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Accuphaseアキュフェーズ パワーアンプ A-70発表

人気を誇ってきたパワーアンプA-65が
フルモデル・チェンジA-70として登場いたしました。

 new A-70  純A級ステレオ・パワーアンプ 
メーカー希望価格 1,210,000円(税込み)
   

新しく初段にゲインを獲り全体のゲイン配分を見直す事で、
A-65に比べてS/N比を6dB向上させることに成功。

トータルS/N比はA-200に迫る127dB実現。(ゲイン-12dB時)

パ ワーMOS FETを10パラレル・プッシュプルにより
チャンネル当たり 
480W/1Ω(音楽信号に限る)、240W/2Ω、120W/4Ω、60W/8Ω のA1リニア・パワーを保証。

 

真の電力値を表示する、ディジタル方式のパワーメーター。
(ディジタルとバーグラフの2方式切り替え可能)


出力リレーの『MOS FET スイッチ』化の採用などで、
ダンピング・ファクター(DF)はA-65の2倍となる800を実現。

デュアル・モノ へ切り替えて、バイアンプ接続が可能。(ステレオ再生時には二台必要)

オペレーションを「ブリッジ」へ切り替えて、ブリッジ接続が可能。

ブリッジ接続時は960W/2Ω(音楽信号に限る)、480W/4Ω、240W/8Ωを実現。
(ステレオ再生時には二台必要) 

定格出力 : 60w+60w(8Ω) / 240w(8Ω)BTL接続時
サイズ : W465mm H238mm D515mm

重量 : 44.3kg    

*アキュフェーズ2009~   アキュフェーズ~2008   Accuphase
Accuphase 2009~記事   アキュフェーズ総合カタログ   スナップ

アキュフェーズ40周年記念モデル、セット納品 2

先日、
市内のM様のアキュフェーズ40周年記念モデル・フルセット+ B&W800シリーズ
ピュア・オーディオ & 5.1chサラウンド・システムの納品。最終調整が終わりました。


タイトルだけでも
今回の物件が高額なシステムなのはご想像いただけると存じますが・・、
私事ですが、自己のなかでもキャリア・ハイが更新されました。



当店では八桁以上のシステムは年に何度か承りますが、私は初めてでした。

プリアンプ C-3800、パワーアンプ A-200、SACDトランスポート DP-900、デジタル・プロセッサーDC-901 、フォノ・イコライザーC-27、ディジタル・ヴォイシング・イコライザーDG-58、アナログ・プレーヤー DENON DP-1300MKII  、カートリッジ DENON DL-103R

B&W 802 Diamond 、センター・スピーカーHTM-2 Diamond 、スーパー・ウーハーDB1、リア・スピーカー805 Diamond、TAOC スピーカー・ボードSUB-HC50C

サラウンド用に YAMAHA CX-A5000HMX-A5000H 、モニターにソニー KD-65X9200A、ハミレックス・ラック等々という組み合わせです。



システム構成の難所は ピュア・オーディオ & 5.1chサラウンド・システムの両立です。

フロントスピーカーの 802 Diamond 、アンプ C-3800 + DG-58 + A-200を使わない手はないですが、
オーディオ・プリC-3800 とAVプリCX-A5000Hの両方の信号をパワーA-200に入力できるかということです。

AVプリのCX-A5000Hのアナログ・フロント出力を仕様書で確認しました。
幸いにXLRバランスとアンバランス出力両方付いていました。

もうひとつはオーディオ・プリC-3800 にアッテネーター・ボリュームをパスしてくれる外部入力が有るかと言う事です。
通常、入力といえば、レコーダー入力を含めたライン入力しかありません。
それだとどうしてもC-3800のアッテネーターを含めたプリ部を通過してしまいます。

フロント信号がプリ部を通過すると、AVプリCX-A5000H側で5.1chサウンドがコントロールできません。



ここで
アキュフェーズがつい最近設けてきた『EXT PRE』機能が福音となって助けてくれます。
(これは素晴らしい!)

C-3800のアウトプット・スイッチを『EXT PRE』にするだけで、AVプリCX-A5000HからXLRバランスで入力された信号はC-3800のXLRバランスで出てゆきます。
(アンバランス⇒バランス、または逆もだめなのですが・・)
このラインを全てXLRバランスで使用するために、純正ケーブルを3セット、 2セットオリジナルで作りました。

以上の結果、サラウンドのフロントが
素晴らしいフロント・スピーカー802 Diamond +パワー・アンプA-200で使用でき、ピュア・オーディオと5.1chサラウンド・システムともに、
たったひとつのスイッチで切り替わるという夢の操作性システムが出来上がりました。

ここまでのセットになると
音場イコライザーのマイクもスーパー・ウーハーDB1、AVプリCX-A5000H、ディジタル・ヴォイシング・イコライザー DG-58 にそれぞれ付属されていて(計3本!)、セッティングにも少し時間がかかりました。

オーナー様には非常に喜んで戴いております。

毎日数時間程度ずつ楽しんでおられるそうです。

有難う御座いました。

納品まえのスナップ



記念に撮影しました。(これでも一部ですが)  

*BW     B&W   *アキュフェーズ2009~   Accuphase 2009~記事
*スナップ    *BRAVIA    アキュフェーズ~2008   ソニーPJ

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2014新春 第一弾!アキュフェーズ DP-720 試聴会

2014年 音初めは、この製品から・・

 アキュフェーズnew DP-720 集中試聴中! 

