているようです。
大型の空芯コイル (実はこの部品も、非常に音に関わります)
ツイーターの固定アッテネーターと思われる放熱器つき抵抗。
カーボンブレース・トゥイーターの極薄巻線カーボンファイバーのリングを見るために
試しにめくって見ました。
非常に精密なので、見えにくいです。
Olive 4HD納品してきました
廿日市市のO様のご自宅に「Olive 4HD」を納品してきました。
この度は有難うございました。
一階の広々とした空間にALTECを中心とした4ウェイマルチシステムを構築されています。
将来は(定年を迎えるころですかね)心地良いJAZZが流れる喫茶店でもできそうなスペースです。
カウンターまで設置していますのでその気大いにありかな?
チャンネルデバイダー、ボイシングイコライザー、パワーアンプ4台は全てアキュフェーズで統一されています。
スピーカーとは離れたカウンターの傍にソース系の機器とプリアンプを設置されています。
写真左の上から2番目が「Olive 4HD」で、2階にインターネットのモデム、
ルーターなどを設置しているので一階には無線LANにてチャレンジしてみました。
マエストロのダウンロードに少し苦労しました(私のちょっとしたミスでした)が何とかクリアできました。
リッピングした音には、かなりご満足して頂いたようですのでこれから大いに楽しんで下さいね。
今後、発売される新製品 TRV-845SE
ご存知、送信管211と同等管で
オーディオ用途に人気の高い845のシングルアンプです。
エコ・ポイント? には程遠い30A、プレート電圧1000V級と、まさにマニア向けといえますでしょうか。
奇麗に明るく光るタングステンヒーターもLED電球とは対極です。
中央の電源トランスは30Aを充分に供給できるよう大型に、
両側のアウトプットトランスはシングルアンプに起こりうる一次側の直流磁化を防ぐためのコアギャップを大きく取らなくてはいけない為、プッシュプルアンプのアウトプットトランスよりも大型になっています。
それでも、845のアンプにしてはコンパクトにデザインされています。
山崎さん(株 トライオード社長)曰く、トランス調達にいちばんご苦労されたとか。
ドライブ段はトランスではなく真空管で、
ドライブ管は一見300Bのようにも見えますが、実は2A3です。音質面から採用されたようです。
電源の平滑回路はWチョークの ダブル π型フィルターですが、チョークトランスは中に納まっているので外からは見えません。
*TRIODE | *300B | *845 |
SOUL NOTE ソウルノート試聴会
イベントは終了いたしましたが
sa1.0、 sa2.0、 ma1.0、 sc1.0、 cd1.0、 sm1.0、 dc1.0 は常時御試聴いただけます。
イベント以来大人気で売れている ss1.0 もまだまだ集中試聴しております。
SOUL NOTE ソウルノート試聴会を行ないます。
開発設計者 鈴木 哲氏来店
プレゼンテーション・講演
時間 PM 1:00 ~2:30 その他の時間 フリータイム試聴
奮ってご参加ください
試聴会スナップ 1・2・3
熱気でいっぱいの会場
多数ご参加いただきまして有難う御座います。
満員御礼
久々のご来店 鈴木 哲氏 お疲れ様でした。
録音現場の詳しさ、オーディオ哲学にまた更に磨きのかかった鈴木氏
飛行機は×むりー
新幹線(700系以外)でぎりぎり・・長距離高速移動は苦手な鈴木さん
遠くまで有難うございました。
(終了後はいやいやJR広島駅へ・・ to東京)
NEW Monitor Speaker ss1.0 標準価格(税込1pair) 420,000円受注生産品
現在、常時展示中です!(写真内の小型モニター) 人気集中!人気爆発中!
