アキュフェーズから
new 「C-2850」が2016年6月上旬より発売されます。
価格は1,408,000円(税抜1,280,000円)
▲AAVAボリューム・マザーボード
定評のあるAAVAボリューム説明 1 説明 2 説明 3 AAVAボリューム動作原理
▲PHONOイコライザー・ユニット AD2850
C-3850同様に最上位ビット用V-I変換アンプを2パラから4パラへと強化。
▲IV変換基盤
▲バランス・インプット基盤
I-V変換アンプに低ノイズのオペアンプを採用されるとともに抵抗定数に再検討が加えられ、
抵抗も低雑音タイプを採用。
結果、SN比がC-2820の111dBから112.5dBと、1.5dB改善。
▲ヘッドホーン・アンプ基盤
▲キャパシター
サイズ W(幅) : 477 mmH(高さ) : 156 mmD(奥行) : 412 mm
ご予約承り中!!
既にC-2820からのグレードアップとしてC-2820を下取りにされ数台ご予約も頂いております。人気です。
6/6に試聴できそうですので、その際またレポートいたします。
C-2850試聴できました!
C-3850と同じくアッテネーター表示が大きくなっています。
C-2820、 C-2850の外見の違いは僅かですが、内部の部品のほとんどは一新されたようです。
追記:
C-2850 当店常設展示いたしました。
SN比の良さはやはり聴感でも分かりやすく、スタッフ全員の共通の意見でした。
また一枚透明度が上がったようでした。
アキュフェーズ認定の正規取扱店バナーです。
当店リファレンス・パワーがアキュフェーズA-70からnew P-7300に変りました。
常時ご試聴いただけます。
ダンピング・ファクター1000からくる低域の制動感、
ステージ奥まで見通せる解像度と透明度
ピアノなどの力強さなど聴かせてくれます。
newAB級ステレオ・パワー・アンプ P-7300 メーカー希望価格 1,320,000円(*税込み) 価格:1,200,000円(税別)
アキュフェーズのステレオ・パワーアンプは、創業以来たゆまぬ技術の研鑽を重ね、常に世界のハイエンド市場をリードして、数々の歴史に残る製品を送り出してまいりました。
P-7300は、40周年記念モデルA-200やその技術を引き継ぐM-6200などで蓄積されたテクノロジーをさらに磨き上げ、「大幅な低雑音化」と「DF(ダンピング・ファクター)の向上」を達成しています。
出力素子の並列動作は出力電流を大きくすることができ、極めて低い出力インピーダンスのパワーアンプを実現、さらにリモート・センシングによるNFB回路の改善、《低ON抵抗MOSFETスイッチ》の採用などでスピーカーのドライブ能力を極限まで高め、超低インピーダンス負荷まで定電圧駆動を可能にしています。
この結果《ダンピング・ファクター:1,000》以上を保証、さらに入力部の並列動作とゲイン配分などの研究により、ノイズレベルの低減に成功、GAIN MAX時:125dB、GAIN -12dB時:131dBというステレオ・パワーアンプ歴代最高のSN比を実現しました。
右画像は入力段
片チャンネル10パラレル・プッシュプル出力段により、1Ωの超低インピーダンスまでハイパワーを実現
MOS
増幅部は、低雑音のインスツルメンテーション・アンプ方式を導
より進化したMCS+回路を搭載
優れた音質と安定度を誇るカレント・フィードバック増幅回路
ブリッジ接続によりモノフォニック・アンプにアップグレード
4段階のゲイン・コントロール可能
新開発による大電力容量の大型トロイダル・トランス
アキュフェーズ 12月発売の新製品
new AB級ステレオ・パワー・アンプ P-7300 ¥1,320,000 税込み
new AB級インテグレーテッド・アンプ E-370 ¥440,000 税込み 聴けました。
こちらはインテグレーテッド E-370 下のプレーヤーは DENON DCD-SX11
2015東京インターナショナルオーディオショウなどで噂、話題となっていた P-7300がベールを脱ぎました。