~1/19まで   盛況のうちに終了いたしました。  関連記事   

DP-720につきましては

1/11現在、注文いただきますと5月まで納期が掛かります。 
(消費税分も上がる予定です。)

実は、当方には
12月に予約していた残1台のみ 隠し玉が御座います。

それでもその1台も2月末の生産上がりとなります。 

お早めにどうぞ

1/13
申し訳御座いません。

昨日、上記のように告知させていただいて居りましたが、
本日、売約済みとなりました。

 

アキュフェーズ DG-58 概要

new 自動音場補正機能付き“ヴォイシング・イコライザー”「DG-58」

      ¥880,000 税込み  2013年12月下旬発売

DG-58の技術と特長 

 
2大機能、ヴォイシングとイコライザー   
・音場補正機能=ヴォイシング(VOICING) 
音場を補正するには、音場測定器によって音場を厳密に測定し、その結果を基に、理想音場を目
標とした正確な調整が必要になります。DG-58は、測定と調整の機能を持っているため、正確な音場補正を容易に行うことができます。 

DG-58は、内蔵の信号発生器からワーブルトーンを発生させて、パワーアンプでスピーカーをドライブ、音場空間を通過した信号を付属のマイクロフォンでピックアップして音場を計測します。
測定信号の大きさは、小レベルであり、人間の話し声や騒音などの雑音は、自動的に排除して計測しますので、精度の高い補正が可能になっています。 

 
・音場創成機能=イコライザー(EQUALIZER) 
ユーザーが希望する音場を創成するときに、測定器を使用しないで、聞く人の感性で思い通りの     周波数特性を創り出すことができます。また、音場補正(ヴォイシング)後のカーブを表示させてそれを参考に特性を変更することができます。 
DG-58のイコライザー描画方法は、付属のスタイラスペンによって画面を直接なぞる、またはカー
ソル・キーにより希望のカーブを描きます。 
・イコライザーに3つの機能を追加 
イコライザーとアナライザーやヴォイシング後の周波数特性の同時表示と調整が可能。
これにより特性を把握しながら的確なイコライジングが可能です。 
 
・わかりやすい機能別の操作画面 
DG-58は主な機能をHOME画面に集約して、機能毎に分かれた10個のボタンで構成されています。
パネル面のボタンで希望のシーンを選択するだけで、各機能全ての操作がわかりやすく簡単に行   えます。カラー液晶によるグラフィカルな表示により、画面を直接スタイラス・ペンで触れるだけで各ボタンを操作したり、イコライザー・カーブを直接入力するなど、その後の機能は画面上で選択・操作することが出来ます。 
  
ヴォイシング: VOICING (音場補正)
 
ヴォイシング画面は、シンプル・ヴォイシングイシングとカスタム・ヴォイシングの2 画面に別れ、それぞれのコースでヴォイシングが行えます。 
新たに設けた2種類のフラット/スムース・ヴォイシングは、極めて簡単な操作で音場補正が可能になりました。
また、カスタム・ヴォイシングでは、ヴォイシング・モードやマイクロフォンの設定、目標カーブを細かく設定、補正後の特性を手動補正で修正することができるなど、好みの音色に近づけるための詳細なヴォイシングが可能になります。 
 
イコライザー:EQUALIZER (音場創成)   
従来のグラフィック・イコライザーに相当し、スタイラスペンまたはカーソル・キーによって、思い通り のカーブを描くだけで音場調整が可能です。大きな特長は、ヴォイシング後のデータを呼び出し、そ
の周波数特性を基にカーブを描いて、希望の音を創り出すことができることです。 
 
スペクトラム・アナライザー:ANALYZER(周波数分析)
 
入力された音楽信号の周波数成分をスペクトラム・アナライザー(1/3 オクターブ、35バンド・リアルタイム方式)で観測することが出来ます。この機能は調整機能と全く独立していますから、現状の
音楽信号がどの様な周波数成分なのかをリアルタイムで観測することが出来ます。   

コンフィグレーション:CONFIGURATION (機能・環境設定)

ヴォイシング/イコライジングの各モード選択、アナログ入力のサンプリング周波数とゲイン設定、出力のレベルや左右バランス設定、画面の輝度調整、画面表示のON/OFFなど、本機の基本的な機能・環境設定をします。 
クリアーで高解像度のワイド・カラー液晶ディスプレイ搭載 
 
表示には、DG-48の1.7倍広い面積を持つ斜めからでも色鮮やかな広視野角IPS液晶の7インチ・ワイド・カラーディスプレイを搭載し、多くの情報をより簡潔に表示することによって、見やすい画面構成を実現しました。 
 
タッチ・スクリーンによる周波数カーブ入力   
DG-58では、スタイラス・ペンによる描画方式およびカーソル・キーによる入力方式を採用しました。希望の周波数特性を入力するREFERENCE(目標カーブ:音場補正)やイコライザー(音場創成)画面では、スタイラス・ペンによって周波数カーブをなぞるだけで、希望の特性を入力することができます。
さらにカーソル・キーにより、ワンポイントごとの入力も可能です。 
 
音場測定用マイクロフォンAM-48を付属   
周波数特性を管理した専用の音場測定用マイクロフォンAM-48 を付属しました。このマイクロフォンは、振動板が非常に薄く小さいために広帯域で平坦なレスポンスを実現し、音場を正確に測定することが出来ます。
 

30パターンのデータを本体に保存でき、自由に呼び出しが可能

USBメモリーにバックアップも可能 

ズーム機能を装備 

バランス・ラインのアナログ入出力端子を装備

『MDS++変換方式 D/A コンバーター』を搭載 

「32bitハイパーストリームTM DAC」
ES9018を8回路並列駆動させ、1回路に比較して 3倍の性能を実現させた「MDS++変換方式D/Aコンバーター」を搭載。

只今、ご予約承り中! 

やはりDG-58は
32bitハイパーストリームTMDAC ES9018との整合性故か、
DP-900 、DC-901などご使用のトップエンドの方からの引き合い、ご関心が強いようです。

納品を幾つかしてみて分かったことがあります。

前のDG-48のときの使いこなしはCDトランスポートからデジタルで出力して
DG-48にデジタルで入力し、デジタル・イコライザーを掛け、そのアナログ出力をプリに入れる
という使用方法が多かったのですが、
(なるべくD/A変換、A/D変換の回数を減らすことでデジタル信号でも情報ロスを少なくして鮮度を重視したためです。)

DG-58の使いこなしは
マニュアルでもプリ-パワー間にアナログ出力、アナログ入力で接続することを推奨しています。

この方法により全ての信号(ソース)に対してデジタル・イコライザーを積極的にかけることができます。

D/A変換、A/D変換の回数という観点では多くなるのですが
音質的にもまったくロスが無いとアキュフェーズ側は考えているようです。

それだけ32bitハイパーストリームTMDAC ES9018を使用したD/A変換、A/D変換の完成度を
誇っています。

 

2021.7 

DG-58 納品させていただきました。

 