最近は店でSOUL NOTEの魅力をお伝えするのに、
当スタッフも少し方向性を見失っていたようにも感じて反省しておりますが、今回鈴木さんがチューニングされる姿や、鳴らされる音、久々にお話をする機会を得てSOUL NOTEが持っている魅力やソースに対するアプローチが改めてはっきりしてきたように思います。
鈴木さん曰く、SOUL NOTEの
アンプ、CDプレーヤーなどはハイエンド高級品のようなシャーシではなく
手で叩いたら「ぺらぺら」だとよく色々なところで質問をうけるそうですが・・
SOUL NOTEの底板の1.2mmアルミは1.6mmでも1.0mmでもだめだそうで、
音質上の必然から採用されているとのこと、1ポイント・フット・インシュレーターにしても1mm単位の試聴で足の位置が決められているそうです。
ほかにもよく地域専門店が差別化するためCDプレーヤーなどのクロックを改造して他社のものを後付されたりするケースがあり、特にSOUL NOTEさんはターゲットにされることが多いようですが、
後付けによる回路パターン変化による電気的、音質的な問題点、純粋な音質面の評価、お客様の低予算でちょっとだけ変えてみたいという好奇心ニーズ、メリット、デメリットなどについても意見を交わしました。
大変有意義でした。
一言でいうなら
鈴木さんの答えは「当社はベストなものを採用しています。」
自信に満ちていて判りやすいです。
いちばん最近お取引させていただいた
アンプメーカーに「株式会社デジタルドメイン」さんがあります。
デジタルドメインさんのフラグシップ機に
全段SIトランジスタを使用したB-1a があるのですが、
このアンプの技術紹介記事(MJ 無線と実験)のなかに面白いところを見つけました。
MJ に掲載されていますので、読まれた方もいらっしゃると思います。
デジタルドメインB-1a の
「出力段用電源回路にショットキーバリアダイオードのブリッジ8個をケミコンに接続」
というところで、
実際には電気回路 容量上、8個も必要はないのですが、
「半導体の接合容量を利用した音質チューニングの裏技」
となっていて
試聴を繰り返してダイオードの品種や個数が吟味されているそうです。
アキュフェーズがよく用いるリレー、ホール素子などを複数並列に使用して電気的にインピーダンスを下げるという手法とは違って、音質のチューニング目的だけに部品を複数個 積極的に使用する ということです。
(なぜ音が変わるかは・・負荷容量とか迷走電流のアースまでのルートなどが考えられます。)
まあ考えてみれば、裏技というより製品造りとして当たり前といえば、当たり前かもしれませんが・・
筆者自身の経験でも
スピーカーネットワークを改造した折、
バイポーラC(コンデンサー)で、同じ3μFでも1個の3μFのC と例えば1μF×3個で並列に使用した3μF(もちろん耐圧も変わりますが・・)で音質を比較して天と地ほど違った経験をしているので裏技手法というのもよく判る気がします。
(少し意味合いが違うかもしれませんがドイツのアインシュタインのアンプの平滑コンデンサーも音色チューニングとして、ハイスピードに仕上げるため大きなCを少なくではなく、多数のケミコンに分散して使用していました。)
関連した経験で私自身いちばん不可解だと思ったのは、
一般的に使用するコンデンサーは容量誤差がK値ですので±10%あるのですが、
たとえば3μFのCだと±0.3μFは誤差があるのにもかかわらず
0.047μFのCを追加しただけで音が激変したことです。
ネットワークの Cの容量定数を決めようとしている時に、これには参りました。
まず、何故こんな小さな容量のCが音を変えるのか、自分自身をどう納得させるか、最終的に定数をいくつにするか頭を抱えました。
(コンデンサーはメーカーとか種類で音が変わらないように、ドイツ・レダーシュタイン社製メタライズドフィルムの角型ポリプロピレンとチューブラ型だけに絞ってテストしたと記憶してますが・・)
もっぱら最近では±2%とかの高精度Cも、B&Wあたりでは使用されていますが、それでも±0.06μF誤差があります。
(注:3μFと仮定したとしての誤差・・説明の便宜上の容量で、実際回路にはあまり使われません)
もともとMARNTZ pro、PHILIPS時代に、
音を決めるために、
会社に寝袋を常備していて、
集中すると深夜まで試作部屋にこもって、
1個のネジまで部品選定をされていたとの武勇伝をお持ちの鈴木さんがおっしゃたことも、
多分そういった細かいことも含まれているのですね。
LINN リン KLIMAX DS!来たる!