P-7300の筐体は以前のモデルより少し小さくデザインされ、
A-70と同サイズとなりました。
放熱器などが若干小型になった分1Ω時でのリニア・パワー は
1000W→800Wにあえて変更されたようです。 (P-7100、P-1000は1Ω時1000W)
出力回路はパイポーラ・パワートランジスターを採用。
片チャンネルあたり10パラレル・プッシュプル駆動で、1Ω時(音楽信号)800W、2Ω時500W、4Ω時250W、8Ω時125Wの保証値となっています。
(正弦波での実測値は1Ω時899W、2Ω時620W、4Ω時383W、8Ω時220Wと十分なパワーです。)
その代わりノイズの低レベルさは半分以下と超高SN比となっていて、
さらにスピーカーの能率やマルチ使用においてインスツルメンテーション・アンプ方式による初段増幅部の4段階のゲインコントロール(-12dB、-6dB、-3dB、MAX)によって更にノイズ成分を同時に下げることも可能にしてあります。
すでにお馴染みになりました無接点パワーMOSFET半導体スイッチ(ON時抵抗0.002Ω)などによって電源インピーダンスも限界近くまで低く、ダンピング ファクターはA-200と同じく現在の最高値DF1000という値です。
一番大きな電源のブロック・コンデンサーの取り付け方法が従来の金属ベルトで締めて立てる方法から
全体を防振材によって囲い込む形になりました。下記図
天板の写真を見ていただくと判るのですが、アルミ塗装仕上げからアルマイト処理仕上げと変えられています。
音質はバックグランド・ノイズが少ないせいか
オーケストラのステージ・イメージも 広く感じさせ、金管が鳴ると透明なステージが奥にも広がります。
E-370 の試聴はCDプレーヤーDENON DCD-SX11、
スピーカーは人気モデルJBL 4429でおこないました。
E-600とトランスや電源部品、MOSFET→ハイ・パワー・トランジスタ、パワー・トランジスタの並列数と違いますが、
プリ部はほぼ同回路と なっており、パラレルによって電流を多くとり低インピーダンスとさせ低雑音を図った
AAVAボリューム、インスツルメンテーション・アンプ方式など同じものです。
プロテクションにはE-360での機械リレーから無接点MOSFET半導体スイッチへの変更。
電源トランスはE-360よりも一回り大型の大電力容量高効率トランスを採用。
4Ω負荷時の出力を140Wから150Wに増強。
フィルターの電解コンデンサーは約1.5倍に増強(30,000μF×2)してあります。
デジタル入力ボードDAC-40を増設した際はサンプリング・周波数がフロントに表示されます。
写真にあるように「サキソフォンコロッサス」SACD盤を聴きました。
E-470、E-600とも違う抑え気味のトーンなのでパワー不足かと最初思いましたが
ソロが始まると実に聴かせます。
味!味!ナロウで内向なエネルギー・バランスにチューンされていると思ったのですが
過去のプリメインでは感じたことのないLUX3極管アンプにも共通した中域、実に絶妙な味わいです。
「ソニー・ロニンズのサキソフォンが謳います。」
そう感想をいうと
アキュフェーズのお二人が顔を見合わせて次のように教えてくれました。
E-370の設計、音造りをされた方はアキュフェーズの設計メンバーのなかの
最古参の お二人が担当されたそうです。
E-370はパーツこそ 最新になっているもののメタルキャン・トランジスタ時代から
石アンプを知り尽くされた超ベテランお二人の作だそうです。
面白いですね・・・
話は全然違いますが・・
25年くらいまえ石川県の「天狗舞」で有名な杜氏の人生最後の仕込み酒と
いうのを焼き鳥やをやってる幼なじみに
「おまえなんかに飲ませてもったいない」とばかりに一生ぶんの恩を着せられて
いただいたことがあって、すばらしい最後の仕事にじーんと感動したのを思い出します。
最古参の お二人の40万円の インテグレーテッド・アンプというのも実にいいですね。
感じ入りました。
組み合わせも厳選してJazzを聴いてみましょう!