Accupahse 製品 集中試聴中!DG-58 2014.9

アキュフェーズ DP-720 発売 製品概要

new 一体型SACDプレーヤー「DP-720」 
 
    ¥1,210,000税込み   2013年12月上旬発売

DP-720は、究極の一体型SA-CDプレーヤーとして、
いままでのSA-CD再生テクノロジーの集大成として誕生しました。
①外部振動を受けにくい筐体構造、

②高剛性・高精度のコンストラクション
③防振・制振化および低重心化ノメカ・ブロック、
④静寂でスムースなローディング機構、
⑤アルミ削り出しの高品位ディスク・トレイ
などの開発目標のもと、高精度メカニズムを一層磨き上げて完成いしました。

《SA-CD ドライブ》は総重量9.5kgにもおよぶ本体を強固なシャーシでしっかり固定、
ドライブのローディング・メカやメカ・ベースを高剛性構造とし、
逆に《トラバース・メカニズム: ディスクの回転部分とピックアップ部分が一体となった心臓部》を積極的に軽量化、ローディング・メカからフローティングさせた分離構造としました。



そして大型ブリッジ・カバーはアルミブロックからの高精密切削加工で1.4Kgもの重量級設計です。土台となるメカ・ベースに固定され強固な一体化構造体を形成しています。

DP-720ではチャッキング用マグネットにネオジムを採用、8極着磁ヨークとすることで
ターンテーブルとディスクを均等かつ強固に固定し、ディスクの面ブレを低減しました。

DP-720 はSA-CD、CDのほか、DSFファイルフォーマットによるサンプリング周波数2.8224MHz/2チャンネルDSDディスクが再生可能です。

HS-LINK端子からSA-CD、CDのデジタル出力を出力可能、DC-901などとの接続も可能です。


ディジタル 処理はDSD帯域のノイズシェーピングを実現するため
MDSD:Multiple Double Speed DSDという独創的な方式を搭載。

・可聴帯域外の信号(ほとんどノイズ成分) に対してはハイカット・フィルター
・可聴帯域内の信号に対しては、MDSと同じように変換誤差を打ち消す機能を持つ

FPGAによるディジタル演算部と絶妙な「移動平均フィルター」回路をD/Aコンバーターに組み入れた独創的な再生方式MDSDにより量子化ノイズを取り去ることができました。

「32bitハイパーストリームTMDAC」 ES9018を
8回路並列駆動させ、1回路に比較して3倍の性能向上を実現させた
『MDS++変換方式 D/A コンバーター』を搭載 。

ディジタルプロセッサー部を完全独立させ、HS-LINK、同軸、オプティカル、USBのディジタル入力端子を装備。


続々、ご予約承り中! 

DP-720に関しまして初回ロットは予定満了いたしました。
次回分は2014年1月中旬となります。 

11/28 追記

 DP-720を聴きました。



メカニズムの振動対策面、OPアンプのノイズ面、
0.0006%というひずみ率でも一部セパレートをも凌駕しようかという

ハイスペックを誇る一体型CDプレーヤー。

なんでも一日に手作業で6個しか出来ないとかいわれている
外観のパーシモン(柿)の仕上げが相変わらずすばらしい。

色と仕上げが深いです。

*アキュフェーズ2009~   アキュフェーズ~2008   Accuphase
Accuphase 2009~記事   アキュフェーズ総合カタログ   スナップ

アキュフェーズ E-600 新発売 製品概要

newインテグレーテッド・アンプ E-600  

       ¥ 748,000 税込み      2013年11月中旬発売

更に進化した「AAVAボリューム」
そのほか「ヘッドホーン出力」「位相切り替え」「EXT PRE 機能」を搭載し、
40周年記念モデルのエッセンスを限りなく注入した新世代リファレンス・インテグレーテッド・アンプです。

ボリュームノブは、セパレート上位機種と同じものを搭載。
アルミブロックからの削り出し、自社開発のボリュームセンサー機構により、
「AAVAボリューム」にフィーリング良く伝えられます。

「AAVAボリューム」の性能を左右する要素である
入力のバッファーアンプに高性能アンプを5個並列に接続し、高SN比化を図っています。

インスツルメンテーション・アンプ方式を採用、入力信号経路をフルバランス伝送化すると共に高能率スピーカーを使用する場合、残留ノイズの低減に威力を発揮するゲイン・コントロールが可能。

パワーアンプ部分には、MCSから更に進化した『MCS(Multiple Circuit Summing-up)+回路』を採用して低雑音化を図っています。

出力素子は、パワーMOSFETを使用し、3パラレル・プッシュプル駆動で、
低負荷インピーダンスの駆動能力を大幅に向上させ、
理想的にスピーカーを「低電圧駆動」しています。

純A級による150W/1Ω(音楽信号に限る)、120W/2Ω、60W/4Ω、30W/8Ω×2のリニア・パワーを保証。

プロテクションにMOSFETスイッチを搭載、ダンピングファクターは従来比2.5倍の500を実現。

プリ部とパワー部の電源はそれぞれ専用電源をもち、
大電力容量電源トロイダル・トランスと、大容量フィルター・コンデンサー2個による強力電源部です。

POWER INボタンにより、プリ部、パワー部を独立したアンプとして使用できます。

オプションボードはPNONO用(AD-30)、DAC用(DAC-40)、ライン入力用(LINE-10)などから2枚増設可能。

ご注文承り中! 売れてきています!11/28PM現在、年内納品は間に合います。

11/28 追記

試聴いたしました。

音は実に懐が深くてパワフルです。

しかも雑味が無いという点ではセパレートをも凌駕しているかも知れません。

低域の押し出しも吹き上がるように凄く、仕上がりは歴代プリメインの中でも圧倒的です。

ものすごいプリメインの登場です。

おなじみになったプロテクションにMOSFETスイッチ基板

定格電流:240A仕様のMOSFETスイッチなどによって
従来比2.5倍のダンピングファクター500を実現。

ボリューム・ユニットは プリアンプ C-2820に搭載されているものと同等の自社製ハンド・クラフト品。

外観についてはひとつだけ、

一番上の写真、フロント・パネルの閉まった状態のサブ・パネルをご覧ください。

なんと 型式が刻印されています。
プリントではありません。

プリアンプC-3800 など40周年記念モデルには 採用されているのですが、
当店のリファレンスでもあるプリアンプ C-2820 メーカー希望価格 ¥1,26,0.000税込み
にも入っていません。
刻印はそのカテゴリのフラグシップのみということでしょうか・・(涙)

指でなぞった感じはほぼいっしょなのですが、
少し離れて字を見ると刻印のほうが少し濃いです。 

*アキュフェーズ2009~   アキュフェーズ~2008   Accuphase
Accuphase 2009~記事   アキュフェーズ総合カタログ   スナップ

8月の試聴会 ご案内 DYNAUDIOコンフィデンスC4Ⅱ アキュフェーズ

8月24日(土) 、 25日() 
盛況のうちに終了いたしましたが、
アキュフェーズの製品 DP-550、A-200、C-2120、P-4200 は引き続き聴いていただけます。

  
DYNAUDIO  コンフィデンスC4Ⅱ

 
アキュフェーズ  プリアンプ C-2120  パワーアンプ P-4200 
準備中!
 