192kHz/24bit再生に対応した次世代のDSプレーヤー
AKURATE DS KLIMAX DS
新型 MAJIKシリーズも初お披露目です。
new
MAJIK 140 |
MAJIK-I |
MAJIK LP12 |
評判の最新CDプレーヤー AKURATE CD との比較も行ないます。
イベント後記
先立って東京のホテルで行なわれた発表会には行くことが出来なかった為、
噂でしか知らなかったDS・・
当店で初めて耳にするDSはやはり凄かった。
デジタルオーディオの殻を破る音質で、
個人的にも久々に触手が伸びそうな製品ですが、
なにせ安くはない!というのが欠点でしょうか・・
音質比較すると
CD とDSの音質はアナログ時代の表現で、
誤解を恐れずに書いてしまうとLP再生 対 2トラ38再生 のような違いに聴こえました。
もちろんLPの音が悪いわけでは無いのですが、
擦れ音を感じさせなくて音程のピッチが安定していて神経質にならず、
低音から高音までエネルギーがフラットでバランス好く、
ダイナミックレンジ広大で物理特性が良い、
迫力があってうるさくならないといったイメージです。
ここからは余談になりますが、
DSプレーヤーの音を聴いてみると
デジタル創成期の26年前、
ソニー研修所で聴かせていただいた民生用PCMデジタルオーディオプロセッサー
PCM-F1+ ベーターマックスF1 (Uマチックだったかも知れません)の音を思い出しました。
研修室の舞台には幕が閉じていて、
音が鳴り出した瞬間、
信じられないことに、幕の後ろの舞台上にフルオーケストラが実物大で現れました(音による登場だけですが)・・
音量も実物大でまるで生演奏を目の前で聴いているようでした。
そして演奏が終わって幕を開けてみると、
なんと左右に1本ずつ1ペアの中型ブックシェルフスピーカー(ソニーSS-G5) だけだったという演出でした。
たしかソニーからの世界初のCDプレーヤー CDP-101 の
お披露目を兼ねた研修会 だったと思います。
まだ、アナログ全盛の時代
その頃の私は ・・デジタル音?・・
DENONのPCM録音LP?Compact disc player それって何?というかんじで
新しい規格だといわれても・・
ソフトも無いし、市場から受け入れられるのかな・・などと思っていました。
(そんなことよりも個人的には、アナログプレーヤーで、間接ドライブの高音質ターンテーブル・モーターは目処が立ったので・・ 私自身プライベートでロングも含め当時5本のアームを使用していましたが、帯に短し襷になんとかで、ユニバーサルアームにも限界を感じ、何とかリニアトラッキングアームの理想的なものができないか・・
サウザー・エンジニアリングのアームをなんとかダイナミックバランスに改造するには針圧加圧用スプリングを何処に装着すればカートリッジのトラッカビリティが理想的かなどと・・)
そんなことばかり・・ 毎日考えている頃でした。
さて 研修会場にてCDP-101 の初のお披露!
世界初のCDP-101 でCDソフト が鳴りました!
しかしCDを再生して音を聴かせてみても、
全国から研修会に来ていた皆さん、私たちがあまり音質に驚かない様子に
講師の方が 軽く切れて プチッ・・ (失礼)
これでどうだとばかり、前述の PCMレコーダーの再生となった記憶があります。
(確かに、こちらのデジタル記録音には驚かされました。)
26年が経て、
DSプレーヤーはそのPCMデジタルオーディオプロセッサーの 超ハイサンプリング、超高 bit 現代版 といった印象です。
表情も表現も 非常に細やかで、
ニュアンスが当時のPCMの機械(当時はもしかしたら水晶クロックなどではなくて PLLサーボか何かで同期をとっていたのではないかと思いますが)
とは全然違います。
この DSプレーヤー の音を二日間
プリメインのMAJIK-Iと MAJIK 140 で鳴らしていたのですが、
いくら試聴ソースが良いからといっても、ダイナミックレンジの広いDSの音の良さを存分に出してくれたこのMAJIKシリーズの
アンプもスピーカーも小型なのに大した物だと思いますね。
「DSを実際にどう使用するのか」判りやすく解説してある記事が御座いますのでこちらをご覧ください。 →「KLIMAX DS攻略」第1話 3ページ
特別配布DSニュース(pdf)ご希望の方は、スタッフまで
PS:
脱線ついでにページをお借りして
ソニー研修所での思い出を補足いたします。
CDP-101、PCM-F1 の試聴に使用したアンプは、なんと研究用、試聴用に製作された(否・・製作途中?)の真空管シングルアンプで、出力管は 845 か 300B だったか忘れましたが、内部の部品 主に高音質コンデンサー等をテストする為、裏返しにセッティングされており、 トランスも真空管も逆さ吊りになっていて、さらに底板 を取り払ってそこからケースに入りきらない部品がまるで枝垂桜のようにぶら下がっていたのを覚えています。
なんでも角型メタライズド・ポリプロピレン系と思われるコンデンサーはその当時まだ日本では手に入らない、超高価(金額も覚えていますがあまりにも常識はずれなので書けません)なものだそうで、NASAの方から特別に入手したとか・・(どこまで書いて良いのかちょっと心配しながら書いていますが・・)
逆さにぶら下がっている出力管、トランスなどの本体よりも。 外に垂れ下がっているパーツ(おそらくは高性能抵抗ほかカップリング、カソードパスコン、電源パスコン、電源フイルターなどのコンデンサーが何十個も・・)の方が 3倍 近いボリュウムだった 印象があります。
当時の ソニー本社2号館の開東閣よりに隣接していた研修所もいまはもう無いのでしょうね
・・ 懐かしく寂しい限りです。
余談中のさらに余談:
現在、ソニー本社は品川駅をまたいで港南に移っているようですね。
三菱グループ所有の開東閣(カイトウカク)は研修の休憩中、こんなお屋敷は一生、中に入ることは叶わないだろうな・・と思いながら石柱に顔をくっつけるようにして研修所方向から庭を覗き込んでいましたが・・それから10年経って、なんと三菱電機の3管プロジェクターの新製品発表が開東閣で行なわれ、招待され行ってきました。 ホーム・シアターも取り扱っておくものですね。
正面玄関から車で入りました(当たり前・・笑)
滅多にしないタイを締めて、有名なテラスの芝でお茶をいただきましたが、感動していない振りをしてました。笑
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Pioneer フェア開催
3/1(土)、2(日)
★液晶とプラズマの違い、黒が黒いって?