ハロウィン、ハロウィンと盛り上がっている日に実に味のあるアンプ2機種でした。
(全然関係ない・・ 笑)
アキュフェーズ 新製品
newA級ステレオ・パワー・アンプ A-47 税込み価格 693,000円 7月下旬発売
新製品「A-47」は、上位機種で開発されたテクノロジーを基に
「A-46」を一新、余裕の出力と放熱性に優れた外装ヒートシンクを
左右に配置した力強くバランスの良いサイズとともに
魅力溢れる音質に磨き上げた、本格的純A級ステレオ・パワーアンプです。
「A-46」からの変更点
ブロック・コンデンサーの 47,000μF×2本 → 56,000μF×2本 へ
『A-70』の駆動力に近づくべく、電源コンデンサーの容量をアップ。
リレーに替わるMOSFETスイッチに更に抵抗の少ない新世代MOSFET(ON時 RDS/on=1.9mΩ)を採用
A-47はスピーカー端子までをケーブル・レスにするなど取り付け基盤のデザイン見直しとともにダンピングファクターは『A-46』の500から、600へと更に改善→A-46との比較
OPアンプも一新 LME4972などが採用され、高SN比を実現。
実測残留雑音はA-36 31mV、 A-46 26mV、 P-4200 23mV、に対して
A-47 18mV とすばらしい値がでています。
(カタログに表記される保証値ではなく代表値ですので無作為、任意の一台を計った実測値です。)
保証値のSN比はA-46 115dB に対してA-47 116dB と1dB違いですが
やはり代表値ですと117.3dB に対して120.5dB と大きく向上しています。
あと歪率のデーターはここでは掲載できませんが、ノイズの少なさも相まって
実質使用時 1.5Wにおいて0.0001 に迫る特性で3倍ちかい低いデーターがでています。
音質は高SN比のデーター通りの音でA-46よりもゆったりした印象、透明な音場のなかに朗々としていてなお、ベールがきれいに取れて楽器、演奏者がはっきり見えるようです。
女性の声もリアルで艶やか、伴奏のピアノの情報量、タッチもすばらしく、何よりも弦が表現よく伸びて響きしなやかです。
(なんでもご自身でもバイオリンがご趣味で弦に造詣が深い設計者の方だそうです・・・)
A-46からのグレード・アップで数人の方からご予約頂いております。
はやくもA-70と、A-47×2台でどちらが・・?などなどと 想像してしまいます。
ご予約承り中!!
定格出力 : 45w+45w(8Ω)、90w+90w(4Ω)、180w+180w(2Ω)、360w+360w(1Ω)音楽信号負荷
BTL接続時 : 180w(8Ω)、360w(4Ω)、720w(2Ω)音楽信号負荷
ゲイン : 28dB(GAINスイッチ:MAX時 ステレオ/モノ時共に)
ゲイン切替 : MAX(28dB)、-3dB、-6dB、-12dB
ダンピングファクター : 600
S/N : 116dB(GAINスイッチ:MAX時)、121dB(GAINスイッチ:-12dB時)
サイズ : W465mm*H211mm*D464mm
重量 : 32.1kg(1台)
7/17 ご予約分入荷
2015/11追記
アキュフェーズさんに聞くとA-47は意外に出足はゆっくりとのお話でしたが
当店では今のところ順調に推移しています。
アキュフェーズから
創立40周年記念プリアンプ「C-3800」の後継機種となる
new 「C-3850」が2015年6月下旬より発売されます。
価格は1,980,000円(税込み)
独自のAAVA方式ボリューム・コントロールを2回路平衡駆動とした「Balanced AAVA」搭載。
定評のあるAAVAボリューム説明 1 説明 2 説明 3 AAVAボリューム動作原理
AAVAの強化ポイントとして、V-I変換アンプの1番ステージを新たに4パラレル化。
(C-3800の最上位は2パラレル)。
2番ステージもC-3800に引き続きパラレル構成とし、左右合計40基のV-I変換アンプを搭載。
(C-3800は36基)。
▲IV変換アンプ
▲VI変換アンプ
これにより電流量を増加させて低インピーダンス化し、さらに高性能な演算増幅器を多数採用することで、さらなる低ノイズを実現。
定格出力時のS/N比は、C-3800の113dBに対して、C-3850では115dBまで向上。
▲OPA-1602
▲LT1128
超低ノイズ・高精度・高速オペアンプ 一般品の20倍程度ともいわれる非常に高価なものです。
これらのOPアンプはご覧のようにVI、IV変換基盤が多いため40個くらい使用されています。