 
当店試聴会スピーカーのなかでも コンフィデンスC4Ⅱ  の全長は過去最長かもしれません。 
 

アキュフェーズ パワーアンプ A-200 でも お試しいただけます。

8/27 追記

沢山のご来場ありがとうございました。

*DYNAUDIO

アキュフェーズ本社 訪問

5月30日、31日と研修出張で、
横浜のアキュフェーズさんに行きました。
 
お取引は長いですが、本社にお邪魔したのは初めてです。

40周年記念の昨年もお誘い戴きましたが、当方の都合で伺えませんでした。

青葉区の本社に着きました。

なにか高級住宅街の丘の途中といった佇まいですが、

1972年創業当時は周りには何も無かったそうです。


会議室にて

新製品プリアンプ C-2120、パワーアンプ P-4200の技術勉強

P-4200の新3段ダーリントン接続によるダンピング・ファクター改善のお話は、いずれ newsに於いてご紹介致したいと存じます)  の後、

試聴室で
C-2120 + P-4200 vs C-3800 + A-200のブラインド比較試聴いたしました。



CDプレーヤーはDP-900 +DC-901 でスピーカーはB&W 800Dです。

社内でもこの部屋は技術の方、営業の方が交代でブラインド・テスト試聴をされるそうです。

新しいサーキット、レイアウト、部品などが替わる際に、先入観にとらわれない様に行われるのだと思います。

以前に、三菱DIATONEさん(郡山)や、SHRAP音響工場(東広島)の無響・測定室(巨大プールに吸音材が敷き詰められている)も拝見したことがありますが

アキュフェーズさんの試聴室は、ほとんど実際にお客様が使用される部屋と同じ条件ですので

どなたが聴かれても違和感が無いと思います。

製造ラインと検査室、設計室、
(設計の3次元CADがすごい!モニター上ではヴォリュームだって輪切りにしちゃいます。

基板と基板の隙間にもどんどん入っていけます。
スターウォーズのデス・スター内部を飛んでいる感覚です。沢山の壁がI-Vアンプ基板です。

実際には基板との距離であと○○mm大きな部品が実装できるとか、放熱のシュミレーションとかされているそうです。)

サービス室も見学させて頂きました。

サービス室は当店から修理状況をTELしたりして想像していたところより少数精鋭部署で
イベントで来店いただきお世話になった高橋さん とも旧交を温めました。

アキュフェーズさんは家電メーカーのサービスと違って相当古くなった製品でも修理を受け付けてくれます。

そのため、もう新品では入手出来なくなったリレーなどの機械パーツも全分解クリーニングして
再使用できるよう専任スタッフさんがいらっしゃったのにやはり関心いたしました。

アフター5 は、
アキュフェーズの皆様が日ごろ御用達のご近所のお店で親睦会がありました。


アキュフェーズ本社近くの たまプラーザ駅 から、バスで新横浜のホテルまで帰路につきます。

途中、

七万人収容できる日産スタジアム(横浜国際総合競技場)の横を通りましたが、

ここでは8日後の6/8、一大イベントが行われます。

サッカーではなく、ラグビーでもなく、AKB総選挙です。(笑)

 

アキュフェーズ認定の正規取扱店バナー 


翌日、帰途につく新幹線の乗車時間に余裕がありましたので、

みなとみらい まで足を伸ばしました。

横浜市営地下鉄で260円です。


海沿いを散歩しました。

昨夜の雨も上がって良い天気です。

赤レンガ倉庫から汽車道を通って、日本丸公園の芝生に寝そべってみました。

芝生に寝そべるなんて何年ぶり?

何処かの中学校の修学旅行生もたくさん来ていて、

男女5人くらいの班で行動しているようです。(かわいい)

少し先のジェットコースターの方から「わー、きゃー」と幸せな歓声が聞こえます。


と、  スワッ!
のどかな空気を切り裂くような緊張感が私の身体を起こさせました。

目の前の運河を見ると、同時に向こうからもこっちを見ています。

何だ!?
7名くらい乗った警視庁か、神奈川県警か、公安警察か、海上保安庁かのゴムボートからこっちを見ています。

夜になると赤外線暗視もできるであろう高性能・双眼鏡の威圧が半端ではありません。

もしかしたらSCOPEから直接ビームが出て、弾でも飛んで来るんではないかと思うくらいの迫力です。

警備の訓練か・・

いや緊張感がそうではないと語っています。

もしかしたら、テロ予告でもあったのか?

ゴムボートは目の前から静かに去ってゆきました。


帰広して夜 ニュースで
「第5回アフリカ開発会議」がみなとみらいであったことを知りました。 

遅ー

やはり本番だったのですね。

不審者とみられなくてよかった。

歴代のアキュフェーズ製品、ずらり・・



いちばん左上の三機種が 記念すべき第一号機  C-200、P-300、T-100 (1973製) です。

この3モデルだけ サイドパネルがゴールドです。

*アキュフェーズ2009~   *アキュフェーズ~2008   Accuphase
Accuphase 2009~記事   アキュフェーズ総合カタログ   スナップ
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アキュフェーズ パワーアンプ P-4200発表

new パワーアンプ「P-4200」新発売。 

価格539,000円(税別 490,000円)。 2013年7月上旬   

 

アキュフェーズ新製品資料より

1972 年創立以来、スピーカーの理想駆動を目指したアキュフェーズのパワーアンプは、ハイエンド市場を常にリードして数々の銘機を生み出し、その時代時代においてブレークスルーの役目を担ってまいりました。
その中で、創業 40 周年記念モデルとして発売した、最高峰の『純 A 級モノフォニック・パワーアンプ A-200』は、今までのパワーアンプ技術の集大成として、名実ともにパワーアンプの頂点をなす性能・音質を備え、歴史に残る画期的モデルとして絶賛されています。