速い動きに強いって?ブルーレイとDVDの違い等など、
どんなことでもお答えします! プラズマTV最新技術説明会。
パイオニアマーケティング?より 鈴木氏、山下氏 来店
★人気のプラズマTV KUROのフルラインナップ展示による比較視聴会。
PDP-6010HD PDP-5010HD PDP-508HX PDP-428HX
★広島初登場!! 早くも予約殺到中!
話題の人気アンプ SC-LX90、
オールEXシリーズスピーカー による最新HDフォーマットサウンド体験会。
★会場特別価格、5年保証、ご成約記念品、特別クレジット ほか特典満載のセール開催!
当日は混雑が予想されますので、指定駐車場をご利用ください。
会場設営に際し、北側 Entrance入り口が塞がりましたので、正面Entranceからご来店ください。
宜しくお願いいたします。
盛況のうちに終了いたしました。
最新・各社大型TVの画質比較、電力計による省エネ比較も御覧頂けます。
同じ50インチでも上の他社モデル、下のKUROでは電力計の数字が倍近く違っています。画質もすっきり
本日広島はお天気も良く、出足好調です。 (スギ花粉注意!)
「LOVEちゃん」 (一歳 雌 ) も見比べて、PDP-5010HD にしちゃいました。
常連さんは試聴室で休憩中
シアタールームではSC-LX90、オールスターEXシリーズスピーカー 炸裂!
当店では輸入版のブルーレイ Legends of Jazz with Ramsey Lewis Showcase(16bit 48kHz)が密かなブームで、よくかけてご試聴戴くのですが・・
この中の They Can’t Take That Away From Me – Jane Monheit, John Pizzarelli を特別シアタールームの中で再生していまして、常連のJazz好きオーディオマニアの皆様に随分評判で、数人の方が耳を疑ったくらい音が良かったと興奮されております。
褒めていただいた(猛者の)方々のご自宅のシステムは半端ではなく・・
本当に、映像処理もするマルチ・チャンネル・アンプ + EXシリーズスピーカーが 耳を疑うくらい音が良かったのか・・
ご自宅で使用されているWadia + MARK LEVINSONプリ、パワー + avantgarde、
JBL 2インチドライバー2本のダブルドライバー、JBL38cm×片チャンネル4本、ステレオで8本のオールホーンシステムや、
もうひとかたのESOTERIC X-01Limited、REVOX H2、Marantz SC-5/bb-5プリアンプ、 JBLチャンネルデバイダー5234×2、WE300B-PPの3wayマルチ(WE300BはWE オールド、WE ベルマーク、WE(2005)MP×2、STC 4300A MP×2、4300B MP×2やGDチタンプレートMP×2、GDカーボンプレートMP×2、CETRON300BMP×2などなど)
+ WE 555 + エール音響 1710 + TAD1601b、JENSEN G-610CG Concert Master
などの組み合わせをあっさり凌駕しちゃったのかなー?
社交辞令には聞こえなかったけれど、一瞬 本当かと、勘違いしたりします。
基本的にはやはりEXシリーズスピーカーをSC-LX90でバイアンプで駆動させたことによる成功だったのでしょう。
(機能でいえば特にフルバンドフェイズコントロールが効きました。 ON、OFFではかなりの差が・・ ONにすると情報量が圧倒的に増え、複数の演奏者の音がきれいに分離し、もやもやが消え3D的に鳴り始めます。)
・・が
後に判ったのは、皆さんからお褒めいただいた試聴盤
は前述のブルーレイソフトではなく、
パイオニアさんがイベント用に持参したドルビー社のデモソフトでした。
音源はたぶん同じですがサウンドを16bit 48kHz → 24bit/96kHzにアップデートされたものでした。
・・比べると確かに違います。
残念ながら、 このドルビー社のデモソフト内のThey Can’t Take That Away From Me – Jane Monheit, John Pizzarelli の2分間を除いて、Legends of Jazz (全編) 24bit/96kHz のソフトは、この世に存在しておりません。
前者のブルーレイソフトLegends of Jazz (全編) も絵は抜群!