上写真:ブロック・コンデンサーはあらたに試作品を試聴比較した結果、C-3800使用品とは変更されました。
( 比較サイト)
上写真:のマザーボードの中央に電源トランスが配置されるのですが、真下の基盤にはオレンジ色のリレーが無くなっています。
これは微細なノイズの影響も避けようと実装配置が変更された部分です。( 比較サイト)
消費電力は55W。最大外形寸法は477W×156H×406Dmm、質量は25.0kg。
6/4 追記
C-3850を聴くことができました。
上がC-3850 下がC-2820ですが
二機種ともC-3800に対してLEDが文字の下に表示されます。
C-3850はボリューム左のアッテネーター表示が大きく見安くされています。
(左右対称にはならなくなりましたが)
C-3800の音質の第一印象は音が全体域で締まっている。と以前書いた覚えがあります。
C-3850の第一印象は
とにかく立ち上がり、立下りスピードの速さと強さです。
小さなタッチもすべて再現されるピアノが特に印象的で聴いていて、
20分くらい経過したころから奥行き ズドーン、聞いていた2dBのSN改善 が目に見えてきました。
ソフトな繊細感も包み込みます。
エージングもこれからまだという感じでしたが、すでに片鱗どころか魅力全開です。
7/17
ご注文があって納期を確認したところ、今日時点で10月になってしまうとのことです。
11/28
11月はじめまで、ご予約分数台納品が済みましたが、今日現在では即納可能となっています。
アキュフェーズ新製品 試聴会
盛況のうちに終了いたしました。
イベントは終了いたしましたが、アナログ・プレーヤー、カートリッジ以外はまだご試聴いただけます。
土、日にご来店いただけなかった方も是非どうぞ・・ご試聴ください。 ~4月19日
4月11日(土) 講演時間 14:00~15:30
新製品パワー・アンプ M-6200 試聴会
4月12日(日) 講演時間 14:00~15:30
新製品フォノ・アンプ C-37、ディジタル・プロセッサーDC-37 試聴会
両日とも、試聴会の時間以外、自由にご試聴可能です(12日は17:00まで)。
愛聴盤をお持ち下さい。
アナログオーディオ・サイト
急遽!試聴会開催!
アキュフェーズ 新・モノラル・パワーアンプ M-6200
本日3/21(土)、22(日) 終了いたしました。次回試聴会もご期待ください。
正式試聴会は4/11(土)、12(日)に予定しておりますが、
週末にデモ機が入荷いたしましたので急遽フリー・リスニングという形で開催いたします。
正式試聴会まで待ちきれない!という方は是非お駆けつけください。
試聴後 追記
M-6200は先入観をよい意味で裏切られる音です。
キーになるのは
最近のアキュフェーズのA級アンプでよく使用されていたパワー半導体MOSFETからオーディオ用に開発された高性能のハイパワー・トランジスターへの変更です。
どちらも東芝製らしいのですが、
現在よりよいMOSFETを選別するよりも、ハイパワー・トランジスターのほうがより高い品質のモノを選別する選択肢が沢山あるのだそうです。(ちなみに前身モデルM-6000はMOSFETを使用していました。)
MOSFETはだんだん工業用に特化されつつあるようです。
もうひとつM-6200は前身モデルM-6000よりも圧倒的にアイドリング電流が少なく設計されています。
消費電力 M-6000が180W (無入力時 )にたいしてM-6200は100W (無入力時 )です。
単純にエコで電気代もお安く済み、熱も出にくく、基盤や部品の振動なども小さくなるのでは・・
印象ですがアンプの佇まいが非常に静かです。
これは何を意味しているかと申し上げますとAB級の動作範囲のA級作動域が少なくしてあるということです。
あくまで個人的な音のイメージ(間違った思い込みも含む)ですが
A級→しなやかで滑らか
B級→パワーで押してくるので低音の量感と力強さはあるが大雑把
MOSFET→しなやかで滑らか
ハイパワー・トランジスター →パワーで押してくるので低音の量感と力強さはあるが大雑把
というイメージです。
さてM-6200を実際に鳴らした音は・・まるで逆です。
A-70をご使用のアキュフェーズ・ファンのお馴染み様と共通した評価ですが
お馴染み様が以前使用しておられたAB級アンプP-7000ともまるで違う
音は実にしなやかで滑らか、さらに非常にSNが良いです・・精緻で低音は締まりきっていて、低音がドバドバ押し出してくることもなく澄み渡っています。
よく知っているスピーカーの鳴り方から更にゆるくふっくら膨らむところもまったくありません。