今回ご案内の新製品『ステレオ・パワーアンプ P-4200』は、A-200 の卓越した設計テクノロジーを導入し、P-4100 全回路構成の完成度を高めてフルモデル・チェンジ、ダンピングファクターの改善、高 SN 比の追及、出力リレーの『MOS FET スイッチ』化の採用など、高信頼性とより純度の高い増 幅を可能にして音質を向上させた自信作です。 

激しく変動するスピーカーのインピーダンス(注 1)に影響されないで、スピーカーが持っている表現力を 100%引き出すには、スピーカーを「定電圧駆動」(注 2)しなければなりません。つまりアンプ出力の「低インピーダンス化」です。
低インピーダンス化は同時に、ヴォイスコイルから発生する逆起電力を吸収し、IM ひずみの発生を防ぐことができます。 

本機の出力段は、Pc が 220W のハイパワー・トランジスターを、チャンネル当たり 3 ペアー使用したパラレル・プッシュプル駆動により、アンプ出力の『低インピーダンス化』(スピーカーの定電圧駆動)を実現しました。音に対するこだわりと魅力溢れる音を目指し、安定した動作を確保するため、筐体の外部左右に取り付けた大型ヒートシンクにより放熱効果を高め、1Ωの超低インピーダンス負荷で 500W/ch(音楽信号に限る)を達成しました。そして、チャンネル当たり 360W/2Ω、180W/4Ω、90W/8Ωと、負荷インピーダンスに対してリニアなパワーを実現、超低インピーダンスのスピーカーやインピーダンスのうねりの激しいスピーカーも高音質を維持したまま楽々駆動することが可能です。また、ブリッジ接続にして、さらに大出力モノフォニック・アンプにアップ・グレードすることが可能です。

これらの動作を支えるのが、高効率大型トロイダル電源トランスと、大容量フィルター・コンデンサーです。電源トランスは P-4100 に比べてさらに容量アップを図りました。大容量フィルター・コンデンサーには A-200 のノウハウを投入した 47,000μF×2 の高音質・大容量を新規に開発、激変する負荷インピーダンスにもびくともしません。 

本機はアンプ全体の構成に、インスツルメンテーション・アンプ(Instrumentation Amplifier)方式を採用、入力信号経路をフルバランス伝送化すると共に高能率スピーカーを使用する場合、残留ノイズの低減に威力を発揮するゲイン・コントロールが可能となりました。パワーアンプ部分には、アキュフェーズ独自の『MCS(Multiple Circuit Summing-up)+回路』を採用して低雑音化を図っています。

そして高域の位相特性に優れ、高安定度と周波数特性が両立したカレント・フィードバック増幅回路を搭載、位相補償の必要はほとんどなく、少量の NFB で諸特性を改善することができるなど、電気的性能の更なる向上を図っています。

今回出力回路に直列に接続されたコイルについても見直しを行い、巻数を減らしてインダクタンスを低減することにより、無駄なエネルギーロスを少なくしています。これに よりパワーアンプのパワーバンドワイズを広くすると同時にスピーカーとパワーアンプの結合度を密にし、より高音質な再生を可能にしています。 

外来誘導雑音を受けにくいバランス入力端子を装備、入力端子やスピーカー端子など音楽信号の通過する主要な部分を金プレート化して、音の純度を徹底的に磨き上げました。
パネル面には大型パワーメーターを配置、伝統的なシャンペン・ゴールドパネルと相俟ってリスニングルームの雰囲気を一段と優雅にします。 

(注 1)アンプ出力とスピーカーのインピーダンス

 スピーカーのインピーダンスは、周波数によって大きく変化します。
このインピーダンスの変動に無関係な一定信号電圧でスピーカーをドライブすることが、理想パワーアンプの条件です。
つまりスピーカーのインピーダンスに関係なく供給電圧は一定ですから、出力電力は負荷インピーダンスに反比例して増加することになります。
通常のアンプでは 4Ω 負荷ぐらいまでは楽に定電圧駆動ができますが、インピーダンスが低くなるほどアンプにとっては負荷が重くなり、3~2Ω では発熱も多くなりついには出力トランジスターが破損することにもなりかねません。
1Ω ともなると 8Ω 時の 8 倍もの出力を要求されるので、巨大な出力段と電源部が必要となり、基本から考え方を変えた設計を行わなければなりません。

(注 2)定電圧駆動(アンプ出力の低インピーダンス化)

アンプの出力インピーダンスは、負帰還(NFB)に深く関わっています。負荷がスピーカーの場合、スピーカーで発生する逆起電力が信号を歪ませることになります。これをNFB によって入力に戻し、出力段を制御して逆起電力を吸収します。これが瞬時に行われるので、逆起電力の影響を受けない理想的な出力をスピーカーに送ることを可能にしています。 

しかし負帰還だけでは、静的な低インピーダンス化はできても、音楽のようなダイナミックに変動する信号に対して、動的に低インピーダンス化することは大変難しく、理想的なスピーカー・ドライブができません。そこで、負帰還をかけない状態で低インピーダンス化すれば、動的な低インピーダンス化が可能となります。従って、パワーアンプの出力インピーダンスは、出力素子そのものを大電力化し、実際の動作状態でのインピーダンスの低減を図らねばなりません。


1.インスツルメンテーション・アンプ構成のパワーアンプ 
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P-4200 は、『インスツルメンテーション・アンプ(Instrumentation Amplifier)』構成を導入しました。この方式は、信号入力段を含めたパワーアンプ全体で、バランス・アンプを構成しており、入力端子からパワーアンプ段までの信号経路をフルバランス伝送化しています。このため、機器内で発生する雑音を除去する能力や低ひずみ率などの諸性能に優れているだけでなく、周囲の環境変化(温度や放熱などの対流変化)に非常に強く、パワーアンプとしての安定度・信頼性が飛躍的に向上しています。


2.さらに進化した『MCS+』回路を搭載 
 

インスツルメンテーション・アンプを構成するパワーアンプ部分に、優れた性能と音質を誇る『MCS+』回路を搭載しました。MCS(Multiple Circuit Summing-up)回路は、同一回路を並列接続することで諸特性を向上させる、アキュフェーズ・オリジナルの回路方式です。 