音も相当良いですが、Chris Botti Dave Brubeck Ramsey Lewis など他にも多数の名人が観た人に拍手をさせずには置かないほどの演奏をしてくれていますので、音のスペックにも更なる欲が出てしまいます。
(唯一個人的に心配だったのは、私のかつてのアイドルだった Benny Golson のプレイが少しお年を召されたのかな?と・・)
Clark Terry Dave Valentin のパフォーマンスについては
今のままでも、どんなソースでも十分笑えます(・・ 元へ、今のままでも最高! ご機嫌に楽しいです。)
イベントで初めて SC-LX90 を聴いたときは、
このアンプを何処かでAVアンプの範疇と考えていた部分が多分にありましたが、
ある専門誌で開発設計者の鹿山公二氏のプロフィール、開発のアプローチを読んで驚きました。
このアンプは本気でHiFi 2chステレオ のオーディオを意識し、
更に「それを超えて行きたいのだ」という意欲満々で設計されているということがよく判りました。
鹿山氏ご自身も真空管アンプやTADなどのHiFi機器オーナーだそうで、
それにも増してご自宅でも会社でも常にどうしたら本当の正しい音に近づけて行けるのかを模索されているそうです。
イベントでも効果の大きかった フルバンドフェイズコントロール もその賜物だということです。
SC-LX90 は確かに映像処理機能もあるマルチアンプですが、多機能なHiFiアンプと位置づけてカチンコでテストする機会を設けてみたいですね。
イベントの後書きのつもりで気軽に書いてきましたが、調べるにつれSC-LX90 は大変なアンプのようです。
我が不明を恥じるばかりです。
イベント当日は、忙しくて山下さん(パイオニアマーケティング)にアンプについて詳しく聞けなかったのですが、後日またお会いできたのですこし細部について聞くことが出来ました。
まず出力デバイスは、第五世代の出力素子といわれるほどの優れた特性を持つICEpower という素子でSC-LX90のなかでも紹介されていますが、難しくて分かり難い部分もあります。
ICEpower 採用に関してはパイオニア社内でも議論があったようですが、開発設計者の鹿山氏からの強い要望で採用されたようです。
ICEpower を早くに採用したアンプに Jef Rowland Model 304C などがありますが、
デバイスを使用するコツについては各社のノウハウ、工夫がそれぞれあるようです。
ICEpower の開発経緯について太陽インターナショナルさんのJef Rowland Model 304Cのページが参考になります。
もうひとつ触れておかないといけない音の秘密にウォルフソン社製の高性能D/Aコンバーターの存在があります。
「世界の高級オーディオをはじめ、録音スタジオのプロ用デジタルミキサーなどにも使用されているウォルフソン社製の高性能D/Aコンバーター。そのプロのサウンドエンジニアも認めた高い性能のさらなる進化を求めてウォルフソン社が開発した最新のフラッグシップD/Aコンバーター「WM8741」を搭載しました。」
というのがSC-LX90 高音質技術ページからの抜粋ですが、
このウォルフソン社製の「WM8741」も次世代の非常に音のよいDAC素子として認知されてきており、LINNのKLIMAX DSなどでも要の素子として紹介されています。
参考:ウォルフソン・マイクロエレクトロニクスからのプレスリリース (2008年01月11日15時) →本文Wolfsonの WM8741 DAC、Linnの新製品Akurate DSに採用、究極のオーディオ環境を実現、音楽の未来像を提案
という訳で、
SC-LX90が盛り沢山すぎて、細かく紹介していると話が広がりすぎてしまい・・
SONY,SHARPとも違うデジタルアンプ部での独特のサンプリングの採り方や、
アナログ・デバイセズ社製 SHARCRプロセッサなど高画質映像処理機能の方まで書けないくらいです。
CPの高さも含め、大変なアンプであることがようやく判りかけてきました。
ご予約頂いているお客様からは、今頃何を言ってるの?と言われそうですが・・
*PIONEER | *MarkLevinson |
*JBL |
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*BW | *TAD | |||
*Jeff Rowland |
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JBLハーマン |
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*ソニー | *LINN | *avantgarde |