エンジニアや玄人好みの音といえるかも知れません。
まさに先入観のイメージだけで判断した
もしかしたらM-6200はA級領域をさらに広げているのではないかと勘違いしてしまう印象です。
ただ、アイドリング電流が少ないぶんだけアンプ・エージング時間(10分、20分オーダーで)が必要かもしれません。
よろしければA-70とも比較してご試聴ください。
new アキュフェーズ モノラル・パワーアンプ M-6200発表
2015年4月上旬発売 990,000円 税込み/1台
只今、ご予約承っております。
4/11,12試聴会予定しております。
M-6200は「M-6000」の後継モデルで純A級モノラル・パワーアンプの最上位機「A-200」に対して、本機はAB級モノラルパワーアンプの最上位機となります。
定格出力1,200W/1Ω(音楽信号時)、600W/2Ω、300W/4Ω、150W/8Ω(20~20kHz)のリニア・パワーを実現。
電力増幅段はオーディオ用に開発された高性能のハイパワー・トランジスターをそれぞれ8パラレル接続(トランジスター16個)したパワーユニット構成で
この同一回路の2台のパワーアンプ・ユニットを筐体の左右に配置して並列駆動、合計で16パラレル(トランジスター32個)構成とし、電気的な特性や質量バランスおよび左右の放熱対策等で理想的なバランスを作り上げています。
この理想的な技術によりPc(コレクター損失)が150Wのハイパワー・トランジスター16組を並列駆動することによって総コレクター損失は4800Wに達し、1ペア当たりのパワーの負担を軽くすることができ、直線性に優れた(歪の少ない)小電力領域を効率よく使うことができます。また常時流れている電流も1/16になり、回路全体の安定度が大変高くなっています。
解説:
一般的に高周波用の半導体は素子の内部で小さなトランジスターやFETを並列接続してマルチチップで構成した方が、単体による動作より素子がもつ固有のインピーダンス、内部雑音を低くでき、リニアリティの改善を行うことができます。
信号経路はディスクリート構成の最新・超低雑音インスツルメンテーション・アンプ方式を導入して、フルバランス伝送化しています。
高域の位相特性に優れたカレント・フィードバック増幅回路。
スピーカー端子の直近から信号とGNDの両方をバランスで帰還をかけるリモート・センシングにより更なる低インピーダンス化。
増幅回路の入力部にはアキュフェーズ独自の低雑音化を実現する回路である『MCS(Multiple Circuit Summing-up)+回路』を採用。回路内もカスコード・ドライブ回路など高度な回路をふんだんに投入しています。
MCS+回路基盤
パワーアンプ段には非常に高価で入手の難 しいガラス布フッ素樹脂基材によるプリント基板を採用しています。
解説:
この材料は非常に低い比誘電率と誘電正接をもち、高周波特性に優れ、耐熱性も良いので、主にSHF帯を使用する衛星放送や高精度計測機器などに使われます。プリント基板は必ず誘電率、誘電正接をもつ導電体です。誘電率が低いほど信号の電播速度は速くなり、誘電正接が小さいほど伝送損失が小さくなります。アキュフェーズでは銅箔面に金プレートを施してさらに音質の向上を図っています。
アルミダイキャストによる巨大なヒートシンクを装備による余裕をもった発熱処理によって、正弦波での実測値は1,250W/1Ω、755W/2Ω、410W/4Ω、211W/8Ωにも達したそうです。
お馴染みになったMOSFETスイッチのプロテクション回路、アンプ回路やNFB経路等の見直し、エッジワイズ・コイルなどの採用により、アンプの出力インピーダンスをさらに小さくすることに成功、ダンピング・ファクター(DF)を大幅に向上させ、従来比2倍の1,000以上を保証、一層の音質向上に寄与しています。
さらにM-6200を2台使用してブリッジ接続動作にすることも可能。
その際はMONOで 2400W/2Ω、1200W/4Ω、600W/8Ωの大出力のパワーアンプとなります。
ブリッジ接続動作のアンプをステレオで使用するには計4台必要となります。
全高調歪み率は0.03%(4~16Ω)・0.05%(2Ω)、周波数特性は20Hz~20kHz(+0、-0.2dB)。負荷インピーダンスは音楽信号時で1~16Ω、連続出力仕様時で2~16Ω。ダンピングファクターは1,000。S/N(A補正/入力ショート)は、127dB(GAINスイッチ MAX)133dB(GAINスイッチ -12dB)。
最大外形寸法 465W×220H×499Dmm、 質量40.2kg。