『MCS+』回路は MCS をさらに進化させたもので、初段バッファアンプのバイアス回路を改善して回路安定度を高め、並列動作させる部分を『電流-電圧変換部』の A 級ドライブ段にまで拡張して、さらなる低雑音化を実現する回路です。本機は、『MCS+』回路を搭載することで、優れた電気性能と合わせて、優れた音質をも実現しています。

3.チャンネル当たり 500W/1Ω(音楽信号に限る)、360W/2Ω、180W/4Ω、90W/8Ωのパワーを保証
 

大出力のパワー増幅器に使用される半導体は、コレクター損失が大きく、高周波特性、耐破壊特性に優れた素子が選択されます。本機には、周波数特性、電流増幅率リニアリティ、スイッチング等の諸特性に優れ、コレクター損失 220W、コレクター電流 15A という大電力オーディオ用パワー・トランジスターを採用しました。この素子を 3 パラレル・プッシュプルで構成し、さらに 3 段ダーリントン接続を行い、低インピーダンス化を図りました。 


そしてこれらの素子を、大型ヒートシンク上に取り付け、効率的な放熱処理をしています。 
この余裕ある設計により、チャンネル当たり 360W/2Ω、180W/4Ω、90W/8Ω と低インピーダンス負荷までリニアな大出力を実現、また、リアクタンス成分を含んだ負荷駆動能力にも優れた威力を発揮します。 
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 第 1 図(下記)が本機の出力増幅段を示すサーキット・ダイアグラムです。第 2 図は本機の出力電圧/電流特性の実測値で、それぞれの負荷インピーダンスにおける値を測定しました。超低出力インピーダンスによって、負荷が変化しても出力電圧はほぼ一定となり、電流のみがリニアに増加している様子がよく分かります。これが定電圧駆動の状態です。実測値は、クリッピングパワーが 1Ω の超低負荷で 512W、2Ω:389W、4Ω:243W、8Ω:152W という、十分な余裕を持った設計になっています。 
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出力素子の並列駆動について

一般的に高周波用の半導体素子は、素子の内部で小さなトランジスターや FET を並列接続してマルチチップで構成した方が、単体による動作より素子がもつ固有のインピーダンス、内部雑音を低くできます。言い換えれば、リニアリティの改善です。また物理的にみれば、チップの面積を大きくすることにより、素子から発生する多大な熱の集中を避けて熱を分散し、安定した動作を約束します。 


本機もこのような手法を応用、出力段を並列接続することにより電流を分散させ、パルシヴな信号による瞬間的な大電流にも楽々と耐えることができます。アキュフェーズのパワーアンプは物理的に単純な並列接続ではなく、温度変化や各素子の電流整合に対して数々のノウハウを積み重ねてきました。その結果、小電流時のひずみ率やSN 比が向上し、小音量時の透明感が飛躍的に改善されました。このようなゆとりある 
電流供給能力により、超低負荷ドライブを可能にし、性能・音質向上に大きく寄与しています。 

4.高域の位相特性に優れたカレント・フィードバック増幅回路
 

インスツルメンテーション・アンプを構成するパワーアンプ部に、出力信号を電流の形で帰還するカレント・フィードバック増幅回路を採用しました。右図にその基本原理図を示します。 

まず帰還側の入力端子のインピーダンスを下げて電流を検出します。その電流を I-V 変換器で『電流-電圧』変換して出力信号を作ります。帰還入力部分(図の電流加算部分)のインピーダンスが極 
めて低いので、位相回転が発生しにくく、その結果位相補償の必要は殆どありません。このように、少量の NFB で諸特性を大幅に改善できるため、立ち上がり等の動特性に優れ、音質面でも自然なエネルギー応答を得ることができます。 

上図に電流帰還増幅器の利得を変化させた場合の周波数特性を示します。この回路では、利得の大小による周波数特性の変化がほとんどなく、広い帯域にわたって一定の特性であることが分かります。

5.ブリッジ接続により 1000W/2Ω(音楽信号に限る)、720W/4Ω、360W/8Ω の純粋モノフォニック・アンプにアップ・グレード 


ブリッジ接続とは、極性が異なる 2 つのアンプに同じ信号を入力し、両アンプの出力端にスピーカーを接続する方法です。これにより理論的には、ステレオ駆動時の 4 倍の大出力モノフォニック・アンプにアップ・グレードすることが可能です。 


本機のブリッジ接続は、リアパネル側のモード切替スイッチをブリッジ・ポジションにするだけで簡単にできます。この方式は、2 個のアンプ入力部の極性を利用し、お互いに逆相信号が入力されるように接続変更されますので、位相反転回路を用いない優れた切替回路を構成しています。 ブリッジ接続時の出力は、1000W/2Ω(音楽信号に限る)、720W/4Ω、360W/8Ωを実現、量感溢れるパワーを供給することができます。


送信側機器から同一振幅で位相が反転(180 度)した、ノン・インバート(+)とインバート(-)の信号を出力します。受信側はこれを(+)入力、(-)入力で受けて差信号を取り出します。この時、妨害雑音によりケーブルの中で発生するノイズ成分は、両極に同相で入るため、差信号を作る過程で打ち消されます。 
 

6.外来誘導雑音を受けにくいバランス入力を装備 
 

機器間の信号ケーブルから混入する妨害雑音に対処するため、本格的なバランス入力を設けました。バランス伝送の原理は図に示す通りで、
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機器間を接続するケーブルが長くなるほど、外来雑音によって信号が妨害され音質に影響を与えます。本機は、同相信号を除去する能力に非常に優れた『インスツルメンテーション・アンプ』方式を採用しています。これにより、受信したバランス信号からノイズを打ち消した理想的な差信号を作り出すことができます。 


7.残留ノイズも減少、『インスツルメンテーション・アンプ』方式によるゲイン・コントロール 
 

 『インスツルメンテーション・アンプ』方式の初段増幅部で利得を切り替え、ゲイン量をコントロールするため、位相の乱れが少なく、パワーアンプ段の安定度がほとんど損なわれないゲイン・コントロール《MAX、-3dB、-6dB、-12dB の 4 段階》が可能になりました。この方式では、増幅部のゲインを下げるとノイズ成分も同時に下がりますから、高能率スピーカーを使用する場合や、マルチアンプ・システムで中・高域スピーカーの駆動用として使用し、残留ノイズが気になる場合のノイズ低減に大きな威力を発揮します。 


8.高効率大型トロイダル・トランスと大容量フィルター・コンデンサーによる強力電源部 


全ての電力の供給源である電源部は、パワーアンプにとって最も重要な部分です。本機には、さらに容量アップされた新開発の大電力容量の高効率トロイダル・トランスを採用しました。
さらに、熱伝導にすぐれ防振効果の高い充填材を用いてケースに固着、外部への影響を遮断しています。 また、整流器を通過した脈流を直流に変換するアルミ電解コンデンサーには、47,000μF の大容量・高音質タイプを 2 個搭載し、絶大な余裕度を誇っています。 
この電解コンデンサーは、熱収縮スリーブにより絶縁され、大容量で、かつ振動を吸収する構造になっています。
 

9.入出力端子を金プレート化

入力端子、スピーカー端子は、通常真鍮が用いられています。本機では、この上に金によるプレート化を行ない、徹底した音質の向上を図りました。特に、使用頻度の高い入力端子は、通常の金プレートより厚い処理を施すなど、一層の信頼性向上に対処しています。


10.ダンピングファクター500 を実現

回路や NFB 経路等の見直しにより、アンプの出力をさらに低インピーダンス化を行い、P-4100 に比較して約 2.8 倍のダンピングファクター(DF)500 を実現、一層の音質向上に寄与しています。ダンピングファクターは、一般にアンプの出力インピーダンス(Z)とスピーカー・インピーダンス(R)の比(DF=R/Z)で表され、パワーアンプがスピーカーを駆動する場合に、その制動力を示す指標となります。DF の数値が大きいほど、アンプがスピーカーをコントロールする能力が高く、低音に締まりが出てくるとされていますが、これはアンプの出力インピーダンスが小さいほど、スピーカーからの逆起電圧を吸収して不要な振動を抑える役目をすることによります。 

また、細いスピーカー・ケーブルを長く引き伸ばすと、ケーブルの持つインピーダンスも影響して DF が悪化しますので、ケーブルの選択と長さにも十分注意が必要です。 


11.プロテクションに『半導体(MOS FET)スイッチ』の採用

アンプの異常動作時などにスピーカーをを保護するため、一般的に機械式接点を持つ『出力(プロテクション)リレー』が使用されますが、本機は 40 周年記念モデル純 A 級パワーアンプ A-200 の技術を取り入れ、無接点『半導体(MOS FET)スイッチ』を搭載しました。この素子は、《定格電流:160A、超低 ON 抵抗》の産業用『パワーMOS FET』で、機械的な接点が存在しないため接点不良がなく、長期信頼性に優れ、また、音楽信号が接点を通らないため、一層の音質向上が期待できます。




12.アナログ式大型パワーメーターを装備

モニターに便利なアナログ式の大型パワーメーターを装備しました。時々刻々変化する信号のピーク値を捕捉し、対数圧縮により広いパワーレンジを直読することができます。 
また、アナログ式でありながらピークホールドが可能で、3 秒/∞切替えとメーター動作及び照明を ON/OFF するスイッチも装備しています。ホールドタイムの∞は動作中の最大パワーを常に更新して表示します。

 
 

13.大型スピーカー端子を 2 系統装備、Yラグやバナナ・プラグが挿入可能

太いスピーカー・ケーブルにも対応できる、大型スピーカー端子を 2 系統装備しました。 
端子の素材は、真鍮無垢材を削り出して金プレート化、さらにケーブルの端末処理がスムースにできる『Y ラグ』や『バナナ・プラグ』の挿入が可能となっています。

スピーカーA/B の 2 系統を切り替えて使用することができます。 


1. スピーカー端子 A/B を使用してバイ・ワイヤリング接続が可能

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スピーカー・ケーブルを一組追加し、スピーカー切替ボタンの《A/B 2 系統:ON》によって、スピーカーの LOW(低音域)/HIGH(高音域)を分離した『バイ・ワイヤリング』接続が可能です。 
 

・バイ・ワイヤリング接続は、LOW/HIGH スピーカー・ユニットそれぞれが発生する逆起電力による、ネットワークを通しての影響(相互干渉)を少なくし、音の濁りやひずみ感を低減することができます。
 

・バイ・ワイヤリング接続の場合は、ネットワークを内蔵し端子が LOW/HIGH 分離可能なスピーカーが必要です。
 

・リアパネル側『モード切替スイッチ』は、通常の《NORMAL》ポジションです。 

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2. モード切替スイッチを『BRIDGE』ポジションに切り替えてブリッジ接続が可能 


リアパネル側のモード切替スイッチを『BRIDGE』ポジションにするとブリッジ接続への切り替えが簡単にできます。P-4200 では、2 個のアンプ入力部の極性を利用し、お互いに逆相信号が入力されるように接続変更されますので、位相反転回路を用いない優れた切替回路を構成しています。
 

・ブリッジ接続時の出力は、1000W/2Ω(音楽信号に限る)、720W/4Ω、360W/8Ωを 
実現、量感溢れるパワーを供給することができます。 
 

・リアパネル側『モード切替スイッチ』は、《BRIDGE》ポジションにします。 
 

・ステレオ再生の場合は、P-4200 が 2 台必要になります。
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3. モード切替スイッチを『DUAL MONO』ポジションに切り替えてバイアンプ接続が可能


リアパネル側のモード切替スイッチをデュアル・モノポジションにすると、L チャンネルの入力信号を両スピーカー端子から出力することができ、低域/中高域用スピーカー専用のバイアンプ駆動用として使用することができます。但し、ステレオ再生の場合は P-4200が 2 台必要になります。

 

・バイアンプ接続は、LOW/HIGH スピーカー・ユニットの逆起電力による相互干渉を、前述のバイ・ワイヤリング接続より積極的に軽減することができ、かつ P-4200 がモノフォニック・アンプ仕様となるため、左右チャンネル間の干渉も少なくできます。
 

・バイアンプ接続の場合は、ネットワークを内蔵し、端子が LOW/HIGH 分離可能なスピーカーが必要です。 
 

・リアパネル側『モード切替スイッチ』は、《DUAL MONO》ポジションにします。

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・ステレオ再生の場合は、P-4200 が 2 台必要になります。

 

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6/25 追記

P-4200のカタログにもDF(ダンピングファクター)500と記載されているようです。
(一般的には保証値ですので、実測はもっと性能があるとされています)

DFについて少し追記いたします。
DFの改良は、上記に記載されているような低インピーダンス電源を初めとして
、いろいろな要素の総合性能で変わっていくようです。(測り方などはここでは省略いたします。)

P-4200のDFの改善ポイントに特化して書きますと
大きくは3点行われているようです。

1.出力段で3 段ダーリントン接続にされたこと。

普通ダーリントン接続は「電流特性を大きくする」とされていますが、
ここで3段にしたことで⇒第1図でご確認ください。
DF(ダンピングファクター)が約100倍になったということです。  


2.負帰還回路(ネガティブ・フィード・バック)を新しくバランスド・リモート・センシングとした。


純A級MONOパワーアンプA-200までは
リモート・センシングで+シグナルから負帰還をかけていたのですが、今回新しく信号のマイナスGNDからもアンプのマイナス側に負帰還がかけられています。
負帰還のバランス動作です。これによってDFがさらに向上いたしました。


DF(ダンピングファクター)を上げるためには
負帰還(ネガティブ・フィード・バック)を際限なく多くかければ理論上、静特性(音楽信号が入ってきていない状態のカタログ・スペック)はいくらでも改善するという昔からの説がありましたが、
アキュフェーズは負帰還に頼るアンプ特性はまったくだめという結論を持っておられるようです。

安直に負帰還(ネガティブ・フィード・バックNFB)を際限なくかけて見かけの特性を良くする解決方法は、実際に音楽再生したときの動特性も良くありませんし(音が悪くなる)、アキュフェーズ技術部が考えられる色々な定数で実験を試みてみても静特性(音楽信号が入ってきていない状態)の実測でさえ、スペック的にもある限界から全然だめということでした。



3.パーツを見直す
ということで、上記にあるようにリレーからMOS FETスイッチへの変更。

リレー1個は接触抵抗が10mΩくらいあり、
以前のモデルでは、機能的にリレーは1つでよいのに、2個並列に接続して電気的インピーダンスを下げるといったアキュフェーズ独自の涙ぐましいアイデアでの改善は行われてきましたが、
MOS FETスイッチに変更することによってリレーを信号ラインから取り去ることが出来、音楽信号も汚さず、回路の低インピーダンス化も計れ、DF(ダンピングファクター)なども大幅に改善したようです。

半導体であるMOS FET(ON抵抗が0.0016Ω)にはもともと接触抵抗はないので、高価ですがDFには非常に有利に働きます。

アンプ安定性に不可欠な発振防止用コイルは巻き数(長さ)を減らしたとのことです。
ちなみにA-200のコイルの直流抵抗は約1.8mΩ、 A-65は2.2mΩ 、P-4200は2mΩとなっているそうです。

これらの総合特性でDF(ダンピングファクター)トータルが決まってきます。
DFのほうはA-200  1000、 A-65  400 、P-4200  500となっています。

10mΩ以下の接触抵抗はテスターでは測定限界を超えていて、正確な数値が出ないので、
アキュフェーズ技術部では独自のテスターを製作されています。

DF(ダンピングファクター): 1000がどれだけの数値か比較で申し上げますと
普通のアンプ内部配線に使用されている最大クラス・サイズの
AWG14(直径1.628mm)というケーブルがありますが、
このケーブルの直流抵抗約8mΩです。
AWG14  1mのDFを測るとこの値が約1000だったそうです。

理想のアンプの格言として
「ストレート・ワイヤー・ウィズ・ゲイン」
(ストレートケーブルのように信号の情報量を失わず、要らないノイズ、もともと無かった個性も付け加えない・・しかも利得を持ったアンプ)
というのがありますが、まさに技術がそういう域に入ってきているのでしょうか。 

 

*アキュフェーズ2009~   *アキュフェーズ~2008   Accuphase
Accuphase 2009~記事   アキュフェーズ総合カタログ   スナップ

 

OPPO JPの当店での第一号機 を納品

本日、
OPPO BDP-105JPの当店での第一号機を納品いたしました。

オーナー様には3月末にはご予約戴いていたのですが、生産予定が少しずつ延びて、本日納品となりました。

MARANTZの11.2ch 新 AVプリアンプ AV8801 も同時納品です。

映像のHDMIはソニーのプロジェクターとPIONEERのKUROに出力。

音声は2ch フロント出力だけ、アキュフェーズのC-3800にアナログINです。


SACDプレーヤーにアキュフェーズ DP-900 DC-901もお持ちですが、

オーナー様の今回のテーマは
EXTONのDSDリマスタリング、2ch+ 5chサラウンド Hybrid CD をマルチch で再生することです。

そのためにOPPO BDP-105JP を導入されました。


フロント以外の音声出力はお手持ちのアムクロンやマランツのマルチアンプに出力。

2ch ピュアオーディオも当然、好いですが、今回のDSDリマスタリングの5chマルチ 再生は大成功でした。

オーナー様も期待以上の成果で、非常に気に入っていただきました。

当店でもBDP-105JPは他社のプレーヤーと比較すると、画ももちろん良いですが、音の良さが魅力として引っ張っています。

それに加えて、

今回導入されたAV8801 はAVアンプという範疇の機器ということになっていますが只者ではなくて、

同じ32bit DACチップを内蔵していても、電流出力型でDACを使用するために専用回路を設けていて、

音のエネルギーなども DACチップまかせにはしていません。

上記のDC-901などの超高級機に使われている手法です。


アキュフェーズはESS DACの採用は国内で一番早い導入でしたが

ESS ES9018をただ使用すればすべてよいというものでもないのです。

電流出力回路を設けると、言うのは簡単ですが、

DC-901に使われているESS ES9018は自身でレギュレーターを持っていないため、

I-V変換の電圧制御は非常に精度が要求されます。


その点、TI/バーブラウン PCM1795は、

自身でレギュレーターを持っているため高精度なI-V変換アンプが別電源、専用回路を装備しなくても高精度のDACが構成できるのですが、高音質のためあえて専用回路を設けているようです。

ほかにもHiFi高級機のノウハウが満載されています。

最近のAV製品の飛躍度と言ったらないですね・・・

「BDP-105DJPとBDP-105JPの違い」、「BDP-105DJPとBDP-103DJPの違い」などご質問はこちらのサイトをご参考に

*OPPO   *アキュフェーズ2009~   *marantz
 *常設展示   アキュフェーズ~2008    
KIKUCHI    JVC_PJ   ソニーPJ


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